マラソンの歌6/7号ー17
  





新たなる刺激求めて酷暑ゆゑ名高き「岩井」のレースに挑む

思はざる夜半の雨のさはやかに今朝の出で立ち秋の虫鳴く

連日の残暑厳しき熱帯夜かそか恐れを抱きしものを

スタートは気温の昇る十一時やはり厳しき雲間の陽射し

炎天に融けて道路もゆがみけり靴底伝ひ足裏熱し

中東の情勢いかに灼熱の砂漠に展く兵士ら思ふ

存分に国際協調国の成せ支障のあらば法を改め

日本の特殊事情の疎ましき世界に展け孤立を避けて

荒草も炎天に巻く昼下がり今を盛りときりぎりす鳴く

酪農の臭ひ漂ひことごとく木樹の緑に法師蝉鳴く

日射病を警戒しつつ恐れつつ水を被れば秋風そよぐ

ちらほらと稲刈り脱穀早も見え農事はすでに取り入れの秋

ユニホーム同じき友の消息を聞けば懐かし擦れ違ひつつ

江戸川の仲間らに遭ひ恒例と成りたると言ふ宴会に和す

それぞれに裡に潜むるものあるもただに走りて飲むが楽しき


 開催日     平成2年8月26日

 主催地     千葉県安房郡富山町

 参加種目    20km

 記録       1時間54分?

 ゼッケン    NO・103

 「山の辺」   11月号(1・4〜12)



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