朝の光が水平に飛び込み、街中の青葉が輝きだす里山町(さとやままち)、今日は建売住宅の販売見学会が開催されます。
山すそを取り巻くように造られた里山町の街並みは樹木が多く緩やかな坂道があり、海を眺められる爽やかな街なのです。
この見学会の初日には山里工務店入社したての木村亮太君がスタッフとして参加します。亮太君は木造の住宅を作るのが夢なのです。
今日は社長命令でお客様の受付サービスを担当します。
里山町では人口が増え続けているので少し山側に土地を造成し、第1期分の32戸を売り出します。
地形そのままに住宅をゆったりと配置して、四季の移ろいが感じられる緑の多い街並みとなりました。別荘地としてもよい環境です。
青空の広がった会場では朝早くからたくさんお客様の来場がありました。老夫婦や子供連れの家族に混じって若いカップルも訪れています。
亮太君は受付順にグループ分けを行いご案内の時間になると案内係りへ引き継ぎます。
お客様控室ではパンフレットの説明の他に飲み物を出したり子供たちのお相手をしたりと汗だくでした。
木漏れ日がやや斜めになり始めました。やっと最終組となりましたが予定の時間を過ぎても呼びに来ません。
亮太君は心配になって隣の受付まで確認に行くと、誰もいないのです。まだお客様が残っているのに部屋はキチンと片付けられていました。大変なことになりました。
亮太君は事務局へ行って案内係に来てもらうことにしました。会場内を見渡すと大きなログハウスが目に入り、あれに違いないと亮太君は迷わず走り出しました。