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| Q14:コンパクトミシン(ミニミシン) |
もうすぐ引越しをするので、引越し先では自分でカーテンを 縫うぞ!と意気込んでいるのですが、まだミシン持っていません(笑)。 子供が生まれたので、今後幼稚園グッズなども作るだろうなぁと思って 購入を考えたのでいろいろ検索していてこのHPへきました。 私も以前から1万円くらいのミシンの広告は怪しいと思っていたので 興味はあったけど(安いから)怖くて電話はしたことがありませんでした。 他のページでも被害にあったお話なんかを見てましたし。 今朝の広告(イ○ーヨー○ドー)では、29800円で「ジャノメコンパクトミシン (メーカー希望小売価格73000円)」というミシンが掲載されていましたが これはどういうものでしょうか? できれば3万以下でおさえたいな〜と思っているのですが、そのレベルだと 本当に薄地で直線専用!!になってしまうのでしょうか? (針が上で止まらないとか、厚地が縫えないとか、、、、) 使う用途としては、インテリア小物(カーテン、クッションカバー等)、 子供の幼稚園グッズ(バッグ、ぞうきんなど)くらいだと思うので、高い ミシンはもったいないかなと思っています(ジーンズすそ上げも多分やらない・・・)。 メーカー小売価格が高いもののほうがいいミシンのような気がしてしまうの ですが選び方のポイントを教えていただけるとうれしいです。 |
【読者情報】 目的が明確ならばコンパクトミシンも悪くないと思います。 1.コンパクトミシンの能力の限界を理解すること。 2.コンパクトミシンの苦手なことをカバーする「技」をマスターすること。 3.そんなに長持ちしなくてもかまわないとわりきること。 以上の3点が可能ならば、コンパクトミシンを選んでも良いと思います。 コンパクトミシンでも、ジグザグとボタンホール(自動ではありませんよ)が ついていて、1台で服が1着仕上がるようになっているものがほとんどです。 モータが小さいので針の貫通力が弱いですが、入園グッズやカーテンのような 柔らかい素材ならたいていは大丈夫です。普通に手芸屋さんで沢山売っている 木綿のプリント地やキルティングはどれも縫えます。(縫い代が重なる部分は 手で回すなどの「いたわり」は必要です。 むしろ裏地のような薄地の方が縫い目が汚い機種が多いので「コンパクトは 洋裁(洋服縫い)には使えない」という人もいます。 オーガンジーやジョーゼットも苦手です(一般論ですが)。 袋物や小物ならばコンパクトで充分だという人も多いです。 ただ、お昼寝のシーツ、ベッドカバー、カーテン等の大物は、ある程度 重さの有るどっしりしたミシンの方が縫いやすいです。 コンパクトで縫うのならばなるべく広いテーブルの上にミシンを置き、 布の重さで引っ張られないようにして使う工夫が必要です。 ふところも狭いので、綺麗に布をさばいてから縫い始めることが肝心 (ぐしゃぐしゃの状態で縫わないこと)です。ミシンがコンパクトな分、 代わりに広めの作業スペースが必要になると理解されると良いと思います。 カーテンはひだをたくさん寄せて縫うと思いますが、ひだでない部分から ひだの部分へさしかかる段差のところ(厚さの変わるところ)は、ダーッと 縫わないで弾み車を手で回してゆっくり越えるようにします。 コンパクトは縫うスピードが遅いのでイライラするという人もいますが、 ビギナーで、たまにしか使わない、いわゆる「永遠の初心者」の場合は ほとんどストレスは感じないと思います。 コンパクトミシンは布を送る力も弱いので、生地が重なって厚いところや、 タオルの雑巾など送りにくいものは苦手です。布の端のきわから縫い始める ときに綺麗に縫えなかったりもします。そう言うときは、紙を敷いてその紙を 引っ張るようにしたり、押さえと布の間にリボン状のサンドペーパをはさんだり、 目打ちで送り込んだり引っ張ったり、といろいろな技があります。 おいおい勉強されれば良いと思います。 コンパクトミシンで心配なのは耐久性です。モータの力を伝える部品がみんな 軽く華奢に作られていますから、10年20年と長持ちはしないと考えられます。 故障して動かなくなるとまで行かなくても、メカにガタが来ると音がうるさく なったり、振動が出たり、針棒がぶれて縫い目が汚くなったりします。 ただし、元が安いミシンですから、修理か買い替えで悩まずにさっさと 買い替えが決断できるのはメリットかもしれませんね。 針が上で止まるというのは電子ミシンのことを言っておられるのだと思います。 コンパクトミシンの中には、電子速度制御という紛らわしい名前のものも ありますから、カタログを見たり、お店で聴いたりすると良いですよ。 フットコントローラがつくのか、水平釜なのかなども重要なチェックポイントです。 (フットコントローラが必要ないのであればチェックの必要もありませんが) メーカの定価は信用できませんから(過去ログをよんでくださいね)、 定価が高いから品質が良いものだとはいえません。私も、売価が \19,800と\39,800とを縫い比べさせてもらったのですが、 \19,800の方が縫い目も縫い心地もよかったです(あくまでこの2台で 比べたらの話ですが)。 ミシン本体に3万円出すのではなく、ミシン本体を2万円にして 便利な押え金や針、ボビン等の消耗品、リッパーや目打ちなどの用具に 回した方が、トータルとして快適な「ソーイング環境」になるように思います。 定価や値引き幅のことは、この際すっぱり頭の中から追い出して、 実物に触ってお選びになることをお勧めします。 |
【管理人回答】 その使い方なら、僕もコンパクトミシンは「あり」だろうと思います。 ヨーカドーのミシンが具体的に何かは分かりませんが、2万円前後で探して みるのも手でしょうね。 最近ブラザーも19800円のコンパクトを出しましたし、コンパクトミシンと言えば トヨタも候補になるでしょう。ヤマザキも通販生活の過度の賞賛を信じずに 買う分には悪くはないでしょうね。 メーカ小売価格は、原則として「嘘八百」だと思っていただく方が無難かと 思います。 |
【質問その2】 カーテン(目隠し程度の物、のれん?)を作ったり、浴衣や着物を縫ったり しようと考えています。後は洋服の直しができればいいなと思ってます。 使う頻度も高くないと思うので、コンパクトミシン(ミニミシン)を買おうと 思っているのですが、どうですか? 壊れやすいとか不具合がおきやすいとかトラブルはなるべく避けたい ですよね。コンパクトミシンはトラブルが多いのでしょうか? |
【管理人回答】 浴衣や着物を縫うのでしたら、一般的にはフルサイズミシンを勧めるケースが 多いかと思います。コンパクトミシン(ミニミシン)は、文字通り本体サイズが 一回り(二回り?)小さいので、収納や持ち運びには便利ですが、縫いにくい とも言えます。(15cmのフライパンより25cmの中華鍋の方が野菜炒めを 作りやすいのと同じ理由です) コンパクトミシンは折りたたみ自転車に似ているかもしれません。 クルマで運んだりするのには便利だが、長距離サイクリングするにはちょっと 役不足。とはいえ、乗るのが嫌になるほど使いにくいわけでもない。 あるいは18cmのフライパンに似ているかもしれません。一人分の目玉焼きを 作るには困らないが、3人分のオムレツを作るのはちょっと大変。 フットコントローラがあると縫いやすいと言う人も少なくないですね。両手を 自由に使えるようになりますから。ただし、コタツで正座して使うわけには いきませんので、作業スペースは大きくなります。 機種によって壊れやすさに差があることを否定はしませんが、実際に起こる 不具合のほとんどは、ユーザの使い方に原因があります。針の選択が生地に 合わなかったり、糸の掛け方が違ったり、まったくお手入れをしなかったり。 そういったことでトラブルになるケースが圧倒的です。 低価格のコンパクトミシンであっても、ユーザが正しい知識をもって使う分には 問題ないと思います。ただし、あまり使わないからという理由で安いコンパクト ミシンを選んだ人の多くは、腕やノウハウがないままにミシンを使うケースが ほとんどでしょう。そうなると結果的に「コンパクトミシン=トラブルが多い」に なってしまう場合があるのだろうと思います。 |
【読者情報】 大人の女性用の着物を縫うとしますと、背縫いはご自分の身長くらいの距離を まっすぐ縫わなければなりません。脇縫い、おくみ付けも長い距離を縫います。 さらに、袖つけや、襟付けもミシンでやるとすると、ワンピースなどよりも ずうっと大きな物を縫うことになります。 そう言う点からすると、管理人さんの言われる通り、ミニミシンでは縫い難い ことは覚悟しなければなりません。 ただし、和服は手縫いを前提に考えられていますので、生地が何重にも 重なってミシンのパワーが必要と言うことはありません。和服地を使うならば、 裁ち目かがりも必要ありません。「本縫い」の部分はミシンで縫うけれども、 「くけ縫い」の部分は手縫いすると言うのであれば、縫い目は表にまったく 出ないので、その点も気楽です。広い台の上にミシンと生地を載せて作業 できるのならば、ミニミシンでも縫えないことはないだろうと思います。 |
【業界人情報】 ミシンに限らず機械や電子機器などの耐久性は使用条件によりかなりの 大差がでます。ミニミシンを買ったお客様がジーンズの裾を直そうとして 修理困難な故障を引き起こすことも少なくありません。耐久性は使う人の 知識に比例するとも言えると思います。 そのためにミシンの種類と性能を区別し消費者の方々に事前にご理解 いただかないとと考えています。 用途を間違えなければミニミシンで永年、満足される方もいます。問題は 従来のミシンの短所をクリアするかのような特別なミニミシンのキャッチ フレーズです。(安い・小さい軽い、厚物が縫える) これに刺激されミニミシンの性能を超えた用途を求める方が買ってしまう 例が多数あります。おとりチラシで6500円ミシンに飛びつくのはそのため です。『これでは厚物は縫えない』と配達時に説明する悪徳セールスは、 TVショッピングより親切なのかもしれません。(その後が悪いですが) 耐久性ではなく耐用年数はだいたいの予想がつきます。製造を終了して から8年をメドに考えれば良いのではないでしょうか。メーカーの部品保有 年限もあることですから。 但し、一般論では 職業用>家庭用>ミニミシン が常識化していると 思います。 現在、私たち(業)の有志では以下の基準を各メーカーや関係団体に対し 提案しています。もちろん私の考える家庭用ミシンの基準は、ミニミシン とは別のものです。 ▼ミニミシン 一般的な家庭用ミシンよりも更に小型・軽量が特徴のミシン。 玩具メーカーなどが出す遊具ミシンもこの部類に含まれる。 知育玩具として、簡略にミシンが何をする物かを知るには適している。 ▼家庭用ミシン 主に製品の大量生産ではなく、一般家庭での使用を目的に設計されて いるミシン。趣味としての洋裁など、家庭使用で必要な最低限の縫い方の 機能を備えている機種を指す。縫いの能力よりも、使いやすさや手軽さを 追求した製品開発が行われている。機種による駆動制御機能の違いで 大別すると次の3種に分かれる。 ▽電動ミシン 速度制御や模様選択また運転・停止などの動作機構を機械的に おこなっているミシン ▽電子ミシン 速度制御や模様選択また運転・停止などの動作機構に電子部品を 使ったミシン。 ▽コンピュータミシン 速度制御や模様選択また運転・停止などの動作機構をコンピュータ 基板に集約し制御するミシン。機械的な機構を簡素化することにより 複雑な操作を可能とする。自動糸切機構や、刺繍機能などを搭載 している機種も多い。 ▼職業用ミシン もとは油の常駐を必要とせず、メンテナンス性を重視し、サイズを コンパクトにすることで、内職などの家内縫製作業の効率を高めることを 重視したミシン。古くはシンガーミシンの開発番号から103(百三)の愛称 で呼ばれた。 ▼工業用ミシン アパレル産業など繊維製品の生産に主に使用されるミシンを指す。 縫いの品質と生産性に重点を置いた開発がされている。 各工程において、最適なミシンが選択できるように様々な機種が用意 されている。複数の機能が違うミシンを併用することにより、製品を生産 するのに用いられている。 |
【読者情報】 ミニミシンはずばり「ヘッドフォンステレオクラス」と私は結論を出しました。 小さくて、軽くて、持ち運びに便利で、思いついたところで聴ける(縫える)と、 セーリングポイントも良く似ています。 他の商品でこのカテゴリーに入るものとしては、 ・500円玉も吸い込むといううたい文句のハンディクリーナー ・ベッドサイドに置いて使えるミニ冷蔵庫 ・分別洗いや下着専用にと言われる電気バケツ←(商品名でごめんなさい) などでしょうか。どれでもそうですが、2台目に最適なカテゴリーですね。 部屋が狭いから、コンビニが近いから、下着以外はクリーニングに出すから という理由でこれらをメインとして購入するでしょうか? しかし、ミニミシンの不幸はメインとして買われてしまうことと、初めての 購入者も視野に入れたカタログやPR方法に問題があると思えます。 用途と対象者さえ間違わなければ暮らしを便利にしてくれるカテゴリーな だけに少し残念ですね。 PCのように「サブノート」と明記してあればいいですけどね。 |
【読者情報】 既にある程度のグレードのミシンを持っていて、そのミシンが壊れたわけでは ないのに「2台目」を買うと言うのは、普通の主婦の場合には考え難いような 気がします。裁縫が好きな人にとっても、2台目にミニミシンを選ぶと言う 選択肢はまずありえません。もっとお金を貯めて、ニットの縫えるロックミシン などを買いたくなるのではないでしょうか。 ポータビリティといっても、ミシンは屋外や車中で使うものではありませんし、 作業台、裁縫箱、生地がなければ仕事になりませんので、家の中で出したり しまったりが楽と言うことだけではないでしょうか。 やはり、ミニミシンの最大の魅力は「価格」だと思います。 |
【管理人回答】 どういった商品を作るか検討する際に、市場調査を実施したとします。 市場調査によって、メーカが想定していなかった使い方が分かったり、 クレームにはなっていないものの潜在的な不満が見つかったりする こともあります。 家庭用ミシンの市場調査を実施した場合、「押し入れに仕舞い込んで いるユーザが非常に多い」という事実が明確になるのではないかと 推察します。これは「幼稚園入園などのミシンが必需品になる時期を 過ぎると使わなくなる」のかもしれませんし、色々と作ってみようと思って 購入したものの、「面倒で(分からなくて)使わない」のかもしれません。 市場にそういうユーザ層がある以上、そこに向けた商品を投入するのは 必然でしょう。ミニミシンが存在しなかったら、非本格ユーザの選択肢は 狭くなってしまいます。ミニミシンのターゲットはそこにあると僕は考えて います。 「ミニミシンは2台目向き」という意見には賛同します。とはいえ「2台目と してミニミシンを購入する人なんていない」のも事実だと思います。 ただし、1台目のメインミシンはユニクロや修理ショップにアウトソーシング していると考えれば、自宅に置くミニミシンが2台目だとも言えるだろうと 思います。 ミニミシンの耐久性については、正しく使い、適切なお手入れをする前提 において、耐用年数はフルサイズミシンと同等ではないかと思います。 ただし、ロクに手入れをしない前提では、フルサイズミシンの方がトラブル 発生率が低いのではないかと思います。 また、メーカによる違いもあると思います。テレビ通販などで見掛ける ノーブランドのミニミシンは、シンコーやチンクラウンなどというメーカが 作っているようですが、この手のメーカ製ミシンの耐久性は正直なところ よく分かりません。 「長く使いたい人」が「最初は小物作りだけだが、いずれは洋裁も手掛ける」 ということであれば、耐久性とは関係なくミニミシンを勧めるべきではない でしょうね。とはいえ実際には「洋裁してみたい気持ちはあるが、どうなるか 分からない」人が圧倒的でしょう。そういう人に対して「ミニミシンは駄目」と 言い切ってしまうのも、僕には違和感があります。 ミニミシンを買うのは初心者だけだと思いますが、初心者が最初に理解 すべきことは、ミシンがどんなものであるかを知ること(家電製品のように スイッチひとつで作業が終るわけではない)ではないでしょうか。 それを知って「ああ、洋裁なんて面倒だわ」と思う人にとっては、フルサイズ ミシンは過剰投資であり、ミニミシンで十分だったということになるのでしょう。 |
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