遠投への近道


ビデオを陸上8色ツンのものに入れ替え、最近の状況に合わせて内容を見直しました。

見直した所を分かりやすくしました。

最終更新日 2007.9.28

遠投を目指す上でのタックルの選び方、投げ方は「Sport Casting」さんのHPの「遠くへ飛ばすための秘訣」に殆どまとめられていると言って

良いでしょう。一度読んで見ることをお勧めします。

リールシートから竿尻までの距離が持ちやすくて(矢引きの位置:リールシートを持ち、手を伸ばした時に竿尻があごの下くらいに来る位置)

#2番が思いっきり曲げられるロッド選びが遠投への最初の一歩です。

でも、不幸にして購入したロッドのリールシート位置あるいは矢引きの位置で#2番が硬くて曲げられないとしたらどうでしょう。

私が購入したキススペのCX+(31号相当)も標準のリールシート位置では#2番が曲げにくく5色、6色なら簡単に飛ぶのに

それ以上を狙おうと力を掛けて行くと力糸を押さえる指に猛烈な反発力が掛かり指が弾かれてしまい、飛距離を伸ばすのに苦労しました。

このページでは、そのような場合に私が試した対処方法と使って見て良かったタックルについてまとめてあります。

具体的には力糸の押さえ方とリールシートの位置(力糸を押さえる位置)を変える事で8色ツン(錘だけ)まで距離が伸びました。


また、このページに書いていない事や#2番が曲がるロッドがなぜ飛距離が伸びるのかを「遠投の秘訣」にまとめて見ました。


1.ロッド



並み継ぎ竿
シマノのNEW KISU SPECIAL CX+(31号相当)のガイド付きが準お勧めです。ちょっと高価ですが。

お勧めのポイントはカーボン100%で軽く、弾性率が高いこと、先調子で感度が良いことです。

非力なので通常のリール位置では硬くテーパーラインを押さえている人差し指に相当の負荷が掛かるので

リールシートを5.5cm上げ、スプールを一番飛び出させた状態でスプールの先端と人差し指が同じくらいになる辺りを持って

力糸を押さえます。

この位置だとロッドの硬さも人差し指への負荷も殆ど感じられず回転投法でも右方向へすっぽ抜ける事無く正面方向に

コントロールできます。

錘だけなら30号のトップガンで8色(PE0.6号)+テーパー(合わせて211m)全て出て行き、最後にツンと錘に引っ張られ、

錘が海底に沈んで行くのがわかります。無風状態のときですので、糸ふけはありません。

実釣で7色オーバーでもキスのあたりが明確に伝わり非常に高感度です。


バランサーは抜いて使っています。


振り出し竿
シマノのSURF LEADER FV 405EX-T(25号)。振り出し竿の参考です。

ロッド以外並み継ぎ竿と同じタックルの場合、8色+テーパー(合わせて211m)全て出て行き、最後にツンと錘に引っ張られます。

フルスイングすると柔らかく感じられるので、EXだとこれ位が限界かも知れません。粘性も若干感じられます。

人差し指への負荷はロッドが曲がるのであまり感じられませんが、キススペと同じような力糸の押さえ方をしています。

DX以上だと錘だけなら8色以上遠投できると思います。


実釣での感度はEXですので良好ですが、NEW KISU SPECIALとは比較になりません。

ガイドの形状はNEW KISU SPECIALと大分異なりますが、ガイドがらみは発生したことがありません。
お勧め シマノのNEW KISU SPECIAL CX+(ストリップ)がお勧めのロッドです。

ローライダーガイド(チタン)をシマノの推奨位置にテープ止めし、リール位置を自分の体格、投げた時のロッドの曲げやすさ

などから決めて、それに合わせてバットガイド位置を調整(リールシートとの間隔を標準間隔に保つ)すれば8色までの遠投

可能な超高感度ロッドになるでしょう。


2.リール

シマノのSUPER AERO TECHNIUM Mgがお勧めです。

お勧めのポイントは軽い事と、ライントラブルが殆ど無いことです。

PEのライントラブルは良く聞きますが、このリールを使っていてのトラブルは殆ど経験が有りません。

PEはスプールから出て行く時広がらず下糸を擦って行くので、ほどけて糸だまができ易いと考えられます。

順テーパーやクロス巻きの場合、糸がずれるとスプール径より大きくなる場合があり、ほどけ易くなります。

TECHNIUM Mgはストレートの超密巻きなのでスプール径とラインの径がほぼ等しく、ほどけることは殆ど有りません。

ポップアップ機能は付いていませんが、ベイルレスですので遠投用にロッドを握る位置を変えた時はパワーローラーから

ラインを外しハンドルを回してスプールを一番飛び出た位置まで移動させてから力糸を押さえます。

1色(25m)でスプールを約1往復ですので、飛距離がかなり正確にわかるのも魅力です。

ラインは0.4/0.6号スプールに0.6号、0.8/1.0号予備スプールにも0.6号を使っています。

ラインの放出は0.4/0.6号スプールの方が良いような気がします。

今、一番気になっているのはラインが出てゆく時にスプールの先端を擦り「シャー」と言う音が大きく、

摩擦が大きそうな所です。この摩擦を減らせないかとライン用フッ素スプレーを試しています。

Mg合金は塩害に最も強いアルミ合金ですが、釣行後は本体の水洗いとスプールの水漬けをしてから乾燥させています。

軽さ、巻き上げのスムーズさは素晴しいです。ただし、稠密巻きですので、太い糸の場合は食い込みが心配です。

ダイワのトーナメント・サーフ・Z45Uも試して見たいと思っています。

ライン放出時のスプールからの摩擦を減らすため、順テーパーにも興味が出てきました。

その内試そうと思っています。


3.ライン



道糸
砂紋・結人というPEの0.6号がお勧めです。

お勧めのポイントは入手し易く、色分けが統一されているので、飛距離の把握が容易なことです。

結人は半色毎にマーカーが入って更に飛距離、ポイントまでの距離がが正確に分かるようになりました。

ナイロンは伸び易くバックラッシュ(縮みによる後進波?)によるガイドがらみが心配で使う気になりません。

ナイロンの伸びは粘性があり、かけた力が100%反発力にならないためロスが大きそうなのも使わない理由の一つです。

PEはナイロンに比べ強度が大きく細い道糸が使えるため、空気抵抗も少なく、また伸びないためロッドの反発力をを十

分に引き出すことができます。

PEでもロッドの2度振りによるバックラッシュは起きることが有りますが、ロッドをスムーズに加速する事で防げます。

実釣での感度もPEの方がはるかに高感度です。


力糸
東レの「スーパー投PEパワーテーパー115」がお勧めです。一番太い所は7号です。

お勧めのポイントは色落ちが殆ど無く、道糸との結び目が小さくできる事、切れにくい事です。

この力糸を使い出してからはえさ付き8色ツンを目指して回転の初めから力を入れても切れなくなりました。

以前、錘だけで投げ練をしていた時はテクミーテーパーちから糸0.8-5号でも殆ど切れなかったのですが、

最近はたびたび切れるので変えました。

スイベルへ2回通してから漁師結びで結び、コブ結びを追加してから釣り用アロンアルファを付けています。

道糸との結び方は電車結びで、同じようにアロンアルファを付けます。

アロンアルファはほつれた部分に塗ることでラインの寿命を延ばすことができます。


4.スイベル

富士工業のパワースピードスイベルがお勧めです。

お勧めのポイントは強度の大きさと、細いのでローラーダーガイドでもスイベルを付けたままラインを巻き取れる事です。


5.錘

ちょっと高いけどトップガンがお勧めです。カイソー天秤も準お勧め。

お勧めのポイントは比重が大きいので断面積が小さく、空気抵抗が小さいことです。

針金がしっかりしているのであたりがきちんと取れます。

トップガンはカイソー天秤より1/4色(6m)位飛距離が出ます。

天秤は実際に使うように90度片方を折り曲げるだけで1/4色程飛距離は落ちます。

キス用3本針仕掛けを付けるとさらに1/4色程飛距離が落ちます。


6.投げ方

私の力糸の押さえ方です。握力の小さい人に向いています。右投げで右方向へすっぽ抜ける人もお試し下さい。

力糸を人差し指の第2関節に掛けて、さらに親指で人差し指を押さえます。

この押さえ方をするようになってから右方向へのすっぽ抜けはなくなりました。

ただし、NEW KISU SPECIALで通常のリール位置で力糸を押さえ、フルスイングした場合はこれでも右方向へすっぽ抜

ける事が有ります。

第2関節まで保護できるような長いフィンガープロテクターは富士工業のローライダーシリーズから出ています。
遠投をする時のNEW KISU SPECIALでの力糸の押さえる位置です。

リールシートを5.5cm上げ、スプールを一番飛び出させた状態でスプールの先端と人差し指が同じくらいになる辺りを持って

力糸を押さえます。

NEW KISU SPECIALは元竿の方が結構硬いのでスパンを広く取ることで曲がりやすくなります。非力な人向きです。

力のある人はスパンを狭くすれば元竿近辺まで曲げられ、9色、10色の世界が楽しめるのではないでしょうか。
竿尻延長君です。

力糸を押さえる位置をあまり先端側にすると力糸が外れる場合があるのを低減するためと、

もっと竿尻側を曲げる事で更に飛距離が伸びないかと試しています。

結構効果は有って、調子が良い時はえさ付きで1/2色程距離が伸びます。

力糸を押さえる位置はリールシートから5cm位上の位置です。この位置だとリールから力糸が外れる事は殆ど有りません。

力糸の巻き具合に不安が有りそうな時は最初の半周位を指でずらせばより外れにくくなります。

竿尻延長君はDIYのお店で直径20mm、長さ30cmの丸く加工された木材を紙やすりで削って作りました。

ロッド側に10cm程収まり、飛び出た方を10cm程残してノコギリで切り落としました。
投げ方


陸上8色ツン
ビデオです。
実測205.43m
飛んでいます。
飛距離が出るのは回転投法です。たらしをリール位置から20cm程度上にして、海に背を向けてロッドを海岸と平行に

なるように構えます。錘はロッドとほぼ90度の角度で海の方向にラインをたるませないように置きます。

左足を軽く一歩海に背を向けたまま踏み出し、更に右足を踏み出します。左足と右足は海岸とほぼ直角になります。

右足に体重移動させて上体を回し始め、左足を左45度方向に踏み出してから一気に上体を回転させロッドを曲げて

行きます。左手を引き右手を押し出して、右足を蹴って投擲します。


ラインを離す瞬間はロッドを硬く握りロッドの反発を体で吸収してしまわないようにします。

錘が飛び始めたらロッドの振動を体で吸収するように肘の緊張を緩めます。

錘が飛んでいる間は30度付近の角度でロッドを維持し、ガイドからの抵抗を少なくします。

周りは広くないとか安全性の確保に問題がある場合はスリークォーター(真下を0度、真上を4/4=180度として3/4=

135度位の角度をロッドが通るような投げ方、アンダースローとオーバースローの中間)で投げます。

飛距離は回転投法に比べ1/4色程落ちます。
ビデオからの
切り出し


海に背を向けて構える
ロッドは海岸とほぼ平行


左足を一歩踏み出す
ロッドはそのまま


右足を踏み出し
ロッドを回し始める


左足を左45度方向に
踏み出し上体を回す


左手を引き
右手を押し出す


リリースの瞬間は
ロッドを硬く保持する


リリース後は緩く保持し
ロッドの振動を抑える


錘が飛んでいる間は
ガイドからの抵抗を抑える


7.8色ツン(錘だけ)までのあしあと

日 時 出 来 事
2004年 5月22日 キススペシャルCX+(ガイド付き)を購入

遠投用にガイドがらみを気にせずに思いっきり振れるように、ローライダーガイドの並み継ぎ竿を選びました。
2004年 6月13日 スーパーエアロ・テクニウムMg(0.8/1.0号用)を購入

大口径で軽い理由から選びました。
2004年 7月11日 7色越え達成(力糸を第2関節に掛ける事ですっぽ抜け解消、リールシートを押さえる位置はまだ通常の位置)

リール:スーパーエアロGT6000、ライン:PE1.5号、錘:カイソー天秤30号

釣り用アロンアルファで錘が解けなくなり、安心して力を入れられるようになる。
2004年 8月 1日 FUJIのフィンガープロテクターを購入(遠投の練習で10数年使っていたフィンガープロテクターがぼろぼろになる)
2004年 8月 3日 テクニウムMg用替えスプール(0.4/0.6号用)を購入

PEが先1色程切れてしまったので、新品のPE用に買ったけどスプール先端でのラインの摩擦が減ったような気がする。
2004年 8月 8日 筋トレ用にダンベル(10Kg×2)、グリップを購入
2004年 8月21日 8色ツンを達成(力糸を押さえる位置をこぶし1個分先端寄りに変更しロッドの硬さを感じなくなる)

リール:スーパーエアロ・テクニウムMg(0.4/0.6号用スプール)、ライン:PE0.6号、錘:カイソー天秤27号
2004年 9月 4日 トップガンを購入。コンスタントに8色ツンが出来るようになる。
2005年 5月14日 ライン用フッ素スプレーを購入

スプール先端でのラインとの摩擦を減らせないかと使用中。効果は有りそう。
2005年 5月22日 えさ付き7色越え達成(えさ付き7色越えは何度か経験があるけど、無風で明確に記録が残っているのはこの日)
2007年 9月26日 サーフリーダーFV−EX−Tで8色ツン達成。無風です。

リールはテクMg、道糸はPE0.6号、力糸はパワーテーパー115、錘はトップガン30号の組み合わせ。
現 在 えさ付き8色ツンに挑戦中

ロッド、リール、ラインは変更するかも