表現あそび

短い時間で楽しめる表現あそびのプログラム、ちょっと手をかけたイベント風のプログラム、
季節の行事の表現あそび風楽しみ方、その中での子ども達の様子、などいろいろご紹介。

豆まき、七夕、ハロウィン、クリスマスといった季節行事、

探偵ごっこ、宝探し、お店やさんごっこなどのごっこあそび、

順次、ご紹介していきます。

 

ハロウィン

クリスマス

物語であそぶ

豆まき

探偵ごっこ

 

ハロウィン

10月の季節行事といえば、ハロウィン、子ども達は、お菓子をもらいにいける
この行事が大好きです。最近では、あちこちで、大がかりなハロウィンの催しが
行われていますが、せっかくですから、地域でもやってみませんか?

おとなの下準備は、お菓子を配ってもらえる家の確保や、子ども達の歩いて回る
コースや地図の用意、配布している家の表示、など、たくさんの準備がありますが、
それはそれぞれの地域の実情に合わせて工夫することにして、

大事なのは、このハロウィンが、とてもステキな表現あそびとしての要素を持って
いること。

まず、仮装。

なりたいものに“なる”第一歩。ぜひ、お母さんも一緒に考えてみましょう。

お化けばかりとは限りません。この際ですから、なりたいものになりましょう!
ただ、町中を歩きますから、足下や動き安さの工夫だけはちゃんと考えてください。

今や、デパートに行くと、関連衣装のセットが盛りだくさん。でも、ここは、身の回りに
あるもので工夫したいもの。こういう時、100円均一ショップは、アイディアの宝庫です。

自分のなりたいものの衣装をつけると、子ども達の気分は、すっかりその役になって
います。

次は導入。

スタートは、みんな一緒が理想です。仲間がいると思うと、町を歩いている途中でも
お互い声をかけあったりできますから。

そろったメンバーの前に、魔女や魔法使いが登場します。ハロウィンの簡単な説明も
いいですが、ここで、子ども達に魔法をかけてあげましょう。

いたずら心を引き出す魔法もあり、まわりの危ないものに気をつけるようになる魔法も
ありです。そうすると、子ども達は、ほんのちょっと、今と違う気分でスタートできます。

その時、大事なのは、帰ってきてから、必ず魔法を解くこと。

魔法を解くとき、子ども達は、それぞれ、とても神妙な顔をします。

そして、魔法を解いた瞬間、スッと子ども達の表情が変わります。
緊張感が溶けた瞬間です。

家々を回る途中に、公園などにスポットを作ってもいいでしょう。

そういう場面も、表現あそびのチャンスです。

魔法の下手な魔女の魔法にかかった振りをすると、お菓子をもらえるなどという
設定にすると、「○○になあれ!」という魔女の魔法で、子ども達は、○○に変身!

こういう場合、もちろん、魔女も大まじめに演じてください。

異年齢の子どもの場合、反応はマチマチです。魔女もそれに合わせて即興で対応して
いくことが何より大事です。

どうしても、実務の準備に追われますが、企画している方たちがまず、“あそび”心を
大切に準備をしていきましょう!

ひと味違ったハロウィンになること確実です。

ハロウィンのののあなさんの実践はこちら−

 

クリスマス

ハロウィンが終わると、次の季節行事は、なんといっても、クリスマス。
宗教行事なので、遊んでしまっては不謹慎なのかもしれませんが、子ども達が大好きな
この催しで遊ばない手はありませんよね。

今日のご紹介は、「ちびっこサンタがやってくる」です。

まだ、子ども達が小さかった頃、数世帯が集まって、遊びの会をやっていたのですが、
なかなか新しいメンバーが参加してくれなくて、特に、冬は寒いということもあって、
出かけてきてくれませんでした。

そこで、出て来られないなら、いっそ、こちらか押し掛けてしまおう!と思ったことから
始めたのが、このクリスマス企画です。

小学生はサンタになります。
赤い帽子、赤い洋服、赤いコートやセーターに白い綿を縫いつけて、それでとっても
可愛らしいサンタができあがります。ちびっこのサンタですから、ひげなんていりません。
真っ白い大きな袋にプレゼントをたくさん入れて、手には、鈴やトライアングルのような
音の出るものを持って、ポケットには、クラッカーを忍ばせて、小さい子ども達のいる
家を回ります。

ピンポンと呼び鈴を押すと、小さい子とお母さんがドアを開けてくれます。
バーンとクラッカーを鳴らし、「メリークリスマス!」

楽器を鳴らしながら、「あわてんぼうのサンタクロース」を歌い、袋からプレゼントを出して、
一人一人に渡します。

中には、記念撮影をするお家や、手作りのお菓子を逆プレゼントしてくださるお家もあって、
なんともほのぼのとした感じです。

そうして、何軒か回ったサンタ達は、1ヵ所に戻ってきます。
そこで、今度は、がんばったサンタ達のためのクリスマス会。

今回も、最初の一歩は可愛いサンタ服。
今や、百円均一のお店で、本格的なサンタ服を安く売っている時代ですが、でも、着慣れた
服をアレンジする方が、お仕事するサンタ達には、動きやすく、しかも可愛いものです。

訪れた先でも、サンタ気分をたっぷり味わいながら、ちょっと芝居っ気たっぷりに、
「やあ、いい子たちだね」なんて言ってみるのは、高学年の子ども達。

低学年の子ども達は、回っていくだけで、精一杯。でも、あまりの可愛さに、
通り過ぎる大人達の目も引きます。

おとなが一緒に行って、一軒一軒を丁寧に回ると、達成感も人一倍です。

☆天使になる

まだ我が家の子ども達が小さかった頃、東京都の児童会館のクリスマスイベントに
出かけたことがあります。

広い部屋で、みんなで踊ったり歌ったりした後、児童館中を周りながら、ラリーのように、
あちこちのポイントで、少しずつグッズを手に入れて、天使に変身するのです。

最初にいった場所では、羽の形に切り抜いた白画用紙にゴムを通して、子ども達の
背中につけて、可愛らしい天使の羽のできあがりです。

次に、2つのわっかを上下につなげて、下の輪を頭につけて、上の輪が天使の輪に
なります。

さらに、紙粘土のペンダントの真ん中に、ガラス玉をはめ込んで、首からかけて、
天使の首飾り。

最後に、星の形の銀紙でステッキを挟んで、天使のステッキ。

この天使グッズをつけると、子ども達は、とつても可愛らしい天使に変わります。
そこで何回か、クリスマスのイベントに、この天使を応用して、使ったことがあるのですが、
特に、女の子は、この天使が大好きです。

「家に帰っても、はずそうとしないので」とか、
「毎日、天使になっているんですよ」とか、いろいろな話を聞きます。

ちょっとした工作との組み合わせや、セット一式をプレゼントにして、
あっという間に天使に変身とか、使い道は様々。

ちょっとお薦めの変身ごっこです。

 

物語であそぶ

子ども劇場にいた頃、「例会遊び」というイベントをやっていました。
「例会」というのは、馴染みのない方には、わかりにくいかもしれませんが、
子ども劇場やおやこ劇場の場合、主に、鑑賞活動などの集まりを言います。

「例会遊び」というのは、子ども劇場で観た舞台作品の物語を使って、文字通り、「遊ぶ」のです。

なぜ舞台作品かというと、共通に目で見たものは、世界を共有しやすいということなのです。
だから、映画でも成立できるし、場合によっては、絵本や物語でも十分に可能性はあります。

ポイントは、物語のストーリーを使うこと、その物語の骨格をどう遊びの形にはめ込むか
ということ、です。

どういうことかというと、たとえば、「西遊記」なら、「旅」という骨格なので、ラリー形式が
面白いでしょうし、「冒険者たち」なら、「島の攻防戦」なので、陣取り合戦のような遊びが
いいでしょうし、「乞食と王子」なら、「入れ替わり」なので、物を交換して集めるような
遊びを取り入れると楽しめます。

子ども劇場では、おとなが物語の推進役をしましたが、高学年以上の子ども達がやっても、
面白いでしょう。

参加する子ども達は、主役とその周辺の役、たとえば、
「西遊記」なら、悟空、三蔵法師、沙悟浄、猪八戒など、
「冒険者」なら、ガンバ、詩人、イカサマ、マンプクなど、
好きな役を選んで、そのイメージの扮装をして集まってきます。

一方、推進役、ここでは、キャストと言いますが、
キャストは、「西遊記」なら、観音様、金閣銀閣、牛魔王など、
「冒険者」なら、ノロイ、「乞食と王子」なら、家来や騎士などです。

この遊びは、いわゆる劇あそびとは違います。
もう少し、イベント色が強く、キャストが物語を強く進めていきます。
それでも、ただのロールプレイングゲームと違うのは、
場面場面がきちんと物語を踏襲し、キャストと参加する子ども達とは、
即興の会話を楽しんでいくことです。

では、どうやって遊びが進んでいくのでしょうか。

最初に、参加した子ども達の目線から書いてみたいと思います。

もう10年以上も前、当時、人形劇団むすび座の人気作品「西遊記−天竺への道」
(この作品は、最近再演されているので、観ていない方、お薦めです)を元にした、
地元の子ども劇場での実践です。

人形劇団むすび座「西遊記」を遊ぶ


むすび座の「西遊記−天竺への道」は、三蔵の生い立ち、孫悟空との出会い、
猪八戒、沙悟浄を仲間にして、天竺へ向かうところから始まります。金角銀角の
ひょうたんのエピソード、次々姿を変えて現れる白骨美人、羅刹女と牛魔王との戦い、
天竺でお釈迦様と出会うという物語になっています。

小学生の子ども達は、三蔵、悟空、八戒、悟浄のどれか一つの役を選んで
四つの役を一つのセットにして、チームを作ります。
幼児は、人形劇の中に出てくる悟空の毛からできる小さい悟空(ミニ悟空)に
なります。

それぞれ、自分のやりたい役の扮装(それらしい格好)をしてくることになっています。

八戒の役の子ども達、悟浄の役の子ども達は、それぞれ、まとまって移動。

スタートは、各チーム、三蔵と悟空とミニ悟空だけです。
スタート地点には、観音様がいて、天竺にお経を取りに行ってほしいと
三蔵と悟空に頼みます。「旅の途中、大切なことは、『命を大切に、そして、
いつも笑顔を忘れずに』です。絶対に忘れないように」と言います。
この『  』の言葉は、人形劇の中でもくり返し使われていた言葉です。

さて、出発した三蔵と悟空の前に、二人の村の娘が飛び出してきます。
「助けてください。ブタの化け物の花嫁にされてしまいます」
そう言う2人の後から、八戒(三蔵と悟空と同じチームの)がやってきます。
「お前達は誰だ?」と聞く八戒に「三蔵法師様と孫悟空だ!」と答えます。
「え、三蔵法師様。私も仲間にしてください」
そうして、八戒が仲間に加わります。

次に橋を渡って行ったところは、流砂河。
目の前に現れたのは、悟浄(同じチームの)。
「お前達は誰だ?」「三蔵法師と孫悟空だ」「仲間にしてください」
そうして、悟浄が仲間に加わります。

さらに歩いて行くと、目の前に、金角・銀角が現れます。
「おい、お前達、三蔵法師だな」「よおし、このひょうたんで」と、
ひょうたんを出します。
「おーい、悟空!(この呼びかけは、時に、悟浄、時に八戒と変わります)」
ここで、返事をすれば、吸い込まれてしまうのですが、舞台を観ていた子ども達は、
答えたりはしません。
「うーん、これはとてもかなわない。このひょうたんを差し上げます」
と、小さなひょうたんを全員がもらいます。

そして、さらに歩いていくと、白骨美人が登場です。
似たような服装の二人の女の子。「どこが違うか当ててご覧」
言われて、子ども達が答えます。当たれば、先へ進みますが、外れると、
物語に習って、悟空は、滝壺の仲間の元へ行きます。
そこで、合い言葉を言って、再び、三蔵法師の所へ。三蔵達は、その間、
じっと待っています。

そうして、先へ進んだ子ども達、羅刹女と牛魔王と出会います。
羅刹女からもらった芭蕉扇で、炎をあおぎ、見事消し止めると、
その芭蕉扇をもらって、お釈迦様の所へたどり着きます。

観音様の前で、例の合い言葉を言い、
お釈迦様からありがたいお経の経文をもらって、この日は、おしまい。

お土産のひょうたんと芭蕉扇と経文をもらってお家に帰ります。

さて、この話、スタッフはどうやって準備を進めたのでしょうか?

普通に参加した子ども達のことは、書いてきましたが、
次は、準備していた側から書いてみます。

初めての取り組みということもあって、
この回は、小学校の高学年の子ども達からキャストを募集しました。

八戒の人質になる村の娘、金角・銀角、白骨美人の二人の娘。
4年生から6年生までの9人の子ども達が、それぞれ、希望の役にチャレンジ。

二人の男の子が、金角と銀角。女の子は、ちょうど学校のエリアで、
2つのグループに分けられたので、八戒の場面と白骨美人の場面に別れました。

同じ舞台を観ているので、即興さながらの芝居も、共通認識から始まるので、
スムースに運びます。

その一方で、子ども達は、紙粘土で小さなひょうたんを作り、色模造紙で、芭蕉扇を作り、
割り箸と紙を使って、巻物を作ります。

参加人数分ですから、かなりまとまった作業になって、
金角・銀角の二人は、途中で飽きてしまったりもしながら、一日で作り上げました。

そして当日。

もともと演技の苦手そうな村娘達。
どうなることかとハラハラするポイントに付き添ったおとなの見守る中、ちょっと照れながら、
小さな子ども達の前で、一芝居。

練習中はなかなか集中しなかった金角と銀角。
ところが、堂々とした演技で、おとな達を驚かせてくれました。
物語の悪役を気持ちよさそうに演じているのです。

そして、白骨美人の娘達。
そっくりの扮装をして、何が違うかを言わせるのですが、
当たった時と外れた時とで、セリフが変わってくるこの場面を丁寧に演じ分けてくれました。

そして、最後の羅刹女の場面。
ここだけは、ラストなので、某劇団の元女優の方にお願いしました。
さすがに、迫力満点の演技で、小さい子ども達の悟空達は、
緊張感たっぷりに目的を成し遂げられたのです。

ただ、この後、長く続けたこの遊びの中で、
キャストを楽しめるようになるのは、もう少し大きくなってからなのだということが見えてきました。

くり返し、同じ役の同じ場面を演じ続けるのは、小学生には、まだちょっと負担が大きいようです。

その負担を抱えてもなお、キャストが楽しめるのは、6年生から。
逆に、参加者として遊ぶには、大きくなりすぎてしまう年齢が6年生なのです。

最近、小学校を5年生までとして、
6年生を中学生と一緒にするという施策が出されている地域があると聞きましたが、
このラインとどこかでつながっているのではないかと思ったりしてます。

東京芸術座「冒険者たち」を遊ぶ


もうだいぶ前のこと、東京芸術座の舞台作品「冒険者たち」を使って、遊んだことがあります。

「冒険者たち」は、お馴染みのガンバとその仲間達の物語です。

今回は、ガンバとノロイの戦い、基地の争奪戦のような骨格の話です。

そこで、広い空き地を会場に設定しました。

子ども達は、ガンバや詩人、マンプク、イカサマなど、ガンバの仲間達のねずみの中から、
好きな役に扮して集まってきます。

それぞれに、工夫を凝らして、その役になりきっています。

そして、自分達の基地を段ボールで作ります。

自分達全員が入れるような、大きな基地を作っていきます。

だいだい出来上がって、みんなで中に入ると、遠くから、イタチのノロイの声。

「おい、マンプク、出て来い!」呼ばれて、マンプクになっている子ども達がノロイの方に
出て行きます。

食いしん坊のマンプクは、高学年の子ども達が扮するノロイの手下と「うまか棒」の食べ比べ。

そうやって、それぞれのキャラクター達がノロイの手下と対決していきます。

その中から、ノロイに負けた子ども達が次々とノロイの基地に連れて行かれてしまいます。

そうして掴まってしまった中から、チュウタが一人、ノロイの砦を逃げ出して、
ガンバ達の基地へ走ります。(このチュウタは、劇団の本役の女優さんが来てくださいました)

「助けて!」チュウタの指示で、みんなでノロイ達と戦うことにします。

陣取りとドロケイを組み合わせたものに、物語のエッセンスを加えた遊びです。

ノロイ達を捕まえ、仲間を無事に助けたガンバ達は、みんなで基地に戻って乾杯です。

 

豆まき

節分で遊ぶアイディアから−幼児と小学校低学年のごっこ遊び。
「豆まき隊」と名付けました。

紙で作ったかみしもを付け、同じように紙で折った三宝に豆を入れて、
事前に地域の方から募集したお家に鬼を払いに行きます。

子ども達は、お邪魔したお家の玄関のブザーを鳴らし、出てきたお家の方の前で、
巻物を広げます。

もったいを付けて、「我ら、豆まき隊でござる。家内安全、商売繁盛を祈願して、
豆まき仕る」と、口上を述べます。

そして、三宝を取りだし、「鬼は外、福は内」と、思い切り豆を投げます。

それぞれ三回くらいずつ投げて、「ではごめんくださりませ」と家を立ち去ります。

希望の声をあげてくださったのは、年輩の方がほとんどです。

催し物の性格もあり、また、豆を蒔いた後の掃除も考えると、
やはり、小さな子どもがいる家は大変でしょう。

ですが、伺ったお家の方たちは、とても喜んでくださいました。

元気な子ども達の声で豆を蒔いてもらうのは、本当に鬼が出ていったような気がすると
とても喜んでいただきました。

思いがけず、地域の方たちと交流になり、子ども達も楽しめた企画です。

 

探偵ごっこ

謎解きは、ゲーム感覚も取り入れているので、大きい子ども達にも楽しめる遊びです。

ちょっと手をかけて、容疑者もたくさん用意すると、イベント的にも盛り上がります。

そして、ごっこあそびとしては、やっぱり探偵になりきってしまうこと。

そこで、用意したのは、探偵手帖。

探偵に任命する旨を書いたページと、探偵心得(注意事項)がついて、
メモを書くページが何ページか。

子ども達が集まってくると、探偵所の所長から、ご挨拶。
探偵に任命してもらって、手帖を受け取ります。

そこへ、近所のおばあさんが、うたたねをしているうちに、
お菓子を盗まれてしまったと言ってきます。

「おばあさんが寝ている間のおばあさんの家の前を再現します」と、言うことで、
その時間、家の前を歩いて、今、子ども達がいる公園に向かっていた人達が
子ども達の目の前を歩いて行きます。

そこで、ストップモーション。

笛の練習に公園に行くお父さん、野球をしに行く男の子、絵を描きに行く絵描きのたまご、
鳥の写真を撮りにきたカメラマン、子どもを連れて散歩に来た主婦、
走りに来た高校生、など、様々な人達がいます。

所長がパンと手を叩くと、みんな、公園に散らばっていきました。

「今、ここにいた人達の中に、犯人がいます。そして、ここにいた人達は、
みんな、犯人の後ろ姿を見ています」
所長に言われて、グループごとに、目撃情報を集めて、犯人を捜すことになりました。

「でも、犯人も混ざっているので、嘘の証言もありますから、気をつけてください」

さあ、出発です。

大きな公園いっぱいに散らばってしまった目撃者の人達。
さっき見た記憶を頼りに、子ども達は、公園の中を探しに行きます。

手帖と、鉛筆を手に、もっともらしい顔で、「犯人の後ろ姿を見ましたか?」と、聞いていきます。

そうして聞いたヒントを手帖に書き込み、二つ、三つと聞いていくと、次第に犯人像が明らかに…。

「所長!」最初に答えが見つかった3−4年の女の子グループ。
所長の所にかけてきて、「わかりました!」
耳元で、ゴニョゴニョと、答えを教えてくれます。
「捕まえていいですか?」「間違っていると困るから、自分達だけで手を出さないこと」
「では、尾行します」と、気持はすっかり探偵気分。

テレビなどでお馴染みなので、イメージしやすいらしく、なかなか、どの子もなりきっている。

そして、全員揃ってから、もう一度、容疑者兼目撃者に並んでもらって、
「犯人は、誰だと思う?」「その男の子です!」犯人は野球少年でした。
「ごめんなさーい。お腹がすいてたんだ」と、謝ってくれたので、みんな、許してあげることにしました。
そして、お礼にといって、おばあさんから、大福のご褒美をもらってみんなで食べました。

こういう時のお礼やご褒美は、必需品です。

この企画、難しいのは、犯人の目撃ヒント。
ある程度、事前に目撃者同士が打ち合わせて、適当に難しいヒントも混ぜておく方がいいようです。

ちょっと大きい子が中心になって容疑者をやってみるのもいいかもしれませんね。


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