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私が最初にFreeBSDを知ったのは、94年の年末だったと記憶しています。ちょうどFreeBSD2.0がリリースされた直後と言うことで、UNIXUSER誌に特集が組まれていたのを見た後、大手パソコン通信局のUNIX関係のフォーラムで98用の差分があることを知りました。かなりの時間をかけて差分をダウンロードし、その後でAT用のバイナリが必要であることを知り、Walnut CreekのFreeBSD 2.0のCD-ROMを買った日から、インストールの苦労の日々が始まったのです。
ちなみに上記の写真は、その時買った、記念すべき初めてのFreeBSDのCD-ROMで、パッケージには「1995」、CD-ROMには「1994」とある、とても貴重なミスプリントものです(信憑性は謎)。バックのキーボードがSunなのは、ご愛敬。
UNIX自体は大学の情報処理実習等で使用していたので少しは慣れていたつもりですが、当然インストールなどは初めてのことであり、また、今ほど参考になる本も出ていませんでしたので、苦労の連続と言ったところです。
なんと言っても一番の苦労は、XFree86を導入する際に、ノーマルディスプレイで800×480表示をしようとして同期がとれず、意味も分からずドキュメントにある数値列を片っ端から入力して試すという、今から考えるととても危険な事をやっていました。
また、数値演算プロセッサが認識されず、カーネルソースに手を加えた事もありましたが、このあたりは最近のバージョンでは直されているようです。
それでは、現在FreeBSD(98)2.0.5Rがインストールしてあるマシンのシステム構成を以下に示します。
| メーカー | 型番 | 備考 | |
| 本体 | NEC | PC-9801RA21 | メモリー 11.6MB |
| CPUアクセラレーター | メルコ | HDA-20Q | Cy486DLC 80MHz |
| SCSIカード | メルコ | INF-SC | |
| グラフィックカード | メルコ | WSR-E | PCM部未使用 |
| サウンドカード | Q-VISION | WinDuo |
PC-9801-86互換
XFree86ではグラフィック部未使用 |
| ハードディスク |
メルコ
メルコ |
DSC-1024
DNS-340 | |
| MOドライブ | Logitec | LMO-200 | |
| CD-ROMドライブ | 緑電子 | CXA-450 | SCSI接続 3倍速 |
| CRT | Logitec | LCM-15EX |
見るからに、2〜3世代前のマシンを必死の延命処理を施して使っているって感じですね。このマシンにDOSとFreeBSD、おまけにWindows95まで入っています。まぁ、これぐらいのマシンでも拡張次第で色々使えますっていう例だと思って見て下さい。今なら、ここまで拡張するよりは新品買った方が安くつくでしょう(;;
ここで、WSR-EとWinDuoという、グラフィックボード2枚差しを行っていますが、DOSとXFree86ではWSR-Eを、WindowsではWinDuoと使い分けています。XFree86でWinDuoが使えればいいのですが、現在のところこの状態に落ちついています。なにより、WSR-EにはDOS対応のソフト/ツールが多いですから。
また、ハードディスクは以下のように分割しています。
| 容量 | Mount Point | 備考 | |
| sd0s1 | 300M | /dos_a | MS-DOS |
| sd0s2 | 300M | (/dos_b) | Windows95 |
| sd0s3a | 408M | / | |
| sd0s3b | 26M | SWAP | |
| sd1s1 | 327M | MS-DOS | |
| sd2 | MO |
これも、ファイルシステムがroot1つという、あまりおすすめできる設定ではありません。理想を言えば、/usrや/varは別のパーティションに分けるべきなのでしょうが、あまり多くの領域を確保できていない場合は、なにも考えずにこのようにするのも1つの手と言えます。
また、最近のFreeBSDでは、MOのデバイス名はod0となっているようなので、注意して下さい。
さて、実際のインストール作業ですが、実はあまり苦労することはありません。ここでは、インストールに際して注意すべき点をいくつか述べたいと思います。なお、インストールメディアとして秀和システムの「FreeBSD入門キット」のCD-ROMを例に用います。
一通りインストールが済み、いよいよFreeBSDの設定段階に来たとします。ここでは、その際に注意すべき点を挙げたいと思います。
controller snd0 device pcm0 at nec? port 0xa460 irq 12 vector pcmintrその後、以下同様に再構築を行います。で、再起動の後、rootでログインして
cd /dev ./MAKEDEV sndとすれば、設定完了です。「cat /COPYRIGHT >/dev/audio」として、「ザザッ」と雑音が出れば、サウンドデバイスはちゃんと作動していますので、安心してサウンド対応のパッケージをインストールしてください。
ここまで設定すれば、とりあえず使えるようになったと思います。あとは、ソースを持ってくるなり、バイナリパッケージをインストールしまくるなりして皆さん独自の環境を作り上げて下さい。
どうです?思ったより簡単だったのではないでしょうか。インストールに必要なステップを全て紹介したわけではありませんが、実はinstall.98を読めばほとんどインストールできてしまいます。
実はこれは98だけのことで、AT機を用いるとこれほどうまくはいきません。98の設計はNECは独自に決めたものであり、AT機のように様々な規格が混在しているようなことはない、というのが事の真相のようですが、よかったですね、全国の98ユーザーの皆さん。
(注:最近の98は、この限りではないようですが・・・)
では現在の最終的な設定を ここ に置いておきます。