お知らせ
2002年3月
| 2002/03/31 | 東野司さんから、『展翅蝶 ―昭和80年、夏―』(EXノベルズ bk1 amazon)をいただきました。いつもありがとうございます。あとがきによれば「夢と幻から生まれた物語」だとか。 昭和78年、怪獣は海へと消えた。 そして昭和80年、夏――少年たちは何を見るのか? ところで、東野司さんは月刊のWebマガジンで「ヒーロー玉手箱」というコラムを連載しています。なぜか3月の更新はありませんでしたが……。 75年の歴史をもつ向ヶ丘遊園がついに閉園。思い出の地がなくなるのは寂しい……。東野さんの描く昭和80年の世界では、まだにぎわいが続いているでしょうか。 |
| 2002/03/30 | やっぱり注文してしまった……『ワイルダーならどうする?』。 |
| 2002/03/29 | この27日に、ビリー・ワイルダーが亡くなったそうです。個人的には、お気に入りの映画監督のベストスリーにはいる人でした。好きな作品はたくさんありますが、一本だけあげるとすれば、やはり『アパートの鍵貸します』でしょう。およそ文句のつけようがない傑作です。 というだけではなんなので、関連書の紹介。 『ビリー・ワイルダー・イン・ハリウッド』 モーリス・ゾロトウ(日本テレビ) bk1 amazon 『ビリー・ワイルダー自作自伝』 ヘルムート・カラゼク(文藝春秋) bk1 amazon 『ワイルダーならどうする?』 ビリー・ワイルダー&キャメロン・クロウ(キネマ旬報社) bk1 amazon 最後の本は存在を知りませんでした。さっそく注文――と思いましたが、ちと高い……。 |
| 2002/03/28 | 対ポーランド戦。 日本が悠々と勝利をおさめた(ように見えた)のは、ポーランドがほとんどサイド攻撃を仕掛けてこなかったからだと思います。FWのオリサデベが、中央へつっこむばかりでなく、両サイドの選手ともっと連携をとっていたら、日本があんなに楽に試合をすすめることはできなかったはずです。その点では、練習台としていまひとつものたりない相手ではありました。 もうひとつは、中田に対するマークが手ぬるかったこと。本番では、あんなに自由に動きまわることはできないでしょう。そのとき重要になるのが、小野の存在です。ふたりが頻繁にポジションチェンジをして、相手が中田ばかりマークしてはいられない、という状況をつくりださなければなりません。 となると、いまの左サイドという小野のポジションは微妙なところです。どんどんサイドから仕掛けてくるチームが相手だと、守備に追われてしまうからです。昨日の試合で稲本をさげた時点で、小野をボランチに入れ、左サイドに三都主を使うというオプションも試してほしかった気がしますが、トルシエ監督にはそういう考えはまったくないみたいですね。ちょっと残念。 愚劣なマスコミ報道がどうあれ、中田と小野が同時に出場しないかぎり、W杯本番での日本チームの予選リーグ突破は不可能だと思います。それどころか、一勝できるかどうかもあやしい……。 今回のポーランド戦は、日本の代表選手にとって大きな自信になったと思います。あとは、それが過信につながらないことを祈るだけです。 |
| 2002/03/27 | 花粉症話の続きです。 はじめてクリニックで診察を受けたのが、2000年の1月。血液検査で、どんなものにアレルギーがあるかを調べたところ、杉だけが圧倒的な陽性、という結果が出ました(ダニやハウスダストは陰性)。そこで、院長先生と相談して、時間はかかるけれど減感作療法をやってみましょう、という話になりました。 2000年の春は、とりあえず内服薬や筋肉注射で症状を抑え、それと並行して、抗原エキスの注射を開始しました。2月から6月上旬までは毎週でしたが、その後は2週間にいちどになり(だんだんエキスの濃度があがっていきます)、これが2001年の5月まで続きました。2001年の春は、やはり症状を抑えるための筋肉注射はしましたが、内服薬はまったく必要ありませんでした。 2001年の6月からは、エキスの濃度が維持レベルに達したので、ようやく1カ月にいちどの注射ですむようになり、そのまま現在にいたっています。今年の春は、抗原エキスの注射をしているだけで、花粉症の症状はほとんど出ていません。強風のなかで花見をしても、酒をのんでも、ふつうに過ごすことができます(目だけはちょっとかゆくなることがあるので、ときどき目薬をさしています)。経験者にしかわからないことですが、とても幸せです。 春が過ぎてクリニックが暇になるころに、また院長先生と相談をして、今後の対応を考えるつもりです。もう1年くらいは、いままでどおり注射を続けることになると思いますが、それで根治するかどうかはわかりません。来年になったら、あらためて報告します。 きのう紹介したリンク先にも書いてありますが、治療をはじめるならいまがチャンスです。もうこんな悲惨な生活はいやっ、という方は、検討してみる価値があると思います。忙しくてそんな気の長い治療はやっとられん、という方のためには、もっと短期間で一気にケリをつける手法も開発されているようなので、調べてみてはいかがでしょう。 楽しい花見のために……。 |
| 2002/03/26 | 花粉症話を続けます。 鼻水だらだらで、せっかくの春がちっとも楽しくないという状況にうんざりしていたころ、たまたまテレビかなにかで、花粉症を根治できる療法が紹介されているのを見ました。それが、「減感作(げんかんさ)療法」です。くわしくはこちらをどうぞ。ずいぶん歴史のある療法だったんですね。 上記のリンク先を読めばわかるように、いちばんのネックは、手間と時間がかかることです。最低でも2、3年は病院にかよわなければならず、しかも効果には個人差があるので、治療が成功するという保証はどこにもありません。なかばギャンブルです。おまけに、どこの病院でもこの療法をおこなっているわけではありません。注射を一本打ってもらうために、何時間もかけて遠い病院へかよう――というのを毎週続けるには、たいへんな根気が必要ですし、仕事の関係でそもそも不可能だという人も多いでしょう。 わたしの場合、たいへんラッキーなことに、自宅から徒歩3分の場所にたまたまアレルギー治療に力を入れているクリニックがあり、そこでこの減感作療法をおこなっていました。しかも、むかいはダイエー、一階はコンビニ、すぐとなりは古本屋という、これ以上は望みようがない立地だったのです。 実際の治療については、また明日。 |
| 2002/03/25 | 今年も花粉症が猛威をふるっていて、知人のなかにもかなり悲惨な思いをしている人が多いようです。堺三保さんだいじょうぶですか? わたしも二十代前半までは「花粉症? なにそれ?」な人だったんですが、ある年から突然、春になると鼻水が止まらない人になってしまいました。当時はまだ勤め人で出張が多く、ろくな食事をしていなかったのが引き金になったのかもしれません。 わたしの場合、眼鏡をしているせいか、目のかゆみはそれほどでもありませんでした。しかし、そのぶん鼻水が垂れ流し状態で、ひどいときにはティッシュを鼻の穴に詰めこみ、その上からマスクをしてしのいでいたものです。とはいえ、客先の担当者と会うときにはマスクができず、薬で強引に症状をおさえるしかなかったため、いつも頭がぼんやりしていた記憶があります。とくに、酒を飲むと症状が強烈に悪化し、もうぐしゃぐしゃでした。 会社を辞めて翻訳一本になってからは、仕事で外に出る必要がほとんどなくなったので、ずいぶん楽になりました(鼻水止めのティッシュはやっぱり必需品でしたが)。病院で治療を受けたところで、副作用が多いし、しょせんは対症療法にすぎないと思っていたので、市販の薬をのみ、マスクをして、じっとこの季節が過ぎるのを待つだけでした。 そんなわたしが、今年は、マスクにもティッシュにも飲み薬にも頼ることなく、平気で花見をしたり酒を飲んだりしています。さて、その秘密とは……? |
| 2002/03/24 | 「積ん読パラダイス」にも、『魔術探偵スラクサス』の感想が登場。「全5冊にわたる冒険の端緒」とありますが、続編の邦訳が実現するかどうかは、読者のみなさんの応援次第です。どうぞよろしく。まあ、『アフサン』や『指輪物語』とちがって、これ一冊できっちり完結しているんですけど。 ネットで感想をさがしていて行き着いたんですが、神戸の図書館は、所蔵図書の目録が検索できるだけではなく、貸し出し中かどうかまでわかるんですね。『スラクサス』だとこんな感じ。便利だなあ。 しかし、文庫本まで図書館で簡単に借りられるようになると……。 |
| 2002/03/23 | 仕事のみ……。 |
| 2002/03/22 | もうみなさんご存じでしょうが、この18日にR・A・ラファティが亡くなりました。 SFファン以外には、さほど名前が知られていないかもしれません。長編のほうはかなり人を選ぶような気もしますが、短編のほうは理屈抜きに楽しめますので(それだけじゃないんですが)、ジャンルを超えて、小説好きの方にはぜひ読んでもらいたいと思います。 幸い、ハヤカワ文庫SFで出た3冊の短編集は、現在もふつうに入手できるようです。以下にあげておきましょう。 『九百人のお祖母さん』 浅倉久志訳 『どろぼう熊の惑星』 浅倉久志訳 『つぎの岩につづく』 伊藤典夫・浅倉久志訳 『九百人のお祖母さん』の収録作品一覧をながめていると、それだけで幸せになってきますね。「日の当たるジニー」なんて、もう……。 もっとほかの作品も知りたい、という方は、こちらを参考にどうぞ。もう一冊くらい短編集を出してもいいんじゃないかなあ。 |
| 2002/03/21 | 強風のなか、花見……。 |
| 2002/03/20 | 去年の夏ごろから発売が噂されていた、山岸真編集の『90年代SF傑作選』の見本が届きました。そろそろ書店にもならぶころでしょうか。 1992年に刊行された『80年代SF傑作選』に続く、日本オリジナル編集の大作アンソロジーです。どちらもSFファンなら必読、とだけいっておきましょう。それにしても思いきった表紙ですねえ。『ノルウェイの森』なみ。 今回、わたしが担当したのは、ロバート・J・ソウヤーの「ホームズ、最後の事件ふたたび」(SFマガジンから再録)と、マイク・レズニックのヒューゴー賞ネビュラ賞受賞作「オルドヴァイ峡谷七景」。なお、後者の解説にちょっとした誤記があり、山岸真さんから以下の文章をここに掲載してくれと頼まれました。 *------------------------------------------------------* 『90年代SF傑作選 上』の256ページ、マイク・レズニックの扉裏作者紹介で、『サンティアゴ』がサン“チャ”ゴになってしまっています。全面的にぼくのミスです。自分が解説を書いた本なのに(しかもその解説を見ながらこの紹介文を書いたのに)、どうしてこんなまちがいをして、それをゲラでも見すごすんだか。 たいへん申しわけありません。作者および読者のみなさまにもおわび申しあげます。もし増刷の機会があったら、修正してもらうようにします。 *------------------------------------------------------* 修正の機会、あるといいですね。 |
| 2002/03/19 | 『魔術探偵スラクサス』の感想も紹介しておきましょう。 黄金の羊毛亭には、作品紹介と感想があります。ただ、作品名をクリックした先にあるネタバレ感想は、ほんとに強烈なネタバレですので、未読の方はまちがっても見ないようにしてください。続編の邦訳はどうなるんでしょうねえ。 あと、思いっきり見逃していましたが、とりイカにも、発売直後の2月18日に感想があがっていました。ハナマとマクリはたしかにあやしい。 あちこちで見かけるんですが、タイトルは「魔法探偵」ではなく、「魔術探偵」です。ご注意を。どっちにしようか迷ったんですけどね、じつは。 |
| 2002/03/18 | 日経ベストPC4月号の「今月のパソ本」コーナーで、『マイクロソフト帝国の反逆者たち』が紹介されています。 「彼ら自身も決して善良ではない。だが、マイクロソフト社内や業界内での信じられないような泥仕合の中で悔し涙を呑む一本気な彼らには、つい肩入れしたくなる。暴露本とも言えるが、それ以前に一冊の本として、娯楽作品として面白い」 うれしいですね。こういう読み方をしてもらえると。それに比べてAmazonのカスタマーレビューは……自分の期待とちがう内容だったからって、なにも★ひとつにしなくても……。いやまあ、なにを期待しようが読者の勝手なんですけど。 「ビースティ・ボーイズ」は、いっそのこと「野獣ボーイズ」にしたらおもしろかったかな? |
| 2002/03/17 | もぐもぐ……。 |
| 2002/03/16 | 大森望さんからルーディ・ラッカーの『フリーウェア』(ハヤカワ文庫SF)をいただきました。いつもありがとうございます。 なるほど、『ソフトウェア』以外はぜんぶ品切れなんですね。シリーズ前作の『ウェットウェア』も古本屋か図書館をさがすしかないのか。ただ、『フリーウェア』自体は、単独で読んでもそんなに問題はないそうなので、今後の邦訳を実現させるためにも、みなさん本屋で買いましょう。 田中一江さんの『ペンギンの国のクジャク』が、紀伊國屋の週刊ベストセラーで堂々の2位。ベストテンにはいるだけでも、けっこうすごいことなんですよ。他人の本の宣伝ばかりしてもしょうがないんですが、もちろんこれは、300万部売れたときになんかおごってもらうための伏線です。 |
| 2002/03/15 | 黙々……。 |
| 2002/03/14 | メールの件名が日本語という新型ウイルス(ワーム)が登場したようです。 某出版社の編集者から「RE:こんにちは」というメール(内容なし)が届き、それにpatch.exeという添付ファイルがくっついていました。わたしもあやうく実行してしまうところでした。幸い、データを破壊したりといった悪さはしないようですが、かなり広まりそうな予感。みなさんもご注意を。 日経の第一報はこちら。各ウイルス対策ソフトのウェブサイトにも情報があるはずです。 |
| 2002/03/13 | ルーディ・ラッカーの『フリーウェア』がもうじき刊行されるということで、訳者の大森望さんが作者のファンサイトを開設しました。 ラッカーの既刊は品切れの嵐だそうですが、このまえの『時空ドーナツ』が出たのが1998年10月。人気のある作家でも、あるていどコンスタントに邦訳が出ないと、旧作はどんどん消えていってしまうのが現実です。もっとも、ラッカーの場合、作者自身が3年に1冊くらいしか本を出さないので、どうしようもない面はあるんですが。 これだけ書籍の刊行点数が増えてくると、出版社もそうそう在庫をかかえてはいられませんので、復刊フェアを充実させるしか手がないような気もします。そういえば、『空を飛んだ少年』はどうしてハヤカワ文庫にはいらないのかな? グリーンジャンボは、もちろんはずれ。 |
| 2002/03/12 | ロバート・J・ソウヤーが、自身のディスカッショングループで新作短編の草稿を公開し、読者からの意見や感想をつのっています。 読者からのフィードバックがどのようなかたちで作品に反映されるのかを知ることができるわけで、なかなか興味深い企画だと思います。おかげでメッセージ数がどっと増えて、とても読み切れなくなりました。 最終的には、カナダにあるBAKKAという書店が企画している30周年記念アンソロジーに掲載される予定だとか。まだちゃんと読んでいないんですが、Shiozakiという名前の日本人(男性)が重要な役で登場しているようです。 |
| 2002/03/11 | 山ごもり。 |
| 2002/03/10 | 山ごもり。 |
| 2002/03/09 | 山ごもり。 |
| 2002/03/08 | 確定申告。ふう。 |
| 2002/03/07 | ゲラ送付。ふう。 |
| 2002/03/06 | 『SAS大事典』バリー・デイヴィス(原書房)――本屋で見つけてふらふらと購入してしまいました。 事典と名のつくものを片っ端から買いこむ病気にかかっているわけではありません(たぶん)。SAS方面では、過去に二度ほど、仕事で調べものを強いられたことがあったので。もちろん「ブラヴォー・ツー・ゼロ」なんて項目もあります。 全965項目、写真・図版308点を収録した「初の本格的事典」だそうですが、英文索引がないのは痛い……せめてネットで公開してくれませんか。 |
| 2002/03/05 | 半村良さんが亡くなりました。bk1の追悼ブックセレクションはこちら。『産霊山秘録』なんかも、いまは手にはいらないのかな……。 |
| 2002/03/04 | 山岸真さんからの情報によると、『魔術探偵スラクサス』の感想は、発売直後からけっこうあちこちにあがっていたそうです。マクリ萌え〜とか。最近、検索サイトはGoogleとフレッシュアイくらいしか使っていないんですが、どうもうまくひっかかってきませんね。 ネビュラ賞の最終候補作が発表になりました。長編部門は、5位が3作同点になったため、8作も候補になっています(それでもソウヤーは漏れた模様)。しかし、この顔ぶれだと受賞作は見当もつきません。ウィリスのPassageは某社から刊行の予定。あの長さだと、翻訳者はたいへんそうです。 ソウヤーといえば、Analog誌の4月号で、最新作のHominidsが完結しました。早く読みたい。 |
| 2002/03/03 | ひな祭り。 |
| 2002/03/02 | 『魔術探偵スラクサス』、bk1のSFコーナーのランキングで6位にはいっています。微妙なところですね。Amazonでは、一時在庫切れになっていましたが、また入荷した模様。ちょっとは動いているのか。 まだ、あまり感想は見当たりません。これくらいかな。あと、中野善夫さんが日記でこんなことを―― 「マーティン・スコット『魔術探偵スラクサス』を二日前に読み終へてゐた。面白かったが、どうしてこれが世界幻想文学大賞を受賞するのかがわからない。文句を云ふのではなく、不思議でならないだけである」 まったく同感です。授賞式では、この作品の名前が発表されたとたん、会場が静まりかえったそうです。ほんとうに集計ミスじゃなかったんだろうか。 |
| 2002/03/01 | カップヌードルのワールドカップチケットプレゼントに当選! ……したのかと思ったらフォークでした。カップヌードルの食べやすさを追求したフォルム! 世界のスーパースター・ジダンのサイン入り! まあ、やけっぱちで日本戦を狙ったので、応募したことすら忘れてました。こんなもので運を使い果たしたくはないなあ。まだ朝日新聞もマスターカードもグリーンジャンボも しかし、永遠になくならないかと思われたカップヌードル、意外に減っていくものです。そのぶん、確実に健康が損なわれているような気がしなくもないですが。 もう3月ですか。えらいことだ。 |