Adobe Photoshop Lightroom
PhotoshopCS3 がリリースされて,CS2 をバージョンアップするかどうかめちゃくちゃ悩んだのですが...結局,目新しさに負けて,Lightroom を買ってしまいました.これプラス CS2 で1年半乗り切ろうと.で,買って分かったことは...
・CS2 のハイライトシャドウ調整機能があると思い込んで買ったのに...メニューにあるのはハイライトシャドウ別の色調整という全然別の機能...orz
・ライブラリの概念はなかなか面白いんだけど,自分の写真管理ポリシーというかワークフローには全然合わない.一度は合わせてみようかとは思ったが,結局断念.
・ということで,要するに Lightroom の現像機能だけを単発的に使うだけということに.もったいないが仕方ない.
・買ってすぐに,1.1 アップデートが出た.ACR は 4.1 互換になったみたい.これはなんだか得した気分.
せっかく買った定番メジャーソフトなので,あれこれと書いて行こうと思います.
(以上,2007/07/07)
☆ Lightroom Collections...
いままで Lightroom をずっと持っていながら,私はそれを『RAW 現像ツール』と『プロファイル付き印刷ユーティリティ』としてしか使っていませんでした.一応,部分的に選別したショットはカタログ化してはいましたが,あくまでもHDDのフォルダベースなので,Lightroom 本来のカタログ化とはちょっと言えないような.もったいないと言うか,Lightroom 本来の能力を全然使い切っていませんね.
で,一念発起して,ちゃんと Lightroom をフルに使ってみようと,これまで撮ったデジ一眼写真すべてのカタログ化に乗り出しました...と言っても,単にカタログ化するだけなら作って読み込めばそれでよいわけで,“ちゃんとジャンルごとにコレクションに分類しよう”とそういうわけです.
で...三日かかりました.ふぅ.カタログ化した写真は全部で4万1千枚超...あれ?これだけ?? もっとあるかと思ってましたが.*istD で2万6千枚,K10D で1万2千枚,K20D で現在1万2千枚弱,単純にトータルすると5万枚.残りの9千枚は...ボツ速攻消去になってたと.f(^^;

左側のペインを見るとおわかりのように,12のコレクションを設定しています.Lightroom のコレクションは“単一排他”ではないので,同じ写真を複数のコレクションに置くことができますが,ここではあえてそれはしていません.やってもいいけど,収拾がつかなくなってしまうような気がするので.
真ん中上部のペインは,“フィルターバー”です.コレクションとこれを併用すると,写真の抽出というか条件選別表示はほぼ完璧.ちなみにこの画面は,K10D で DA12-24mm 使って撮影した66枚の“風景写真”を表示しています.さらに絞りとISO感度で選別も出来ますが,この場合あまり意味は無いですね.野外昼間の風景ですからISOは全部100になってます.
ついでに書いておくと,Lightroom のすごい点は,マイナーなペンタックスにもかかわらず,『すべてのレンズが認識されている』ことです.もちろん“すべての”というのは,私が持っているすべてのという意味ですが...Lightroom 2.3 ではそれまで認識されなかったタムロン17-50やDA55-300も認識されるようになっていますので,完璧.
こういうレベルの使い方になると ACDSee Pro では手も足も出なくなるので,さすがアドビだな,と脱帽します.なんと言うか,デジ一眼(ユーザ)を知り尽くしている,という感じですね.ちょっと褒め過ぎか.
(以上,2009/02/18)
☆ Lightroom 2
Lightroom 2 を買ってしまいました.

1.41 とあまり変わり映えしませんが...グラデーションマスクツールが増えているくらいでしょうか.英語モードで表示されていますが,英語版を買ったわけではなく,日本語版です.こっちの方がかっこいいということで.
で,1.41 も引き続き使います.今のところ,1.41 を選別写真管理ツールとして使い,2 は RAW 現像ツールとして使う予定です.なにしろアドビは,新機種カメラサポートを旧バージョンでは行わないという伝統を持ったメーカなんもで.:-p
私のデフォの RAW 現像ツールは Capture One です.これは実にナチュラルな現像・補正をしてくれるツールで,非常に気に入っていますが,Lightroom はそれとはかなり性格が違って,ビビッドな絵(・補正結果)を出してくれます.まあそういうのもシーンによっては捨て難い,というわけです.おそらくこの二つで現像をして,その写真にマッチした方を選別していくという方向になると思います.
(以上,2008/10/04)
☆ “非破壊”の Lightroom
最初は単発レタッチにしか使っていなかった Lightroom ですが,きちんとカタログを作り分けてフォルダ同期をすることによって,やっとその真髄(の一端)が分かってきました.

これは,昔持っていたコンデジ QV-4000 の写真をブラウズしているところです.サムネールの右下を見るとお分かりのように,レタッチしています.この頃持っていたCRTモニタ(のガンマ)がタコだった?おかげで,それに合わせて調整してしまった写真のトーンは悲惨なことになっていました.それを Lightroom でレタッチしなおしたわけです.もちろん JPEG なので,画質は劣化してしまうわけですが...ここでなかなかなのは,Lightroom は“非破壊(non-destructive)”なレタッチソフトだということです.
正確には非破壊というよりは,可逆だということになると思います.要するに元データにまったく編集を加えずに編集のパラメータと履歴がカタログに保存される,つまりレタッチのロールバックが可能,ということになると思います.これで,失敗を恐れずに思い切ってレタッチできるわけだし,save as... で画像ファイルが何セットも出来てしまうことにもならない.これは素晴らしいです.
SilkyPix や Bibble のようにパラメータを画像ファイルに1:1にリンクされた個別ファイルとして保存するタイプのソフトもありますが...個人的には Lightroom の方式が一番スマートだと思います.(カタログファイルが壊れるとすべてパーというデメリットはありますが)
いまのところ,Lightroom を画像読み込みや選別というワークフローの中で使うつもりはありませんが,十分元は取れたという感じがします.Lightroom 2 が出たらおそらく買ってしまうでしょう.
(以上,2008/07/27)
☆ "Extreme setting" について
DPreview フォーラムで,Lightroom のレタッチ機能を使った“extreme setting”が紹介されていたので,私もやってみました.左がオリジナル.右が extreme setting 適用後です.もともとの記事ではストリート風景写真に適用していたものですが,こういうシーンに適用すると,ちょっとばかしシュールな感じになります.

このセッティング,どういうものかというと...
・白とび軽減 +100
・補助光効果 +100
・黒レベル +10
・明瞭度 +100
・自然な彩度 +100
・彩度 -80
...というものです.必要に応じて,露光量とコントラストを調整します.上のサンプルの場合は,菩薩像にもともと彩度がなかったのでちょっとイマイチというか,単にハイライトシャドウ効果をかけただけのような感じにも見えてしまいますが.
ギャラリーの方に他の例をいくつか載せています.元写真の雰囲気をまったく変えてしまうので,けっこうハマっています.面白い...ので,もう1枚やっちゃうと.

(以上,2008/02/07)
☆白とび軽減機能について
ver.1.1 で RAW 現像機能も ACR4.1 互換となったようで...1.0 (ACR3.7?) ではあまり使い物になるとは思えなかった“白とび軽減機能”がブラッシュアップされたように思われます.他のソフトでの話は『RAW現像について(ハイライト補償編)』に書いたので,Lightroom 1.1 の例をこちらに.
サンプル写真はあちらで使ったのとまったく同じものなので,省略.以下の四つの比較を下にあげます.
・RAW同時記録の in-camera JPEG(左上)
・それを Lightroom の白とび軽減100%したもの(右上).
・RAW を Lightroom のデフォルトで現像したもの(左下).
・同じく RAW 現像で白とび軽減を100%にしたもの(右下).
クリックするとオリジナルサイズが見れます.ウィンドウのタイトルバーもご参考に.

いや〜...Lightroom RAW 現像の白とび機能,抜群ですね.in-camera JPEG では飛び去ったと思っていたハイライトの中にこんな階調が残っていたとは.“RAW現像について(ハイライト補償編)”でベストだと思った RAWtherapee よりも断然良いと思います.驚きです.
in-camera JPEG に白とび軽減かけたやつも悪くはないけど,RAW とは比較になりませんね.しかし,RAW現像といえば SilkyPix 最高!だと思っていたのがどんどんと崩れていく...:-p
(以上,2007/07/07)