ちちんぷいぷい

練馬区内の年少児を中心にした幼児とママたちのサークル。

表現あそびや劇あそび・ごっこあそびとお芝居の鑑賞を中心にしたグループです。

誰でもいつからでも参加できますが、会員になると、企画の会議に参加して、
場のリーダーや演じ手になることもできます。

 


ちんぷい

夏のキャンプはこちら−
第1回参加型劇あそび「森はおおさわぎ」

森のクマのお母さんには子どもが3匹。いつも忙しく働いているクマのお母さんの元へ、
2匹の小熊が帰ってきました。たくさんの森の動物たちのお友達も一緒です。

さあ、おやつをあげましょうね、とハチミツをくれるクマのお母さん。そこへ、カメがのっそり
やってきて、「おーい、た・い・へ・ん・だぁ」

なんと、末っ子のミーシャが底なし沼に落ちそうだというのです。

そこで、森の動物たちと一緒に、クマのお母さんは、ミーシャを助けに行きます。

森の中を抜けて、みんなで力を合わせ、時には、妖精のちんぷいの力を借りながら…。

子ども達は、森の動物の格好で参加します。クマのお母さんからハチミツをもらったり、
声をかけてもらったりしているうちに、一緒にミーシャを助けに行くことになります。

さて、どうなることやら…。

第2回観劇会「かいじゅうたちのいるところ」

カナダの劇団が風の子のフェスティバルに参加しました。参加型の幼児向きのお芝居と
いうことで、子ども達とママたちは、赤坂へ。

子どもが産まれてからは初めてだわというママ達の声。子ども連れでも、みんなと一緒の
お出かけは、助けたり助けられたりして、捨てたものではありません。

第3回 ごっこ遊び「お店屋さんごっこ(無対象で)」

おかあさん達のお店はどこも台が1台あるだけ。それでも、それぞれの台には、
魚、野菜、果物、花、洋服、帽子、靴、パンが載っています。

子ども達は6人ずつのグループで1軒1軒、お店を回ります。

「今日のお薦めはなんですか?」

店長は、色々な品物を出してくれます。いろいろ買ってもらって、今度は、自分で買い物に。

お財布を首からかけてもらって、今度は、一人で行きます。

ドレスとガラスの靴を買って、カボチャを買った女の子、
「これから、お城のパーティーに行くの」

お母さんにプレゼントをすると、大きな薔薇の花束を買った女の子。

じっくりゆっくり見て回る男の子。

また、遊びの世界が広がりました。

第4回 お散歩「小さい秋を探しに」

先週、10月31日、雨が危ぶまれた中、木洩れ日もチラホラする陽気になり、
みんなで、石神井公園に秋を探しに行きました。

Mちゃんのパパ、K君のパパ、K君とD君のパパ、Cちゃんのパパ、SちゃんT君のパパと、
思ったよりパパの参加が多く、それぞれ、ファミリー単位になったり、混ざり合ったりしながら、
木々の間をお散歩しながら、秋を探してみました。

雨上がりの木の葉は、ペッタリと地面に張り付き、カサカサを体験したかったのですが、
そのかわりに、ベタベタの木の葉に触ってみました。

それでも、気持ちよく吹く風が、ヒラヒラと落ち葉を散らしてくれていました。

K君は、高い木の実を取りたくて、パパに肩車してもらっていました。
「こだわっていて、気にいったものしか、袋にいれないんですよ」とお母さん。

いつも元気なA君は、ボートに乗った親子連れにいっぱいっぱい手を振っています。

気の優しい2才のD君は、池の水鳥に、「鴨さん鴨さん」と呼びかけます。

やんちゃなT君は、これからお出かけにも関わらず、水遊びを始めようとして、パパが慌てて
止めています。

第5回 「秋になってみる」

9月の無対象のお店やさんごっことは変わって、今回は、何かになってみる体験です。

「なにかになる」ということが、初めてで、どのくらいできるかなぁという
不安はありましたが、Mさんのリードで、スタートです。

最初は、動かない「石」です。
一番に反応したのは、小学校2年生のYちゃん。幼児の集まりの中では、唯一の小学生です。
クルリと身体を丸めて、石の形を表現します。

年少の子ども達の表現は、形ではなく、心です。
だから、身体の形は石の形ではなく、いつものままの子ども達。
それでも、ゴロンとなったまま、動かない子や、そのままじっとしてしまう子もいて、型に
はまらない表現を見せてくれました。

それから、ママ達がその石を転がしたり、持ち上げたり。
「ウチの子、重い石になってて、なかなか動かないんです」とMちゃんのママ。

コロコロ転がしてもらうのが嬉しくて仕方がないCちゃん。

おとなしそうなのに、実はとっかりもののMちゃんは、ママの横で、小さく丸まっています。

どんぐりを袋から出して、みんなで観察。
大好きなどんぐりはどれ?と聞かれて、持ってきた物は、ホントにそれぞれ。

ちょっとひびが入ったもの、ツヤツヤ光ったもの、小さな芽が出てきているもの、
大きなどんぐり、小さな可愛いもの。子ども達の価値観は、驚くほど違います。

そうして、どんぐりになります。

今度も、どんぐりの形ではなくて、どんぐりの気持。どんぐりと一体になっている
感じ、と言ったらいいでしょうか。

それから、みんなで「どんぐりとやまねこ」の紙芝居を読んでもらいました。
SさんとTさんの熱演で、少し難しい話にも関わらず、子ども達は、しっかりと集中して見ています。

それから、どんぐりの裁判の場面。

Sさんが「どんぐりたち、少し静かにしないか」
そうすると、妖精のちんぷい(中学3年の女の子)が、「私が一番可愛いから、私が偉いのよ」
今度は、A君のママ、「私が偉いんだよ」すると、前に座っていた子ども達が、次々に立ち上がって、
「僕が偉い、私が偉い」と手を挙げて、飛び上がります。

「何かになる」という遊びと「劇あそび」を一緒にやったことと、
テーマの難しさは反省材料でしたが、それでも、この先継続していける可能性をたくさん感じた回でした。

第6回クリスマス会

妖精のちんぷい(中学生)が「クリスマスって誰が来るの?」と問いかけます。
「サンタ!」と、子ども達。
「サンタって、何に乗って来るの?」と、また、ちんぷい。
「ソリ!」と、子ども達。
「ソリが走るのには、何が降ってくるといいのかな?」とちんぷい。
「雪!」
「だったら、雪を降らせようよ」と、ちんぷいが、新聞紙をちぎってパァとまいて見せます。

初め、子ども達は、座ったまま、「ちぎる」という作業を丁寧にこなしていきました。
これには、ちょっと驚いたのですが、工作の作業のように取り組んでいるのかもしれません。

そのうち、ママ達が、ちぎった新聞紙を子ども達の頭の上から降らせたり、新聞紙の雪の山に、
子ども達を埋めたりし始めました。
そうすると、俄然、子ども達も元気になります。
まるで結果を求められる工作のようだったものが、解放していい遊びに変わります。
そうして、満面の笑顔に変わっていきます。

新聞紙の雪が床一面を埋め尽くした後、みんなで雪だるまを作ります。
大きな半透明の袋に雪のかけらを拾って詰めて、ガムテープで止めると、大きな雪玉のできあがり。
そこに、目鼻をつけて、雪だるまの完成です。

そうして、子ども達は、雪だるまが完成する頃、真っ白いひげの、なんだか情けない格好の男の人が、
廊下の隅に立っているのを見つけました。

サンタさんが来やすいように雪を降らせて待っていた子ども達の前に
真っ白いひげの情けない様子の男の人が立っていました。

すぐに、その人を囲む輪ができて、子ども達は興味津々の顔でのぞき込んでいます。
「サンタさんかな?」「サンタさんだよ」小さい声が囁いています。

「サンタさん!どうしたの?」と、ちんぷいが尋ねます。
ちんぷいとその男の人は、知り合いのようでした。
「それがね、サンタの国のいたずらサンタに儂の帽子も服もズボンもぜーんぶ持って行かれてしまってね。
みんなにあげようと思っていたプレゼントも隠されてしまったんだよ」とその人(サンタさん)は言います。
「探してあげるよ!」すぐに子ども達から声が上がりました。

ここは、予定ではちんぷいが「探してあげようか?」と水を向ける予定でしたが、そんな必要もなく、
子ども達はもう、ノリノリ。

そこでちんぷいが魔法で地図を出しました。パンダの絵が書いてあります。

「どこの地図かなぁ?」とみんなに見せると、ここでもすかさず子ども達から「パンダ公園!」と、
すぐ裏の公園の名前が上がりました。
地図には子ども達の名前と捜す物、それが隠されている場所が書いてありました。

どの子にも見つけられる機会がほしいというママたちの要望で、同じくらいのペースで探せるような
グループ分けがしてあります。

グループが決まって、地図をもらうと、早速出発。

一番元気のいい二人組A君とT君。
玄関前に集まるのも、一番。ところがすぐにA君が地図を一人で持ってしまってT君が泣き出してしまいました。
係についているパパの言うことにも、耳を貸そうとしません。
「見にくればいいじゃん」とA君。
「サンタさんはきっと一緒に探してほしいと思っているんじゃないかな」
言われてA君、しばらく考えている風でしたが、そのうち、離れて泣いているT君の所にツカツカと行くと、
「ハイ」と渡しました。
「僕はもう覚えたからいいよ」
T君も受け取るとすぐに泣きやんで、一緒に探しに行きました。

それぞれのグループには、大人達がついています。
出発前に、「なるへく子ども達に任せてください。安全だけ気にして下さいね」とお願いしておきます。
とは言っても、たいていはついつい口を出してしまいます。
それでもちょっと意識してもらうだけで、ずいぶん雰囲気が変わります。

子どもに任せて、待ってみるということは、こういう場面に関わらず、密着した親子関係を強要される
社会状況の中、どうしても必要なことなのだと思っています。
だから、こういう場面で、「子どもに任せる」のは、遊びの発展にも必要だけれど、親側にとっても
とても大事な練習なのです。

公園にちらばって探していた子ども達。次々と探し出して戻ってきました。
2年生の女の子の二人組、サンタと名前の入った靴下を指の先でぶら下げて戻ってきました。
さすがに小学生、もう幼児ではなく、少女です。

大きな上着をひきずらないように持ち上げて運んできた子ども達、
最後までベルトがみつからなくて苦労したチーム、
まだ2才のDちゃんは大きなプレゼントの袋を抱えて嬉しそうに戻ってきました。

一つ一つ確認して、サンタさんの所に戻ります。

児童館の部屋では、サンタさんが待っていて、一人ずつ出迎えてくれました。
そうして、サンタさんの捜し物を受け取ると、奥の部屋に行って、着替えてきます。

ようやく、サンタらしい格好のサンタさんが、大きな袋を2つとかごに一杯のシュークリームを持って
入ってきました。

子ども達一人一人にYちゃんとMちゃんが手伝って作った松ぼっくりのツリーが渡されます。
2年生のYちゃんが複雑そうな顔で受け取ります。(でも、彼女はちゃんと黙っていましたよ)
それから、お菓子の一杯詰まったリースを首からかけてもらいました。

そして、サンタさんは、かごを抱えて立ち去ろうとします。「シュークリームは?」と子ども達。
「これはサンタさんのおやつだよ」とサンタさん。あ、そうなんだ、と簡単に納得してしまうところが、
幼児の可愛いところです。小学生だとこうはいきません。
「いやいや、探してきたお礼に君たちにあげようね」と、サンタさんは、これも、みんなに分けてくれました。

それから、記念写真を撮って、サンタさんはさようならと帰っていきました。

さて、サンタをやってくれたK君のパパ、その後の会食には、もうすっかりいつものK君のパパに
戻っていましたが、
「パパ、サンタさんだった?」と聞くK君に
もっともらしい顔で「うん、パパも後ろで見てたけど、パパによく似ていたね」と、K君のパパ。
「うん、そっくりだった」とK君。
サンタの名演技もさることながら、このやり取りにはほのぼのしてしまいました。素敵なパパです。

第7回「パイがいっぱい スパイがいっぱい」で遊ぶ

30日のちちんぷいぶいでは、12月に観た舞台、演劇集団円「パイがいっぱいスパイがいっぱい」を
遊ぶことにしました。

準備は、お母さんは「博士」、子ども達は「ロボット」になることです。

今回は、親子でペアになります。

まずちんぷいとお芝居の中で歌っていた「パイがいっぱい」の歌を歌います。

そして、子ども達の前に私が立って、「いつもの石井さんが、こうしてこれを着るとね」と言って、
ロングのベージュのコートを羽織ると、真っ先にMちゃんが「博士!」と言いました。
「そう、博士。私は、B博士です。ここはロボット研究所。博士の皆さん、皆さんの研究はまもなく完成です。
皆さんが作ったロボットを見せてください」

ママたちは、まず自分が博士の格好に変身。
そして、用意してきたロボットの衣装を子ども達に付けていきます。

「ギーガッチャン」舞台でロボットが繰り返していたセリフを言いながらロボットになった子ども達が戻ってきます。

銀色に輝く段ボールで四角く作った衣装のT君とSちゃん。
部品を貼って、舞台のツトちゃんに似せたMちゃん。
胸にスイッチ代わりのコインを入れる所を作ったT君。
靴下やセーターを工夫して組み立てたK君とD君。
この時間のために、ママ達が一生懸命用意したものです。

今回初参加の1歳半のS君には、あえて用意をお願いしませんでした。
まだ小さいので、身体に余分な物を付けられるのは、嫌がるかな、と思ったからです。

でも、S君は、キラキラ光る銀紙を貼った段ボールが気になって、しきりに指さしたり、
見に行ったりしています。

さて、ロボットになった子ども達は、「博士諸君、皆さんが作ったロボットは、言葉が喋れます。
ただ、それには、練習が必要です」ということで、言葉の練習をします。

最初はロボットになった子ども達の名前から1文字を取って、2つの言葉を探すこと。

次に、言われた形容詞から、思いつく言葉を一斉に言います。「冷たい」からは、「アイス」「氷」など。
「大きい」からは、「象」。そして象に続いて、ライオン、トラ、クジラなど、次々出てきます。

次は、しりとり。順番に言葉を並べて行くと、「地図」に続いて、なんと、「ズッキーニ」みんな、大拍手です。

最後に、あいうえおのいろいろな行の全部の文字を使って文章を作ります。
もらった紙に書いてある行の字で文章を作り、それを書いてから、みんなの前でママと一緒に発表します。

ここはやはり2年生のYちゃんが最初。今日は、妹のMちゃんが熱でお休み。
ママを独占して、ちょっとご機嫌のYちゃんは、自分が博士になっています。
ママはロボット。Yちゃんが博士をやると言ったとき、無理に子どもはロボットだと言ってしまわず、
自分がロボットをやることにしたママは、とっても素敵です。

上手に言えたYちゃんチームは、B博士と握手をして、成功を祝います。

そうして、次々と名文を披露して、言葉の練習はおしまい。

お祝いにパイを作ってパーティーをすることにします。

一組ずつパイ工房へ向かいます。

工房へ向かう途中で、真っ黒いサングラスのスパイが待ち構えています。(演じるのはちんぷいです)
「何しに行くんだ?」とスパイ。
「パイを作りに行く」と子ども。
「そこには私の仲間のスパイがいるんだ。合い言葉を言わないと、材料がもらえないよ」とスパイ。
子ども達は、バナナ、いちご、さくらんぼの中から自分が食べたい果物を言うと、スパイが
合い言葉を教えてくれます。
「パイがいっぱい」と相手が言ったら、こういう風に言うんだよ、と教えてもらいます。

このスパイに会った瞬間の子ども達、いつも元気いっぱいのCちゃん、ギョッと立ち止まり、
ハッタとスパイを睨み付けると、スタスタと脇を通り抜けようとします。慌てて、ママが引き止めました。

恐がりで優しいYちゃん、手をギュッと握りしめて、ママの背中に隠れながら、
それでも、合い言葉はちゃんと覚えていきました。

4才のMOちゃんと2才のMSちゃん姉妹、お姉ちゃんは、恥ずかしがって、なかなか合い言葉を
繰り返すのが大変そう。
妹は、ちゃんと覚えて堂々と言えるものの、「パイがいっぱい」と言われると、合い言葉を言う代わりに、
「パイがいっぱい!」と繰り返しています。

そうして、子ども達は、パイ工房へ。
そこには、真っ黒のスーツに真っ黒のサングラスをかけた、スパイが待ち構えています。
ちんぷいのお兄さんぷいぷいです。(本当は高校生の女の子)

ここで、子ども達は、ちんぷいのスパイに会った時より、もっとずっと引いてしまいます。
固まってしまったり、ママの後ろに隠れてしまったり。
そこで、ぷいぷいは、精一杯優しい声で「パイがいっぱい」と言います。

そこで、子ども達も、覚えてきた合い言葉を。
多少間違っていても、食べたい果物の名前が言えていればもうオッケーです。

A君のママが焼いてくださったパイのカップに果物ももらって、それぞれ、生クリームを絞って、果物を乗せ、
チョコのカラースプレーを飾って、素敵なパイのできあがり。

みんなで一緒に食べました。

掲示板にYちゃんのママから書き込みがあります。

TちゃんとSちゃんの双子のママから、
「お家に帰ってからも、あいうえおの表を見ながら、文章を作って、もりあがっています」とメールが届きました。

第8回劇あそび「おおきなかぶ」

この日は、ちょっとお休みが多くて10世帯くらいの参加でしたが、かえって、こじんまりして楽しい会になりました。

最初に、ちんぷい(中学生扮する妖精)と「落ちた落ちた」のゲーム。
後ろのAくんのママが間違えたら、その後もずっと「どうかな?」という顔で
子ども達が振り返るのが、場をとても和やかにしていました。

その後、Yちゃんのママが、「おおきなかぶ」の絵本を読んでくれました。

読んでいる途中から、猫になって動き出しているAくん。
他の子ども達も、お馴染みの本だけに、身体がモゾモゾ動いています。

読み終わって、このお話に出てきた人をみんなで言ってみて、
「その中で、何かやりたい役、ある?」と、聞いてみます。
「おじいさん、やりたい子?」誰もいません。
「おばあさん、やりたい子?」また、誰もいません。
「じゃあ、孫、やりたい子?」またまた、誰もいません。

「犬は?」TくんやAくんの手があがりました。男の子は、犬が入りやすいようです。
「猫は?」今度は女の子の手が一斉にあがりました。

ねずみまで聞いてから、「じゃあ、他の、ここに出てこない役、たとえば、うさぎとか、こおろぎとか、
やってみたい子いる?」と聞くと、YちゃんとCちゃん「うさぎ!」、2才のMちゃん「シンデレラ」
「なんでもいいよ。うさぎでも、シンデレラでも。でも、みんなでかぶを抜こうね」と言ってから、
「今日は、かぶは、ママたちにやってもらいます」と、続けました。

ママたちには、まだ小さなかぶになってもらいました。
「さあ、水をやりに行こう!」と、みんなで水をまきます。
「毛虫がいる!」ママのお膝に潜り込んでいたMちゃんのことでしたが、
「じゃ、毛虫を捕ってやろうね」と、ママたちの肩や腕から、なにやら小さい物を摘んでいきます。
そうして、もう一回水をやっていると、かぶはグングン大きくなりました。

さあ、一休みです。みんなでご飯を食べている間に、うさぎさん達が、かぶが大きくなったか、
見に行ってくれました。

ピョンピョンはねながら、見に行った二人は、かぶを抜こうとチャレンジ。
すぐ、戻ってきて、「手伝って」と、それぞれ、仲のいい子の腕を取って、再び、かぶを抜こうとします。

それぞれが、自分のママに捕まって引っ張りますから、かぶは、あちこちから引っ張られる感じになっています。
とても、それでは抜けません。

どんどんお友達を誘って、がんばります。

今日は、もう一つ乗り損なった2年生のYちゃん。小さい子ども達に呼ばれても、なかなか動きません。

そこで、今度はちんぷいを呼びます。
「ねぇ、みんなで、同じ方から抜いたら抜けるかも」と、ちんぷいに言われて、みんな、一列に。

そして、「うんとこしょ、どっこいしょ」とうとうかぶは抜けました。

2回目は、二つのグループに分かれました。

子ども達が、グループに分かれてから、子ども達を「内緒の話」と言って、呼ぶと、
私の周りに小さくなって集まって来ました。

「ママ達と、同じグループになるのと、違うグループになるのと、どっちがいい?」
と聞くと、子ども達は、ヒソヒソ声で、「ママと一緒」と言います。
「じゃあ、ママを連れてきてね」と、言うと、それぞれに、ママの手を引いて、自分のグループへ。

これでグループにまとまる意識が出てきました。

そこまで様子を伺っていた2年生のYちゃんと年少のMちゃん姉妹。
Yちゃんがちんぷいと、Mちゃんがママと手をつないで、それぞれのグループに入りました。

半分ずつくらいに分かれてかぶと抜く人に分かれました。

それぞれにかぶに水をやり、順番に抜いていきます。

Yちゃんは、さすがに2年生、力があるねと誉められて、ちょっぴりいい気分。

「かぶ、すっごく楽しい」と、誰かのママが言いました。

「よし、じゃ、今度はみんながかぶになって、ママたちが抜こうか」
と、子ども達は、Mちゃんのママに手伝ってもらって、かぶになりました。

「おじいさんになりたい人」と聞くと、Cちゃんのママが「ハイッ」と勢い良く手を上げました。
「おばあさんになりたい人」今度は、A君のママ。
スタートがいいと、他のママたちも刺激を受けたようで、あっと言う間に、役が決まりました。

ここでは、ママたちがまず楽しみました。

イキイキとしたおじいさんとおばあさんにつられるように、娘も、犬も、ネコも、ねずみも、
とても楽しそうに演じていました。

幼児のかぶの輪に入り損ねたYちゃんは、ママと一緒に、ねずみになって、最後の一引きをやりました。

時間にして、1時間ほど。でも、集中して遊んだので、今回はここまでにしました。

そして、最後の手遊びは、やっぱり最初より、ずっと盛り上がりました。

ちちんぷいぷいの子ども達は、3月に観た「エルマーと16ぴきのりゅう」で遊ぶことになりました。

今回は、ラストの場面の用意を、3人のパパたちが手伝ってくれました。

子ども達の集合時間より1時間も早くやってきたパパ達は、ヘリウムガスで色とりどりの風船を膨らませます。
そして、膨らませた風船に頭や尻尾や羽をつけます。

事前に、ヘリウムガスの風船について調べておいてくれたKさん、TさんもOさんも、ちょっと感心しています。

一方、子ども達は、名札とエルマーバッチを胸につけて、集まりました。

そして、それぞれ役に付いたママたちが準備に行くのを見送ります。

ちんぷいと歌を歌っていると、Tさん扮するネコのミミ(エルマーの友達)がやってきます。

Tさんのチームのエルマーたちを集めて、「ボリスが見つかったんだよ」と話し始めました。
(ボリスというのは、りゅうの子どもです。
「隠れているんだ、だから、探しに行こう」うんうんと頷いている子ども達。
「探しに行ってくれる?」「うん」「行って上げる」「探しに行く」と、それぞれに答えます。

ちんぷいが「これ、困ったら開けて」と、小さな袋を持たせてくれました。

出発です。

木立の奥に隠れているボリスを探しに行きます。
「ボリスー」と呼んでみます。
「いた!」木の陰からボリスが出てきました。
「エルマーさん!」と、ボリスが挨拶します。
「実は…」舞台と同じように、ボリスが事情を説明します。「僕のお父さん達を助けてくれますか!」
「うん、助ける!」もうすっかり気分はエルマーです。

ちょうどその頃、次のグループのミミが、エルマー達を迎えに行っていました。
「誰かがエルマーさんって呼んでるね」とまるで自分が呼ばれているように言うYちゃん。
先頭をきって歩いているのは、いつも元気なA君と、いつもはおとなしいMちゃん。
「あ、いるよ!」石神井公園の池のほとりの散歩道の向こうに、
銃を持ったひげ面のダンプ(A君のママ)がいます。

ダンプに見つからないように、静かに、素早く走り抜けないといけません。

サーッと走り抜けた後、「ダンプは何であそこにいたんだろうね?」と聞くと、A君は、「竜をねらっているんだよ」。
「見つからなくてよかったね」と、ホッと胸をなで下ろします。

池の向こうに見える東屋を指して、A君が「あれがきっと洞窟だよ」と言います。
その東屋に近づくと、みんな、緊張してそっと歩いて行きます。するとそこには、ボリスの妹のマミーが。

ボリスがマミーを紹介し、エルマーたちは、「エルマーです」と自己紹介します。

マミーをやっているMさんの子どものMちゃん、ママの姿になんだかとっても嬉しそうです。

ここで、エルマー達は、マミーが持っていた金魚草(棒付きキャンディー)をもらいます。

そして進んでいった先で、今度はやまあらしに会いました。

先に歩いていたA君もMちゃんも、びっくりして立ち止まっています。

「スカンクキャベツを運んでいるんだ。手伝ってくれる?」と言われて、一緒にスカンクキャベツを運びます。

ここで、スカンクキャベツ(鈴カステラ)をもらいました。

この日、用意周到なMちゃんが、双眼鏡を持ってきていました。
それを見て、Yちゃんが「私も持ってくれば良かった」と呟きます。
すると、Mちゃんが「みんながなくても、あたしが持っているから大丈夫なの」と言います。

そこで、「洞窟が見えないか、Mちゃん、見てみて」と、言うと、Mちゃんが辺りを見回して、
「なにも見えない」と言います。

3回くらいそうやって見てから、さらに歩いて行くと、ボリスが「この先が洞窟です」と、作戦会議になりました。

ちんぷいの袋を持っていたYちゃんが、「これ…」とみんなに見せてくれました。中には、笛と紐が入っています。
ここで笛に紐を付けて、首から下げられるようにして、みんなで吹きながら、洞窟まで走って行くのです。

まもなく残りのチームもやってきました。

みんなで、見つからないように小さくなって、洞窟の近くまで行きます。
そこから、笛を吹いてスタート!一斉に笛が鳴ります。

大きなシートがはねのけられると、そこから、たくさんの竜が空に向かって飛び立ちます。

この竜、朝、パパ達がヘリウムガスを詰めた風船です。

「わぁ!」「あっ!」驚いて見上げる子ども達の顔はとっても素敵です。

風船を竜に加工する作業を楽しんでいたパパ達は、この子ども達の顔をどう受け止めたのでしょう。
きっと、この顔を見るためだったと思ってくださったのではないでしょうか。

「竜を助けてくれたお礼に、今夜、竜がみんなのお家に一緒に行ってくれます」と言うと、再び歓声が上がります。

それぞれお気に入りの色の竜を手に巻き付けてもらいました。

そこへ、K君が聞きに来ました。「笛、どうするの?」

「笛は、持って帰っていいよ。でも、一つ約束。音が大きいから、ママが今は駄目って言ったら、鳴らさないこと。
約束が守れるなら、持って帰ってもいいよ」と言いました。

すると、いつもやんちゃで元気一杯のA君とT君が返しに来ました。
「約束守れないから…」

できない約束はしない。なんて格好いいのでしょう!
ぎゅっと引き結んだ口元は、本当はほしいのだと言っているようです。
でも、ここは受け取ってしまいました。彼らの心意気を大事にしたいと思いました。

ほんの一時のために、時間と費用をかけて作ったものは、感動とつながりを作ります。

終わった後、場に漂う空気は、濃密なものに変わっています。

その空気の真ん中に子どもたちを置くことにこそ、実は大きな意味があるのではないかと思えたのでした。

ちちんぷいぷいで「お店やさんごっこ」をしました。

今回は、子どもたちにお店やさんもやらせてあげたいという希望もあったので、親子2組を1グループにして、
お店を作り、それぞれ、店員も、お客も、興味に合わせて、体験できるようにしました。

キャンプに向けて、「キャンプだ、ホイ」と「チクサクコール」をやった後、それぞれ、一緒にやりたい相手と
二人組です。

今回は、3年生のNちゃんが来ていて、Yちゃんと一緒のチームです。
遅れてきた1年生のMgちゃんが後から加わってちんぷいがお手伝いです。選んだのは、アイスクリームやさん。

男の子組は、A君とK君、弟のD君。ムシキングのお店です。カブトムシ、クワガタ、ダンゴムシを
ブロックで見立てています。

Mzちゃんと弟が生まれたばかりのMkちゃん。お花やさんとお弁当やさん。
ブロックでお店の周りをグルリと囲んで、このブロックをお花に、跳び箱の上に並べたブロックを
お弁当に見立てました。

Yちゃんと、ママがお休みのCちゃん。パパもちゃんと参加してくれています。
レストランとお花やさんとおもちゃやさん。

今日は、お姉ちゃんのYちゃんがお友達と一緒なので、ママを独占しているMyちゃんとMsとMoちゃん姉妹。
お花やさんとバレエ教室です。

そうやって、お店がスタートしました。
アイスクリームやさんは、ボーリングのピンを逆さに立てて、アイスのカップにしました。
ソフト積み木で51の形を立てて、「サーティーワンの代わり」と子ども達。
緑のガムテープで修理しているピンは、抹茶のアイスです。
さすがに3年生で、値段もきっちり決めています。

ムシキングのお店のゲームの前で、本物を知らない私が途方に暮れていると、K君が、「言葉で説明するのって、
難しいね」と言いながら、一生懸命、説明してくれます。

そこで買った56円のバッタを持って、お弁当やさん兼任の花屋さんへ。
「バッタを乗せる葉っぱ、ください」と言うと、「ハイ、200円です」と、Mzちゃん。
「ちょっとまけてもらえませんか」と言うと、「少し待っててください」とMzちゃんとMkちゃんが相談して、
他のものを持ってくると、「はい、これは安いのです。1円です」

アイスクリーム屋へやって来たCちゃん、「すみません、赤ちゃんが泣いているので」と、
買わないで言ってしまったかと思うと、今度は、抱っこして戻ってきて、挙げ句には、「赤ちゃんが誘拐されました」
Cちゃんの中で、赤ちゃんを巡るドラマが次々と展開していきます。
熱を出して、お休みの妹とママのことが、気になっているのかもしれません。

Moちゃんのバレエ教室には、Cちゃんのパパも参加です。

最後に、ちんぷいが、「面白かった人?」と聞くと、幼児達に混じって、
3年生の二人も、「ハーイ」と手を上げています。

年齢が離れていることで、いつも、気になっているのですが、とりあえず、ホッと一安心です。
ちちんぷいぷいの夏のドラマキャンプの準備がスタートしています。

今年は、天狗。

天狗から出される課題をクリアしながら、生活作りとつなげていきます。

今は、ママたちが準備の真っ最中。

天狗から出される修行は、どんなものがいいか、見事クリアした時には、天狗からどんな免許皆伝書を
もらえるだろうか?

一方で、小天狗に導かれ、山に入っていった子ども達の前に、どんな仕掛けで、課題が出されるか、
これは、パパたちの課題です。

開国式では、国王に登場してもらおうということになりました。

なんと、Mちゃんのパパにご指名。

言われたパパはさぞ驚いているでしょう。

開国式では、旗を作ることにしました。K君のお祖母ちゃんが素敵な白地の旗を作ってくれました。

全体会の日に、国の名前を決めて、みんなでここに書き込みます。

キャンプの間、この旗が翻っているのです。

免許皆伝書のパーツは、早速、Mさんたちがいくつか探してきてくれました。

次回は、これをもっと具体的にしていきます。

ちょっとワクワクしています。

10日の日曜日、ドラマキャンプの全体会。

「キャンプだホイ」も「チクサクコール」も、もうすっかり覚えています。

今日は、テーマソングと団結踊りを覚えます。

可愛いテーマソングは、何回か歌うと、しっかりと覚えました。
団結踊りは、パパもママも一緒に踊りました。

それから、パパたちは、説明を聞き、その間に、子ども達は、国の名前を決めました。

「ムシキング」と「プリキュア」はなしね、ということで、ハート、お山、星、などが出てきました。

さて、どうやって決めようか?ということで、3年生のYちゃんが、「多数決」と言うので、多数決で決めました。

ハートの国。

大きな国旗の真ん中に、Yちゃんが書いて、その周りに、みんなで、いろいろ書き込みました。
自分やパパやママの名前も書きました。

とても賑やかな国旗ができあがりました。

さて、子ども達は、これで、本番を待つばかりです。

27・28日の二日間、ちちんぷいぷいのメンバーとドラマキャンプに行って来ました。

今回、3年生のYちゃんがお友達のNちゃんを連れてきてくれましたので、
1年生になったMKちゃんとで小学生は3人の参加でした。

今回は、意識的にパパを誘ったので、パパも6人が参加してくれました。

下見も一緒に行き、他の場面でも意識的に誘ってきたので、ファミリーごとにバラバラになっている感じはなく、
全体でまとまった、とてもいいキャンプになりました。

前前日に関東を直撃した台風のおかげで、川は急流で、川遊びができなかったのがちょっと残念ですが、
後は、雨にも降らず、天気にも恵まれたキャンプでした。

詳しくは、改めて報告しますが、昨年、一緒に行ったドラキャンプチの頃より、
一段と成長した子ども達と集団の姿が見られて、何より嬉しかったです。

「宝探し」

予想通り、素敵な会になりました。

心配していた天気も、暑くもなく、寒くもなく、風もなく、ちょうどいい陽気でした。

キャプテンから、航海の指示を受け、宝の地図をもらった子ども達(海賊)、
首には、お守りの十字架をかけてもらって、三つのグループに分かれて、出航しました。
船は、縄跳びをつなげて電車ごっこの要領で、その中に入ります。

まず最初は、年中年長の男の子4人と、小学校1年の女の子二人の青チーム。
「ウクレレ島」へ向かいます。

年中のKちゃんがしっかりと地図を握って、先頭を進みます。

ウクレレ島では、ハワイアン風の女の人(Mさん)がフラダンスを踊っていて、一緒に踊ろうと誘います。
そうして、次の島「ポンポコ島」を教えてくれます。
「そこの島の人と仲良くなるには、ポンポコポンとお腹を叩くのよ」

次に向かった「ポンポコ島」には、狸の親子(Kさんと1才のK君)が住んでいます。

「僕等は人間だよ」大きな尻尾を見せながら、狸は言います。
「仲良くなりたいなぁ」もちろん、どうすればいいか、ちゃんと覚えています。
ポンポコポンとお腹を叩きます。
「宝を探すなら、あっちの方だよ」

教えてもらって、先へ進みます。

次の島は、「マーメイド島」。アリエル(Nさん)が島の上(テーブルの上)に横座りでいます。

ピンクの鬘に、貝の胸当て。すぐにアリエルだとわかります。
「あなたたち、泳げるの?この周りを泳いで見せて」
誰か一人が始めると、一斉に、泳ぎのジェスチャーで島の周りを回ります。
「次は、バンパイア島よ。バンパイアには、「ハイ」としか答えてはいけませんよ。
そうしないと、血を吸われてしまいますよ」

次は、黒ずくめのバンパイア(Tさん)に出会います。
「どこへ行く、親の言うことを聞いているか、友達と仲良くしているか?」
そんな優等生的質問も、バンパイアの低い声で聞かれると、怖々「はい!」と答えます。
「私の嫌いなものは、ニンニクと十字架」そう言うと、子ども達の首からかかった十字架にびっくり。
「私はそれが嫌いだ。あっちへ行ってしまへ」そう言って、子ども達を追い払います。

青い布を潜って、向こう側へ行くと、そこは、魔女の島。

魔女(Sさん)は、「宝島へ近づくには、動物にならないと、行かれない」と
子ども達に魔法をかけてしまいます。

それぞれ、動物になった子ども達は、そのまま、宝島へ向かいます。
そこには、門番(Mさん)が−。

「宝を探しているのなら、鍵を手に入れて来い!」とヒントを書いた紙を渡します。

それを持って、再び、航海へ。

地図に書かれている島や、すでに行った場所の近くなどのヒントと地図を見比べながら、
子ども達は、探しに行きます。

そうして、見つけた三つの鍵を持って、再び門番の所へ。

門番に鍵を見せて中に入ります。

島の奥には、二人の可愛い女神(3年生のYちゃんとNちゃん)。女神の前には、三つの箱。
その箱にかかっている鍵を見つけてきた三つの数字で開けてみます。
開けられるのは、1チーム、1箱だけ。どのチームも、見事に見つけて、開けてみました。

中には、金銀財宝。実は、金のフィンガーチョコやメダルチョコ、そして、コインの形のチョコ
(スターバックスのもの)には、リボンがついていて、女神が首からかけてくれました。

見つけた瞬間の嬉しそうな顔。

そうして、今まで通ってきた島々を今度は、逆に回って、スタートへ戻ります。

意地悪だったり、親切だったりした島の人達にも、良かったね、と祝ってもらい、
無事に戻ったスタートで、財宝を山分けしました。

《子どもたちの様子》

今回のようなグループでコースを回る場合、何より残念なのは、子ども達の様子が
全体的には見られない、ということです。

それでも、ママたちの目を通した様子、あちこちで断片的に見た様子を中心に、書いてみます。

最初にスタートしたチーム、三人兄弟の長男K君が、リーダーシップを取ります。

一緒に付いていくのは、Tちゃんのママ。常連ですが、メンバーではないので、子ども達と一緒に行きます。

今回、このチームには、初参加の1年生の女の子と年中の男の子の兄弟が参加です。
同じチームに1年生のMちゃんもいるのですが、男の子との混成チームにしたことが、
1年生の二人にとって、少々入りにくくしてしまった気がします。

次のスタートが、年中の女の子(全員メンバー)。
ここは、すっかりノリノリです。いつも元気なCちゃんは、先頭にいましたが、走らないで歩いていきます。
縄跳び船のおかげかもしれませんが、みんなと合わせて行動する体験も、彼女にとってはいい体験でした。

その日、魔女をやったSさんのお家では、ママが魔女になるので、一緒には回れないと話したら、
「石井先生は?」と聞いたというMちゃん。
自分のコースの出発前に、私を誘って、「一緒に行こう」と言いました。

その瞬間まで、一緒に回るつもりのなかった私は、その一言で、そのチームと同行することにしました。

そして、最後が、幼稚園前の子ども達。
ここには、女神をやっていたNちゃん(小3)の弟、R君もいます。
ここのリーダーには、Hちゃん(2才)を連れたOさん(ママ)。
Oさんは、いつも遊び心満載の方ですが、今回は、アイパッチを付けての参加です。

ウクレレ島でのMさん、「私の演技力がまだまだで…」と後で話していましたが、
最初のポイントは、それでなくても、子ども達を惹きつけなければならず、
結構難しいのですが、柔らかい言葉で子ども達を誘って、一緒にハワイアンを踊りました。

ポンポコ島のKさんの所では、「あ、尻尾がある!」と大きな尻尾を指して、「狸だ!」と言うものの、
すぐ、仲良くなる方法を思い出して、お腹を叩いて見せました。

次のマーメイドのNさん、男の子のチームは、島の周りを泳ぐように言ったら、男の子は、すぐに泳ぎだしたとか。
でも、1年生の二人は、戸惑っていたようでした。
でも、女の子のチームは、一人が泳ぎ出すと、いっせいに泳いでいきます。

そして、バンパイアの島では、スタートで、「幼稚園でも十字架に拝むの」と言っていた
Sちゃんが、まず、十字架を上手に持って、吸血鬼に差し出します。
女の子のチームでは、ついうっかり、「はい」以外の言葉で答えてしまいました。
「あっ」と口元を押さえる子ども達。幸い、吸血鬼は気が付きませんでした。

魔女の島では、「Mちゃんのママだ!」と言っていた子ども達も、大まじめなSさんの様子に、
すっかり本気で魔法にかかってしまいます。

門番の所で、鍵を見つけるように言われた男の子チーム。
せっかく見つけた鍵を落としてしまいました。一生懸命探したのに、見あたりません。
「門番を騙してしまおうか、それとも、ごめんなさい!って言っちゃう?」と聞くと、
「ごめんなさいって言う」と言います。幸い、数字は覚えていました。

女神の所では、女の子達は、後の子ども達が来るので、とりあえず、誰かが代表で宝を持って帰る
ことにしていたのですが、「あたし、もらってない」と、まず、自分がもらえることが関心事。
でも、男の子は、三つの箱の鍵の一つが空いたのに、まだ試していない箱を試そうと、
そのことが一番の関心事です。

「なんと言ってもね、あの、宝の箱を開けた瞬間の顔が、かわいいんだぁ」と、
高校生のちんぷいが、後で言いました。

2才のR君、お姉ちゃんのNちゃんの女神姿に、不思議そうにじっと見つめていました。
その様子がとても印象的でした。「おまけのつもりだったのに、なんとなくわかって、楽しんでいたみたい」
と、ママが言っていたそうです。

「続けている子ども達は、うちの子もそうですけど、ノリが違いますね」と、T君のママ。

「この活動を始めた1年前と今と、自分がすごく変わったと思いました」と、マーメイドを演じたNさん。
そうなのです。子どものたちめと思ってやっているうちに、実は、おとなのママたちの中に変化が出てきます。
演劇教育の一面なのかもしれません。

劇あそび「さんびきのこぶた」

簡単に練習して、観せ合いっこする方がいいか、遊びっぱなしにする方がいいか、
あらかじめ、皆さんの希望を聞きました。

それによって、選ぶ題材が変わってくると思ったからです。

ママ達の希望は、圧倒的に、遊びっぱなしでした。そこで、「さんびきのこぶた」を選びました。

ところが、これほどポピュラーな話なのに、なかなかちょうどいい絵本がないのです。

Oさんが見つけてくれたのが、上のこぶたと真ん中のこぶたが食べられてしまうという話でした。
でも、これでは、二匹のこぶたは、遊べません。

そこで、読むときに、そこを逃げたことにしてもらいました。

まず、役を決めました。

「出てくるものは?」と聞くと、「こぶた」「おおかみ」「おうち」と、Maちゃん。

結局、三匹のこぶたとおおかみ、おかあさんぶたの五つの役に分かれることにしました。

おかあさんぶたは、誰もなり手がいません。見かねて、Oさんが「私、やります」と、言ってくれました。

こぶたは、やはり、一番人気は、一番下のこぶた。Aくんは、「頭がいいか、ボク、それ」と言います。
同じ役を選びそうなMiちゃんは、なぜか、一番上のこぶた。理由は、後で聞きました。
「頭がいいか、好きなのは、下のこぶた。でも、遊ぶなら、何回も逃げられる一番上のぶた」
なるほど、確かにそのとおりです。

最初にこぶたに手を上げていた3才のDちゃん。おおかみにも手を上げてたので、聞き直しても、
やっぱりおおかみ。
後から、ママが、「家でも、絶対こぶた、オオカミはいやって言っていたのに、どうしたんでしょう」と
首を捻っています。
結局、オオカミは、Dちゃんと3人のママになりました。

それから、みんなでお面を作りました。女の子たちは、さっさと可愛らしいこぶたの絵を描いています。
男の子たちは、少々時間がかかりましたが、みんな、無事に完成したところで、おかあさんぶたのOさんが、
こぶたたちを呼びました。

まるで決まった台詞をしゃべるようにサラサラとこぶたたちに独り立ちして家を造るようにいうおかあさんぶた。

そこで、こぶたたちは、それぞれの場所に分かれて、家を造っていきます。

それぞれ、家にあるいらないもの(空き箱や牛乳パックなど)を持ってきています。

それぞれ、まずは、お家造りを楽しんでいます。

そこへ、おおかみ登場。

上のこぶたの家をフーッと吹き飛ばして、せっかく作った家を蹴散らかしてしまいました。
「キャー」と言って、逃げ出すこぶたたち。Cちやんは、わざわざ遠回りして逃げて行きます。

次は、木の家。同じように、オオカミがフゥーと吹き飛ばしてしまいます。
さっきより、テンション高く逃げ出していきます。

3匹の大きなオオカミに混じって、Dちゃんが、楽しそうに壊しています。気分はすっかりオオカミです。

児童館のホールには、木製の家のようなものがありました。レンガの家は、そこを使っています。
こぶたたちが全部逃げ込んでも、大丈夫です。

おおかみがやってきました。フウーとやっても壊れません。こぶたたちは、大喜びです。

とうとうオオカミは、家の煙突のようなところに入りました。絵本では、オオカミは鍋の中に落ちて、
煮殺されてしまうのです。
こぶたたちは、壊れた家の部品(ラップの筒や牛乳パック)を煙突の下に押し込んでいます。
ちゃんと物語が進んでいます。

ところが、そこで煙突に押し込められていたオオカミのSさんが、ちょっときつそうなので、
慌てて、「終わり」と声をかけます。

Sさんの娘のMiちゃんがママを心配して泣いていました。
他の子ども達がママを苛めているような気がしたのです。
それを見たママも、ちょっとしんみりしてしまいました。

一生懸命になりすぎて、やりすぎてしまったことをみんなでごめんなさい、をして、
Sさんからも、「いいよ、楽しかったね」と返してもらって、終わりにしました。

相手がおとなだということで、こどもたちも、安心して本気になってしまったのでしょう。

子ども達にもいい経験になったと思いました。

お正月さんに会いに行こう

今月のちちんぷいぷいは、メンバーの一人、Oさん(Cちゃんのママ)が企画しました。

そろそろ、私が作ってしまうのではなく、ママ達が作るという風になっていくといいなぁと思ったからです。

この日は、まだ幼稚園も始まっていなくて、気分は、まだまだお正月、という時期でした。

児童館に集まってきた子ども達が、いつものように、ちんぷい(高校生)と手遊びなどをしていると、
お昼の買い物に行っていたSさんが来て、「今、公園を通ってきたら、なんだか不思議な人がいたの」と
報告します。

余談だけれど、この日のちんぷい、導入だけという約束で、手遊びをするつもりでいたのですが、
段取りの都合で、少し長く伸ばしてと言われて、さして慌てる風でもなく、子ども達の声も取り上げながら、
手遊びのバリエーションを変化させていました。
「慣れ」もあるのでしょうが、高校生になった、という成長でもあるのかもしれません。

さて、ここで、Sさんの話を受けるのは、Oさんのはずでした。
ところが、直前に、Cちゃんの妹、Hちゃんが機嫌をそこねて、泣き出しました。そこで、急遽、Mさんが代役。

Mさんは、ちちんぷいぷいが始まってから、一番多く、子ども達のリードをしてきた方で、
さすがに、手慣れています。

Hちゃんをなだめて、加わったOさんを手伝って、上手に進めていきました。

「公園に探しに行ってみる?」と聞かれ、「行く!」と子ども達。

みんなで一緒に児童館の裏の公園に。

「いないね」「どこにいるの?」と探す子ども達。木の陰にいました。1才のK君をだっこしたKさん。

今回のお正月さんはK君です。

久しぶりのA君は、「こわーぁい」と弾んだ声をあげます。

「K君だ!」と指摘したのはCちゃん。
後から、Oさんが、「いつもはあんなじゃないのに、うちの子がK君だって言うんだもの。
やりにくかった」と言っていましたが、恐らく、ママがやっていたことで、Cちゃんのテンションも、
いつもより高くなっていたのでしょう。ある「責任感」のようなものも感じていたのかもしれません。

「お正月さんですか?」と、Oさんが聞くと、「はい。この方がお正月さんです。
子ども達がお正月遊びをしなくなっていて、とても寂しく思っていられるのです」と、Kさん。

そこで、Oさんは、「じゃ、みんなで、お正月遊びをいっぱいしよう!」と、子ども達と児童館に戻ってきました。

独楽回し、福笑い、カルタ、はねつき、凧作り、皿回し、剣玉、など、コーナーを用意しました。

女の子が集まったのが、福笑い。おかしな顔になったのを笑い合うというより、失敗と受け止めたかな、とSさん。

そんなところにも、今時の子ども達の置かれている状況がチラチラします。

男の子達は、コマや剣玉。

凧作りは、絵だけは集中していましたが、作業になると、ママに任せてしまった子も何人かいましたが、
なんとか無事に完成しました。

昔の遊びは、技術が必要なものが多く、「できない」ということが、続けて遊ばないということに
つながっているようです。

「遊び」というより、「体験」という感じの時間でした。

が、なにより、面白かったのが、パパやママたちが、実に楽しそうに興じていたこと。

何家族かで遊び合うというのも、大事な時間だなぁと、ほのぼのとした光景を眺めながら、
そんなことを感じていました。

そろそろお昼の時間。Oさんに呼ばれて集まった子ども達。
「公園にお正月さんを探しに行ったのだけどどこにもいなくて、こんな手紙を見付けました」と
手紙を見せてもらいました。

Oさんが読んでいると、足下から、「ここ、違う」と、Cちゃんが指摘します。
子ども達の側にいても、気持ちは、ママの側に立っているのでしょう。

お正月さんから、お礼の手紙をもらい、お礼の餅菓子を用意しているからと、書かれていて、
「どこにあるの?」「探してみる?」と、みんなで探しに行きました。

奥の部屋の棚にあって、「あったあった」と大喜び。

みんな、一つずつもらいました。

「ボク、いらない」とD君。
「嫌いなの?」
「うん」
「食べたことある?」
「ない」
「じゃ、ちょっと食べてみない?」
「ううん」
「そっか、でもさ、ママがほしいかも
しれないから、もらったら?」
「うん」そう言って、D君は、大福を手にしました。

そのほんの少し後、D君の大福から、あんこが覗いていました。ひよっとして、囓ってみたかな?

企画したOさんの感想。「すっごく怖いですね。どうなるかわからないし、その場で対応していくって難しいですね。
Mさんが、フォローしてくれて、子ども達にわかるように説明するのも難しい。わかっている気になっていたもの。
それにしても、我が子が一番、足を引くってどうしてだろうって思っちゃう」

やってみることで、たくさんの発見をしたのだと思います。

次回の企画は、Mさん企画の「忍者」です。これも、とても楽しみです。

ちちんぷいぷいの忍者ごっこでした。

今回は、参加型の劇を作るというコンセプトで、Mさんを中心に、進めてきました。

ママたちがホールの準備を進めている間も、子ども達は、それぞれに遊びながら、図書室で待っています。

ちちんぷいぷいを始めた頃からは想像もつかない成長振りです。

ちんぷいが、「始めるよぉ」とみんなを呼んだ時には、CちゃんやMちゃんから「羽根は?」「ないよ」と
声がかかりました。

「うん、おかしいねぇ、どこいったんだろ」と、ちんぷいがのんびりした口調で答えます。

「まあ、いいや、始めようか」いつものように手遊びをしようとすると、「忍者の手遊び、知ってる」と、
Cちゃんが同じ幼稚園の初参加のお友達とやり始めました。

「じゃ、やってみて」と前に立ってもらって、一緒にやりました。

「僕のとこ、違うよ」と言うのは、A君とK君。
幼稚園が違うと、やり方も違うようで、同じ幼稚園のMちゃんも一緒に、三人でもう一つの忍者の手遊びを
見せてくれました。

いつのまにか、子ども達が場作りに参加し始めています。

さて、そこへ、忍者のリーダー、Mさんが登場です。

「ここに、手紙をもらった」とMさん。
手には、ハガキを持っています。「僕、読む」と、K君が読みました。「忍者になりたいんです」と書かれていました。
「だから、教えに来たんだ」とMさん。「自分で書いたんでしょ」と、こういう時、水を差すのは、
たいていそのママの子どもです。

「忍者の修行をするか?」と聞かれて、子ども達は、「ハーイ!」と手を上げました。
「ハイではない」とMさん。「ニンニン」という返事を導き出そうと、巧みに導入していきます。
Mさんに余裕があるので、子ども達も、楽しそうに、答えています。

ようやく「ニンニン」という答えを引き出し、手の指を立てて、握り、「返事はニンニンだ」と約束をしました。

さて、まずは手裏剣作りです。折り紙を縦半分に切ったもので、手裏剣を作りました。
「みんなのママやパパは、私の弟子だから、なんでも聞いていいぞ」と、リーダーに言われて、
ママやパパからも教えてもらいます。

それから、それぞれ家で作ってきた手裏剣5枚を小さな袋に入れたものをもらい、忍者服(黒のポリ袋)も
もらって、ママもパパも一緒に着ます。

今回、ママが急に来られなくなったNさんパパ。
今までの様子だと、ここは、ホールに行ってしまうかと思っていたら、ちゃんと一緒に手裏剣を作り、
忍者姿になりました。

おとなでも、少しずつ慣れて、変わっていくのですね。

それから、忍術修行です。

リーダーが小さく丸まって、「これはなんだ?」と聞くと、「石!」「岩!」と声が飛びます。
「これは、うずらの術と言う」とMさんが言います。

「これはなんだ?」今度は、壁に、ピタリと張り付きます。
「壁!」「その通り」「これは、雲隠れの術」

「次は水雲の術だ」と、足を開いてすり足で前に進んで見せました。
「水の上を渡るときに使う」と説明します。

「とかげの術だ」今度は、とかげが這うように、匍匐前進です。

「最後は手裏剣の術」と、紙の筒を的にして、みんなで、手裏剣を放ちます。

「うわぁ、当たらない」と、Iさんが叫んでいます。

ここで、弟子のパパやママがやってみることに。なんと、Nさんにご指名。格好良く投げてくれました。

もうこの辺りで、子ども達は、ノリノリ。すると、ドアの外をちんぷいの羽根をつけた誰かが通っていきます。

「あー!」羽根の主を追って、みんなで廊下に出ました。
「うずらの術!」振り返った怪しい者に見つからないように、Mさんが叫びます。

みんなで一斉に蹲って、岩になりました。

少し行くと、また、「うずらの術」続いて、「雲隠れの術」怪しい者に見つからないように、少しずつ追っていきます。

ホールに入ると、川があって、そこには丸い円盤形のものに鼻緒がついたものがありました。
「水雲の術」を使って、渡っていきます。

川の向こうには、怪しい者が、時々こちらを伺っています。その度に、岩になったり壁になったり。

とうとう、怪しい者を追いつめ、手裏剣を投げつけて、やっつけました。

真っ先にちんぷいの羽根を取り返したCちゃん。ちんぷいに返しにいきました。
それから、怪しい者から「ニンニンニンジャ」と書いた紙を取り上げます。

すると、その怪しい者がすっくと起きあがって、「よくここまで来た。わしは、お前達の力試したのじゃ。
後は、1つだけだ。むこうで待っているから、そこを潜ってやって参れ。合い言葉を忘れるなよ」
と言うと、小さな岩の隙間(ブロックのトンネル)を抜けて行ってしまいました。

「今のは、私の師匠、頭領じゃ」とリーダーが言います。
「いいか、これが合い言葉だから、ちゃんと覚えるのだよ」

そうして、A君から一人ずつトンネルを潜って、忍者の頭領の許へ。

そこで合い言葉を言い、勾玉のついたキーホルダー入りのメダルを首からかけてもらいます。

今まで上の二人のお姉ちゃんのおまけのようだったRちゃんが、今回は、とても楽しそうに、ちゃんと
参加していました。

Cちゃんが、妹のHちゃんを迎えに来て、ちゃんとサポートして、頭領の所に行かせてあげました。

いつのまにか、子ども達、一人一人がとても成長している場面に出会いました。

今度幼稚園のD君は、しっかり勾玉を手に握って見せに来ます。

ちちんぷいぷいを続けてきてちょうど2年。親子ともの成長したり変化したりする姿が
そこにははっきりと見られました。

「Kが、この間地図を作って、D(弟)を連れて、探検に行くって言うんです。
Dも、リュックを持ってきて、いろいろ詰め込んで。狭い家の中を、探検しているんですよ」
楽しそうに話してくれたKさんの話しも、聞いている私までワクワクしていました。

ちちんぷいぷいの活動が、日常の中にちゃんと根付いているのです。
豊かな遊びにつながっているのですよね。

人形劇団プーク「素敵な三人組」

思いがけず好天気になって、その分、予想外に人が出ていたのには少々参りました。

久しぶりの戸外の活動で、拡散しがちな子ども達を警察官タイソンのKさんが名前を呼びながら、
集めていきます。
いつもより声のトーンを下げて、男っぽい話し方で、子ども達に話しかけるのを
どうやら、本人が一番楽しんでいるようでした。

「こそこそ悪いことをすんじゃねぇぞ、お前達、牢屋にいるんだから、偉そうにするんじゃねぇ」
なんだか、ちょっぴりの本音をそのまま言葉に乗せているようでしたが、役を演じていると、
子ども達もオッケーです。

「はい、もう悪いことはしません!」「わかりました」と、神妙です。

警察に掴まった三人組がかつての三人組の話を聞いているところへ、ティファニーちゃんから手紙が届きました。

原作の三人組に憧れ、悪いことをしようとするお芝居の三人組が、警察につかまってしまうという場面から
遊びがスタートしたのです。

難しい導入をKさんは実に上手にスタートしました。
始めた頃、こういう活動の価値をとてもよくわかりつつ、実際に自分がどう関わり、
どう言葉を選んだらいいのか、難しそうだったKさんが、見違えるようです。

ティファニーちゃんを助けるために子どもの泥棒達は、ティファニー人形を持って、
ティファニーちゃんの家の庭園へ出かけます。

もちろん、勝手に探してはいけません。必ず、誰かにことわらなくては。
公園中が庭園です。

中には、ティファニーちゃんのお父さん、お母さん、使用人のふたり、犬のクッチがいるはずです。

次々と4−5人のグループでスタートした子ども達、最初のうちは、やみくもに走っていきます。

最初に聞かされた注意など、耳に残っていません。ただ、まっしぐら。
途中に使用人がいるのに、目の前を素通りして、前を行くグループの後を追っていきます。

この辺り、小学生のグループになると、もっと慎重に落ち着いて行動するのですが、
年長とは言っても、幼児のグループ、まず赤い服を探すというキーワードで頭がいっぱいになっている
ようでした。

庭園に見立てた公園内を三つのグループが真っ先に向かったのは、お母さん役のOさんのところ。

先頭のチームが向かったら、後発のチームまで、目の前の使用人役のTさんを
素通りしていくのはなかなか面白い光景でした。

今回は、特にグループが一緒に行動するような条件づくり(縄で輪を作ってそこに入るなど)を
しなかったうえ、公園内は安全なので、子ども達は一見バラバラに走っているように見えました。

でも、よく見ていると、それぞれにグループを意識しているようです。
代表が手に持っている人形のせいかもしれませんが、バラバラに探しにいった後、
戻ってきては報告し合っているようです。

たまたま目に付いた赤い服を見付けてしまったA君。
先に物を見付けてしまうのは、約束違反です。
「君達、ちゃんとうちの人に断ったのかね」と、すかさず警官になって、割って入ります。

「……」困った顔をして、服を返して、しきり直しです。

ちゃんと相手に言いたいことを伝える、ということを狙ったのですが、
「ねえ、服、服はどこ」と、気ばかり焦って、単語の羅列になったり、
「それは、使用人の○○に預けてあるか、聞いてね」と、言われたのに、
すぐにたまたま目の前にいた犬に声をかけたりと、右往左往。

Sちゃんは、犬のクッチ(高校生)の所まできて、「ワン」と言われて、逃げ腰です。

Cちゃんは「尻尾は?」「耳は?」と、突っ込んだ指摘をしています。

服と帽子を見付けたのに、靴がなかなか見つかりません。
なんと、使用人役のTさんにちょっと手違いがあって、使用人は、場所のヒントを出すことになっていたのに、
「向こうを探してごらんなさい」と言われ、子ども達は、再び、お母さんの所に戻ることに。

「何度も戻ってくるので、おかしいなと思っていたのですけど」と、Oさん。

ようやく正しいヒントをもらって、次々赤い靴を見付け、無事、完了。

改めて、タイソンのところに戻って、自分達も赤い服を着せてもらい、みんなで、ティファニーちゃんを
助けに行きます。

公園の奥で待っていたティファニーちゃんのTさん、「助けてくれて、ありがとう。
一緒に私の好きなアブラハムの踊りを踊ってくれる?」と、
今や、お受験用の塾で教えているというアブラハムには7人の子という踊りを踊りました。

そして、「お月様のようなホットケーキ」をもらって、みんなで一緒に食べて、その日の遊びは終了です。

お店やさんごっこ

今年は、キャンプ場でお金を使おうということになり、その予行練習も兼ねてのお店やさんごっこ。

固い紙をアルミで包んだコインは実際に物を使うのですが、お店の方は、対象物はなしです。

Nさんがみんなを集めて、今回は、4年生のYちゃんが体操のお姉さん。

柔軟体操を一緒にやりましたが、いつもの手遊びとはまた違った雰囲気で、ママたちもちょっと本気です。

そこへ、商店街の会長Kさんが「これから商店街を始めます。
なんていう名前にする?」「おもしろ商店街」と、A君。
「賛成の人」と聞くと、男の子の手が上がります。
女の子は、どうしようかな、という感じ。でも、ここはすんなり決めました。

いくつか説明を聞いて、グループ分け。

二人組の予定でしたが、それぞれの希望も聞いて、三人組から四人組まで。
そこに、ママたちもスカウトして、5−6人のグループができました。

そこで、OさんとSさんのデモンストレーション。
ブティックのOさんとお客さんのSさん、もちろん即興ですが、難しい言葉には解説までついて、
自分達も楽しみながら、買い物の1シーンを演じてくれました。

今回は、これが子ども達にもとてもいいモデルになったようで、この後、子ども達の
お店でのやりとりはなかなか楽しいものになっていました。

それにしても、ママ達のこんな楽しい演技を見ては、なるほど、子どもたちも自分達がいない時にも、
ママ達だけで遊んでいると思うのも無理はなさそうです。

三年目の今年のお店やさんごっこ。年々、子ども達の成長が見えて、楽しい時間になりました。

今回は、ちちんぷいぷいに最初から関わっているママに今回のお店やさんごっこの様子を
書いていただきました。

毎年、色んな形で「お店やさんごっこ」はしてきたので、今回3回目になります。

幼稚園やプリスクール、こども劇場、近所の保育園、近所の児童館、ちょっと遠くの児童館、等々。
入園前も、子どもの集まりがあればどこにでも顔を出していたので、
色々なところで「お店やさんごっこ」はやってきています。

でも、表現遊びサークルのは、ちょっと違います。

“モノ”がまったく無いのです。「無対象」と言うそうですが、それだけに、お店屋さんと買い手の想像力が必要です。

今回は、お金だけは作りました。

夏のキャンプで、もっと膨らませた楽しいお店屋さんごっこをすることになったので、
今回はその予行練習ぽい感じです。

打合せの際、「お金だけあってモノが無いと、子ども達はお金に固執しちゃうかもね?」といった意見も出ましたが、「その時はその時、親が見本を見せていきましょう」と先生からゴーサイン。

おもしろ商店街の会長さん(ママ)から、お店の説明を受けました。

15ルピー持った子ども達は、幾つかのグループを決めて、ママ達をスカウトして、
それからみんなでどんなお店にするか相談です。

娘は、幼稚園前からベビースイミング等のお稽古で一緒だった2人とグループを作っていました。
ママ2人をスカウトして、5人で相談。

「ケーキ屋さんにしたい!」と、娘。あとの2人は最初は思いつかなかったようで、
「じゃあケーキ屋さんでいいよ!」とすんなり決まりました。

ケーキの種類はどの子も自分の好きなのを言うので、子ども3人の好きなケーキ3種類から
ケーキ屋さんを開店しました。チョコレートケーキ、ショートケーキ、モンブランです。

お客さんは、「何屋さんですか?」と尋ねてくるので、お店の紹介も自分たちでします。
「ケーキ屋さんです」とは3人声が揃っていますが、ケーキの紹介はバラバラ、
自分の好きなケーキを売るのに懸命です。

これは最初のうちだけで、すぐに3人とも3種類のケーキを紹介できるようになっていましたが。

売れたら、お金をもらい、透明のケーキを透明の箱に包み、そっと渡してあげます。
「ころばないようにね」と声を掛けてあげた子は、かつてケーキ買ってころんでグシャッとしたことがあるのかな?

娘達以外のお店は、果物屋さん、お花屋さん、お魚屋さん、ペットショップが開店していました。

店番を残し、交代でお買い物にも出掛けます。

果物屋さんでぶどうを買い、今度はフルーツケーキも登場です。

あんまり甘くないのが欲しいというお客さんには、シュークリームやプリンを薦め、
それもレパートリーに加わりました。

お誕生日用のケーキが欲しいというお客さんがいて、いきなりデコレーションケーキも登場です。

何でもアリです。

お魚屋さんでタコを買ってきた子がいました。

タコはケーキ屋さんでは売れません。みんなで相談。
ケーキ屋さんとたこ焼き屋さんになりました。事業拡大です。

そのうち、最初には思いつかなかったけれど、「やりたいお店があるの」と言い出す子もいて、またまた相談。
GAP屋さんも開業です。新規事業参入です。

遅れて来た母子が、マクドナルドを開店しました。

みんな一斉に買いに走ります。子ども達3人が「お店番お願いッ!」と言い残して飛んでいきました。
ママ達の分も買ってきてくれたので、お店の後ろ側でみんなでハンバーガーや
ポテトを食べ、シェイクを飲みます。

透明だらけなのに、本当にそこにあるように食べて飲んでいます。

あんまり売れなかった魚屋さんは、いつの間にか撤収されて、ネイルサロンと1コインショップになっていました。
こちらも長蛇の人気です。

売上金を、最初は私が配ってあげたのですが、いつの間にか娘が売上配り係になりました。
最初は均等に5等分して、余ったのは子ども達に配っています。ちゃっかりしてます(笑)。

おもしろ商店街の会長さんから、「お店の開店時間は○○分までです」と声が掛かりました。

ここで何か大きな商品を出そうということになりました。「結婚式のケーキみたいなのは?」
「誰か買いにくるかな?」「じゃあ、お城のケーキにしたら? みんな来るよ来るよ!」
そこで大声で呼びかけます。「ただ今より、お城のケーキを売りまーす!」
女の子が何人も買いに走ってきました。

まだ一度も私たちの店に買いにきていない男の子がいます。
なので、みんなで、その子が買いにくるにはどうしたらいいのか、相談しました。
「ロケットのケーキ作ったらどう?」
「車とか?」
再び大声で呼びかけてみましたが、買いに来ません。
「何が好きなのかなぁ?」
「ムシキング?」
「ポケモン?」
「そんなケーキ食べたくないよね?」
「………」
「じゃあ、クッキーにしたら? 
ムシキングカードクッキーにポケモンクッキー」
「それだっ!!!」
 再び大声で呼びかけてみましたが、その子は買いに来ませんでした。

別の女の子が、「クッキーはカード全部入っているの?」と来ました。
「詰め合わせもあるので大丈夫です!」と子ども達。

そこでおもしろ商店街は閉店しました。

次々に色んなことを思いつく子ども達に、見守っていたママ達も楽しみました。
お金だけ実在して、あとは全部想像でしたが、お金に固執するということもありませんでした。
って、お買い物に来なかった男の子は、お金集めに夢中でしたが……。
彼がいたから、絶対に売ろうと色んなアイデアが飛び出していたのも事実。

色んな子がいることで、お店やさんごっこも大人が考えつかない方まで広がった気がします。

キャンプ(探検隊)

先週の土曜・日曜とちちんぷいぷいのキャンプに行ってきました。

キャンプというのは、何か変なことが起こるもの、と子ども達に思ってほしくない、という意見もあり、
(ちちんぷいぷいのメンバーは、ファミリーキャンプの体験などが少なそうなので)
今年は、何も起きないキャンプを考えました。

そうは言っても、遊びをちりばめなければ、面白くないので、「探検隊」をコンセプトにキャンプを企画しました。

探検隊がキャンプ場を探検する、という設定です。

小さなキャンプ場なので、全部を見て歩いても、たかがしれています。

まずは、出発前に探検隊長を決めました。

昨年、王様をやったSさんのパパをうらやましがっていたというTさんのパパに引き受けていただきました。

Tシャツ、短パンに首から双眼鏡を下げて、すっかりその気満々のTさん。

開国式であいさつをすると、Tさんの子ども達、双子のSちゃんとT君は、大喜び。

パパがみんなの前で何かをするというのは、子どもにとってはとても誇らしくて、嬉しいことなのです。

一方、パパの方も、何かの役割をやると、自分の子どもたちだけでなく、
他の子ども達にも目を配ってくれることになり、お互いにとって、とてもいい結果になります。

そして、実はいろいろ流れなどをちゃんとわかっているKさんのママが、副隊長として、実権を持ちます。

あいさつをして、今回は、Sさんが作詞してくれたテーマソングを歌い、それぞれが担当する係(仕事)と
名前を言って、自己紹介です。

今回のキャンプでは、隊長家と副隊長家の車が渋滞で少し遅れてしまったので、
開国式を待つ間、時間をかけて、小旗を4本作りました。

月面着陸して、国旗を立てるようなイメージです。

子ども達は、それぞれに、小さな旗に丁寧に色を塗っています。

最初からすごい集中力です。

開国式の後に、昼食。その後は、川遊び。

大きな川ではないのですが、足下が取られやすいので、それぞれ、慎重に下りていきます。
でも、気温が低かったので、思ったより早く川から上がってきた子もいたり、
そもそも最初から、川遊びは苦手そうな子がいたり、川で遊ばない子ども達のために、
竹を使って、糸電話作りをしました。

当初は共有するグッズにしようと思っていたのですが、子ども達がほしくなってしまって、
各家庭1つは持ち帰れるように変更。

おもちゃ作りという感じになりました。

そうして、いよいよ探検。

子ども達は、それぞれ用意して置いた画板を首から下げて、キャンプ場の白地図を買いました。

今回のキャンプのもう一つの特徴は、キャンプ中で使うものは、場内限定の貨幣で買うことにしたことです。

単位はルピー。

開国式の後に、銀行担当のYさんが、みんなに配ってくれました。
5ルピー札が2枚と1ルピーコインです。

白地図は1枚が1ルピー。

もらった絵地図を見ながら、今はどこだろうと、真剣な表情です。

ちちんぷいぷいを始めたばかりの頃は、地図を手に持っていても、どうやって見ればいいのかも
よくわかっていなかった子どもたちです。

そんな子ども達を見て、地図に「北」が示されていないと不満そうな顔をしていたパパが、
今年は、ルピーを使った買い物を楽しんでいるのです。

それぞれの別の意味での成長ぶりは、見ていても楽しい光景です。

さて、手にした地図から、藤棚を見付けた子ども達は、「あ、ここだ」と、言われないうちに、印をつけています。

隊長から説明があって、キャンプ場を探検に行くことにしました。

待ちきれずに走り出したのが、3歳のS君。
小さいのに体力は5歳児にも負けていませんから、ママは、大変そうでしたが、
好奇心のままに走り回る様子は、全身で楽しいと言っているようです。

たまたまそのS君が山登り係を希望していたので、隊長の指名で、先頭を行くことになりました。

男の子たちは、こういう時、いつも、前を行きたがります。
今回も、S君と競うようにK君A君が行きます。

最初に行ったのは、右手の山の斜面のバンガローの裏。
細い道を行くので、細い列になるので、何かを見付けても、温度差が出ます。

今回も、先頭の方を歩いていた子たちが、木の幹にマークを見付けて、
「あ、なんかある!」
それを聞いて、後ろの子ども達が覗きに来るという感じになります。

でも、ここでは、奥に「ここより奥、まむしに注意」の看板があって、それも興味の的です。

地図に丁寧に貼ってあったものと同じ印を書き込みます。

マークを書き込んだら、行き止まりの辺りに、朝、作った小旗を立てました。

その後、隣のバンガロー群の間の道を上まで上がり、そこでも木のマークを見付けた子ども達は、
地図に印を付けます。そして、ここにも小旗を立てます。

その後、山道を上がっていきました。

途中に竹林があって、Cちゃんが、あっと声を上げます。竹の幹にマークが貼ってありました。

それぞれ、地図を覗き込んで、マークを書きこんでいきます。

さらに山道を登っていくと、分かれ道があったり、枝道があったりするのを丁寧に確認していき、
枝道の角のマークを見付けたのは、S君。

T君がもっともらしい顔で、マークを書き込んでいます。

さらに上へ上がっていくと、行き止まりの石の上にマーク。

そして、三本目の旗を立てました。

山を下りて来て、今度は川の方へ行くことにしました。

下見の時は、川沿いの木の橋を通って、ギリギリまで行く予定にしていたのですが、
雨の後のせいもあって、足場が危なそうなので、階段を下りた所までにしました。

階段を下りた男の子たちが、下で騒いでいます。

どうやら、頭の上の橋の裏側のマークをみつけたようでした。

そして、ここにも小旗を立てて、探検隊の任務は終了です。

おせんべいとゼリーのおやつセットを買って、それぞれにおやつを食べた後、
子ども達は集まって、バンガロー決め。

Iさんがあれこれ考えてくれて、今回は危ないので、走るのではなく、ボードと名前シール使って、
話し合いで決めます。

ボードに書かれた四角はおとな一人分。その四角に斜めの線を引いた半分が子ども一人分。

子ども達は自分の名前を書いたシールをそれぞれにもらって、次に、おとなの名前のシールを
希望の子たちは手を上げて受け取りました。

もともと、一緒になりたい子ども同士は近くに座っていたせいか、手近のボードに貼り付けて、
比較的あっさりとまとまっていきます。

ママとパパが一緒の部屋じゃなければ嫌だとおもっている子、お友達といることを優先したい子、
部屋の枠が決まっていることで、それぞれの心の中には葛藤とドラマがあるようです。

ママだけが一緒でいいと、パパのシールをもらわなかったMちゃん、
お友達と寝るからママはいらないとあっさりと独立していくCちゃん、
この寝る場所を子どもが決めるやり方には、いつも、おとなにもドラマがあります。

最後に残っていたおとなのシールを、空いている場所に貼り付け、なんとか無事に決まりました。

後で、反省会の時、男の子のママから、男の子が集まっている部屋に入れなくて、
可哀想だったという意見が出ました。

でも、実際には男の子の部屋は四角が一つ余っていたのです。

その時言ってくれれば、なんとかなったのに、と言うと、自分の子どものことだけ主張するようで、
という答えが戻ってきました。

幼稚園、学校、とこの先、そういう場面は多いのです。
でも、まず親が自分の子のことを主張するのは、当たり前のこと、もっと堂々と言って良いし、
もちろん、本人が自分で言えればもっといいのです。

そのために子どもの背中を押して上げるのも「あり」なのです。

もちろん、親からは見えない、子どもの選択もあります。
それは、見えている人が説明すればいいのですから、その時、聞く耳さえ持てば、なんの問題もないのです。

でも、その子は、その晩は、パパとママの間で寝られて、それはそれで、一つの
楽しい思い出になったようでした。

それから、夕飯の支度の準備のため、4人のママたちが自分と作るメニューを発表です。

Sさんのヤキソバ、二人のOさんのサラダ、Tさんのスープ、来られなくなったMさんに代わって、
ちんぷいの肉ジャガ。

それぞれが、看板を手に、自分の作るものをアッピールします。

それを聞いた子どもたちが、自分が何を作るかを考えて、手をあげます。

多かったのは、サラダ。ここに、女の子5人が入りました。

スープには二人の男の子。一人は、T君で、ママがやっているので。
もう一人は、T君がママとやりたいだろうと考えたK君が入りました。
この辺りの事情は、後から聞きましたが、K君がスープを選んだ意外性に驚いていたTさんは、
彼の気持ちがわかって嬉しかったようです。

肉ジャガには、二人のしっかりした年長の女の子が二人。
年少のD君とSちゃんが入りました。

後はヤキソバです。

出来上がったグループにそれぞれ指令書が渡されます。

この中に入っているマークは、どこかで見たような…。そう、探検に行ったとき、地図に書き込んだマークです。

地図に書いたマークは6つ。でも、指令書に書いてあるマークは、それぞれ違っていて、2つずつ。

とりあえず、行ってみよう、ということになり、それぞれ、グループ毎に出発です。

それぞれのグループごとに、地図のマークを目指して、仕入れの品物を探しに行きます。

もちろん、行く先には、すでに、チーム毎に分類された食材が置いてあります。

山の上に上がった所と、川に下りた所には、それぞれIさんとTさんがいます。

そこでは、それぞれじゃんけんで勝ち抜くなどの条件付きで、品物が手に入ります。

もう一カ所には、ただ品物だけが置いてあって、子ども達はそれを持って帰ってきます。

そうして、取ってきた食材には、不要な物もたくさん。

そこで、市場が始まりました。

それぞれがお店を出します。そして、自分達が作るメニューに必要な食材を買うためのお金を
それぞれが出し合います。

それから、何を買ってきたらいいかを考え、誰がお店を出し、誰が買い物に行くかを決めました。

当初、おとなたちは密かにサラダにはコーン缶をと考えていたのに、サラダ担当の子ども達は、
あっさりと「コーンはいらないよね」と一致。担当のOさんは「どうしよう」と頭を抱えています。

予定通りのたまねぎか手に入らなかったヤキソバチーム。どうやら、肉ジャガチームが多く買ってきたようで、
肉ジャガに入る予定のしめじは、スープのチームの手に。
それでも、その程度の変更で、後はさほどの違和感もなく、無事に各グループの手に食材が集まりました。

ただ、子ども達が出し合った出資金と売上金はピッタリ合うはずだったのに、値切ったり、サービスしたりの結果、
もう大混乱。

打ち合わせ不足を痛感しました。

さて、材料の仕入れが終わって、料理が始まった各チーム。余裕で進んでいたヤキソバ班。
他と足並みを揃えようと、焼き始めを少し遅らせて、さあ、始めようとしたら、その場所では、薪は使わないで、
炭を使ってくれと言われて予想外に時間がかかってしまいました。

ブロッコリーをゆでていたサラダ班。

Kちゃんがお玉を手に、混ぜていたら、はねた火に驚いて、鍋の取っ手にお玉を引っかけて、
ひっくり返してしまいました。
そのお湯がKちゃんと側にいたYちゃんの足にかかって火傷。

様々な要因があっての事故でしたが、側にいたKさんの咄嗟の判断で
湧き水を貯めていた所に足ごとつけました。

炊事場の規模、作り、天候、おとなの目配り、緊張感、など、後で様々な検証と反省をしました。

だからやらない、ではなく、そうならないために何をすればいいのか、という
建設的な話になれたのは、とりあえず良かったと思えたのでした。

夕食の後は、キャンプファイヤー。

キャンプ場のおじさんのガソリン使いにハラハラしたものの、子ども達の大好きな「キャンプだ、ホイ」を
歌って、「団結踊り」を踊って、と3年間の積み重ねを感じるファイヤーでした。

翌日は、マスのつかみ取り。

人数分のマスを放したのに、幼児の手では、なかなか追いつきません。

その中で、T君の手さばきは見事なもので、ママの心配をよそに、得意満面で、次々とつかみ上げていきます。

一見得意そうなK君が案外に苦戦。

こういうのはさほど経験差があるわけではないので、持って生まれた勘のようなものがあるのかもしれません。

続いて、流しそうめん。

近くの竹林から切り出したばかりの竹は、まだ青い匂いがしていて、そこに、そうめんやゼリーや
缶詰の果物が流れてるので子ども達は大喜び。

小さい子は、箸で掴むのが歯がゆくなって手掴みまで出てくる始末。

それでも、たっぷ食べておなかいっぱいのようでした。

帰りの会は、隊長のTさんのパパが締めてくれて、今年のキャンプはおしまいです。

「Kがね、『山の人に会いにいかないの?』って聞くんですよ」とK君のママが教えてくれました。

人が演じていることはちゃんとわかっているK君は、それでも、それを楽しみにしていたのです。

昨年、天狗に会って、ご褒美をもらって、誉めてもらったことは、他では得難い経験として
記憶に留まっているのです。

「来年は、やっぱりドラマがいいですね」と、Kさんは話していました。

そして、もう、来年に向けての話し合いがスタートしています。

先々週の日曜日、幸い天気にも恵まれて、練馬区の何もない広い公園で段ボール遊びをしました。

ママたちがあちこちの店から集めてきた段ボールが草地の空間に積み上げられました。

そこでSさんから「段ボールで何が作れるかな」「お家」「お城」…
予想以上に子ども達の発想は狭いところに留まっています。
それでも、いくつかのグループで作業が始まりました。

Cちゃん、Mちゃんたち女の子のグループは、びっくりケーキを作っています。
関わっているママたちは、とりあえず、自分も楽しそうです。
大きな囲みの上を段ボールの蓋で覆って、そこから、子ども達が飛び出す仕掛けです。

Yちゃんは、2歳のHちゃんとお家を作っています。犬小屋もあって、部屋のコーナーには
花瓶台が置かれ、花が指してあります。Yちゃんは、Hちゃんがやりたいことを自由にさせてあげた上、
「上手ネェ」と誉めて上げています。最近、ママに赤ちゃんが産まれて、お姉ちゃんになったばかり。
ママが嬉しそうにそんな話しもしてくれました。

まだ小さなS君は、ママが作ってくれた肘掛けつきの椅子に座って、机の上にハンドペインティング。
絵の具でベタベタの手で、手形をつけています。ここは、三人姉妹の末っ子Sちゃんも一緒です。

A君K君たち男の子。船の上にお城を乗せて、宝箱を作って、中に、金銀財宝を入れています。
オールも作って、探検です。「島も作ろう」相変わらずA君の発想は次々と広がっていきます。
メカの細かいところまでこだわっているK君とは対照的に、A君の気持ちは、もうキャブテンです。

MzちゃんとMkちゃんは、お城を造っています。門の両脇に聳える柱には花が飾ってあり、
門からは、ママが持っていた薄い紙が下がっています。さすがにお洒落なしつらえです。

4年生のYちゃんとMちゃんたちはマンションを作って、自分の部屋を作りました。
さすがに、丁寧な作りで、部屋には表札があり、中には椅子があって、角部屋にはカーテンが揺れています。

最後はみんなで見あいましたが、楽しい時間になりました。
先週、ちちんぷいぷいのクリスマス会でした。

クリスマスというにはとても早いのですが、その分、子ども達には、今年初のクリスマス、ということで、
かえって、よかったかもしれません。

企画者のTさんのマンションの集会所をお借りしてのクリスマスです。

子ども達は、パーティーのために、サンドイッチを作ることになっていました。

ところが、うっかりママの買い物忘れのために、いくつか足りない物が発覚。

そこで、Tさんから、お買い物を頼まれました。

一番大きいYちゃんは、一人でマヨネーズ。2年生のMちゃんは、ハムを28枚。
後は、くじを引いて、二人組になり、それぞれ、レタスやパン、飲み物など、分担を決めて、出発です。

スーパーの前までは一緒に行って、買い物の確認です。
「走らないこと、大きな声を出さないこと」見つからない時は、どうすればいいか、どうやって聞けばいいか、
確認して、終わった後の集合場所も決めて、スタートです。
緊張しているらしく、いつもより真面目な顔でいます。

最初に戻ってきたのは、A君とSちゃん。レタスとキャベツの違いがわからないと言っていたのですが、
外側にレタスと印刷されていました。

「一番高いとこにあった」とサンドイッチ用のパンを買いに行ったMちゃん。
「がんばったのに届かなかったの」
「それでどうしたの?」
「おじさんが取ってくれた」
台の前で飛び跳ねていたら、知らない方が取って下さったそうです。

そこへ、年少以下の子ども達とコンビニに行ったMさんから電話。「スライスチーズが後10枚足りなくて」

急遽、ジャンケンでYちゃんが買いに走りました。

町が危険になっていて、なかなか買い物に一人で行く経験のない子ども達には、とてもいい経験だったようです。

そして、戻ってくると、サンドイッチ作り。デザートのプチタルトとサラダも作ります。

その説明をしている時、説明をしているTさんの携帯に突然の電話。
なんと、相手はサンタさんで、お弁当を煙突に落としてしまい、お腹が空いている、というのです。
みんなでサンタさんのお弁当も作ってあげることにしました。

人気のプチタルトは、人数が多すぎるので、二つのチームに分けて、前半と後半にやることにし、
サンドイッチのチームを手伝うことにしました。

グーチーをやって分けたら、一組、二人ともグーを出し続けている女の子二人。

「一緒になりたい子がいるみたいで任せてます」と担当のSさん。
本人達に聞くと、「だって、チーだと負けじゃない」と。そこで普通のジャンケンで決めました。

すっかりできあがってたサンドイッチとタルトとサラダを前に座った時、サンタさんがやってきました。

お弁当をもらって、さあ、お待ちかねのプレゼント、という時、サンタさんの袋は、お腹の空いた
トナカイに囓られて穴があいて、みんなのプレゼントは、庭に落ちてしまったとか。

中庭に探しに行って、一人一つずつお菓子の袋をもらいました。

そうして、お昼ご飯。

S君のママが作ってきてくれた三角帽子をかぶって、ご飯の後は、S君のママが持ってきてくれた
「三匹のこぶた」の大型紙芝居。

観光地の写真を撮るコーナーのようにボードに顔を出す穴が切ってあって、
何人かで演じられるようになっています。

最初はパパやママがやってくれました。Sさんのパパの達者なオオカミが楽しませてくれ、その後は、子ども達。

まだまだ小さいと思っていたS君が表現力たっぷりにオオカミを演じていました。

この思いがけないプレゼントで場がすっかり盛り上がって、この日のパーティーは無事に終わりました。
兵庫県立ピッコロ劇団の「さらっていってよピーターパン」の舞台をみんなで観たので、その作品で
遊ぶことにしました。

ところが、この作品、別役実の脚本で、いわゆる原作の「ピーターパン」とは大分趣が違います。

しかも、ストーリーより、場面の面白さで見せてしまう作品なので、この舞台を題材に遊ぶ、と考えた時、
ハタと頭を抱えてしまいました。

そこで、まず舞台の要のシーンを考えました。

*子ども、インディアン、海賊、ワニが互いを追いかけていくというネバーランドのシチュエーション

*海賊に掴まったウェンディが丁寧な言葉を使おうとする海賊達を巧みにごまかして、
逃げ出してしまうというシーン。

*ワニの時計を止める。

*家とネバーランドの関係。

この辺りが、工夫できそうでした。

もう一つ、寒い時期なので、できれば室内でやりたいとママ達が考えていたこと。

そこで、いつもの児童館をイメージして考え始めました。

そうしてできた形は、

集まった子ども達の前に現れたピーターとティンカー。

彼らの前を子ども、インディアン、海賊、ワニが次々と通り過ぎていきます。

ネバーランドでは、彼らに気づかれると危ないからと、彼らの真似をするようにピーターに教えてもらいます。

そこで、それぞれユニークな動きで通り過ぎるキャラクターの動きを真似て、一緒にホールを回ります。

ところが、海賊の真似をしている時、人間の子どもが混ざっていると気づかれてしまいます。
ヒーターの指示で、逃げるのですが、何人かが掴まってしまいます。

そうして掴まった子ども達は、「今時の海賊は丁寧な言葉を使わないと」と思っている海賊達から
「丁寧な言葉」を使って逃げ出します。

そしてティンカーの案内で飛び込んだ部屋には、ワニが。
ワニに頼まれて、そこにある道具を使って、時計を止めようとする子ども達。

「時計が止まったから、君の時間はおしまい」と、目をつぶったまま
ワニに手を引かれて子ども達は図書室に行って、そのまま眠ります。
(ここには時々、お母さんが現れ、声をかけます)

一方、海賊から逃げた子どもたちは、仲間を助け出そうといろいろ相談しています。
そして、助けに行こうとして、また、何人かが掴まってしまいます。

そうやって、何人かずつのグループが掴まって、最後に全員掴まると、最後の子ども達が
寝室に戻れば遊びはおしまいです。


さてさて、実際に子ども達とどう遊んだかは、また次回。
児童館のホールに集まった子ども達の前に、Sさん扮するピーターパンが現れます。

「Mちゃんのママとか言われたら、へこみそう」と言っていたSさんの心配など、
「ピーターパン!」と呼びかけた子ども達の前で、あっと言う間に吹き飛びました。

ティンカーと一緒にいくつかのお約束を伝える頃には、もう、子ども達はその世界に入っています。

「朝、行きたくないって言ったんですよ」と心配していたYちゃんも、みんなの真ん中に座って
ニコニコしています。

その子ども達の後ろを、ネバーランドの怪しげな子ども達に扮した
TさんとMさんが踊りながら通り過ぎていきます。

あっけにとられる子ども達の目の前を続いて、インディアン、海賊、ワニの順に通っていきます。

ピーターと一緒にその特徴を真似ながら、再び、ネバーランドの子どもたちが
通る時には、一緒に真似ながら輪を描くようにホールを歩いていきます。

一回り、通り過ぎた二周目、突然、海賊の手下が叫びました。「あ、人間が混ざっている」

「逃げろ」というピーターに誘導されて、ホールの隅の囲みの中へ逃げていきます。
ところが、Mちゃんや2年生のMちゃん、Yちゃんがつかまってしまいました。

たっぷり緊張した顔をしていた子ども達は、そのうち、海賊達の愉快なやりとりを
聞くうち、少しずつほぐれてきました。

舞台を観ていたMちゃんは、どう応えればいいのか検討がついたようでしたが、
なかなかタイミングが計れない様子。それでも、なんとかYちゃんが言いました。「ほどいてください」

まんまと三人が逃げ出した所へ、助けようとやってきた他の子どもたち。

どうやら、掴まるとなんだか楽しそうだと気が付いたCちゃんやA君は、自分から掴まろうと、アッピール。

最後まで必死に逃げて掴まらなかったSちゃんは、とうとう泣き出してしまいました。
「絶対つかまりたくないの」

初参加の2年生の男の子も「絶対嫌だ!」と泣いています。
そこで、二人をピーターが守って、次のポイントのワニの部屋へ。

やっと海賊から逃げ出した二人は、目の前のワニに、びっくり。
ワニが恐くないとわかって、やっと部屋に入りました。

3歳のS君、「恐いから帰ろう」と言っていたのですが、目の前に来たピーターに「ママとはお家でも会えるけど、
ピーターとは会えないから」と抱っこしてもらって、ワニの部屋へ。

ワニの部屋では、ねじ回しでねじをはずしたり、新聞紙に包んで、音が聞こえないようにしたり、
電池を抜くことに気が付いて、でも、どうやって抜いていいかわからなかったり、とそれぞれに苦心惨憺。
お互いに助け合っている姿も見られました。

それでも、「できた」という感覚は、子ども達には満足できるものだったようで、目を閉じて、図書室に行き、
おやすみなさい。

ママの役のTさんの功績か驚くほど、子ども達はじっと横になっていました。

ピーターが窓から声をかけると、夢から醒めたような顔で、パラパラと起きだし、
ホールのママたちの所へ戻りました。

たった1時間でしたが、集中して遊んだいい顔をしていました。

人形劇あそび

以前、講師をしていただいた大垣花子さんがセミナーなどで紹介している色画用紙で作る人形があります。

簡単に作れるのですが、作り手の個性が溢れ、表現しやすいので、今回、ちちんぷいぷいの子ども達と
やってみました。

Yさんが子ども達の前に立って、画用紙をクシャクシャにする、と説明すると、「えーっ!」と思いきり抗議の声。
ここいらも今時の子ども達です。

でも、やっているうちに、意外と難しかったり、意外と楽しかったりしたらしく、だんだんはまっていくのが
わかります。

紙の色も、事前にYさんが取り合いになるのでは、と心配していたのですが、そんなこともなく、
ウサギ、クマ、などどんどん形になっていきます。

丁寧に薄い紙でスカートまで作るMちゃん、耳や尻尾にこだわっているYちゃん。
一つを丁寧に作る子、次々と新しい人形を作る子、と様々です。

それからグループ分け。

今回は、自由にする、ということだったのだけれど、男の子がS君以外お休みだったので、
S君は、弟の面倒見がいいYちゃんのグループに入れてもらいました。

それぞれのグループにはママたちが一人ずつ入ります。(自分の子がいないグループ)

グループごとに話がどんどんふくらんでいるようです。おとなの指示がなくても、
ちゃんと自分達でお話を作っていけるようです。

打ち合わせと簡単な練習でみんなの前へ。

今回は、舞台は作らず、立ったまま人形を使います。

台詞につまって立ち往生する子、その耳元で、台詞を耳打ちする子、ちょっとはにかんだ顔が、
なんとも可愛くて、練習を積んだ作品とはまた違った味のある発表でした。

段ボール遊びでした。

段ボールをたくさん集めて、子どもたちが集まります。

中心のメンバーが1年生になった最初の集まりの今日、導入の手遊びに、
Cちゃん、Mちゃん、Yちゃんは、「子どもっぽいよね」と冷めた反応。
その割りには、Cちゃんの手は、さりげなく一緒に動いています。

今回は、みんなで一緒に一つのものを作ります。

「何、作る?」
「お城!」

簡単に決まりました。

「僕、門、作る」と2年生になったA君。久しぶりのT君を誘っています。
「うーん、私達は…」と困っている女の子たち。
そこで、イメージを共有するために絵を描くことになりました。

A君がマジックを持って描くのをみんなで囲みます。

初参加のK君兄妹やR君、やはり、ちょっと入りにくそうかな、と見ていると、いつのまにか輪の中にいます。

和風の城をイメージしていたA君が石垣を描きました。
「屋根が光るの」と幼稚園に上がったS君が言います。三角屋根が描かれました。
「もっともっと大きい」とYちゃん。真ん中に門、左右に三角屋根の塔が立ちます。

女の子のイメージは、シンデレラ城っぽく、和洋折衷の城の絵ができました。

そこで、作業に入ります。

ママたちが心配していた「一つのものを作る」は、実に自然にクリアされました。
広い床、それを取り囲む城壁、宝箱を隠した椅子、犬小屋、ソファー、ついには、犬やライオンまでできました。

初参加のYちゃんは、パパと立派な三角屋根の塔を作ります。パパもとても楽しそうです。

始めて使う鋸もいつもは憎まれ口を叩くCちゃんまでおとなの注意にちゃんと耳を傾けています。

予定より1時間ほどして、まだまだ作り足りない子ども達でしたが、やっと終わりにしました。
記念写真を撮って、みんなで壊しました。

そう、この壊す作業もとても大事なのです。

こうして、わずか2時間余りの夢の城は、元の段ボールに戻りました。

多くが1年生になって、この2−3年の活動の積み重ねが様々な形で、成長の印になって
現れていると、改めて思える回でした。

 

次回は12月は「竜の子太郎」で遊ぶです。

お問い合わせはs.ishi@jcom.home.ne.jp  まで。

 


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