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カーネル設定&X編
カーネルの設定変更
さて、どうせFreeBSDを使うならX Window Systemを使いたいと思うのが人の常かもしれません。特に他の場所でXの入っているUNIX系OSを使っていて、自分の手元にも持っておきたいと考えている人は、Xがないと不満を感じるかもしれません。今回、最初からXをインストールしなかったのは、手元にFreeBSD2.2.2に付属のXFree86 3.2より新しいXFree86 3.3のCD-ROMがあったからです。
さて、Xにはマウスがつきもので、このマシンにはクイックポイントIIが付属しています。以前は、カーネルを再構築してps/2マウスを有効化しなければなりませんが、今回のバージョンではPAOをカーネルに組み込む際にps/2デバイスを同時に利用可能にしてくれます。
次に、不要なデバイスを削除しましょう。起動時のメッセージが、rootでログインした後で「dmesg」とすると出てきますので、この中から「not found」などと出ているものを選んで削除していきます。特にPAO使用時には不要なデバイスが設定されていると不都合が生じる可能背があります。
この方法は大きく分けて2つあります。
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起動時に設定を変更する
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カーネルを再構築する
どちらが楽かといえば、1.の方でしょう。具体的にどうするのかと言うと・・・
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「Boot:」のプロンプトに「-c」と入力する。すばやく入力しないと、勝手に 通常起動してしまいます。
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「config>」のプロンプトに、「visual」と入力
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設定画面が出てくるので、不要なデバイスを消しまくる
この設定画面の使い方は、「/stand/sysinstall」で「2 文書」-「2 ハードウェア」を選ぶと書いてあります。
カーネルの再構築
さて、これで設定が出来るなら、わざわざカーネルの再構築なんて面倒な事をしなくてもいいのですが、面倒なだけあっていくつか利点があります。1つは、不要なデバイスの分だけカーネルのサイズが小さくなる事、もう1つは、せっかくついているサウンドカードは、カーネルを再構築して初めて利用可能になるって事です。極端な話、サウンドカードを使いたいと思わなければ起動時の設定だけでいいでしょう。
では、実際のカーネルの再構築方法は、このようにします。
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cd /sys/i386/conf/
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cp PAO BIBLO
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vi BIBLO(又はee BIBLO)
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dmesgの出力を参考にして、不要なデバイスの設定を書き直す
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設定ファイルの一番下に、サウンドカードの設定をする。
具体的には、以下のような行を追加します(サウンドカードの設定を変えた場合は、それに応じてIRQやPort番号などを書き換えてください)
controller snd0
device sb0 at isa? port 0x220 irq 5 conflicts drq 1 vector sbintr
config BIBLO
cd ../../compile/BIBLO
make depend;make
正常にコンパイルが終了したら、「make install」
再起動
実際の設定ファイルの内容は、 設定ファイル集
にありますので、参照してください。
再起動が完了したら、rootでログインして、デバイスファイルを作ります。
最後に、「cat /COPYRIGHT > /dev/audio」とやって、「ざーっ」と音が鳴れば設定完了です。
XFree86インストール
長らくお待たせいたしました。やっとXのインストール編です。本当はインストーラーのメニューからインストールすれば楽出来るのですが、FreeBSDの配布サイクルとXFree86の配布サイクルには差があり、FreeBSD付属のXより新しいものをインストールしたい場合が多々あります。今回は丁度新しいバージョンのCD-ROMが手元にありますので、手動のインストール法を紹介します。
Xのパッケージは、「XFree86 3.3」の、FreeBSD2.2用バイナリを用意しました。今回は、全てのファイルを/tmpにコピーしてあるとして話を進めていきます。
まず、インストールの前準備として、ディレクトリの作成を行います。
但し、すでにディレクトリがある場合は、作成する必要はありません。
次に、前準備のスクリプトを実行します。
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cd /usr/X11R6
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sh /tmp/preinst.sh
次はいよいよファイルの展開です。ファイルの展開は、次のように行います。
配布ファイルのうち、以下のものを展開しました。
| X33bin.tgz |
実行ファイル等 |
| X33doc.tgz |
ドキュメント |
| X33fnts.tgz |
標準英文字フォント |
| X33fnon.tgz |
その他のフォント(含 日本語フォント) |
| X33lib.tgz |
各種データファイル |
| X33man.tgz |
マニュアルページ |
| X33set.tgz |
XFree86 セットアップユーティリティ |
| X33VG16.tgz |
16色VGAサーバー |
| X33prog.tgz |
Xヘッダファイル、コンパイル用ライブラリ等 |
| X33jdoc.tgz |
日本語ドキュメント |
| X33cfg.tgz |
xdm,xinitの初期設定ファイル |
以上をインストールしたら、後処理スクリプトを実行します。
途中で「termcapのリンクを張るか」みたいな質問が出てきた場合は、Yを押してください。
正常にプロンプトに戻ってきたら、リブートさせてください。
XFree86設定
さて、次にXの設定をするわけですが、ここで問題が起こりました。現在の バージョンであるXFree86 3.3では、このマシンに搭載されているMagicGraph128ZV はサポートされていないのです。SVGAサーバーも試してみましたが、どうもうまく作動しないようです。仕方なくVGA16色サーバーを用いる訳ですが、この設定も、一筋縄ではいきません。
※追加情報:NeoMagic SVGAサーバーが公開されました。詳細は下の方(98/06/27)
そこで、インターネット上で色々情報収集を行った結果、以下の方法で設定できたとの報告を得ましたので、実際に試してみる事にしました。
注意:『但し、この方法はディスプレイを壊すなどの危険性を少なからず含んでいますので、個人の責任において設定してください。』
この方法は、外部ディスプレイに接続する必要があるので、あらかじめ準備(?)しておいて下さい。
◇BIOS設定
まず、再起動して、BIOS設定の画面を呼び出します(マシンの起動メッセージが出ている時に、[F2]キーを押すと、現れます)。
そこで、「Advanced」-「Video Features」-「Display」を選択し、「CRT」にします。
次に、「Exit」から「Save Change」を選んで、一度電源を落としてください。
次に、マシンを外部ディスプレイに接続します。正しく接続したら、電源を入れ、外部ディスプレイでFreeBSDを起動します。
◇XF86Setup
rootでログインして、XF86Setupを起動します。
何度かメッセージが出てきた後、上記のような設定メニューの画面になります。ここで、はじめに注意。マウスの設定が終わるまでは、クイックポイントには触れないでください。
マウスが使えないと面倒なので、まずはこの設定を行います。リターンキーを2回押すと、マウスの設定画面になりますので、選択項目が「PS/2」のところにくるまで、「TABキーを何度か押してください。私の場合は、15回ほど押す必要がありました。そこでリターンを押します。
次に、また「TAB」を17回ほど押して、選択項目を右下の「Apply」にあわせてリターンを押します。これで、このメニュー内でもマウスが使えるようになります。ここでは他に、「Emulate3Buttons」をチェックします。
それでは、他の項目の設定個所を挙げていきます。まず、「Keyboard」セクションでは、「Model:」を「Japanese 106-key」に、「Layout」を「Japanese」にします。
「Card」セクションでは、まず右下の「Detailed Setup」を選択します。
その後、画面上部の「VGA16」を選択します。
「Monitor」では、「Standerd VGA,640x480 @ 60Hz」を選択します。
この後、「Okay」「Save the configration...」「Okay」と選んでいきます。「リンクを張りますか」のようなメッセージが出てきますので、ここでも「Yes」と答えます。
「#」のプロンプトまで帰ってきたら、再起動します。
◇BIOS再設定
再起動時に、BIOS設定で、表示装置を「Flat-Panel」に戻します。その後、電源を落とし、外部ディスプレイを取り外します。
◇XF86Configの設定
FreeBSDを再起動したら、rootでログインし、XFree86の設定ファイルであるXF86Configを編集します。eeで編集するとして、
と、します。編集個所は、「Monitor」セクションの「HorizSync」と「VertRefresh」で、それぞれ「28-38」と「60-68」に設定しました。
◇面倒な人は・・・?
さて、このような面倒な方法を取らなければならないのは、非常に面倒です。たとえば外部ディスプレイを接続できないとか、接続するのが面倒だとか、そういう場合はどうしましょう。
その場合は、以下の方法を試してください。
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ファイルをインストールする
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ln -s /usr/X11R6/bin/XF86_VGA16 /usr/X11R6/bin/X
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ln -s /dev/psm0 /dev/mouse
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設定ファイル集 を見ながら、/etc/XF86Configを作成、編集する
実際にこの方法を試した事はないのですが、おそらくこれでOKなはずです。うまくいったら、報告よろしくです(^^;;
◇X on NeoMagic 情報!(98/06/27追加)
以上、VGA16サーバーでの設定方法を色々と書いてきましたが、最近(でもないけど)、NeoMagicのチップに対応したSVGAサーバーパッチが公開されました。が、実は現在私のマシンにはFreeBSDが入っていないので確認のしようがなかったりします(^^;;
とりあえずお知らせしておきますので、このページ(但し英語)を読んで挑戦してみてください。
やっと起動
さて、ここまでちゃんと設定してあれば、「startx」でXが起動するはずで
す。
どうでしょうか。上記のような画面が出たでしょうか。
残念ながら、画面も狭いし、色数も少ないので、X本来の使い方はできないかもしれません。しかし、使い方によってはそれなりに有効利用できることでしょう。せめてSVGAで256色が出てくると嬉しいのですが、それについては、今後のバージョンに期待しましょう。あるいは、誰か開発してください(__
あとはこれに各種パッケージを突っ込めば、モバイルBSD環境の出来上がり、なのですが、ハードディスクの領域が少なく、たいした物をインストールしていません。必要に応じて環境を変えていきたいと思います。
それでは最後に、設定ファイル集を ここ に置いておきます。
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