| バイクの充電不足のお話 (点検修理報告) 愛車のVZ750くんが、2日連続でバッテリー上がりを起こしてしまいました。バッテリーが限界なのかと思いきや、、幸いJAFに加入しているので、2回とも救助して貰いました。その時の救助のおじさんの話だと、充電電圧が13Vないから、おそらくはジェネレーターの故障だろうとのこと。ジェネレーターは高そうだなあ。金欠の折り、できるだけ自分で点検、修理してみることにしました。まあ何しろVZは22年前のバイク、どこがいかれてもおかしくないですから、おそるおそる、、。 案外こういった症状の人、多いみたいですね。バイク屋さんで点検したりすると結構かかったりするみたいですし、似たような症状の人は参考にしてみて下さい。 |
| まずはバッテリーの電圧チェック。12.02vですね。良いような気がするのですが、実際セルを回してみると、かろうじて回るのですが、結局火がはいらないまま3回ほどでダウン。カチカチと言うだけになってしまいました。バイクの電装はぎりぎりなんですね。 |
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| そこで、自動車のバッテリーとつないで再びセルを回します。あっけなくかかりました。エンジンがかかったところで、充電電圧のチェック。12.97vです。やはりちょっぴり低いですね。ライトを点灯。すると不思議と電圧は上がりました。13.2vくらい。ついでにウインカー入れると13.3vくらいまで行きました。なぜでしょう。 ここでふかして4000rpm、すると逆に電圧が12v以下まで下がってしまいました。ふつう回転数を上げると充電電圧も上がりそうなのに、、、やはりレギュレーター、最悪ジェネレーターが逝ってしまったのでしょうか、、、、。 |
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| 次にレギュレーターの出口で電圧を測定してみましょう。VZのレギュレーターはバッテリーボックスの下に付いています。黒黄にマイナス、白にプラスを差し込んで測定です。結果は12v以下、しかも安定していません。これでは充電しませんよね。やはりジェネレーターかレギュレーターが逝かれてしまったのでしょうか。 カプラーなど配線関係を見直しても同じです。仕方がないので、、どこから交換しましょうか。 |
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| 今度はジェネレーターからレギュレーターに入ってくる電圧を測定してみます。3相交流なので、2本ずつ。情報によると、アイドリングで12V以上、ふかすと50vとか100Vにもなるという話なのですが、アイドリングで8.2v。ふかすと逆に下がってきます。 |
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| 試しにライトをつけて測定、11.6vまで上がりました。しかしふかすと逆に低下。 こうなると断然ジェネレーターの故障の可能性が高くなってきました。はあ、最悪。 |
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| バイクの充電系は普通、ジェネレーター→レギュレーター→バッテリーとなっています。ジェネレーターは3相交流ですので、レギュレーターでまず直流に変換、また電圧が回転数とともに上がり大きすぎる状態になってしまうので、レギュレーターで15v以下に抑制します。余った分は熱として処理するのですね。だからレギュレーターは熱くなるのです。故障も案外良くききます。レギュレーターが機能しないと、電圧が供給されなかったり過放電されるそうです。そうなるとバッテリーだけでなくバイク全体の電装系が危険に侵されるわけですね。怖い怖い。 ところでVZくんの場合はどうなのでしょう。費用や手間を考えると、ジェネレーター>レギュレーター>バッテリーなのですが、なんかジェネレーターがあやしいなあ。しかし、バッテリーの故障で電圧が上がらないと言うこともなくはないかなあ?しかし、JAFのおじさんはジェネレーターだって言ってたし、国内の某バッテリーメーカーに電話してみても、「バッテリー上がりだけでそんな症状には張らない」という返事。最悪ですね。 とはいえ、いきなりジェネレーターのステーターコイル交換となれば、お金も手間暇もかかります。もしかしたらの可能性に賭けて、とりあえずバッテリーから替えてみることにしました。どうせ替えなければいけない時期ですし。 というわけで、バッテリー購入です。懐が厳しいのでオークションで。信頼性ならユアサや古河など日本製なのですが、1万円前後します。中国製だと2千円あたりからあるのですが、さすがに怖いので中間をとってACデリコ、開放型の4750円にしました。ところが、、、アメリカかと思っていたらなんとmade in china、、ショックです。china free、korea freeを心がけているわたしにとって、大失態でした。しかも再生バッテリーの可能性も、、、しかし返品するわけにもいかず、結局使うことにしました。まあ、企業としてはアメリカだし、中国企業よりは少しは信頼できるでしょう。気を取り直してまずは硫酸を本体に注入。20分待って気体が落ち着いてから装着です。 |
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| 交換作業に入ります。ここで、シートしたのボックスからバッテリーを引き抜いて、唖然、、、規格違いのバッテリーが入ってました。要はちっちゃいのが入っていたわけです。こりゃエンジンもかかりにくいしよく上がるわけだ。左が規格通りの新しい物、右がこれまで装着されていた物です。上から覗いたり、液を補充するだけでは気づきませんでした。 しかし逆に、こんなバッテリーが入っていたから充電電圧が上がらなかった可能性もあります。これで治る希望も出てきました。 |
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| そしてエンジン始動。1発で軽快にかかりました。充電はいりませんでした。説明によると、専用機での充電を指示してありますが、大丈夫でした。そして充電電圧測定。アイドリングで13.56vあります。こりゃいけるかな。回転数をあげると、やはり若干下がりますね。 |
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| ライトをつけてみましょう。14.15vまで上がりました。これなら十分ですね。やあ、うれしい。バッテリー交換だけでいけそうです。 |
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| レギュレーターの出口電圧も測定してみましょう。14.46v、いい調子です。これでもう大丈夫でしょう。めでたしめでたし。 |
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| <考察> その後、バッテリー関係は順調です。セルも一発でいけますし、充電も問題ありません。しかしこの結果はどう考えれば良いのでしょうか。実際問題としては、バッテリーが極度に逝かれてしまうと、レギュレーターの出力電圧も下がってしまうと言うことなのでしょうか。配線図をみると、バッテリーとレギュレーターが並列につながれているので、バッテリーが逝かれても充電電圧には影響ないように思えるのですが、、バッテリーが抵抗の役目をしちゃってたってことなんですかね。いずれにしても、バッテリーの影響で充電電圧が下がってしまっていたのは事実のようです。また、回転数を上げると充電電圧が下がるのは、プラグの点火電圧をバッテリーとレギュレーターから取っているので、その関係なのでしょう。また、ジェネレーターの電圧が12V以下と低かった件に関しては、これはサービスマニュアルを良く読んでみたらもともとの基準値が、14v/8000rpmとなっていたので、こんな物なのでしょう。 いずれにしても、充電電圧不足でレギュレーターやジェネレーターの故障を疑われても、まずはバッテリーの交換をしてみる価値があることはわかりました。 |