まずは、ブートフロッピーを作成します。用意するものは、 http://www.jp.freebsd.org/PAO/ からダウンロードしてきた「PAO対応ブートフロッピー」のフロッピーイメージファイル、FreeBSDのCD-ROMに入っているrawrite.exe(今回使用したUNIXUSERLibCD Vol41-2には、\freebsd\toolsに入っていました)、2HDのフロッピーディスクです。
まず、フロッピーをフォーマットしておきます。次に、イメージファイルとrawrite.exeを同じフォルダーに入れ、Windows95からDOS窓を起動し、そのディレクトリに移動します。
rawriteを起動すると、イメージファイルの名前を聞いてくるので、ダウンロードしたイメージファイルの名前を入れます。次に、ドライブ名を「a:」のように入力します。最後にリターンキーを押し、しばらく待つとブートフロッピーの完成です。
このマシンのハードディスクは、最初は全領域Windowsで占められています。これではFreeBSDはインストールできませんので、ハードディスクの分割を行わなければなりません。ここでは、ちょっと面倒ですが、以下の方法が最善です。
当然、Windowsなんて使わない、なんてひとは、こんな面倒な手段をとらずに、いきなり全容量FreeBSDでインストールをしてもかまわないのですが、そんな人はこのページを読むまでもないでしょう(^^;;
どうしても面倒だ、という人は、ちょっと危険でお勧めできませんが、以下のような方法があります。
但し、この方法で分割された領域は、いろいろと不都合が生じます。とりあえずインストールはできますが、あまりおすすめできません。市販ソフトで、「PartitionMagic」のような同等の機能を持つものがあるようなので、そちらを探してみるのがいいでしょう。
どちらにしても、バックアップは頻繁に(^^;;
さて、いよいよインストールです。ここからは、最近買ったデジタルカメラで撮った画像を織り交ぜて説明していきたいと思います。ピンぼけや画像が曲がっているのはご愛敬(ぉ
インストールについての注意ですが、必ずAC電源でインストールを行ってください。また、今回はイーサネットを使ったftpインストールを行います。それ以外の方法には、CD-ROMをつなぐなり、DOS領域からインストールするなりの手段がありますが、これらについては今まで書いた別の機種のインストール編をご参照ください(手抜き?)
ブートフロッピーをドライブに入れしばらく待つと、「kernel Configration Menu」が現れますが、ここでは単にリターンを押していいでしょう。
またしばらく待つと、「FreeBSD sysinstall - I18N Menu」が現れますが、せっかく日本語が使えるので、カーソルキーで下を押して「Japanese」を選択し、リターンを押してください。
このあと、PCカード関係のメニューがいくつか出ますが、標準状態で使っている限り、単にリターンを押していけば大丈夫なはずです。

PAO対応ブートフロッピーの所以の1つであるカードスロットを認識し、スロット内にカードを認識すると・・・

このように、勝手にデバイスを割り当ててくれて便利です。

ここまでくれば、一安心
まずは、「2 文書」を選んで、ドキュメントに目を通しておきましょう。全てを理解する必要はありませんが、どこにどんな事が書いてある、ぐらいは知っておくと便利です。
次に「3 キーマップ」を選び、「Japanese 106」でスペースキーを押して、日本語キーボードを設定しておきましょう。このメニューから戻るには、リターンキーを押します。なお、これを設定しておかないと、キーを押しても、書いてあるのと別の記号が入力される、といった現象が多発します。

次に「4 オプション」ですが、ここではFTP usernameの設定を行います。
今回はftpインストールを行うということで、サーバーとなるマシンの普段使っているユーザー名とパスワードを入力すればいいでしょう。もちろん、サーバーのマシンにおいては、そのユーザーがCD-ROMを読めるようにしておかなければなりません。普通は、rootになってcd-romをマウントしておけばいいはずです。ちなみに今回は、同一ネットワーク上の「172.16.1.1」のマシン(PC-9801RA21
上のFreeBSD(98)2.1.5)の/cdromにマウントしてあります。
このメニューから抜け出すのは、「Q」を押します。
いよいよ実際のインストール作業を行います。今回は「5 初心者」を選びます。メッセージが出てくるので、読んでください。

次に出てくる「FDISK パーティションエディタ」では、Windowsの領域をすでに取ってあるなら、残った領域全てをFreeBSDにとってよいでしょう。実際の作業を見ていくと、
と、いった感じです。

次に、ブートマネージャーを選択します。これは、マシンの起動時にWindows とFreeBSDを選択するものです。単にリターンを押せばいいでしょう。

次にメッセージが出てきて、リターンを押すと、ディスクラベルエディタが出てきます。ここで、FreeBSDのファイルシステムの分割方法や大きさを選びます。「A」を押して全てをデフォルトに設定してもいいのですが、ここは私の癖で勝手にいぢってしまいます。
まず、スワップ領域を作成します。スワップ領域のサイズは、実メモリの2倍が基本なので、32MB取る事にします。具体的には以下のようにしました。
次に、ファイルシステムを作成します。このあたりが手抜きの所以なのですが、残り全てを1つの領域にしてしまいます。
最後に、DOS領域をマウントします。これを行うと、FreeBSDからWindowsで作成したファイルを読み書きできます(書き込みについては、あまりお勧めできませんが・・・)

ラベルの編集が終了した時点で、私の画面ではこのようになりました。
最後に「Q」を押すと、次に進みます。

次に行う事は、配布ファイルの選択です。単純に「Xユーザー」とやっても問題ないのですが、ここでもしつこくカスタムで選んでしまいました。私の選んだものは、「bin」「compat20」「compat21」「doc」「man」「src内のssys」です。選択はスペース、決定がリターンなので、注意しましょう。

これは、FreeBSDのパッケージがどこにあるのかを指定するものです。画面にあるように、手元にCD-ROMがなくても、インターネットを使ってネットワーク上から持ってくる事もできますが、容量の問題などありますので、極力CD-ROMを入手しましょう。
今回はftpインストールをおこないますので、「FTP」と選択します。LANでつながっているマシンからインストールするので、「O その他」を選びます。

次に、配布先のURLをたずねてくるので、入力します。ここでは、UNIXUSER のCD-ROMを、同一ネットワーク上の「172.16.1.1」のマシン(PC-9801RA21上のFreeBSD(98)2.1.5)の/cdromにマウントしてありますので、「ftp://172.16.1.1//cdrom/FreeBSD/」とします。IPアドレスの後のスラッシュ2つがポイントで、このように書くとファイルシステムのルートからの絶対パスを記述する事ができます。
次に、ネットワークポートの選択です。起動時に出てきたように、今回用いたイーサネットカードはed0に割り当てられていますので、「ed0」を選んでリターンを押します。
次に、このポートの設定を行います。各入力項目間は、TABキーで移動できます。ホスト名は、とりあえず同一ネットワーク内で重複しないようにつけてください。ドメイン名は、同一ネットワーク内では同じにしておきます。ゲートウェイ、ネームサーバーは、特にないなら設定しなくてもいいです。IPアドレスは、ここでは「172.16.1.3」に設定します。
ただし、この設定は、個人的なLANに接続した際の設定です。管理者がいるLANに接続する場合は、ちゃんと管理者に相談して、これらの項目を確認してください。さもなくば、世界中のインターネット利用者に迷惑をかける事になりかねません。
最後に、[OK]の項目までカーソルを持ってきて、リターンを押します。
これで、インストールの前準備は完了です。あとは表示されるメッセージを読みながら、何度かリターンキーを押してください。「/usr」や「/var」がない、などのメッセージが表示される場合がありますが、今回のようなインストールでは特に問題にはならないはずなので、リターンキーを押していってください。
しばらく待てば、インストールは完了です。
無事インストールが完了すると、「おめでとうございます!」のようなメッセージが出てきて、とりあえず完了です。リターンを押して次に進んでください。
「NETBUIクライアントが・・・」といった質問が出てきますが、必要に応じてYes/Noを選択してください。私の場合は、ノート機にはあまり必要性を感じなかったので、Noを選びました。
「IPゲートウェイ」については、普通はNoでいいでしょう。
「匿名ftp」についても、Noでいいでしょう。
「NFSサーバー」についても、Noでいいでしょう。
「NFSクライアント」については、必要に応じて選択してください。私のLANではNFSは使っていないので、Noにしました。
「WEBサーバー」については、必要に応じて選択してください。まさかノート機を実際のWEBサーバーにしようなんて人はいないとは思いますが、設定してあるとCGIなんかを作る時には結構便利です。但し、私のインストール環境では、ここでYesを押しただけではインストールされませんでした。
「コンソール機能のカスタマイズ」は、最初にキーマップの設定をしてあるのならば、特に設定する必要はないでしょう。リピートやスクリーンセーバーの設定ができるので、趣味に応じて設定してください。
「タイムゾーン設定」は、行っておいたほうがいいでしょう。Yesを選ぶと、「協定世界時に設定しますか」と出てくるので、ここではNoを選びます。その後、日本で使用するなら「5 アジア」-「18 Japan」-「1 most ...」を選べばOKです。「2 south Ryukyu Islands」の設定がありますが、これを選ぶとどうなるのか。。。私は知りません(^^;; 略称は「JST」のままでいいでしょう。
「マウスの設定」では、Yesを選びます。このマシンに内蔵されているクイックポイントIIは、内部ではPS/2マウスの扱いなので、「PS/2」を選んでスペースで選択します。
「packageの一覧」は、必要に応じて選択してください。この時点で、必要なパッケージをインストールできます。ここで、tcshぐらいは入れておけば便利かもしれません。

「ユーザーアカウントの追加」では、必ず設定をしておく事をお勧めします。rootでの作業は、少しの間違いでシステム全てを壊す事も可能なので、通常の作業は、このように他に設定したユーザーでログインして行いましょう。設定したログインID、パスワードは覚えておきましょう。
「rootのパスワード」の設定を行います。不正なパスワードを入力すると、受け付けられない理由が画面に出てくるので、条件にあうパスワードを考えてください。
「ユーザー登録」については、ネットワークに接続されているのでしたら、行いましょう。
「総合メニュー」については、設定し直したい項目があればYesを押してく
ださい。
最後に、導入終了を選んで、フロッピーを抜いて再起動すれば、インストール編は終了です。
以下、
設定編
へ続く・・・
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FreeBSD 2.2.2R on FM-V BIBLO NC13D編
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FreeBSDインストール日記
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