タイトル
 妖怪花あそび
 販売元
 やのまん
 デザイン
 水木 しげる
 プレイ人数
 2人〜
 プレイ時間
 適宜
   

 前回のUNOに続いて、もう一丁キャラクター物ゲームを紹介します。その名も"妖怪花あそび"! ^^;;

 この妖怪花あそびですが、要は「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターを冠した花札です。水木しげる作画活動50周年の記念企画として発売されたもので、裏の台紙の色違い(黒・赤・緑・青)の4種類が存在しています。(表模様のデザインは同一。)
 一応、特別な遊び方の説明も付属してはいますが(追加役など)、ゲームとしては、ただの花札と思った方が良いでしょう。但し、この妖怪花あそび、そんじょそこらのキャラクター物ゲームとは、デザインの出来が違います。パロディと言うべきなのか、良く判りませんが、見て笑える札が沢山あります。

 今回は、花札の簡単な説明をしながら、この秀逸なデザインの幾つかを紹介して行きたいと思います。(尤も、鬼太郎世代じゃないと意味無いかな..。)




 まず花札の起源ですが、それは桃山時代まで遡り、現在のデザインになったのは江戸時代中期のことらしいです(←任天堂からの受け売り)。花鳥風月を表したデザインと言い、運と駆け引きを兼ね備えたルールと言い、日本オリジナル・カードゲームの、最高傑作なのではないでしょうか?
(管理人後記: と、思っていたら起源はオランダ辺りにあるそうです。)

 そもそも、数字も表現するカードでありながら、数字を摸した模様すら無いカードゲームなんて、花札位なのでしょう。博打道具であったと言う、後ろめたい背景が原因なのか、次第に遊ばれる機会が減ってしまって来ているのは、残念なことだと思います。(いまの若い人、花札の遊び方、知ってます?)


 まず基本的なこととして、花札の図柄は1年の1〜12月を表しています。

 1月  2月  3月  4月
 5月 菖蒲  6月 牡丹  7月  8月
 9月 10月 紅葉 11月 柳 (雨) 12月

 例えば、オイチョカブは、この月数を使って遊ぶのが本来の在り方です。決して、トランプで遊ぶものでは有りませんよ。また、親一つ選ぶにしても、各人1枚札を引いて、その月数の一番小さい札を引いた人を親にしましょう。ジャンケンなんて無粋ですね。

 また、花札の札には0点、5点、10点、20点の各点数が決まっていて、これも覚えるしかありません。覚え方としては、植物しか描かれていない札は、0点札となります。また、短冊の描かれている札は5点札です。
 問題は10点と20点の見分け方ですが、基本的に、図柄が華やかな札が20点札となります。^^;; まぁ、20点札は5つしか無いので、覚えた方が早いでしょう。

 さて、花札の遊び方ですが、こいこい・花合わせ・オイチョカブ等、幾つかの物が存在して居り、ローカルルールも数多いと推察されます。また、八八と言う面白い遊び方もあるらしいのですが、残念ながら私は今だ、やったことがありません。^^;;


五光(20点札×5枚)

 ここでは今時の若者の為に(?)、こいこい の遊び方を説明します。恐らく沢山のローカル・ルールが存在するでしょうから、以下はあくまでも基本的な部分だと思って下さい。

 − 準備 −

 こいこいは2人用のゲームです。まず、先に述べた方法で親を決めます。親は札をよく切った上で、各人に8枚の札を配り、更に場に8枚の札を開いて置きます。そして、残った札を山札として、中央に積んでおきます。これで準備は完了です。
※ この状態を、手八の場八などと呼びます。その他、手七の場八など、バリエーションは多彩です

猪鹿蝶
赤短
青短
 − プレイ手順 −

 親から先にプレイします。手番が来たプレイヤーは、手札から1まい選び、場札の中に月が合う札があれば、そこに重ねて置きます。これを合札と呼びます。また、合札が無い場合は、手札の1枚を場札として出します。
 次に山札から1枚引き、その札と場札に月が合う物があれば、それも合札とします。合札となった札はプレイヤーの物となり、表にしてプレイヤーの前に置いておきます。

 こうして、手札が無くなる迄、プレイを続けて行く訳ですが、役が完成した時点で、ゲームをストップすることが出来ます。ストップを宣言したプレイヤーがそのゲームの勝者となり、その時点で作った役の合計点が勝者のポイントとなり、敗者はその分がマイナスとなります。

 こいこいの妙味はこのストップするか否かの判断にあり、更なる出来役が望める状況であれば、ストップせずにゲームを続行させます。(この続行を宣言することを、"こいこい"と呼ぶ訳です。)但し、余り欲張りをしていると、相手に役を完成されてしまい、それまでどんなに役を作っていてもパーになってしまう訳です。




 − 出来役 −

 花札の出来役は如何にも日本的な物であり、趣があります。以下、主な出来役を紹介します。尚、括弧内が役の点です。こいこいでは役の点のみに意味が有り、札自体の点は無視されます。

五光 10点 5枚の20点札を5全て集めます。
四光 8点 20点札を4枚集めます。但し、柳(雨)の20点札が入っていると、雨入り四光と呼ばれ、7点となります。
三光 5点 柳(雨)を除いた、20点札3枚を集めます。
花見で一杯 5点 桜の20点札と菊の20点札を集めます。
月見で一杯 5点 芒の20点札と菊の20点札を集めます。
猪鹿蝶 5点 萩、紅葉、牡丹の10点札を集めます。以後、その他の10点札が増える度に1点追加。
赤短 5点 梅と桜と松の5点札で、短冊に文字が書いてある物3枚を集めます。以後、その他の短冊札が増える度に1点追加。
青短 5点 牡丹と紅葉と菊の5点札で、青い短冊のもの3枚を集めます。以後、その他の短冊札が増える度に1点追加。
短冊 5点 任意の5点札5枚を集めます。以後、その他の短冊札が増える度に1点追加。
タネ 5点 その他の10点札が増える度に1点追加。
カス 1点 任意の0点札10枚を集めます。以後、その他の0点札が増える度に1点追加。



 最後に、私のお気に入りのデザインの札を紹介します。特に、この柳のカス札を見て大笑いしました。"ぬりかべ" が特にイケてます。^^