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| Q1:家庭用ミシンで厚物は縫えますか? |
カタログを見て「ジーンズ6枚までOK!」とか「ジーンズ8枚までOK!」とか ほとんどのミシンに書いてありますよね。あれってそうなんですか?? ジーンズの裾あげもしたいと思うのですが、なんだか信じられなくて・・・・ どれくらいのランクのものなら安心して縫えますか? |
【管理人回答】 テレビショッピングでお馴染みの「ジーンズ○枚でもOK」は、嘘ではありませんが かなりインチキに近いですね。 安いミシンでも同じ厚さのモノなら縫えるのです。つまり、ジーンズ生地8枚を 単に重ねて縫うことはどのミシンでも可能です。(実際にはそんな縫い方すること ないでしょうけど…) 2枚部分を縫っていて、6枚部分を乗り越えたり、4枚部分に戻ったり、というように 生地の厚さが変わる場合、家庭用ミシンではお手上げに近いと言われます。 たとえ30万円出しても、そのミシンが家庭用である限り、ジーンズの裾上げは、 かなり大変な作業でしょう。 家庭用ミシンは、「ある程度のモノを簡単に縫える」ように作られているので、 生地の厚さが変わるような専門的な縫い方には対応していません。家庭用ミシンは、 価格が高くなればなるほど「便利機能」が増えますが、「縫い」そのものの能力は ほとんど変わらないと思います。 確かに、2万円ミシンと5万円ミシンは「縫い」能力が違います。 しかし、5万円ミシンと10万円ミシンの「縫い」能力は同じようなものでしょうし、 10万円ミシンと30万円ミシンも「縫い」能力に差はないでしょう。 5万円のミシンを買って、ジーンズの裾上げが上手くいかなかったとしましょう。 「もっと高いものじゃないと駄目ね…」と思って、30万円ミシンに買い替えても ジーンズの裾上げは同じような能力しかなかったりするわけです。 ミシン屋さんが実売5万円以上のモノを勧めることが多いのは、このあたりに理由が あるのだろうと思います。5万円ミシンなら家庭用ミシンとしての「縫い」能力は 十分で、最低限必要な機能は付いているからです。それに加えて、刺繍や自動糸切り などの「便利機能」を求めると、その分価格が上がっていくことになります。 「縫い」能力の高いものがほしければ、職業用ミシンを選択すべきでしょうね。 |
【読者回答その1】 厚ものに関してですが、私も自分でズボンの裾上げをしようとしてミシン(8年前に 22〜3万で買ったブラザーの電子ミシン)を壊してしまいました。それで、いろいろ 調べたところ、万馬さんの言うように値段が高くても厚ものが縫えるわけではないと わかりました。 家庭用でも、私の古いほうのミシン(20年前に買ったジャノメの全回転がま)なら ばっちり縫えることがわかり、修理してもらいました。自動糸きり機能をつけると、 構造上どうしても厚もの縫いには、対応しにくいそうです。 それから、厚ものに関しては、ミシン針の太さも関係してくると思います。 ジーンズ地などは、16番を使うと結構、縫えるようです。 |
【管理人回答】 段差(厚さが違う場合)ですが、「家庭用ミシンではお手上げ」という表現はちょっと 極端だったようです。押えを手で持ち上げるなどの工夫をすれば縫えるとのこと。 「段差用の調整機能がないので工夫しないと縫いにくい」程度の表現が正しそうです。 ご指摘の「太い針」に加え、「低速モード」も関係するようです。 パワーが必要なので、ゆっくり縫い始めなきゃいけないからでしょうね。 電動ミシンより電子(コンピュータ)ミシンの方が低速で縫えるようになっています。 (優秀なモータを採用してるわけではなく、制御の方法が違うからだったはず) その意味では、電子(コンピュータ)ミシンの方が段差に強いと思われます。 |
【読者回答その2】 当方、洋裁歴約20年服飾専門学校出身、アパレル業界でパタンナーの勤務経験 アリ。現在は在宅でフリーのパタンナー、出産のためフリーの道へ入りました。 厚みの違う部分の段差の乗り越えについてですが、既に管理人さまが指摘の通り 段差のため押え金が斜めになってしまい、布をしっかりと押えられないため乗り 越えられないことが多いです。勿論モーターの違いもありますが、やはり補助具 を使いますとある程度は解消できる問題です。布と同じ厚みに折った紙などを差 し込んで、押え金を常に水平に保つのがポイントです。 私も使ってますけども職業用ミシンですとこうした補助具がなくても、段差を乗 り越えられるので職業用ミシン=パワーがあるという図式になるようです。 海外の家庭用ミシンには、差し込むためのプラスティック製のカードが付いてい る機種が沢山あります。カードのみも(海外の)手芸店では売ってます。 ジーンズ*枚も縫える、という件ですがプロとしていろいろな生地を扱ってきた 経験から申しますと、ジーンズ地つまりデニムにも色々あるのでどんなデニムを 使って6枚なり8枚なり縫えると喧伝しているのか、甚だ疑問です。 デニムにも柔らかいもの、固いものとりどりあって多種多様です。 厚くて固いものだと職業用ミシンどころかその上の工業用ミシンでないと、歯が 立たないものすらあります。またデニムでなくとも、打ち込みのいいしっかりし たチノクロス等、目が詰んでいて固い生地はデニム以上に針の貫通力、つまりパ ワーを要します。 ミシン屋さんで試し縫いをしようとする時は、自分でこれは縫うのが大変だろうと いう布を持参して、縫わせてもらうのも見極めのヒントになるかと思われます。 販売店を信用しないわけではありませんが、試し縫い用の布として比較的縫製の 容易な布しか置いてない、ということもないとは言いきれないからです。 どなたかも書かれてましたが針の太さもチェックポイントです。 目飛びが生じた場合、ワンサイズ上の針に替えるだけで解消するケースがよくあ ります。太い針を使うと針穴が大きくなるので縫い目の仕上がりの奇麗さのため には、できるだけ細い針を使うのが望ましいのですが、目飛びしたり布に針が刺 さらず縫えないのでは何にもなりません。面倒がらずにこまめに布の厚さ、固さ に応じて針を替えることが快適なソーイングライフにつながります。 |
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