お知らせ
2001年6月
| 2001/06/30 | 河出書房新社が刊行中の『20世紀SF』、第5巻となる『1980年代 冬のマーケット』がもうじき刊行されます。bk1に表紙が公開されていて、なかなかいい感じです。やっと担当した作品が載るなあ。予約もできますので、どうぞよろしく。 わたしのほうは、第6巻のスペンサーのゲラをもどして、ほぼ作業は終了しました。こちらの刊行は9月になったみたいですね。はじめてこの企画を聞いてからずいぶんたったような。 bk1で思いだしましたが、本家AMAZONが、売り物にしていた書籍の値引きをやめたようです(一部のベストセラー商品はのぞく)。そのかわり、二冊以上買えば送料無料とか。海外から購入するときはどうなるんでしょう。あちらのオンライン書店もなかなか厳しい状況にあるようです。日本版AMAZONのほうは、まだ洋書の値引きを続けているようですが……。 |
| 2001/06/29 | インターブックスから、『サンドマン』の原作者として有名なニール・ゲイマンの初の長編小説『ネバーウェア』が届きました。おつきあいのない会社なので、たぶん訳者の柳下毅一郎さんが手をまわしてくれたんでしょう。ありがとうございます。bk1の登録はまだみたいですが。 いや、これは楽しみですね。原書もどこかそのへんにあるはずですが、まだ読んでいませんでした。ついでに次作の STARDUST も出してくれませんか。なお、巻末の解説はファンタジイ研究家の中野善夫さんです。 |
| 2001/06/28 | そのSFマガジン8月号、「カナダSFの現在」という特集で、カナダ作家の短編二本と、4月末に開催されたSFセミナー特別篇の模様が紹介されています。個人的には、前半を聞き逃してしまったパネル(山岸真、北原尚彦、加藤逸人)の内容がくわしく載っているのがたいへんありがたいです。雑誌掲載用に大幅な加筆訂正がなされているということで、資料としても貴重かと。 もちろん、野田令子さんによるロバート・J・ソウヤーのインタビューも載っています。抜粋版なのがちょっと残念。詳細版は銀河通信オンラインでどうぞ。「コンベンション参加レポート」のコーナーにあります。 そういえば、ソウヤーの今年の日本滞在記の翻訳は、お茶大の〈コスモス〉の付録になったんでしたっけ? SF大会に行けば手にはいるのかな。 |
| 2001/06/27 | SFマガジン8月号、『ルー=ガルー』などといっしょに、タッド・ウィリアムズ『黄金の幻影都市1』を購入。いよいよSFのほうでも大作の分割刊行がはじまりますね。成績しだいでは、今後のハヤカワSF文庫の作品選定の傾向まで変えるかもしれません。要注目です。 |
| 2001/06/26 | 昨年の日本SF大会(Zero−CON)の立派なレポートが届きました。そんなにたくさん参加しているわけじゃありませんが、見たいと思う企画がこんなにたくさんあった大会ははじめてでした。体が三つくらいほしかったですね。企画の充実度という面では、ほんとにすばらしい大会だったなあと思います。レズニックのおかげで星雲賞もいただけたし。 今年の大会にもゲストとして参加する予定ですが、はたしてゲストらしいことができるかどうか。仕事以外ではあんまり原書も読んでないなあ……。 |
| 2001/06/25 | 世界ユース選手権についてひとこと(サッカー話です)。 本気で一次リーグは突破できると信じていたので、ちょっと残念な結果になってしまいました。アンゴラ対オーストラリアで、あのPK(すべて審判が悪い)さえなければ予想どおりだったのになあ……。 「谷間の世代」とかいわれているチームですが、選手の素質についてはむしろ前世代より上かもしれないという印象でした。いちばんの問題は、チームをまとめる”小野キャプテン”に相当する選手がいないことでしょう。あと、だれが見たってわかる第一戦の問題点を修正できなかった監督は代えたほうがいいかも。ちゃんと選手を育てさえすれば、オリンピックはけっこう期待できると思います。 |
| 2001/06/24 | 翻訳家であり小説家でもある鎌田三平さんから、著書の『陸上自衛隊対テロ特殊部隊 スティール・ウルフ(鋼鉄の狼)』(学研 歴史群像新書)をいただきました。ありがとうございます。歴史群像新書なんてところから出てはいますが、帯によれば、”有事戦闘シミュレーション”だそうです。 以前、「みなとみらいでパワードスーツが暴れ回る」本を書いているとおっしゃっていましたので、きっとこれがそうなんでしょう。地元の利が生かされているのかな? 鎌田さんの著書には、ほかに『影の艦隊』(学研M文庫)というのもありますので、興味のある方はどうぞ。 |
| 2001/06/23 | ひさしぶりにbk1のSFコーナーランキングをのぞいてみると、『アフサン』がかろうじて20位に。なんか、売れているんだかいないんだかさっぱりわかりません。反響だけはありますけど、この反響というやつがあてにならないんですねえ……。 |
| 2001/06/22 | 翻訳家の金子浩さんから『宇宙からオーロラは見えるの? ――宇宙飛行士が答える380の質問』R・マイク・ミュレイン(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)という、楽しそうな本をいただきました。ありがとうございます。「疑問解消、宇宙時代に必携のQ&A集」だそうです。カバーイラストは、あの「ロダンのココロ」の内田かずひろさん。いいなあ。 しかし、えらいペースで本が出ていますね。今年だけで4冊目。どこが”ものぐさ”なんでしょうか。金子浩さんは、なぜか訳書の増刷率が高い翻訳家なので、編集者の方々は要チェックです。 |
| 2001/06/21 | 徳間書店から「重版のお知らせ」が届いて、おおっ、と思ったら、『クライム・ゼロ』ではなく、文庫版『イエスの遺伝子』でした。しかも上巻だけ。分冊もので上巻だけ増刷というのは初体験です。あの話を上巻だけでやめる人ってあんまりいないような気がするんですが、そんなに売れ行きがちがうんでしょうか。上下で部数に差をつけるという話は聞いたことがありますけど。 もっとも、分冊もので増刷した本というと、あとは『サンティアゴ』だけか……。 |
| 2001/06/20 | 文芸美術国民健康保険組合から、介護保険料(月額1200円)を払えという通知が……。そんな歳になったんだなあ。 |
| 2001/06/19 | ソウヤーのディスカッション・グループ、作者自身がいろいろと興味深い情報や裏話を公開しています(原書版『ターミナル・エクスペリメント』のカバーの内容紹介文を、あのテリー・ビッスンが書いていたとか)。 とくにおもしろかったのは、長編の題名が決定するまでにどんな候補があったかという話でした。たとえばアフサンなら、『神の顔』→『恐竜ムーン』→『ティラノサウルス・ムーン』という過程をへて、家族から提案があった『Far-Seer』という題名に落ちついたそうです。本の売れ行きに直結する問題だけに、作者だけでなくエージェントや編集者もあれこれ意見を出すようですね。 ちなみに、翻訳書の場合、訳者はいくつか候補をあげますが、最終的には、編集者が営業担当者などと話し合って決定するというパターンが多いようです。 |
| 2001/06/18 | ローカス誌のウェブサイトのニュース(6/14付)に、星雲賞の候補作が載っていますが、どうも、わたしがソウヤーさんにメールした内容がまわりまわって利用されているみたいです。まえにも似たようなことがあって、そのときはわたしの名前まで出ていてびっくりしました。ネットで公開されている情報がいかにあやしいものであるかをしめす好例ともいえますね。 わたしがまちがったデータを流したらどういうことになるのやら……。 |
| 2001/06/17 | 前日の答。ベストセラーになる本はSFではないのかも……。 |
| 2001/06/16 | 同じ本の雑誌の新刊めったくたガイドでは、大森望さんがSFの定義についてちょっと書いています。それに関連して、ソウヤーの意見をちょっと紹介してみましょう。 『ターミナル・エクスペリメント』や『フレームシフト』以降の作品では、一般読者にほんものの(real)SFを提供することを狙っているという話のなかで、ソウヤーはこんなふうに書いていました。「マイクル・クライトンも似たようなことをしているが、彼の作品の多くはアンチSFというべきだろう。根底にテクノロジー恐怖症があるからだ」 ちょっと単純すぎるような気がしないでもないですが、テクノロジーの発展に対して楽観的なソウヤーらしい意見ではあります。そういうわたしも、なぜかクライトンの作品はSFとして認識できません(理屈ではなく、そう感じない)。どうしてなんでしょうね? べつに理想を追い求めているつもりはないんですけど……。 |
| 2001/06/15 | 山岸真さんに教わったんですが、本の雑誌7月号70ページで、書店員の浅沼茂さんがソウヤーの『占星師アフサンの遠見鏡』の復刊について書いています。「これは当時SFファンが死ぬほど喜んだ傑作で、当店でも平積みするぐらい気合いを入れています」とのこと。ありがたい話です。 |
| 2001/06/14 | ソウヤーが執筆中のネアンデルタール三部作の題名は、ハムレットの台詞からとったものだそうです(『ハムレット』第二幕第二場)。それぞれが、各巻のプロットの根底にあるサイエンス(量子コンピュータ、ゲーム理論、暗黒物質)と結びついているとか。 |
| 2001/06/13 | 浅倉久志さんから『ノービットの冒険』パット・マーフィー(ハヤカワ文庫SF)をいただきました。ありがとうございます(こんなとこ見てないでしょうけど)。これは40字18行か……。すてきな表紙は、新版『アフサン』と同じ、小菅久美さんです。 さて、この本にはいろいろと驚かされました。まず、帯の推薦文が訳者自身のコメントというのは珍しい。浅倉ブランドが確立しているからこそ可能な芸当でしょう。ふつうは、訳者がいくら太鼓判を押したって、眉に唾をつけられちゃいますから。 もうひとつ、これはトールキンの『ホビットの冒険』をスペースオペラの舞台に移した物語なんですが、浅倉さんは、おそらくは元本の雰囲気を移すために、全編を「ですます調」の文章で訳しています。いやー、短編ならともかく、長編でこれをやるのは勇気がいったでしょう。なにしろむずかしいですから。大ベテランにしてこの挑戦精神……。 わたしは、この仕事をはじめてからずっと、めざせ浅倉翻訳!――でやってきたんですが、最近、なんか、永遠に無理なんじゃないかという気がしてきました。あまり無謀なことは考えず、地道におのれの道を進むほうがいいかも……。 ちなみに、めざせ浅倉翻訳、というのは、文体を似せるとかそういう話じゃありませんよ。念のため。 |
| 2001/06/12 | 河出文庫の『20世紀SF6(1990年代)』に収録される、ソウヤーの短編「爬虫類のごとく……」のゲラを出版社に返送。題名はSFマガジン掲載時のものですが、たぶんこのままでいくでしょう。難物のスペンサーのゲラはこれから……。 |
| 2001/06/11 | 某出版社から販売報告書が届きました。 なにそれ? と思われるかたも多いでしょうが、この出版社は、一部の本について「増刷分の印税は実売制」というかたちをとっています。初版の印税はそのまま支払われますが(最低保障ですね)、増刷分からは実際に売れた分の印税だけが支払われることになります。で、半年にいちどくらい、こうして販売報告書が届き、あるていどまとまった部数が売れていた場合は印税が支払われます。推定実売数、推定市場在庫、当社在庫と、ずいぶんこまかな数字がのっていますが、まあ、当社在庫以外は概算でしょうね。そんなに正確に把握できるとも思えないので。 はじめはちょっと違和感がありましたが、考えてみると、けっこう合理的なシステムかもしれません。ただ、出版点数の多い会社がこんなことをしたら、管理をするための手間のほうが高くつくかも。翻訳者の収入面からいえばあまりうれしくないシステムですけどね。これでほんとに増刷がしやすくなるならいいんですが、さて……。 |
| 2001/06/10 | ソウヤーのはじめたディスカッショングループ、いきなり参加者同士が神と宗教に関する議論に突入してしまったため、急遽、そのての話題専用のべつのグループがつくられるという事態に陥りました。ひとり、どうも場の雰囲気を察知できない人がいるみたいで……。どこの国でも宗教の話はむずかしい、ということでしょうか。 うーん、小野を交代させちゃだめだろう……。 |
| 2001/06/09 | 「ガンダム」を見ようと思って加入したスカパーのアニマックスで、「ベルサイユのばら」にはまってしまいました。こんなにおもしろい話だったのか……。 |
| 2001/06/08 | 動物ものノンフィクションのリーディングをやりました。なんでそんな話が来るのかというと、以前、草思社で『猫たちを救う犬』という心暖まる動物本をやったせいかもしれません。あんたには似合わない、という意見もありましたが、続編の『今日もまた猫たちを救う犬』ともども、ハードカバーでけっこう好調に売れて、生活安定に貢献してくれました。テレビの〈どうぶつ奇想天外〉でも紹介されたことがあるので、表紙の写真を見たら、ああ、あの犬か、と思いだす人もいるかもしれませんね。 主役のジニーは、いまも元気に猫たちを救っているんでしょうか。 |
| 2001/06/07 | 以前、『ビューティフル・ドリーマー』(押井守監督)のDVDについては、いざとなれば北米版が購入できると書きました。で、ものは試しとAmazon.comで現物を購入してみました。 結論からいいますと、このDVDは買ってはいけません。リージョンはオール、画質はまあまあですし、音声は英語と日本語で切り替え可能、字幕もオン/オフ可能なので、ふつうに日本の映画として鑑賞できると思ったんですが……。 まず、画面に日本語が表示されたとき(時計塔の「故障」の看板とか)、英語の字幕が表示されてしまい、これを消すことができません。もっと致命的だったのはエンディングで、校舎を映したカメラがずっと引いていくとき、英語のエンドクレジットを入れるためか、途中で画面がフェードアウトします(主題歌ははいっている)。最後の鐘の音も収録されていません。これでは不完全版でしょう。 日本版をさっさと出してほしいものです。 |
| 2001/06/06 | 翻訳家の金子浩さんから『地下室の箱』ジャック・ケッチャム(扶桑社ミステリー)をいただきました。ありがとうございます。おお、16行。例によってシンプルで雰囲気のいい表紙ですが、原書の表紙(裏表紙に写真あり)はなかなか壮絶ですね。内容もこのとおりだというところが、なんとも……。それにしても、金子さんはどんどん本が出ますね。貿易不均衡だ。 ケッチャムで思いだしましたが、ローカス誌のウェブサイトにブラム・ストーカー賞の結果が発表されていて、その短編部門の受賞作がケッチャムの"Gone"でした。ソウヤーの短編"Fallen Angel"は、残念ながら落選したようです。 |
| 2001/06/05 | ロバート・J・ソウヤーが、オンラインのディスカッショングループをはじめました。参加者の書き込みは、メールで送ってもらうこともブラウザで見ることもできるようです(Yahooへの登録が必要ですが)。興味があるかたは、まずこちらへどうぞ。 このグループで作者が明らかにした最新ニュースをひとつ。ネアンデルタール三部作の第一部 Infinite Faculties が、アナログ誌で連載されることが決まったそうです(2002年1月〜4月号)。過去に連載された『ターミナル・エクスペリメント』と『スタープレックス』は、いずれも売れ行き好調だったとか。 |
| 2001/06/04 | bk1から、例のブリーダープログラムの5月分の売上報告が来ました。売上冊数は5冊。金額は7940円。加算されたポイントは238になっています。添付ファイルで注文された書籍の一覧も届いていますが……なかなか不思議なラインナップですね。今回だけ、ちょっとならべてみます。 怪盗ゴダールの冒険(ミステリーの本棚) 樹村みのり作品集 菜の花畑編 菜の花畑のむこうとこちら 淋しい場所(アーカム・ハウス叢書) となりのののちゃん 三人目の幽霊(創元クライム・クラブ) もちろん、だれが購入したかはわかりません。これを見て、他人にポイントをやるつもりなんかなかったのに――と思われた方は、このページからbk1へとんだときには発注をしないようにしてください。いったんブラウザを閉じればだいじょうぶだと思います。 あるていどポイントがたまったら、わたしの手元で眠っている絶版訳書のプレゼント企画でもやるかもしれません。送料くらいにはなるでしょう。たぶん。 それにしても、わたしの本は一冊も売れなかったのか。うーむ。 |
| 2001/06/03 | やむをえない事情で旅行。今日で40歳。 |
| 2001/06/02 | やむをえない事情で旅行。 |
| 2001/06/01 | おお……もう6月……。 |