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2005年3月の日記2006-02-26(Sun) 01:11
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2005年3月1日(火)

GMP-ECM 6.0

楕円曲線法による素因数分解プログラムGMP-ECM 6.0がリリースされました。


GGNFS-0.73.3

数体ふるい法による素因数分解プログラムGGNFS-0.73.3がリリースされました。


Sea Launch

日本時間のきょう12時51分、西経154度の赤道付近からSea Launchによってラジオ放送衛星XM-3が打ち上げられ、打ち上げは成功しました。大海原をバックに海上の秘密基地のような発射台から豪快に飛び立つロケットの写真が公開されています。特にクロースアップの大きい写真は圧巻です。一般的に、陸上の固定された発射台から衛星を目的の軌道へ投入するためにはロケットと衛星が方向転換を含めて長い距離を飛行しなければならないためコストがかかり、運用開始までに衛星に残る燃料が減ってしまうので衛星の寿命にもかかわります。例えば日本の大型ロケット発射台が種子島にある理由の1つは本州よりも赤道に近くて静止軌道に衛星を投入しやすいからですが、それでも衛星が静止軌道に納まるまでに軌道修正が必要です。Sea Launchは発射台を海上の最適なポイントまで移動させることによって打ち上げのコストを削減し、民間衛星の打ち上げで実績を上げています(関連:2003年8月6日の日記)。


2005年3月2日(水)

手塚治虫のCOSMO ZONE THEATER

星が好きな人のための新着情報(福原直人さん)から。愛・地球博(愛知万博)デ・ラ・ファンタジア(ささしまサテライト)エンターテイメントゾーンの「手塚治虫のCOSMO ZONE THEATER」で恒星数500万個を誇るプラネタリウム「メガスターII」が使われるそうです。圧倒的な数で迫る星空と手塚作品の融合とは…。


2005年3月3日(木)

MTSAT-1Rの軌道要素

2月28日の日記に書いたようにCelesTrak WWWにMTSAT-1Rのトラッキングデータが掲載されました。

2005年3月3日14時40分
2005006A                
1 28622U 05006A   05059.64700599 -.00000114  00000-0  10000-3 0    82
2 28622   9.5459 332.3774 4531534 179.9525 180.0755  1.75865662    20
2005006B                
1 28623U 05006B   05057.63608488 -.00000173  00000-0  00000-0 0    18
2 28623  28.4486 333.1969 7276312 178.9012 184.6371  2.27852361    12
2005年3月3日17時40分
2005006A                
1 28622U 05006A   05060.74101130 -.00000150  00000-0  00000-0 0    87
2 28622   0.4900 323.2230 0361880 191.1930  17.8010  1.05778801    37
2005006B                
1 28623U 05006A   05060.90000000  .00000065 -38471-6  00000-0 0    28
2 28623  29.0760 330.8410 7276241 181.2270  38.3180  2.32921012    45

トラッキングデータの利用が制限されるかも知れない

ちょうどMTSAT-1Rのトラッキングデータが公開されたところですが、Spaceflight Nowの記事によると、このように誰でも自由にトラッキングデータを入手して2次配布できる状況は続かないかも知れません。トラッキングデータはNORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)が観測によって得た情報をNASAなどの組織や個人が2次配布しているものです。当然アメリカのスパイ衛星の軌道要素は排除されていますが、2月28日の日記に書いたように日本の情報収集衛星IGS-1A、IGS-1Bの軌道要素は公開されていますし、ロシアやその他の国のスパイ衛星も含まれているようです。これらの情報がテロリストに悪用される懸念があるのは仕方のないことなのでしょう。


GGNFS-0.73.4

数体ふるい法による素因数分解プログラムGGNFS-0.73.4がリリースされました。


サツキとメイの家(続き)

2月27日の日記に愛・地球博の「サツキとメイの家」の話を書きましたが、3月1日から始まった予約受付は数時間で完売となったそうです。ジブリ美術館が希望者全員をそこそこ満足させるよりもチケットを購入できた一部の人を十分に満足させるほうを選ぶのはいつものことなので仕方がないと思います。しかし、ダフ屋を満足させないための対策はしっかりとやって欲しいものです。余談ですが、万博終了後の「サツキとメイの家」の移築先の候補として、「となりのトトロ」の舞台として特に関わりの深い東村山市が早くから名乗りを上げています。地元なので是非。


2005年3月4日(金)

不規則銀河NGC 1427A

HubbleSiteで公開されたろ座の不規則銀河NGC 1427Aの画像を見て、なんとなくゲートアウトしてくるグノーシスを連想してしまいました。地球からの距離は6200万光年。左上の25倍遠い螺旋銀河とは対照的で見るからに不安定そうなこの銀河は10億年以内に壊れてしまうそうです。初期の宇宙では頻繁に起きていたであろう光景が今でも見られる珍しい銀河です。


MTSAT-1Rの軌道要素(続き)

トラッキングデータはまだ楕円軌道になっていますが、そろそろAMFが終わって円軌道に入る頃だと思います(まだTMFが残っていますが)。静止軌道に落ち着くと2行目の中央左側の7桁の数字(離心率の小数点以下)の先頭に0が3個以上並びます。

2005年3月4日11時20分
2005006A                
1 28622U 05006A   05061.74735731 -.00000102  00000-0  00000-0 0    96
2 28622   0.5055 324.5898 0360082 189.7214  41.1204  1.05780106    41
2005006B                
1 28623U 05006A   05060.90000000  .00000065 -38471-6  00000-0 0    28
2 28623  29.0760 330.8410 7276241 181.2270  38.3180  2.32921012    45

比較参考:Heavens-Aboveから、ひまわり5号、GOES 9、情報収集衛星IGS-1A、IGS-1Bの現在位置と軌道要素。

Himawari-5
1 23522U 95011B   05060.54629950 -.00000271  00000-0  10000-3 0  1729
2 23522   3.6131  79.5470 0000996 307.2137 109.6512  1.00273543 36333
GOES 9
1 23581U 95025A   05061.33242090 -.00000150  00000-0  00000+0 0  7472
2 23581   1.1526  91.8436 0000998 261.0243  81.9102  1.00277374 35809
IGS-1A
1 27698U 03009A   05062.79474621 0.00000000  00000-0  00000-0 0    00
2 27698  97.3513 137.1304 0002000 143.2963 216.7035 15.25987656    09
IGS-1B
1 27699U 03009B   05062.83417761 0.00000000  00000-0  00000-0 0    08
2 27699  97.3640 137.2528 0002000 124.6858 235.3141 15.25984448    07

恐竜型2足歩行ロボット

恐竜型ロボットと呼ばれるものは子供の頃からありましたが、何の仕掛けもないフロアを普通に歩き回っているものを初めて(動画で)見て、「恐竜型ロボットもここまで来たか」とちょっと感動してしまいました。産総研とNEDO技術開発機構が共同開発した恐竜型2足歩行ロボットは体長3.5メートルのティラノサウルスとパラサウロロフス。「ズシン、ズシン」と足音を演出しながらフロアを歩き回る様子は結構迫力があります。こんなものが目の前に迫ってきたら怖がって泣き出す子供もいるかも知れませんね。恐竜型ロボットは表面が柔軟な素材でできているため転んでも壊れにくく、アミューズメント施設での需要を期待できるので他の2足歩行ロボットよりも早い段階で商品化しやすいという発想も素晴らしいと思います。「愛・地球博」ではこの恐竜型2足歩行ロボットを含めて様々な種類のロボットを見ることができるそうです。


2005年3月5日(土)

MTSAT-1Rが太陽電池パネルの展開に成功

MTSAT-1Rが太陽電池パネルの展開に成功したとのことです。またひとつハードルを越えました。2月28日の日記に書いたスケジュール通りに飛行を続けているようです。また、CelesTrak WWWのトラッキングデータに名前が入り、Heavens-AboveでMTSAT-1Rの現在位置を確認できるようになりました。軌道要素はきのうと同じで周回番号が4なのでAMF1とAMF2の間でしょうか。リアルタイムの情報ではないので最新(AMF3の後)の現在位置と軌道要素が掲載されるまでには数日かかります。2005006Bの軌道要素も転載していましたがこちらはH-2 R/B(H-IIAロケット7号機のデブリ)です。


Heavens-AboveCelesTrak WWWから、MTSAT-1RとH-2 R/Bの現在位置と軌道要素。

2005年3月5日11時35分
MTSAT-1R
1 28622U 05006A   05061.74735731 -.00000102  00000-0  00000-0 0    96
2 28622   0.5055 324.5898 0360082 189.7214  41.1204  1.05780106    41
H-2 R/B
1 28623U 05006A   05060.90000000  .00000065 -38471-6  00000-0 0    28
2 28623  29.0760 330.8410 7276241 181.2270  38.3180  2.32921012    45

追記


2005年3月6日(日)

がっくし

"3"を192個並べて右端に"1"を1個付け加えた193桁の数(10193-7)/3の素因数が1つも見つかっていなかったのでECMでB1を大きくとって回してみたのだけれど、出てきた素因数は34桁しかなかった。しばらく40桁台の素因数を見てないような気がするなぁ。HDLを覚えたら素因数分解が異様に速いプロセッサとか自分で作れるようになるのかしら。


2005年3月7日(月)

44人乗りサーフボード

オーストラリア東部の観光地ゴールド・コーストで44人のサーファーが長さ12メートルのサーフボードに4分間乗ることに成功したのだとか。写真を見て「いかだみたい」なんて言葉を口に出したら怒られちゃいますね。


2005年3月8日(火)

MTSAT-1Rが静止軌道へ

2月28日の日記に書いたスケジュール通りならば、MTSAT-1Rはきょうの午後のTMF2を経て軌道上試験に移行します。また、CelesTrak WWWからトラッキングデータの離心率の先頭に0が3個並んだことがわかります。この値はこの後もう少し小さくなると思います。

2005年3月8日04時00分
MTSAT-1R
1 28622U 05006A   05065.64011959 -.00000238  00000-0  00000-0 0   111
2 28622   0.1050 279.7234 0005744 226.6926  32.8671  1.00387291    81

愛称は「ひまわり6号」

きょうMTSAT-1Rが静止軌道に乗ったことが確認され(TMFが予定よりも早く終わったということでしょうか)、この時点で愛称が「ひまわり6号」に決まりました。ひまわり6号は軌道上試験を経て5月に本来の位置へ(東経145度から140度へ)移動し、気象衛星としての運用が開始されます。航空管制のほうはもう少し先になるようです。


2005年3月9日(水)

Microsoft Windows 悪意のあるソフトウェアの削除ツール (KB890830)

PCに既に感染しているウイルスを検出して削除するためのツールです。毎月第2火曜日(日本では水曜日?)に自動更新またはWindows Updateで実行されます。実行後に%WINDIR%\Debug\mrt.logというファイルに日付と「No infection found.」というメッセージが記録されていれば、悪意のあるソフトウェアは検出されなかったということです。自動更新またはWindows Updateを利用しますが、その場でウイルスを検出して削除して終わりなので、このツール自体はインストールされません。ウイルスを削除した場合は再起動が必要になることがあります。


2005年3月10日(木)

ひまわり6号の静止軌道要素(運用開始前)

CelesTrak WWWHeavens-Aboveから、静止軌道の乗ったひまわり6号の軌道要素です。軌道上試験を行うため東経145度の赤道上空に離心率0.0003で静止しています。5月の運用開始までに現在ひまわり5号がいる東経140度に移動します。

2005年3月10日11時00分
MTSAT-1R
1 28622U 05006A   05067.62836156 -.00000261  00000-0  00000-0 0   144
2 28622   0.0994 281.2750 0003001  54.8461 201.5195  1.00269493   109

2005年3月11日(金)

リンク集(翻訳・辞書)

リンク集(翻訳・辞書)のフォームを多言語化するための布石(工事中)。中国語圏からのアクセスが結構多いのでとりあえず中国語に対応したい。


2005年3月12日(土)

GGNFS-0.73.5

数体ふるい法による素因数分解プログラムGGNFS-0.73.5がリリースされました。


ひまわり6号

離心率が微妙に大きくなったような気がするのでメモ。

2005年3月12日11時10分
MTSAT-1R
1 28622U 05006A   05069.43937495 -.00000261  00000-0  00000-0 0   154
2 28622   0.0997 278.7874 0003435  48.7687 143.8107  1.00269113   125

NASAの新長官

ショーン・オキーフ氏(Sean O'Keefe)の退任後空席になっているNASAの新長官に、NASAの元チーフ・エンジニアで経験豊富なマイケル・グリフィン氏(Michael Griffin)が指名されたとのこと。グリフィン氏は昨年からジョンス・ホプキンス大学・応用物理研究所(APL)の宇宙部長を務めており、かつてはミサイル防衛システムにも携わっていたとか。

関連


リンク集(翻訳・辞書)

リンク集(翻訳・辞書)の工事中バージョンに中国語インタフェイスも構築中。それからMozilla Firefoxで動かなくなっていたバグを修正。


入門xyzzy

オーム社から「入門xyzzy」という本が出版されるそうなのでメモ。xyzzyは毎日必ず使うテキストエディタだけれど、あまり使いこなしているとは言えないかも。

入門xyzzy
・著者:山本泰三・日江政弘・稲原知久・佐野匡俊 共著 
・定価:2940円(本体2800円+税)
・B5変形 464頁
・ISBN 4-274-06600-2
・発売日:2005/03

人工尾びれプロジェクト

1月27日の日記に書いた人工尾びれプロジェクトの続報が出ていました。人工尾びれを付けたフジが観客の前でジャンプを披露できるまでに元気になったようです。よかったよかった。


2005年3月13日(日)

アレシボ通信文

1974年にアレシボ電波望遠鏡から球状星団M13へ向けて送出された1679ビットのあまりにも有名なメッセージ。仮にM13に知的生命体が存在して、地球の自転の影響で固定式の電波望遠鏡から送出された電波が拡散しているにも関わらず彼らがメッセージを受け取ることができて、すぐに返事をくれたとしても、返事が地球に届くのは5万年後。その頃には人類がどうなっているかも想像がつきません。未来を見ることはできませんが、過去を見る方法については子供の頃に考えたことがあります。地球から5光年のところにデッカイ鏡を置いてくれば誰でもタダで10年前の地球が見えるに違いないと。ただし、この方法だと光の速さで鏡を置きに行っても帰ってくるまでに10年経ってしまうので、それなら100光年くらいのところに鏡のようなピカピカの星を見つけてそれを観察すれば200年前の地球が……なんてことを大人に言ったら「そんな星はない」で片付けられてしまいました。


2005年3月14日(月)

あぅ

ここ数日の気温の変化に身体がついてゆけず微熱が少々。ちょっと油断したかも。


2005年3月15日(火)

オレゴン州で撮影された火球

アメリカ西海岸のオレゴン州南部からワシントン州シアトルにかけて現地時間の土曜日の夜に目撃された大きな火球は隕石だったようです。ホームビデオで撮影された映像が公開されています。


ひまわり6号

軌道要素が少し変化していたのでメモ。

2005年3月15日11時40分
MTSAT-1R
1 28622U 05006A   05072.61801985 -.00000253  00000-0  00000-0 0   197
2 28622   0.0902 280.3829 0003216  50.1726 208.2260  1.00267925   156

「入門xyzzy」のサポートページ

12日の日記に書いた「入門xyzzy」のサポートページ。表紙に本物のカメさんの写真をあしらったデザインが素敵。


199...99の素因数分解

2·10n-1 = 199...99の形のnear-repdigitでn=200までで素因数が1つも見つかっていなかったn=165とn=186はいずれもGMP-ECM 6.0で分解できました。でも見つかった素因数は42桁しかなくて物足りない感じ。次行ってみよー。


2005年3月16日(水)

火星の恵みのつむじ風

火星の大地で塵を巻き上げながら移動する2つのつむじ風。太陽熱によって発生した上昇気流が渦を巻いたものか、あるいはクレーターなどの地形で回転速度を増した風が自立したものか。この写真を撮影する直前、火星探査車スピリットの太陽電池の出力が50パーセントも増えたそうです。きっと、恵みのつむじ風がスピリットの太陽電池パネルに積もった埃をはらってくれたのでしょう。風が吹いて埃が飛んだというだけの話ですが、それが火星の大地で起きたと思うと神話的奇跡を感じてしまいます。


どうでもいい話

Googleで「marsrovers」を検索したら、「もしかして: freeservers」と出た。それはもしかしないと思うぞ。


ひまわり6号

CelesTrak WWWHeavens-Aboveから。近地点高度35774km、遠地点高度35801km。

2005年3月16日11時30分
MTSAT-1R
1 28622U 05006A   05073.53546962 -.00000252  00000-0  00000-0 0   199
2 28622   0.0891 279.0440 0003257  51.9010 179.0079  1.00267440   163

2005年3月17日(木)

xyzzy version 0.2.2.234

Windows用日本語テキストエディタxyzzy version 0.2.2.234が公開されました。


2005年3月18日(金)

GGNFS-0.74.0

数体ふるい法による素因数分解プログラムGGNFS-0.74.0がリリースされました。


2005年3月19日(土)

白銀のエンケラドス

真っ黒いフェーベとは対照的に太陽系随一の反射率(90パーセント)を誇る真っ白いエンケラドスは、タイタンに続いて土星で2番目に大気の存在が確認された衛星です。直径500kmほどのエンケラドスは大気を繋ぎ止めておけるだけの重力を持たないため、マイナス200度の地表にイオン化した水蒸気を放出する何かが存在するのではないかと考えられています。もしもエンケラドスで火山活動が起きているならば、それは木星のイオと天王星のトリトンに続いて太陽系で3番目の衛星となります。


2005年3月20日(日)

九州北部で震度6弱の地震

10時53分頃、九州北部で震度6弱の地震。津波注意報発令→解除されました。

津波到達予測

 長崎 対馬 11時30分 50cm

 福岡 11時40分 50cm

震源は福岡県西方沖、ごく浅い。規模はM7.0。

最大震度は震度6弱、福岡県福岡地方、佐賀県南部地方。

USGSの速報ではM6.4。

13時現在、山陽新幹線、鹿児島本線、長崎・佐世保線、日豊本線、筑豊本線、豊肥本線のそれぞれ一部または全線で運転見合わせ。

津波注意報は解除。


地震関連

気象庁の報道発表資料に1923年以降に九州北部で発生した地震の震源分布図が掲載されています。今回の地震は空白地域で発生しました。


福岡沖玄界地震関連

地震発生が春の彼岸の中日の祝日(つまり春分の日)の昼間だったこともあって、その瞬間をおさめたホームビデオがいくつもテレビ局に持ち込まれたようです。特にお坊さんのすぐそばで大人の背丈ほどもある石灯籠が崩れる瞬間をとらえた映像は衝撃的でした。あんな重い物の下敷きになったりしたらただではすまないでしょう。石灯籠が自分に向かって傾いてきたときは間違っても手で支えようとしたりせずに逃げるべきです。国内で災害が起きたときはテレビが競って最新の情報を伝えてくれますが、それでも時間が経つにつれて負傷者の数が増えてきます。ESRMさんのところは大丈夫だったでしょうか。


2005年3月21日(月)

Google vs AFP

Googleは「ほとんどの人は困らない」という既成事実を作ることで引用される側の著作権に関する許容範囲を広げてしまったのかも知れません。


2005年3月22日(火)

GGNFS-0.74.1

Chris Monicoさんによる数体ふるい法を用いた素因数分解プログラムGGNFS-0.74.1がリリースされました。


ひまわり6号

CelesTrak WWWHeavens-Aboveから。近地点高度35773km、遠地点高度35796km。

2005年3月22日11時05分
MTSAT-1R
1 28622U 05006A   05079.58772450 -.00000247  00000-0  00000-0 0   243
2 28622   0.0751 280.6211 0002686  64.1837 189.9642  1.00276113   220

かめさたん

インディアナ州ミシガンタウンのペットショップで火事があって、唯一生き残ったカメの甲羅に悪魔のような顔が浮かび上がったのだとか。なんだか話ができすぎているような気がしないでもないな。


2005年3月23日(水)

GMP-ECM 6.0のWindows用バイナリ

GMP-ECM 6.0はソースコードの形態で配布されており、GMP-ECM 6.0のオフィシャルページからソースコードをダウンロードしてきて自分でコンパイルして使うというのが本来の使い方ですが、Windows用のバイナリも一応存在します。例えばAlex KruppaさんがコンパイルしたPentium III + Windows用のバイナリがhttp://home.in.tum.de/~kruppa/ecm6_p3.zipにあります。


2005年3月24日(木)

ひまわり6号の初画像

きょう午前11時に撮影されたひまわり6号の初画像が公開されました。画素数は1億3000万でもちろん歴代のひまわりの中で最も鮮明です。赤外4チャンネル(IR4)も追加されました。5月の運用開始へ向けて順調に準備が進んでいるようです。


CelesTrak WWWHeavens-Aboveから、ひまわり6号の軌道要素と現在位置。

2005年3月24日22時00分
MTSAT-1R
1 28622U 05006A   05082.61113397 -.00000242  00000-0  00000+0 0   288
2 28622 000.0707 281.3244 0002583 061.6956 203.2058 01.00275443   254

22時前から気象庁ホームページに障害が発生しており復旧作業中とのメッセージがトップページに表示されています。


2005年3月25日(金)

BlueGene/Lが135.3TFlopsを達成

LLNL(ローレンス・リバモア国立研究所)のスーパーコンピュータBlueGene/L DD2 beta-System(IBM)がLINPACKで135.3TFlops(毎秒135兆3000億回の浮動小数点演算)を記録したそうです。初めて100TFlopsの壁を破り、ダントツで世界最高速です。しかしLLNLのBlueGene/Lは核実験を行わずに核兵器を開発するためにあるようなものなので、褒めればよいというものでもないのが残念です。BlueGene/LはデュアルコアのPowerPC 440(700MHz)が1024個(2048コア)で1ラックを構成し、LLNLのものは現在32ラック、つまり32768プロセッサ(65536コア)が一斉に計算します。Top500で現在第3位の日本の地球シミュレータ(NEC)は35.86TFlopsなので、TFlopsの値だけを単純に比較すると4倍近い差がついてしまいました。なお、地球シミュレータによる地球温暖化シミュレーションなどの成果はきょう開幕する愛知万博の長久手日本政府館で展示されるそうです。


細胞核が残っているT-rexさんの化石

米国モンタナ州のおよそ6800万年前の地層で発見された推定体長10メートル、年齢18歳のT-rex(ティラノサウルス・レックス)の大腿骨の化石から、透明で柔軟な繊維状の組織が出てきたそうです。血管と思われる柔らかい組織には核を含む内皮細胞のようなものが多数あり、核を含む骨細胞も残っているようです。DNAは壊れてしまっているかも知れませんが、恐竜が恒温動物かそれとも変温動物かあるいはその中間かという疑問の答えくらいは出るかも知れませんね。


2本足で走るタコさんの映像

2本足で海底をかけて行くメジロダコ(ココナッツ・オクトパス)と藻タコの珍しい映像が公開されています。メジロダコは6本の腕を巻きつけた身体から2本の足が出ていて目玉おやじのよう。藻タコは走る海藻と化しています。敵から逃げるときにジェットを使うと見つかってしまうので「擬態を解かずに海底を走る」という技を身につけたようですが、とってもユーモラスです。


2005年3月26日(土)

GGNFS-0.75.0

Chris Monicoさんによる数体ふるい法を用いた素因数分解プログラムGGNFS-0.75.0がリリースされました。


2005年3月27日(日)

お引っ越し

X68000用ブロック崩しゲーム「マグリット」(Magritte)が懐かしいMoaiさんのページ。


2005年3月28日(月)

GGNFSでGNFS法を使う手っ取り早い方法

SNFS法の場合と同様に作業ディレクトリにパラメータのファイルを作りますが、ファイル名はxxx.polyではなくてxxx.n、内容は「n: 分解したい数」の1行だけとします。あとはperl factLat.pl xxx.nとするだけで自動的にxxx.polyファイルが生成されて分解が始まります。105桁の数をGGNFS法で分解したときのサマリーがあります。このときは105桁の数を16時間強で分解することができました。GMP-ECMとGGNFSの使い方を日本語で説明する簡単なページを準備中です。


2005年3月29日(火)

インド洋で津波発生のおそれ

日本時間の29日1時9分頃、スマトラ島の北西の海底深さ30kmでM8.2の地震が発生。

PTWC
TSUNAMI BULLETIN NUMBER 001
PACIFIC TSUNAMI WARNING CENTER/NOAA/NWS
ISSUED AT 1629Z 28 MAR 2005

THIS BULLETIN IS FOR ALL AREAS OF THE PACIFIC BASIN EXCEPT
ALASKA - BRITISH COLUMBIA - WASHINGTON - OREGON - CALIFORNIA.

... TSUNAMI INFORMATION BULLETIN ...

THIS MESSAGE IS FOR INFORMATION ONLY. THERE IS NO TSUNAMI WARNING
OR WATCH IN EFFECT.

AN EARTHQUAKE HAS OCCURRED WITH THESE PRELIMINARY PARAMETERS

 ORIGIN TIME -  1610Z 28 MAR 2005
 COORDINATES -   2.3 NORTH   97.1 EAST 
 LOCATION    -  NORTHERN SUMATERA  INDONESIA
 MAGNITUDE   -  8.5

EVALUATION

 THIS EARTHQUAKE IS LOCATED OUTSIDE THE PACIFIC. NO TSUNAMI THREAT   
 EXISTS TO COASTLINES IN THE PACIFIC.                                
                                                                     
 WARNING... THIS EARTHQUAKE HAS THE POTENTIAL TO GENERATE A WIDELY   
 DESTRUCTIVE TSUNAMI IN THE OCEAN OR SEAS NEAR THE EARTHQUAKE.       
 AUTHORITIES IN THOSE REGIONS SHOULD BE AWARE OF THIS POSSIBILITY    
 AND TAKE IMMEDIATE ACTION.  THIS ACTION SHOULD INCLUDE EVACUATION   
 OF COASTS WITHIN A THOUSAND KILOMETERS OF THE EPICENTER AND CLOSE   
 MONITORING TO DETERMINE THE NEED FOR EVACUATION FURTHER AWAY.       
                                                                     
 THIS CENTER DOES NOT HAVE SEA LEVEL GAUGES OUTSIDE THE PACIFIC      
 SO WILL NOT BE ABLE TO DETECT OR MEASURE A TSUNAMI IF ONE WAS       
 GENERATED. AUTHORITIES CAN ASSUME THE DANGER HAS PASSED IF NO       
 TSUNAMI WAVES ARE OBSERVED IN THE REGION NEAR THE EPICENTER         
 WITHIN THREE HOURS OF THE EARTHQUAKE.                               

THIS WILL BE THE ONLY BULLETIN ISSUED FOR THIS EVENT UNLESS
ADDITIONAL INFORMATION BECOMES AVAILABLE.

THE WEST COAST/ALASKA TSUNAMI WARNING CENTER WILL ISSUE BULLETINS
FOR ALASKA - BRITISH COLUMBIA - WASHINGTON - OREGON - CALIFORNIA.

地震の規模をM8.7に修正、津波発生

きょう未明の地震について、USGSが規模をM8.2からM8.7に修正。また、スリランカやココス諸島などで津波が確認された。ロイターによるとインドネシアのニアス島で1000〜2000人が死亡した模様。


インド洋地震関連

ニアス島(Pulau Nias)に近いシムル島(Pulau Simeulue)で3メートルの津波が観測されていた模様。

震源の位置とスマトラ島付近の地図


12月26日の巨大地震と今回の地震の比較

上の地図からわかるように、12月26日の地震はシムル島の北側、今回の地震はシムル島の南東側のニアス島にも近い位置で発生している。今回の地震は余震ではなく、3ヶ月前の地震に誘発された別の地震らしい。


前回の地震今回の地震
発生日時(日本時間)2004年12月26日09時58分53秒2005年3月29日01時09分36秒
発生日時(現地時間)2004年12月26日07時58分53秒2005年3月28日23時09分36秒
震源の位置(USGS)北緯3.30度、東経95.96度北緯2.065度、東経97.010度
震源の深さ(USGS)10km30km
地震の規模(USGS)M9.0M8.7
確認された津波の高さ49メートル3メートル
死者・行方不明者の数およそ30万人およそ1000人(増加のおそれあり)

GGNFS-0.75.1

Chris Monicoさんによる数体ふるい法を用いた素因数分解プログラムGGNFS-0.75.1がリリースされました。


素因数分解メモ

44...443の残り2個は私が片付けるつもり。柴田さんが377...77を、Greg Childersさんが233...33を遂行中。Greg Childersさんの次のターゲットは977...77の予定。


2005年3月30日(水)

Bagger 288

自走可能な掘削機なんですけど、大きさがハンパじゃないんです。あのNASAのクローラー・トランスポーターよりデカイんです。scot hackerさんのブログに素晴らしい写真が掲載されています。


2005年3月31日(木)

スペースシャトル・ディスカバリーの組み立て

NASA KSC(ケネディ宇宙センター)のマルチメディアギャラリーから、VAB(Vehicle Assembly Building; シャトル組み立て棟)の中で垂直に吊り上げられ、MLP(Mobile Launch Platforms; 移動発射台)の上で外部燃料タンクに連結されるディスカバリーです。この光景が見られるのは何年ぶりだろうかと思うと感慨深いです。5月の打ち上げ再開に向けてスペースシャトルの準備は最終段階を迎えています。


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