お知らせ
2002年12月
| 2002/12/31 | 本の雑誌増刊『おすすめ文庫王国 2002年度版』(bk1 amazon)のいちばん冒頭で、ソウヤーの『イリーガル・エイリアン』が紹介されています。だからといってベスト10にはいったりはしないんですが。 幻冬社の〈星星峡〉2003年1月号の今月の書評欄でも、佳多山大地さんが『イリーガル・エイリアン』を2ページに渡って取りあげています。でも、ラストの決めの文章が誤植という、衝撃的な結末が。 〈SFマガジン〉2003年2月号では、恒例のSFマガジン読者賞が発表されていて、グレアム・ジョイスの「部分食」が第5位にはいっていました。中野善夫さんの選択眼にまちがいがなかった、ということでしょう。 今年は、趣味に合ったとても楽しい訳書を3冊も出すことができたので、たいへん充実していました。来年は、精神面だけではなく収入面がもうすこし充実してくれることを祈りたいと思います。では、どうぞよいお年を。 |
| 2002/12/30 | 仕事用パソコンの起動時にハードディスクから異音が。うーん、危ないかなあ……。 |
| 2002/12/29 | NHKのBS2で放映された〈ジョン・レノン・スーパーライブ2002〉。じつは、友人からチケットを譲り受けたので、当日会場にいました。しかも、アリーナの7列目中央付近という絶好の席。テレビの画面でもちょこちょこと確認できました。踊る山崎まさよし(足踏みしかしてない)が印象的でしたね。 録画したコンサートをあらためてながめていて、ジョン・レノンが亡くなった日のことをふっと思いだしました。あの日は、FENでひと晩じゅう流れていたジョンの曲を、ふとんにもぐってずっと聴いていました。〈アクロス・ザ・ユニバース〉が流れて、Nothing's gonna change my world というリフレインを耳にしたとき、涙があふれだしてきたのをおぼえています。 それにしてもNHK、致命的な誤訳もあるCDの訳詞をノーチェックでそのまま使うというのは……。 |
| 2002/12/28 | お知らせにときどき出てくる(ゆ)は、ただの記号で、深い意味はありません。 |
| 2002/12/27 | テレビ朝日の特別番組で、元サッカー日本代表監督のトルシエがいろいろと語っていました。トルコ戦の謎の采配は、やはり指揮官がパニック状態に陥っていたことが原因だったようです。 「いまでも後悔している。後半はこのメンバーでいけば絶対に勝てた」と本人が語る布陣は、戸田のワンボランチ、中田と小野のダブル司令塔、左ウイングに三都主、ツートップに鈴木と柳沢。とりたてて意外性はない、というか、ファンならだれでも考えていたような組み合わせです。このていどのオプションさえ試合前に検討していなかったとは……腹が立つやら情けないやら。 まあ、過ぎたことをぐだぐだいってもはじまりません。監督もかわったことですし、今後に期待しましょう。もっとも、ジーコも試合の指揮官としての能力は未知数なんですが……。 |
| 2002/12/26 | 四谷で今年最後の忘年会。飲みすぎ。 |
| 2002/12/25 | 銀座でクリスマス・ランチ。丸の内通りのミレナリオなどを見物。(ゆ)からのクリスマスカードは今年の最高傑作。 |
| 2002/12/24 | 古沢嘉通さんから、訳書の『シティ・オブ・ボーンズ』 マイクル・コナリー(早川書房 bk1 amazon)をいただきました。ありがとうございます。ずっと扶桑社で出ていたボッシュ・シリーズ。講談社へ移ったかと思ったら、そちらで続編が出るより先に、早川でその次の本が出てしまいました。ファンはたいへんです。 版権料の高騰がもたらしたと思われる、こういう出版社間における無意味な移籍は、読者にとっては迷惑千万な話ですし、長い目で見れば、業界のためにも、作者自身のためにもならないと思うんですが。 嶋田洋一さんからは、『紙葉の家』 マーク・Z・ダイエレブスキー(ソニー・マガジンズ bk1 amazon)をいただきました。ありがとうございます。こ、こんな高い本を……。造本といい重さといいこれは世界文学全集の一冊ですか、みたいな感じなんですが、本屋で見かけたら、ぜひともページを開いて中身をのぞいてみてください。とにかく仰天するはずです。翻訳者や編集者の苦労は、想像するだけでもぐったり。最後の索引がまたなんとも……。 |
| 2002/12/23 | 年賀状投函。珍しく早い。 |
| 2002/12/22 | あれこれ。 『誰も死なない世界』の展開そのまんまの裁判、冷凍保存を継続することでなんとか決着した模様。故人の信託財産が結局残らないというあたりも小説そっくり。現実は厳しい。 年賀状。いつもどおりの訳書紹介。筆まめ10がWindowsXPでは動かないということが判明してちょっと手間取りましたが、このところフォーマットが固定されているので、あっというまに完成。安易すぎる? 『ジャングルの国のアリス』メアリー・H・ブラッドリー(未知谷 bk1 amazon)、忘れずにちゃんと購入。 そういえば、今年は『SFが読みたい』の投票依頼が来なかったような……。 |
| 2002/12/21 | 長編翻訳、亀のようなペースで進行中。苦しい。 |
| 2002/12/20 | 新宿で某社編集者と謎の短編集について打ち合わせ。 |
| 2002/12/19 | スティーヴン・バクスターの〈ジーリー未来史〉集大成短編集『プランク・ゼロ』(ハヤカワ文庫SF bk1 amazon)が版元から届きました。わたしはかかわっていないんですが、じつはこれは二分冊の上巻で、来月出る予定の『真空ダイヤグラム』のほうで、一編だけ翻訳を担当しています。 しかし……ジーリーものの長編はぜんぶ品切れかあ。とりあえず紹介しておきますので、興味のある方は古本屋でさがしてみてください。すべてハヤカワ文庫SFです。 『天の筏』 (bk1 amazon) 『時間的無限大』 (bk1 amazon) 『フラックス』 (bk1 amazon) 『虚空のリング(上・下)』 (bk1 amazon) |
| 2002/12/18 | テレビ版アルジャーノンの謎のキャスティングには、ちゃんと理由があったようです。なんという安易な……。 |
| 2002/12/17 | フジテレビで放映されていたドラマ〈アルジャーノンに花束を〉が最終回を迎えました。ずいぶんぎりぎりまで撮影しているものなんですね。これなら、視聴率によってどんどんストーリーも変わりそう。 役者に不満(よかったのは学校の生徒たちと吉沢悠だけ)はあったものの、思ったよりまともなつくりで、それなりに原作(長編版)に忠実な部分もあったりしたので、ついつい最後まで見てしまいました。――で、激しく後悔しました。 先週の第十話で「ついしん」の文字を見たときは、条件反射的に目がうるうる。しかし、あと一回なにをやるんだろうと不安に思っていたら、案の定やってくれました。原作無視の大団円。みんな幸せハッピー。タイトルも「ついしん」もなんの意味も持たなくなってしまいましたね。いっそ〈まごころを君に〉というタイトルにしてほしかった。 |
| 2002/12/16 | 風邪と管理組合と忘年会疲れでダウン。 |
| 2002/12/15 | ロバート・J・ソウヤーの『イリーガル・エイリアン』が、原書房から出た『2003本格ミステリ・ベスト10』(bk1 amazon)の海外部門で、なんと第7位にはいりました。それでいいのか――という気がしないでもないですが。 佐田千織さんから、ファンタジイの新世紀を切り拓き続ける〈真実の剣〉第2部『魔石の伝説6 予見師の宮殿』 テリー・グッドカインド(ハヤカワ文庫FT bk1 amazon)をいただきました。ありがとうございます。好調の第2部もあと1冊で終わり。いよいよクライマックスですね。 |
| 2002/12/14 | さらに昼と夜に忘年会のはしご。仕事の話ばっかりしていたような。楽しい企画がいろいろあるようですが、はたして実現するか。 |
| 2002/12/13 | 某所で某社編集者と忘年会。ここには書けない話が多数。でも、仕事の話はほとんどなし。 |
| 2002/12/12 | 浅倉久志さんから、訳書の『名探偵カマキリと5つの怪事件』(早川書房 bk1 amazon)をいただきました。ありがとうございます。いい表紙ですねえ。 早川書房がはじめた児童書シリーズ〈ハリネズミの本箱〉の一冊。作者はウィリアム・コツウィンクル。一般には、あの『E.T.』の小説版で有名な人です。訳書一覧はこちらをどうぞ。『Dr. Rat』は未訳だったのか。訳者あとがきにあるクマの話は読んでみたいなあ。 なお、いまごろこんなことを書いているのは、届いたらすぐに家族に奪われてしまい、やっと回収したからです。楽しく笑える本だった模様。 |
| 2002/12/11 | 恒例のミステリ翻訳関係者大忘年会。人数が増えすぎたせいか、今年は恵比寿から渋谷の某所に会場が変更になりました。東急ハンズに寄ってから、会場へ“まっすぐ”行こうとしたら道に迷い、遅刻。すっかりおのぼりさん。 某社の編集者とここには書けない内緒の話をして、某社の編集者にあやしい持ちこみ本の表紙を見せたあとは、平和に飲み食いしていようと思ったんですが、顎がまだ不調で大きくあかないので、食事は途中で放棄。ひたすらワインを飲みながらおしゃべり。景気の悪い話が多いです。 ある編集者は、中学一年生の息子さんから『魔術探偵スラクサス』続編の刊行予定をきいてきてほしいと頼まれていたらしく、打ち切りと知ってショックを受けておられました。力が足りず申し訳ないです。これを機に、英語をいっしょうけんめい勉強させて、将来は翻訳者に仕立てあげるというのはいかがでしょう。 某社の有望そうな若き編集者たち(大・近・相)に期待。 昨年の忘年会で、わたしがコートをまちがえたせいで連鎖的にとばっちりをくらった某女性翻訳者にごあいさつ(今回、これがいちばんの目的)。ほんとにすみませんでした。ご希望の『イリーガル・エイリアン』は今日か明日くらいには送りますので、しばしお待ちを。 |
| 2002/12/10 | 小野選手のフェイエノールト、第1から第5キーパーまでそろって故障という非常事態。とうとう17歳の第6キーパーがリーグ戦に出場するはめに……前途は暗い。 |
| 2002/12/09 | 「このミステリーがすごい 2003年版」(宝島社 bk1 amazon)が出ました。いつもミステリ系のランキングにはほとんど縁がないんですが、今年もやはりむずかしかったようです。 海外編のベストでは、『嘲笑う闇夜』と『イリーガル・エイリアン』の得点が、仲良く22点ずつという妙な結果になりました。今後の売上にはまったくぜんぜん影響がなさそうです。でも、小山正さん選出のバカミスBEST10にはどちらも選ばれていたので、満足です。 昨日のフランス版〈千と千尋〉に関する記述に誤りがありました。画質がよくないのは、やはり、うちのあやしいプレイヤーでPALからNTSCに変換しているのが原因だったようです。ちゃんとした環境なら、スクイーズ収録で、日本版と遜色のない画質で見ることができるとか。くわしくはこちらを参照してください。 |
| 2002/12/08 | 〈千と千尋の神隠し〉フランス版DVDが届きました。結論からいうと、映像は赤みがかってはいません。よく比較される予告編の映像ともちがう、落ちついた正しい色です。ジブリはどんな言い訳をするのでしょう。 同じように色がまともな韓国版も出たようですが、やはり、正しい色の日本版をつくってもらうのが筋のような……。 |
| 2002/12/07 | 赤十字から感謝状が届く。いちボランティアに五年ごとにこんなものを送るというのは、経費の無駄遣いにしか思えないんですがいかがでしょう。 |
| 2002/12/06 | 伏見威蕃さんから訳書の『ビッグ・レッド・テキーラ』(小学館 bk1 amazon)をいただきました。ありがとうございます。あー、もらってばっかりだな……。 リック・リオーダンという新鋭のデビュー作ですが、アンソニー賞とシェイマス賞をダブル受賞しています。シリーズはすでに四作出ていて、すべて小学館ミステリからの刊行が決まっているようです。それにしても、〈モダン・ウェスタン・ハードボイルド〉というのは……? 小学館はなんだかミステリに力を入れていますね。今月は『バルカン超特急』も出るとか(!)。新潮社から出ていたジョン・グリシャムの作品も、なぜか小学館文庫に移っています。珍しいパターンのような。今後、新潮文庫のグリシャムはみんな絶版になるんでしょうか。 |
| 2002/12/05 | 顎はまだ不調。来週の連続忘年会を乗り切れるのか? |
| 2002/12/04 | 〈千と千尋の神隠し〉DVDの赤み問題は、ここでも取りあげてきましたが、とうとう裁判沙汰になってしまいました。くわしくは、毎日新聞の以下の記事を参照してください。 ■「千と千尋」DVD、「色調違う」と提訴 京都地裁 ■「千と千尋」訴訟は「企業姿勢の問題」 原告に聞く ■「千と千尋」訴訟 色分布図を証拠提出、青と緑を圧縮か ほかに、こんな動きもあるようです。 スタジオジブリの鈴木敏夫氏はいろいろと苦しい弁解をしているようですが、冒頭のトトロのロゴの色がおかしいという段階で、なにかミスがあったことは明白でしょう。さっさとあやまってしまえばよかったのに……。赤くないと噂のフランス版も購入してみましたが、まだ海を渡っているところなので確認はできません(フランスのDVDはリージョン2ですがPAL方式です。この意味がわからない方は手を出さないほうが賢明です)。 本音をいうと、取引先である徳間書店のことをあまり叩きたくはないんですけどね……。 |
| 2002/12/03 | ここしばらく火曜日はネズミの日なんですが、最近はアルジャーノンも楽俊も出番が少なくてさみしいです。 |
| 2002/12/02 | 黒原敏行さんから、訳書の『コレクションズ』ジョナサン・フランゼン(新潮社 bk1 amazon)をいただきました。ありがとうございます。昨年の全米図書賞に輝いたベストセラー小説。帯に〈家族の絆の修正(コレクションズ)は、最後のクリスマスに託された――。〉とありますので、これもクリスマス本なのかな? 格調高い訳者あとがき付き。 鴻巣友季子さんからは、マーガレット・アトウッドの『昏き目の暗殺者』(早川書房 bk1 amazon)をいただきました。ありがとうございます。題名は「くらき目」と読みます。こちらはブッカー賞とハメット賞のダブルクラウン。なんでこんな立派な本を送ってくれたのかと思ったら、帯に〈事故死した妹が遺したSF小説の裏には何が?〉とありました。それでかな? 格調高い訳者あとがき付き。 それにしても、どちらも大作です。フランゼンのほうは、本そのものがでかいうえに二段組で文字がぎっしり。アトウッドのほうは、見た目はそれほど厚くないんですが、じつは700ページ近くあります。紙がいいんでしょうね。当然、お値段のほうもそれなりに……。わたしのほうは、お返しできるような高い本はとうぶん出ないんですが、どうしましょう。手元にあるのはエイリアンの脱皮本……。 |
| 2002/12/01 | 12月……街は、クリスマス気分……。 |