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ドルンター・ドルーバーは一風変わった(狂った?)都市開発をモチーフにしたボードゲームです。プレイヤーは自分の所有する建物を密かに護りながら、街中に道路・水路・城壁を施設して行きます。
始めにプレイヤーは始めに、自分の所有する建物の色を決めます。この作業はカードを引くことに依って決定する為、各プレイヤーがどの色の建物の所有者であるのか、自分以外は判りません。次にプレイヤーは、道路・水路・城壁が各々描かれたタイルを受け取ります。また、タイルの大きさにはボードのマス目に対して、1×1・1×2・1×3の3種の大きさの物が存在します。
以上、準備が整ったらゲーム開始。手番のプレイヤーは、自分の持っているタイルをボード上に配置します。正し、タイルの置き方にはルールが有り、絵柄が繋がらない様な置き方や、タイルが重なる様な置き方は出来ません。そして、これらルールを守った上で、ライバルプレイヤーの建物の上を狙ってタイルを置いて行きます。タイルを被せられたライバルの建物は破壊され勝利ポイントを減らすことになります。逆に、自分の建物をライバルに破壊されないようにタイルの並びを工夫することも重要でしょう。
ここで、重要なファクターとなるのが公衆トイレの存在です。プレイヤーはタイルを置いて、建造物を破壊することが出来ますが、何故か公衆トイレだけは自分勝手に壊すことが許されません。公衆トイレの破壊を行うプレイヤーはその旨を宣言し、合意を得る必要があります。合意を得ると言っても話し合いを行うのでは無く、いきなり評決によって決定します。プレイヤーには、この評決に使用する投票カードが事前に配布されています。投票カードにも種類が有り、単なるイエス/ノーを表す物から、ノー×3票分の強い拒否カードや、賛成も反対もしない中立カード等が存在します。但し、中立カード以外は1回使い切りなので、強力なカードはココ一番の時まで取って置いた方が良いでしょう。 この様にして、各プレイヤーが手持ちのタイルを配置し終えるまで、手番を続けます。そして、誰も配置出来なくなったら清算タイム。各プレイヤーは自らが何色の建物のオーナーであるのかを公開し、破壊から逃れた建物の合計ポイントが最も高いプレイヤーが勝者となります。 さて、このゲームのポイントですが、如何に自分の所有建物をバレない様にして、ライバルの建物を破壊するかに尽きるでしょう。一度、自分の建物をライバルに悟られてしまえば、集中攻撃を受けて、建物達はボロボロにされてしまいます。そこで、ライバルを欺く為には、自ら自分の建物を破壊する様な行為が必要になるかもしれません。無論、最も重要なのは評決時の態度であり、安易に強力な投票カードを出してしまうと、どの建物を守ろうとしているのかバレてしまいます。そこで、ここ一番の評決以外には「中立」のカードを使用するケースが増えて来ます。 このドルンター・ドルーバー、システム的にも良く出来たゲームであると思いますが、読み合いな部分がある為、パーティゲームとしての盛り上がりには欠る傾向がある様です。例えば自分の建物が壊されても、平然としている必要があるため、どうしてもジットリとしたゲームになりがちです。尤も、プレイヤーの中に口先三寸でライバルを騙す様な、三味線の巧みな人が居れば、また盛り上がりも違うでしょうし、プレイヤーを選ぶゲームなのかもしれません。本ゲームのデザイナーは、「カタンの開拓」の作者として有名な Klaus Tueber 氏。1991年の独年間ゲーム大賞を授賞しています。 | |||||||||||