「風になりたかったネコ」によせて

 このお話を読んだとき、感じました。これは風樹さんが書いたというより、風樹さんの大切な人に
書かされたんだなって。
あるいは二人の(目には見えない力での)共同作業だったのかなって。
 私もこの作業に、ちょっとだけ参加したい、と思いました。 ですから今回は、木版画で、
しかも下図の線を気にせずに、
スーイスイ、ザックザクと描くような気持で、踊るような速さで彫りました。
 木版画に出合った頃の勢い、彫り進む喜びを久しぶりに味わうことが出来たのです。
きっと私も、彫らされたような気がします。

風樹さんも私も、猫が大好きです。猫の話になると止まりません。
しかし、文中の、一ヶ所だけ、二人の意見が分かれたところがありました。
それは、おとうさんと、おかあさんとみるくを三人≠ニ表現しているところ。
私は二人と一ぴき≠カゃないか、猫なのだから、と言いました。


何回かの意見交換の後、三人≠ノなりました。
これが風樹さんの想いなんだということが私にもわかりました。 猫だけれど、猫ではないという気持。
ちなみに私自身はというと、ヒトだけれど猫かも。 だって毎日、板に向かってカリカリとツメトギをしていますから。




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