リゾート見聞録・番外編
2001年夏
噂の(?)ガルーダインドネシア航空 ビジネスクラス見聞録
生まれて初めてのビジネスクラス搭乗。これまでさんざん飛行機には乗っているが、憧れのビジネスクラスが格安だっただめ、ついに今回思いきって搭乗することにしてみた。
ただし、そこはガルーダインドネシア航空。
旅行雑誌などで見る「ビジネスクラス特集」などには取り上げられることもなく、せいぜい大手旅行代理店のツアーパンフでちらと載っている程度。人に聞いても「期待するほどではない」といった意見だったし。というわけでそんなに期待することもないまま、8か月ぶりのバリ島行きを迎えた。
●ドキドキ・ワクワク バリ島への往路
出発当日、名古屋空港ガルーダのCクラスカウンター。じゅうたんが敷いてあってちょっと気分がウキウキ。
カウンターのお姉さん達がキーを操作している間にふと振り向くと、後ろに数組並んでいてびっくり。エコノミーのカウンターには一人も並んでいないのに、ビジネスのカウンターにだけ人が。私が「超格安だ!」と思って買ったように「安い!買おう!」と思った人がたくさんいたということだろう。
喫煙席を希望したが混んでいるのでさほど遠くはならず、4番の席をもらった。6、7番の喫煙席に近いけど混んでるし、ま、いいか。ということでエグゼクティブラウンジへ向かう。
名古屋空港では各社共通ラウンジとなるが、あまりにしょ〜もなくて涙でそうになってしまった。あれなら福岡空港国内線のラウンジのほうがいいかも…。さすが!何事もケチくさい造りの名古屋空港だ。数年後に開港予定の中部新国際空港に期待するとするか。まあ今回のところは贅沢は言うまい。な、なにせ超格安…(^^;)あれで文句を言ったらバチが当たるというものだ。
時間になったので搭乗。やはり優先的に搭乗できるのは気分がいい。待ち受けている乗務員に「スラマッパギ」。日本語の新聞もまだたんまり置いてあるので読み放題。Yクラスだと日本語の新聞が残っていないこともあるし…。座席もやはり広い!
おおむねの乗客が座席についたところで、ウエルカムシャンパンが配られる。周りを見まわすと結構座席は埋まっている。Yクラスは勿論満席のようだったが、Cクラスまで満席に近い状態だとは思ってもみなかった。シャンパンでいい気分になったところで離陸。水平飛行まではあっという間だった。
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| 名古屋空港エグゼクティブラウンジ。広いことは広い。 | ウエルカムシャンパン | 機内の風景 | 機内の風景 |
ドリンクのサービス。選び放題ではあるし、喫煙席にいたオヤジたちはヘネシーなんぞ頼んでいたが、朝から飲みたい気分にもならなかったので可愛くジャワティーを注文(笑)。
そういえばパーソナルTVがついているのだったと思い、映画を観ようかとも思ったが、う〜ん観たい映画がない。昨年やっていた「グリズリーの滝」のほうがよかったなあ。ちょっとだけ見てみたら、キアヌ・リーブスがでていたような気もするがなんかいまいち。先ほどもらった新聞とガルーダ機内誌を読んで過ごす。
実は日本語機内誌を結構楽しみにしている。今回行く予定のジンバラン「サザンスターズ・カフェ」も取り上げられていた。
名古屋発は11時なのですぐにランチタイムとなる。乗務員が白いクロスを持ってきてテーブルに敷いてくれた。おおっCクラスらしい〜。出てきた食事はこんな感じ。(以下写真参照)
味は同行者の頼んだ和食より私が頼んだ洋食のほうがかなり良かったように思う。名古屋のケータリング会社でつくっているのに何故にいまいちなのか?謎だ…。でも1品1品持ってきてくれるので、ちょっとだけレストランの気分は味わえるかな。
<昼食メニュー 洋食>
◇アペタイザー
・焼き帆立貝と冷たい海老
・スモークチキン
・ズッキーニとトマトのマリネ
◇サラダ
・季節のサラダ
◇主菜
・牛テンダーロイン赤ワインソース(付け合わせ:ポテト、大根、人参、オニオン)
・パン
・チーズ
・デザート(チョコレートタルト)
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| 日本発便での昼食(洋食)。メイン以外の皿が載っている状態。 | 日本発便での昼食(和食)。お味は微妙・・・。 | 和食のメイン。煮物とご飯。 | 洋食のメイン。このお肉は美味。柔らかくて食べやすかった。 |
食事を終え、気流の悪いところも無事通過し完全に安定飛行となったときに、乗務員にコックピットをみせてほしいとお願いしてみた。トイレにいったとき、コックピットのドアが全開ではっきり言って丸見えではあったのだけど(苦笑)、一応礼儀として。
すると笑顔で乗務員がやってきて「OK」と。ヨシヨシ、撮影撮影。どんな所で操縦してるのか一度みてみたかったのだ!乗務員が「キャプテンです」と紹介。えらく陽気なオジサマである機長がニコニコと迎えてくれた。かたや副操縦士は新聞を読んでくつろいでいる。
機長が「写真一緒に撮る?」と聞くので、喜んでイエ〜ス!と答えるとしっかり肩に手をまわす機長。一緒に写真に収まってくれたのはいいが、機長といえど単なるスケベオヤジだっただけか…?(笑)
コックピットは結構狭く、あんなとこで仕事しながらバリ島へ向かうのはちと窮屈でいけねえや、という感想だ。(エアバス330)
そういえばTVでみたのはもっと広かったなあ。また、すごく爽快な風景がみえるのかと思っていたら窓はさほど大きくなく、雲しか見えなかった…。でもまあ、めったに見ることのない面白いものを見せてもらったと思う。そうこうしているうちにおやつの時間。また食べるんかい!と一瞬は思うのだが、ついつい手がでるのが情けない。だされたものは食べないとね…もったいないオバケがでるからね…軽食はなかなか美味しかった。海老のカナッペが私の食欲のツボにはまった。
<軽食メニュー>
・サーモン寿司
・ツナサラダとブラックオリーブのカナッペ
・海老のクリームソース和えカナッペ
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| コックピットの様子。新聞読んでくつろいでる副操縦士。 | こちらは機長。 | 機長とともに。手がやらしいぞ。 | 軽食。カナッペが意外にも美味しかった。寿司は駅弁の寿司の味に似ているような。 |
往路はだいたい7時間ぐらいの飛行時間だが、初めてのCクラスでテンションがあがっているうえ、同行者とおしゃべりしていたので長いとは感じなかった。レターセットももらったしね。そんなサービスがあるとは知らなんだ。そういえば子どもの頃国内線に乗ると必ず絵葉書がもらえたことを思い出した。懐かしい!あの頃ってまだプロペラ機も飛んでたなぁ〜しみじみ。
私のシートのテーブルがどうもきちんと開かなかったし、フットレストもかなりの力で押さないときちんと伸びないなどいろいろあったのだが、ガルーダだから許す(笑)とりあえずシートは広くてやはりラクだった。
●一路日本へ。やっぱりガルーダだなあ・・・
同行者は先に帰国したため私一人での搭乗だったし、空港免税店で買うものもないので離陸1時間半前にホテルの車で送ってもらった。
カウンターにいるオイチャンが私を手招きしている。陶器のつまったスーツケース、陶器ほかATAの籠や食材等がつまった段ボール箱2つをひいてそちらへ向かった。
荷物を預けたら「重いねえ、何入ってるの?」とオッチャンとオバチャンに聞かれる。「ケラミック」と答えると余計に「?」という顔をしていた。段ボールで陶器を持って帰る人間は少ないらしい。(当たり前か。)Yクラスだと重量オーバーだったが、今回はCクラスなのであ〜よかった。オッチャンは荷物に「割れ物」の札を貼り、ガムテープでぐるぐる巻きにしニタッと笑った。よぉし私の大切なジェンガラは任せたぞ!!!
そして座席は喫煙席から遠いところをと指定し、今回は2番をもらった。
さて、出国審査を受けてラウンジへ。入り口で可愛らしいおねえちゃんに「こんばんは」と日本語で声をかけられた。
ホテルのスパで夜10時まで過ごしたため夕食を食べていなかった私は、ソファに荷物を置いて早速軽食の並ぶコーナーへ。おお、ソトアヤム(麺入りスープのようなもの)があるではないの。まずはこれを食べよう。美味美味!さらに胃が目覚めてしまったため、ミニピザ、チキンなどを食べる。チキンは美味しかったが、そのほかはまああんなものでしょう。軽食だし。コーヒーも結構美味しかったし、快適快適。ラウンジ内には名古屋便の乗客とスタッフしかいなかったからガラガラ。皆さんそれなりにお歳を召した方ばかりということもあるだろうが、何か口にするでもなく気怠くソファに座っているだけなので、私一人だけが動きまわっていたかも。
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| 各社共通ラウンジ内。並んでいるのは軽食。 | ソト・アヤム。濃すぎず薄すぎず、ほどよい味付けで気に入った。 | チキン、クロワッサンサンド、ミニピザ。チキンはよいが、あとはいまいち。独特のコーヒーの味にはまっておかわりしまくっていた。 |
そして搭乗。往路のCクラスの混雑がウソのように空いていた。禁煙席にはほとんど客がおらずラウンジにいた人々はみな喫煙席に。そのせいか乗務員には離陸前からやたらと気をつかってもらったような。(子どもの一人旅じゃないんだからねっ、もう。)
離陸後、男性(オヤジ)乗務員がやってきて、何か言っているので一体何かと思ったらご丁寧にTVとヘッドフォンをセットしてくれた。まるで子ども一人で飛行機に乗っているような扱いで、どうしていいものやら(苦笑)見た目より老けてるんだから気にしなくていいってば!と言いたくなるような親切さだった。単に暇だっただけか?
アメニティももらった。靴下のほか、アイマスク、歯磨きセット、マウスウオッシュ、クリームなどが入っているセットだ。布のきんちゃく袋がプリティ〜。
シャンパンが出てきたのでテーブルを開くと、なんとパンくずだらけ!こら〜掃除のねーちゃん達よ、ちゃんと仕事しろっ。机はちゃんと開けてチェックしろ〜〜〜!!!まったく自分が上司だったら卒倒しそうな仕事ぶりだわっ。でもこれもバリらしいといえばバリらしいか・・・。乗務員がそれを見て、笑っておった。ま、いっか。
それからワゴンにて軽食がやってきた。ラウンジで腹ごしらえはしたし、食べないでおこうかと思ったがあまりに美味しそうだったのでついつい手が出てしまった。うん、なかなか美味。これで心おきなく眠れる。
<軽食メニュー>
・巻き寿司
・スモークチキン&トマト&きゅうり
・ローストビーフ&キュウリのピクルス&グリーンオリーブ など
女性の乗務員に「なにか飲み物は?」と聞かれ、コーヒーを頼んだら「じゃあよく眠れるようにミルクたっぷりにしておきますね」と。なんとも優しい気配りではないの。ミルクコーヒーを飲んだ後、眠りについた。座席が広くて楽なのでぐっすり・・・。
目覚めると朝食の準備がはじまったところだった。「どちらがよろしいですか」と聞くので「和食を」と答えたら、どこをどうみても洋食にしか見えない朝食をもってきてくれた。(笑)
<朝食メニュー 洋食>
・果物
・シリアルまたはヨーグルト
・オムレツ(付け合わせはほうれん草、ポテト、トマトソース)
・パン(クロワッサン、チョコレートマフィン、ダークレイロール(ってナニ?)などがあった。)
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| 軽食。うう、何でこの春巻き美味しいんだろう・・・つい食べちゃった〜!このとき草木も眠る丑三つ時は過ぎていた。とほほ。 | 洋食の朝食。まあこんなもんでしょう。 |
オムレツ等だけ食べてごちそうさま。決してまずくはない。洋食を注文した(いや、私はしてないけど・・・)人が少なかったようで、何度も「パンはいかが?」「どうぞ」ともってきてくれるんだけど、さすがに深夜ラウンジできちんと食べたから寝起きにはいらないや。でもパンはなかなか美味しかった。温かかったからだろうか?しきりにチョコレートマフィンが美味しいよと勧められたが。
食事が終わり、機内販売誌に乗っていたガルーダベアが欲しかったので、乗務員に聞いてみた。「ございます」というので、じゃあとクレジットカードを出すと50US$以上のものにしか使えないとのこと。で、円とドルの現金混合でもオッケーだというのでそれでお願いしたら、戻ってきたおねえちゃんが「ごめんなさい、ありませんでした」と。がび〜ん!欲しかったのになぁ。(そういえばSQでもSQベアはないと言われた。2連敗だわっ!)じゃあいいや、と言うとおねえちゃんが申し訳なさそうな顔をして去っていった。
もうすぐ着陸態勢に入るというとき、そのおねえちゃんが「こちらどうぞ」とガルーダトランプをくれた。あらら、気にしなくていいのになあ。基本的には子どもへのプレゼント用みたいだがまあいいでしょう。どうせ年齢不詳だし(笑)
いよいよ着陸。今回も無事に名古屋へ帰ってきた。入国審査もトップで通過、荷物も最初にでてくるので快適快適。荷物がくそ重たいのをのぞけば…。税関では「その荷物なんですか?」と聞かれたものの「え〜お皿とかぁ、コップとかぁ〜あとはお菓子とかぁ〜」と語尾のばし攻撃のおかげか、「見せろ」といわれることもなく通過。こういう人が意外にもヤバイ奴だったらどうするんじゃい。ヤバイものが段ボールの中に隠してあるかもよ、おにいちゃん。ま、今まで一度たりとも荷物を開けろと言われたことがないってことは、余程私は安全パイの顔をしているのだろう。いいんだか悪いんだか。
値段の割にはオトク感満載のフライトであった。最初から期待していなかったせいもあるだろう。いかにもガルーダらしい出来事はあったけれど、バリ島に行くのにこれぐらいで怒っていては身がもたない。何せ、バリ島らしさを機内からどっぷり満喫できる貴重なエア。SQも使ったけど、やっぱり直行便ってのはいいな。航空券も超激安だったしこれはヤミツキになりそうだわあ〜(^^;)