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小谷野敦『軟弱者の言い分』(晶文社) 読売新聞東京本社科学部『現代科学のキーワード』(講談社ブルーバックス) 上村勝彦『インド神話』(ちくま学芸文庫) 森永卓郎『日本経済50の疑問』(講談社現代新書) ここ数日、あまりに外出していないので、すっかり夜だったが図書館からそのままプチツーリングへとなだれ込む。東大和市の多摩湖へ。寒い上に、水位が異様に低く、真っ暗だった。以上。 で、明日から軽く仕事。 スポンサー募集中
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実は、『北の国から』は部分的にすら見ていなかったが、感想として、おもしろかった。登場人物の描き方やアンチ文明の世界観など、21年続けて変わらぬ紋切型。だが、それがいいのだ。紋切型はおもしろいのだ。安心して見ていられるのだ。毎回、登場人物はどいつもこいつも、ドロドロの男女関係の中で傷付いていく。たぶん、それは自然への礼賛と畏怖を掲げる倉本イズムとは矛盾するかに見えるが、そうではない。純粋なものは常に不純なのだ。人間の倫理よりも自然の摂理の方にこそ従うべき、というか、従わざるをえないというのが倉本聰の主張なのだろう。 もちろん、『北の国から』は五郎(田中邦衛)、息子の純(吉岡秀隆)、娘の蛍(中島朋子)、別れた妻・玲子(いしだあゆみ)を中心とする黒板家の家族の物語である。と同時に、富良野や東京でそれを取り巻く人々の群像物語でもある。八幡丘の牧場の草太(岩城滉一)、玲子の妹・雪子(竹下景子)、五郎の同級生で木材屋の中畑(地井武男)、それに純の恋人として随時登場するれい(横山めぐみ)、タマ子(裕木奈江)、シュウ(宮沢りえ)、結(内田有紀)などなど。21年も続けていれば、それなりに登場人物は多くなる。常にいくつかの物語を同時に走らせ交わらせ、一つの物語を作っていく。思うにこれは、日本人のオタク心を刺激してやまない構造だろう。 『ガンダム』だとか『銀河英雄伝説』のような、大きな世界観の中の氷山の一角として描かれる物語は、その描かれないサイドストーリーを読者・視聴者が考えるという楽しみがある。「同人誌文化」とでも言ったらいいだろうか。『北の国から』も、この同人誌文化の俎上に載せられることは間違いない。そう思って、コンプリートした後、いくつかのファンサイトなどを見て回ったら、やっぱりいた。『北の国から』の設定と登場人物を借りた小ばなしを書いてる人が。絶対、ガンヲタのノリで同人誌作ってる奴もいるだろうな。だが、今のおれも含めて、何事か言ってみたくなるというのは、たぶん名作の証なのだ。 さて。『北の国から』は完結してしまった。明日から何をしよう……。 スポンサー募集中
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