サイト開設の目的-メディアは当てになるのか?
「香港美食探訪」へようこそ。
私たちは1996年3月に香港を訪れて以来、食べることを目的に毎年数回香港に出かけています。
サイトを開設するまで何十軒もの店に出かけましたが、
「ガイドブックと違う」
「テレビで紹介していたことと違う」
「写真の料理と現物が全然違う」
などなど、「おいしい」に出会ったことよりもガッカリした回数の方が多く、まさに苦難の連続でした。
3泊4日という平均的な香港旅行では食事の回数も限られます。
食べることを楽しみに出かける人も少なくないでしょう。
ましてツアーともなるとあまりおいしくない食事付きで、自由になる食事の回数はわずかです。
そんな中で下調べをして意気込んで出かけた店で、もしもガッカリして帰ることになってしまったら?
確かに下調べが十分でなかったとか、たまたまその時のサービスや味が悪かったということもあるでしょう。
しかし、ガイドブックやテレビなどのメディアからの情報を鵜呑みにしてしまったために起こる失敗もあるのではないでしょうか?
メディアに載る情報は、取材用に特別に用意された料理やサービスを土台にしていることがほとんどです。
店側は宣伝してもらうという立場上、料理やサービスに力を入れるでしょう。
一方、取材側も協力してくれた店に対して都合の悪いことは載せられないでしょう。
また、取材する人が店が用意した料理をじっくり食べているかどうかも疑問です。
取材期間は限られているはずですし、限られた時間で何軒もの店を取材しなければならないかもしれません。
そうなれば、用意された料理を味見する程度で店を渡り歩くこともあるでしょう。
仮に満腹状態で店を渡り歩いていれば、特に味に対する評価は曖昧になるはずです。
もしかしたら店の宣伝文句やコーディネータの解説に頼っている部分もあるかもしれません。
このように、メディアに載る情報は杜撰なのではないかと疑ってかかる余地は大いにあります。
さらに言えば、メディアには不親切な記述が目立ちます。
たとえば、ガイドブックでは日本語だけで料理名を紹介しているものがありますが、その料理を注文する時はどうすればいいのでしょうか?
ガイドブックを持って行って写真を示して注文しろということでしょうか?
日本語メニューがあるという前提なのでしょうか?
さらにさらに言えば、情報の送り手に十分は知識があるのかという疑問もあります。
料理の名前と実物が合っていないという初歩的なミスから、調理方法や食材の解説のミスなど、もしかしてプロのチェックを受けずに素人作業だけですませているのではないかと首を傾げることもあります。
特にガイドブックで間違いを見つけた時は、お金を払って買っただけに腹が立ってきます。
もちろんこれらのことは私たちの憶測にすぎません。
しかし実際にメディアを頼りに出かけた店で、メディアとかけ離れた事実に何度も驚いたり失望したことがある以上、メディアの情報は意外に当てにできないのではないかと思うに至ったのです。
そこで私たちは最も手近なメディアであるガイドブックで紹介されている店を中心に、観光客の立場でそれらの店を検証することにしました。
また、店の検証とは別に、ガイドブックで紹介されていなくても特色のある店は少しですが紹介しています。
私たちの目に映った店の等身大の姿を伝えることによって、皆さんが「おいしい」に出会うためのささやかなお手伝いができれば幸いです。
「香港美食探訪」の検証方法
このサイトでは、次のような基準で店を検証しています。
◆複数のガイドブックで紹介されている店を優先的に検証する
◆必ず2回以上、できれば昼と夜に出かける
◆積極的に店の人に顔を覚えてもらったり料理を特別に誂えてもらうことはしない
◆顔なじみになっている店については、より厳しく採点する
私たちのコンディションによっても印象が変わることを考えて、特に広東料理店はメニュー構成の異なる昼と夜に最低1回ずつ、できれば3回以上出かけることにしました(例外的に珍寶海鮮舫は1回のみで紹介しています)。
それは私たちの食行動によるところと、店の事情によるところの2つの理由があります。
実は恥かしい話ではありますが、私たちは香港にいると、ついつい食い意地が張ってしまって朝早くから夜遅くまで延々と食べ続けているという有様です。
ですからいつも空腹とは程遠い状態で、最高のコンディションで食事に臨んでいるとは言えません。
そんな状態で1回食べただけで評価したら店に対して失礼だと思うのです。
また、同じ店でも料理の出来にばらつきがあることもないとは言えませんし、たまたま注文した料理の選択を誤ったというケースも考えられます。
そういうわけで最低でも2回、できれば3回以上出かけて検証するようにしました。
そして、出かける時は普通の観光客として出かけています。
初めて出かける店で自分好みの味付けをリクエストしたり特別な料理を手配したりということはしません。
もし特別な料理を手配した場合には、それを店の評価に直接反映させることはせず、面白い場合には特集として取り上げています。
また、期せずして店の人に覚えられてしまい、結果的に顔なじみになってしまう店も中にはありますが、そのような店に対しては、他店よりも0.5ポイントマイナスして評価をするようにしました。
「香港美食探訪」の評価方法
レストランガイドで紹介している店は、味・ホスピタリティ・値段・総合評価を星の数で評価しています。
各項目の評価基準は次のようになります。
味については、
◆よい素材を選び、素材を丁寧に扱っている跡が見られるか
◆素材の持ち味を生かそうとする努力の跡が見られるか
◆素材の組み合わせや味付けに工夫の跡が見られるか
ホスピタリティについては、
◆一見<いちげん>の観光客でも立派な客として扱っているか
◆客に楽しい時間を過ごしてもらおうとする心遣いが感じられるか
◆TPOに合った言葉遣いや応対ができているか
値段についてはカテゴリー別に基準を決めています。
◆廣東菜(広東料理)と外省菜(その他の地方料理)は星1つをHK$100として大人4人で一品料理を注文した時の1人当たりの値段。
◆飮茶(飲茶)は、星1つをHK$50として大人4人で出かけた時の1人当たりの値段。
◆粥麵(粥・麺)と甜品・小食(デザート・軽食)は、星1つをHK$10として1人または2人で出かけた時の1人当たりの値段。 ただし、これらはあくまで目安です。
高級店でも料理の選択によっては経済的に楽しめますし、中級店においてはその逆もあります。
味とホスピタリティは0.5ポイントごとの切り捨て方式です。
総合評価は味とホスピタリティの星の数を足して割り、端数を切り捨てて算出しています。
さらに、観光客にとって出かけやすい繁華街(上環から銅鑼灣にかけてのエリアと尖沙咀から旺角にかけてのエリア)から離れた場所にある店については、不便であるという理由で0.5ポイントマイナスしています。
星3つで、不慣れな観光客でも恐らく満足できるレベルとみなします。
私たちは客観的な評価を心がけてはいますが、私たちの好みが反映されてしまうことは否定できません。
また、一旦サイトで紹介した後もフォローの検証をして、なるべく情報に鮮度をもたせる努力をしていますが、いかんせん香港へ行く回数は限られますし、そこには限界があります。
さらに、このサイトを作っていく過程で私たちがいかに知識や経験が乏しいかも痛感しています。
時として知識や経験の乏しさをを感じられることもあるかもしれませんが、それについてはどうぞご理解いただきたいと思います。
おことわり
当サイトでの評価はあくまで管理人HamとKeiの個人的評価であり、誰もが同じ評価をするものではありません。
香港では店の移転や閉店は割合頻繁に行われ、営業時間もたびたび変わることがありますので、お出かけの際には確認をお願いします。
当サイトでは管理人HamとKeiの好みを反映して、広東料理を中心とした中国料理店や香港独特のデザートやスナックなどを食べさせてくれる店のみを紹介しています。
当サイトを利用したことによって被ったトラブルなどにつきましては、管理人HamとKeiは一切の責任を負いかねます。
当サイトはリンクフリーです。

当サイトの画像や文章の無断転用・転写は固くお断りします。
以上、予めご了承ください。
お礼
「香港美食探訪」は多くの方々に支えられて成り立っています。
神戸時代に広東料理の奥深さを教えてくださった老香港酒家の施さん、香港滞在中いつも快く付き合ってくださる在住のNさん、香港人の友人たち、情報通のAさん、料理研究家で在住の櫻井さん、ライターのりえさん、名古屋在住の香港人LさんとCくん、そして香港での滞在日が重なったら快く胃袋を貸してくださる友人や知人の皆さんに、この場をお借りして深く感謝したいと思います。
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