香港干諾道中5號文華東方酒店25樓
25/F, Mandarin Oriental Hong Kong, 5 Connaught Rd. C., Central, Hong Kong
℡ 25220111
(代表)
味
ホスピタリティ
値段
おすすめ度
豪華なカトラリーと落ち着いた内装、派手ではないが洗練されたインテリアは香港の中国料理店の中でおそらく最も美しい店と言えるだろう。
改装したものの、内装イメージは基本的に変わっていない。
高層階にあって窓枠には透かし模様を施してあるので、そこから眺める中環の景色はあたかも一枚の絵のようだ。
場所柄、欧米人の客が非常に多い。
平日の昼はビジネスランチの客で混雑するが、夕食時や休日はゆったりとした気分で食事ができる。
お茶はポットではなく蓋付きの茶碗でサーブされるのも嬉しい。
単価は高いが各自が好みのお茶を注文できて、蓋付きの茶碗でお茶を注ぐのは風情を感じる。
メニューは基本的に一品料理のみだが、土日祝日には点心も楽しめる。
種類は約
20
種類と、なかなかの品揃えであるが、肝心の味は可もなく不可もなくといった印象だ。
一方、一品料理は素材を吟味し、広東料理の醍醐味である軽くて淡い味わいに仕上がっている。
メニューを眺めていると、普通の広東料理店とは少々趣が異なることに気付く。
中国の香辛料や茶葉を用いた料理が多いことから、この店は特に香りを重視しているようだ。
また、他の地方料理のエッセンスを取り入れているのだろうか、一風変わった料理名が並んでいるところに、この店独特の路線を感じる。
たまに料理の出来に安定性を欠いているところが高級店としては惜しい。
客の多くを占める欧米人好みの味付けなのか、ワインに合いそうな塩気の強い味付けが気になることもあるが(ワインと一緒に楽しむなら申し分ない)、注文の際に薄味で調理するようにリクエストすれば、満足な料理に巡り合えるだろう。
サービスは非常に丁寧かつ親しみが感じられ、客の要求に真摯に応えようとする態度に好感がもてる。
この店のサービスのレベルの高さは他店の追随を許さない。
現在、最も気持ちよく食事を楽しめる店だと思う。
メニュー抜粋
豉汁龍
脷
球(ヒラメのトウチ炒め)
トウチで炒めた切り身はふっくら、揚げた中骨はカラリと香ばしく、両方を楽しめる。
残念ながらガイドブックなどで見かけるニンジンで作った龍の彫刻はない。
文華樟茶鴿(ハトの茶葉スモーク)
正山小種(
Lapsang Souchong
)の香りとハト独特の味が好相性。
北京片皮鴨(ペキンダック)
豪快に大きく削いだ皮を食べるというもの。
両味で出される肉と野菜、カーシュナッツの炒め物(写真)が楽しみ。
一品富貴雞(丸鶏の詰めものの蒸し焼き)
乞食鶏。
内臓を除いた丸鶏のお腹に漬物や乾物を詰め、蓮の葉で包み、さらに粘土で固めて
蒸し焼きにしたもの。
4人以上で注文するとちょうどよい分量。
前日までに要予約。
香芒凍布甸(マンゴープリン)
基本を押さえた正統派の味。