私のメッセージ
 
 

文京区立小・中学校将来ビジョン(素案)は、
白紙撤回し、教育的観点から見直しを!

ルピナス LETTER 39号  2006年・ 夏号

広がった格差の是正こそ、先にやるべきことでは?

 中学校選択制が実施されて以来、中学校間の規模の格差は拡大する一方です。また、小学校でも特定の4校に区内全児童の約4割が集中している現状を改革するためには、まず適正規模の検討、通学区域の見直し少人数学級編成、指定校変更の改善を、私はずっと主張してきました。
 しかし、今回の素案は、現状のひずみを是正することなく、むしろさらに助長するような案です。欠学年を抱えた七中の対策として五中との統合案が出され、しかもどちらかの校地に新校建設という基本方針にも反して、教育センターを壊し、新大塚公園を廃止するにいたっては、地元からの多くの反対意見にもまったく耳を貸さず強行しようとしています。
 小学校の大規模校は狭い校舎、狭い校庭など教育環境は決してよいとはいえません。それをさらに統合させ、マンモス校化させることが、教育環境の改善になるとは思えません。
 しかも指定校変更により七〇〇〜八〇〇名に膨れ上がった誠之小、窪町小は、全学年をひとつの校舎に収容しきれないため、前代未聞の分校(第2校舎)を作るという荒っぽいビジョンです。


■教育ビジョンではなく、ドミノ倒し改築プラン

 下の「2」と「5」のように、誠之小の第2校舎を建てるためには六中を八中と文林中と統合させ、八中と汐見小の校地に新校舎を建てる計画です。そのため、汐見小と千駄木小と駒本小を統合させ、今でさえ満杯状態の千駄木小に一〇〇〇人を超す子どもたちを、新校舎ができる前から入れてしまうのです。
 また、昭和小学校の校地拡張のため、隣接の東洋文庫が湯島総合体育館の跡地に移転し、総合体育館は歴史的な名園の元町公園を廃止して作られます。
 このようなドミノ倒し的な改築計画が、本当に子どもたちの教育的観点から考えられた将来ビジョンなのでしょうか?


各学校の説明会でも多くの疑問が続出


■将来ビジョン素案の内容

 小学校は20校から13校へ、中学校は11校から8校へ、2008年から10年間で統廃合が進められます。以下は統廃合の基本案です。
1.五中と七中の統合及び新校舎の建設(6月6日の教育委員会で決定されました)
2.六中と八中、文林中の統合と新校舎への改築(平成21年度〜23年度)
3.三中と中央大学付属高校との中高一貫連携化(平成21年度)
4.窪町小と大塚小の統合と第2校舎(低学年用)の設置(平成21年度)
5.千駄木小と汐見小、駒本小の統合と新校舎への改築(平成21年度〜25年度)
6.教育・福祉一体化施設を駒本小で整備(平成22年度〜23年度)
7.昭和小と駕籠町小の統合(平成22年度)
8.誠之小の改築と第2校舎の設置(平成24年度〜27年度)
9.林町小と明化小の統合と、十中との小・中一貫連携校化及び新校舎(平成28年度〜30年度)
10.礫川小と柳町小、指ヶ谷小の統合と新校舎への改築(平成29年度〜31年度)


7月31日、市民フォーラムではこの将来ビジョンに関してセミナーを開催し、問題点を明らかにするとともに、区民の皆様とこれからの方向を探りました。

 

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