2004年5月1日(土)
●Giant African Land Snails
飼育が禁止されている体長30cmにもなる巨大カタツムリがウィスコンシン州の複数の場所で見つかり、食害の恐れがあるとして当局が調査を始めたのだとか。カタツムリさんには悪いけれど、こんなデッカイのがうじゃうじゃ出てきたらちょっと怖いかも。
Giant African snails seized from schools(CNN.com Science、4月27日)→
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外来種の「巨大カタツムリ」発見、食害恐れ調査開始(CNN.co.jp サイエンス、4月28日)
貝類データベースで検索
Micro shells Homepage: (微小貝ホームページ)(Machiko Yamadaさん)
腹足綱 有肺亜綱 柄眼(マイマイ)目
アフリカマイマイ超科 アフリカマイマイ科
アフリカマイマイ(Achatina fulica)
メノウアフリカマイマイ(Achatina achatina)
Googleでイメージ検索
Google 検索: giant-african snails
Google 検索: achatina-fulica
Google 検索: achatina-achatina
2004年5月2日(日)
●米英兵によるイラク囚人虐待の写真
気分の悪くなる写真です。残虐な独裁者を残虐な軍隊が排除しただけの醜い戦争にはもはや大義名分のかけらも残っていません。
米兵に箱の上に立たされ、落ちたら感電死すると脅される囚人
http://www.cbsnews.com/stories/2004/05/01/iraq/main615053_popup0_2.shtml(CBSNEWS.com、5月1日)→
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写真を報じたエジプトのアラビア語新聞
http://www.akhbarelyom.org.eg/akhbarelyom/(Dar Akhbar El Yom)
http://www.ahram.org.eg/(Al-Ahram)
関連記事
Photos Scandal, Uproar Growing(CBS News、5月1日)→
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Repulsion, fury over prison photos(CNN.com World、5月2日)→
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イラク囚人拷問の写真 アラブ諸国が激怒(CNN.co.jp ワールド、5月2日)
バグダッドの米拘置施設でイラク人虐待、写真放映で波紋(asahi.com 国際、5月1日)
英軍もイラク人虐待関与か 英紙に内部告発証言(asahi.com 国際、5月1日)
イラク: 米英軍の虐待 イラク市民の反米感情あおる(MSN-Mainichi INTERACTIVE 国際、5月2日)
追記
米兵による虐待行為は日常的に行われていた模様。一方、デイリーミラー紙が報じた英兵による虐待の写真については、写っているライフル、帽子、トラックがイラクに派遣された兵が使用していないタイプのものである可能性があるとBBCが報じており、真偽は不明。
Doubt cast on Iraq torture photos(BBC NEWS、5月2日)→
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イラク人虐待、「CIAが奨励」の報告書 米誌報道(asahi.com 国際、5月2日)
BBC、英軍のイラク人虐待巡る大衆紙報道に疑義(asahi.com 国際、5月2日)
2004年5月3日(月)
●わっほー
グレースちゃんの毒舌シュガーがツボにはまって転げ回っていたら寝坊してしまった。
X68000 Emulator in Javaは「java X68000 ほにゃらら」で起動できるようにするために改造中。
●さっさー
4月14日のMS04-011で修正されたWindowsのセキュリティホールを悪用するワームW32.sasser.wormの被害が拡大しているらしいので要注意。
ネットワーク・セキュリティ・ニュース(篠田さん)
Microsoft Security : Sasser ワームについてのお知らせ(Microsoft Security、5月3日)
2004年5月4日(火)
●ノアの方舟?
トルコのアララト山の雪の中から出現した全長が140メートルもある巨大な構造物について、米国とトルコの共同探検チームが7月から調査を行うらしい。場所が場所だけにノアの方舟ではないかと噂されていて、衛星写真で位置もバッチリわかっているのだけれど、アララト山は標高5000メートルを超えるトルコの最高峰なので調べに行くのも大変そう。
「ノアの方舟」の正体は? 探検隊が調査へ(CNN.co.jp サイエンス、5月2日)
衛星写真をズーム表示(要ActiveXコントロール)
Noah's Ark Site?(SPACE.com ZoomViewer)
2004年5月5日(水)
●PRP探索
(10
n-7)/3 = { 1, 31, 331, 3331, 33331, ... } の形のNear-repdigitのPRP探索の続きを少し回してみたのだけれど結局見つからず、30178桁の (10
30178-7)/3 の次のPRPは46000桁以上ということに。
2004年5月6日(木)
●PRP探索の続き
(10
30178-7)/3 の次のPRPは46340桁以上。4時間で300桁ちょっとしか進まなかった。
2004年5月7日(金)
●素因数分解
Tetsuya KobayashiさんからGMP-ECMによるNear-repdigitの分解結果を多数送っていただきました。ECMで分解されなかった合成数が80桁台から残っていますので、お時間のある方はMPQSなどでサクッと分解してみてくださいませ。
Factorizations of near-repdigit numbers(STUDIO KAMADA)
2004年5月8日(土)
●メルセンヌ素数関連
Mersenne Prime Search(GIMPS)のMailing listが引っ越しました。
Prime Info Page(John R Pierceさん)
●PRP探索
(10
n-7)/3 = { 1, 31, 331, 3331, 33331, ... } の形のPRPの探索は47000桁台へ。30178桁の次のPRPはいまだ発見されず。
2004年5月9日(日)
●19, 199, 1999, 19999, 199999, ...
数列 2·10
n-1 = { 19, 199, 1999, 19999, 199999, ... } の
素因数分解表を n≤150 まで伸ばしました。未分解の合成数が20個残っています。
Factorizations of near-repdigit numbers(STUDIO KAMADA)
Factorizations of 199...99
2004年5月10日(月)
●・・・
ファイル交換ソフトの開発者が逮捕されたというニュースを見た親が、この人は知っている人かと聞いてきた。
報道されている開発者の所属と年齢だけでは知っている可能性を否定できないのだけれど、記憶の片隅から出てくるのは当時友人を作れなかった苦い思い出ばかり。あのとき友人を作ることができればその後の人生が大きく変わっていたかも知れない。
追記:その後の報道で、私がこの人を忘れてしまったのではなくてそもそも出会う機会がなかったことがわかった。名前だけでなく経歴まで詳細に報道されてしまうというのもそれはそれで問題があるような気もするが…。
2004年5月11日(火)
●73, 733, 7333, 73333, 733333, ...
数列 (22·10
n-1)/3 = { 73, 733, 7333, 73333, 733333, ... } の
素因数分解表を n≤150 まで伸ばしました。未分解の合成数が20個残っています。
Factorizations of near-repdigit numbers(STUDIO KAMADA)
Factorizations of 733...33
2004年5月12日(水)
●松ぼっくりの赤ちゃん
撮影日:きょう。ロケ地:あしかがフラワーパーク
●MS04-015
修正プログラムの内容
MS04-015 : Windows の重要な更新
脆弱性の影響
「ヘルプとサポート センター」の脆弱性により、リモートでコードが実行される (840374)
最大深刻度
重要
影響を受けるソフトウェア
Microsoft Windows XP / Microsoft Windows XP Service Pack 1
Microsoft Windows XP 64-Bit Edition Service Pack 1
Microsoft Windows XP 64-Bit Edition Version 2003
Microsoft Windows Server 2003
Microsoft Windows Server 2003 64-Bit Edition
絵でみるセキュリティ情報
絵でみるセキュリティ情報 MS04-015(Microsoft Security、5月12日)
詳細情報
「ヘルプとサポート センター」の脆弱性により、リモートでコードが実行される (840374) (MS04-015)(Microsoft TechNet、5月12日)
ダウンロード
WindowsUpdate(Microsoft)
2004年5月13日(木)
●UFO
メキシコ空軍が赤外線カメラで11の未確認飛行物体(UFO - Unidentified Flying Objects)を捉えた映像が公開され、数あるUFO映像の中でも捏造ではないこと(≠地球外生命体の乗り物であること)を空軍が認めたものは貴重だということで話題になっているようです。
Video creates UFO stir(Reuters、5月11日)→
@nifty翻訳
Mexican A.F. Pilots Film 'UFOs'(CBS News、5月12日)→
@nifty翻訳
'UFOs' captured on film by pilots(CBBC Sci/Tech、5月12日)→
@nifty翻訳
メキシコ空軍、「UFO11体」の姿とらえる?(CNN.co.jp ワールド、5月12日)
2004年5月14日(金)
●元スタッフの憂鬱
『あの素晴らしい日ペンの美子ちゃんをもう一度』という本が出ているそうです。この本について
ゆきの研究室 つれづれ日記さん(5月12日)の“満開の電子ちゃん(岡村祭版)まで載ってる”との情報が気になりました。そこでGoogleで少し検索してみたところ、
よしまつ日記(Version 4)さん(4月29日)に“「満開製作所の消息が不明」「作者の連絡先も不明」となっていた”との情報がありました。
一応自分の目でも確認しないといけないと思いますが、とりあえず今の気持ちを書きます。私は三上社長(祝一平さん)の時代に入社して、X68000関連事業から撤退するまでの5年以上、満開製作所のお世話になりました。そんな元スタッフのひとりとして、満開製作所を含めてX68000に関わる情報をインターネット上で無償で提供することも自分の役目のひとつだと思って頑張ってきたつもりです。しかし、使われなくなったドメインmankai.co.jpのその後の扱いといい、今回のことといい、満開製作所の情報を探したけれど満開製作所の元スタッフの中でX68000に関する情報を最も多くインターネット上で公開している私のところに辿り着けなかったらしい人が公の場に現れる度に、「私の努力は無駄だったのか、私が作ったページの存在は無駄なのか」という無力感に悩まされます。このような無力感はホームページを作っている人ならば誰でも感じることだろうと思いますが、特に今回は『満開の電子ちゃん』を公開させていただいているにも関わらずこの本の著者に作者を知る機会を提供できなかったことが悔しく、また、作者の岡村祭さんに申し訳ない気持ちもあってショックが大きいです。
なお、
X68000 LIBRARYの
満開製作所の広告ライブラリに『満開の電子ちゃん』の作品を収録するにあたっては、事前に作者の岡村祭さん、同人誌を発行していた電子出版のsabimaruさん、満開製作所で広告を担当されていた元電脳倶楽部編集長のあいはらてつやさん、広告掲載誌であるOh!X編集長の植木さんに連絡を取って情報を収集し、満開製作所の状況も考えて、最終的に私自身が問題なしと判断して収録に至りました。植木さんにはこの件で前田さんにも問い合わせていただくなど大変お世話になりました。
2004年5月15日(土)
●英兵によるイラク囚人虐待の写真について
5月2日の日記において、デイリーミラー紙が掲載した英兵によるイラク囚人虐待の写真について捏造疑惑が生じたために「真偽は不明」と追記するまでの1日の間、そのような写真をありのまま紹介してしまったことをお詫びします。デイリーミラー紙は捏造された虐待写真を掲載したことを認めて謝罪しましたが、世界中のマスコミを煽ってアラブ諸国の人々の神経を逆撫でしたデイリーミラー紙の罪は計り知れません。米軍が日常的かつ組織的に囚人虐待を繰り返していたとされる報道が事実ならば、米国の罪はさらに大きなものです。
DAILY MIRROR EDITOR RESIGNS(Mirror.co.uk、5月14日)→
@nifty翻訳
Fake abuse photos: Editor quits(CNN.com World、5月14日)→
@nifty翻訳
イラク人虐待: 英大衆紙が偽物写真掲載で編集長を解雇(MSN-Mainichi INTERACTIVE 国際、5月15日)
英ミラー紙が編集長解雇 英軍虐待、にせ写真掲載認める(asahi.com 国際、5月15日)
●憂鬱の後で
ゆきさん、
すけさん、
えふおうさん、励ましのお言葉をありがとうございます。相変わらず調子が出ない時期が周期的にあるですが、そういうときに些細なことで落ち込んで悪循環に陥る癖が治らなくていけません。
2004年5月16日(日)
●41番目のメルセンヌ素数の候補が見つかったらしい
41番目のメルセンヌ素数の候補が検証段階に入ったそうです。これが素数であることが確定すれば知られている最大の素数が更新されます。具体的な値はまだ公表されていませんが、現在知られている最大の素数は40番目のメルセンヌ素数M
20996011=2
20996011-1で6320430桁もあり、今回はこれを上まわる大きさということになります。過去に検証段階で素数の可能性が否定されたこともあるのでまだどうなるかわかりませんが、とりあえず期待して待ちましょう。
Mersenne Prime Search
追記:1回目の検証が終了し、上記のページで知られている最大の素数の発見が宣言されました。詳細の公表は別のコンピュータと別のソフトウェアを使って行う2回目の検証の後になるようです。
●2004 JO20と2004 JP1
2004 JO20と2004 JP1という2つの小惑星が地球に接近しています。2004 JO20は5月17日に地球から0.0081天文単位(月までの距離のおよそ3.2倍)のところまで接近し、2004 JP1は5月18日に地球から0.0078天文単位(月までの距離のおよそ3.0倍)のところまで接近します。大きさは前者が17m〜39m、後者が92m〜210mと予測されるごく小さな天体ですが、月までの距離のおよそ3倍の距離に2つの小惑星が続けて接近する(ことが事前にわかる)のは珍しいことだと思います。
Javaによる軌道シミュレーション
2004 JO20(NASA JPL NEO)
2004 JP1(NASA JPL NEO)
●23, 233, 2333, 23333, 233333, ...
数列 (7·10
n-1)/3 = { 23, 233, 2333, 23333, 233333, ... } の
素因数分解表を n≤150 まで伸ばしました。未分解の合成数が21個(そのうち素因数が1つも見つかっていないものが3個)残っています。この数列には「素因数分解表に17未満の素因数が1つも現れない(この数列に含まれる数はすべて2, 3, 5, 7, 11, 13のいずれでも割り切れない)」という特徴があります。同様の特徴を持つNear-repdigitの数列としては (10
n-7)/3 = { 1, 31, 331, 3331, 33331, ... } があります。
Factorizations of near-repdigit numbers(STUDIO KAMADA)
Factorizations of 233...33
2004年5月17日(月)
●PRP
きのう書いた数列 (7·10
n-1)/3 = { 23, 233, 2333, 23333, 233333, ... } のPRPの探索範囲を少し伸ばして、新たに2つのPRPを発見した。「2」の後ろに「3」を6459個並べた6460桁の数 (7·10
6459-1)/3 と、「2」の後ろに「3」を10582個並べた10583桁の数 (7·10
10582-1)/3 はおそらく素数。
Factorizations of near-repdigit numbers(STUDIO KAMADA)
2004年5月18日(火)
●素因数分解
Naoki Yamamotoさんから、一般数体ふるい法(GNFS; General Number Field Sieve)の実装である
GGNFS(テキサス工科大学 Chris Monicoさん)による素因数分解結果の報告をいただきました。「1」の後ろに「9」を109個並べた110桁の数を19で割った結果の109桁の合成数が53桁の素数と56桁の素数の積に分解されました。この数はおそらくGGNFS以外の実装でも分解できる対象だろうと思いますが、分解にかかった時間がわずか10時間ほどだったということに驚かされました。GGNFS侮りがたし。
2·10109-1 = 199...99
<110> = 19 · C109
C109 = P53 · P56
P53 = 21114980841716492601531213816684580682795131715128639
<53>
P56 = 49852357756711903215458867437681135752537509295755288539
<56>
Factorizations of near-repdigit numbers(STUDIO KAMADA)
●潰瘍性大腸炎関連
毎日新聞のきょうの夕刊の記事によると、抗生物質で腸内細菌のフソバクテリウムを除去する治療法が潰瘍性大腸炎に有効とのことです。フソバクテリウムは口腔内常在菌で腸管内にも常在していることが多いらしいのでこの細菌がいること自体が根本的な原因ではないと思いますが、細菌を除去することで症状が改善する場合が多いことが臨床試験で確認されたそうです。
潰瘍性大腸炎: 抗生物質の治療法 順天堂大教授が発表へ(MSN-Mainichi INTERACTIVE 健康、5月18日)
私のように些細なことがストレスになって症状が悪化するタイプの患者の場合はおそらく薬で押え付けるよりも性格を変えるほうが効果的だろうと思うのですが、ゲームのキャラクタ選択のようにまったく違う性格の人間になることができないのが辛いところです。相変わらず些細なことが引き金になってしまうことがありますが、これでも以前と比べれば許容範囲が広くなったと自分では思っています。
2004年5月19日(水)
●お引っ越し
ESRMさんのページ。
蒼鉛風簫 =bismuth orgel=
2004年5月20日(木)
●はやぶさ(MUSES-C)
2003年5月9日に打ち上げられ小惑星「いとかわ」(Itokawa)から物質のサンプルを持ち帰るべく飛行を続けているJAXAの小惑星探査機「はやぶさ(MUSES-C)」(Hayabusa)が地球スイングバイに成功したそうです。5月19日15時22分の地球最接近時の高度は約3700kmで、イオンエンジンを搭載して地球スイングバイに成功した宇宙船は世界初とのこと。
JAXA 宇宙科学研究本部
「はやぶさ」世界初の快挙! イオンエンジンを搭載して地球スウィングバイに成功(宇宙ニュース、5月20日)
はやぶさ(宇宙科学研究本部)
JAXA 小惑星探査機「はやぶさ(MUSES-C)」
小惑星探査機: 「はやぶさ」スイングバイ成功(MSN-Mainichi INTERACTIVE 科学、5月20日)
小惑星探査機「はやぶさ」が針路変更に成功(asahi.com サイエンス、5月20日)
NASA JPL NEO
Hayabusa Spacecraft Rounds Earth and Heads for Near-Earth Asteroid(NEWS、5月19日)→
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●言葉の壁
素数関連の海外のメーリングリストに投稿したら英語のメールのやりとりが急に増えてしまってさあ大変。そんなとき、国語学者の金田一春彦先生の
訃報(MSN-Mainichi INTERACTIVE)を読んで、記事の中の「言語を数学のように考えがちな…」という言葉がズシンときました。日本語だろうと英語だろうと、メールの相手が人間ならば血の通った言葉で書かなければいけません。しかし、メールで細かいニュアンスを伝えるのは日本語でも難しいのに、英語で伝えなければならないとなるとなるとなおさらです。
2004年5月21日(金)
●37, 377, 3777, 37777, 377777, ...
near-repdigit な数列の中で、素数が出現する可能性が 0 ではないが出現頻度が小さい数列。この数列の一般項の式 (34·10
n-7)/9 は代数的に分解できないが、次のような性質を持つ。(証明は簡単なので各自で考えること)
- n=0 (mod 3) のとき … (34*10^(3*k)-7)/9 は 3 で割り切れる
- n=1 (mod 3) のとき … (34*10^(3*k+1)-7)/9 は 37 で割り切れる
- n=2 (mod 6) のとき … (34*10^(6*k+2)-7)/9 は 13 で割り切れる
- n=5 (mod 18) のとき … (34*10^(18*k+5)-7)/9 は 19 で割り切れる
ゆえにこの数列は少なくとも全体の 8/9 が個別に調べるまでもなく合成数であることがわかり、この数列から素数を探すときは n=11,17 (mod 18) の場合だけ調べればよい。候補が少ないので素数の出現頻度は他の near-repdigit な数列と比較して小さくなる(可能性が高い)と考えられる(出現頻度が最小であるとは限らない)。
Factorizations of 377...77(STUDIO KAMADA)
2004年5月22日(土)
●P53 * P53
Naoki Yamamotoさんより。
(4*10^110-31)/9 = 173 * 997 * C105
C105 = P53 * P53
P53 = 15109195222042198220948269885597385829718858350367013
P53 = 17054338855627479213934023025101143375324490926767397
この桁数で綺麗に真っ二つに分かれるのは珍しい。
Factorizations of near-repdigit numbers(STUDIO KAMADA)
2004年5月23日(日)
●93, 913, 9113, 91113, 911113, ...
数列 { 93, 913, 9113, 91113, 911113, ... } には素数がひとつも現れない。なぜなら、この数列に出てくる数は必ず 3、7、11、13 のいずれかで割り切れてしまうからだ。
2004年5月24日(月)
●XM6 version 1.68
PI.さんによるWindows用X68000EXPERTエミュレータXM6のversion 1.68が公開されました。
X68000エミュレータ XM6(PI.さん)
2004年5月25日(火)
●メモ
数日前にWIRED NEWSでMacintosh SEをFlashで再現したという話が出ていたのだけれど、何度試してもリンク先のページが開かず、諦めてIEのウインドウを閉じようとすると「このウインドウはビジーです。このウインドウを閉じると、問題が発生する可能性があります。ウインドウを閉じますか?」と表示されて「OK」をクリックするとIEが落ちてしまう。うちだけかしら。
『Macintosh SE』をウェブ上で忠実に再現(WIRED NEWS、5月21日)
2004年5月26日(水)
●xyy...yyz
xyy...yyzの情報を探している人がいたのでquasi-repdigitなxyy...yyzの系列の素因数分解を試している。100...003、100...007、100...009、166...667などはn≤100まで分解済みなので近いうちに公開したい。
2004年5月27日(木)
●99979, 999799, 9997999, 99979999, 999799999, ...
「9997」の後ろに「9」が並ぶnear-repdigitな数列です。一般項が9998*10^n-1なのですべての項について素数の確定判定ができます。周期的に現れる素因数を持つ項を周期≦45までふるい落とすと全体の4.78654%しか残らず、短時間で広い範囲の素数探索ができると思われます。n≦3000ではn=44のとき素数になります。
2004年5月28日(金)
●9998·1017780-1 is prime! (17784 digits)
きのうの続き。「9997」の後ろに「9」を17780個並べた17784桁の数は素数でした。この素数の現時点のランクは総合で18226、Near-repdigitで67のようです。それぞれTop5000(最低50000桁くらい)、Top20(最低40000桁くらい)には程遠いですが、この数列で20000桁以内に素数が3つもあるとは思わなかったのでそういう意味では収穫ありです。
●"Hello, World."に見るプログラマー進化論
ラキッ!さんから。
Jean-Christophe Filliâtreさんの『The Evolution of a Programmer』というジョークが面白かったのでメモ。ネタとしては古典的ですが、久しぶりにこういうのを見たら結構笑えました。"Hello, World."を出力するプログラムが必要になったとき、あなたならどうしますか?
The Evolution of a Programmer(Jean-Christophe Filliâtreさん→Caml Programming→Jokes)
2004年5月29日(土)
●双子素数が無限に存在することが証明されたらしい
Slashdotから。素数が無限に存在することは簡単に証明できますが、双子素数(pとp+2が共に素数であるようなペア)が無限に存在するかどうかは未解決問題でした。
[math/0405509] There Are Infinitely Many Prime Twins(jp.arxiv.org、5月26日)
関連
Twin Primes(MathWorld)
Twin Prime Conjecture(MathWorld)
●知られている最大の素数の記録が更新された
5月16日の日記に書いた41番目のメルセンヌ素数の候補が間違いなく素数であることが確認され、正式に発表されました。知られている41番目のメルセンヌ素数はM
24036583=2
24036583-1で、10進数で7235733桁の数です。この発見によって、知られている最大の素数の記録が更新されました。
Mersenne Prime Search(GIMPS)
41st Mersenne Prime Discovered(5月28日)
2004年5月30日(日)
●2万光年の彼方の大相撲
観測史上最も重い連星が発見されたという話。質量が太陽の80倍近くもある2つの星が3.7日毎に入れ替わる様子をCfAのプレスリリースは「like sumo wrestlers locked in combat」(組み合った力士のようだ)と伝えています。もしもこの連星の近くまで行くことができたならば、そこには想像を絶する光景が繰り広げられているのでしょう。
Double Stars Emerge As New Heavyweight Champions(CfA Press Release、5月26日)→
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High-resolution artwork(想像図)
2004年5月31日(月)
●素数探索
Near-repdigitの素数のTop20入りを目標に探索中。しかし桁数が増えると1個あたりの所要時間が急激に増えてしまうので「どこで打ち切って他の系列に移るか」の判断が難しいところ。