ですが、かかりすぎると身体はもちろん、 お肌にも大きな負担をかけることになります。
私たちの身体は、身体を病気から守る“免疫系”、
体温や内臓の働きなどを調整している“自律神経系”、
身体の働きを潤滑にする“内分泌(ホルモン)系”の3つの作用によって
健康を維持していますが、このシステムを司っているのが、
脳にある“視床下部”です。
ストレスを感じると、それが視床下部に伝わり、
それぞれ3つのシステムが作用しながら
ストレスの影響を最小限に食い止めようと働きます。
ところが、視床下部は「ストレスに弱い」という弱点があります。
一時的なストレスなら何とか対処できますが、
それが長期にわたったり、大きすぎるストレスだったりすると、
免疫系、自律神経系、ホルモン系の3つの作用のコントロールが
うまくできなくなって、バランスが崩れてしまうのです。
こうなると、身体やお肌には様々な反応があらわれます。
ホルモン系の影響でわかりやすいのが、月経が遅れたり、
止まってしまったりする月経の異常。
また免疫系がうまく働かなければ、風邪をひきやすくなったりしますし、
お肌をくすませたり、肌トラブルを増やしたりもします。
自律神経系に影響が出て交感神経が刺激されたままになったりすると、
緊張・興奮状態が続き、血管が収縮し血流が悪くなって、
肩こりがとれなくなったりします。
お肌の真皮にある毛細血管も緊張して収縮し血行が悪くなり、
お肌に栄養が行き届かなくなって、表皮のターンオーバーを遅らせたり、
バリア機能を乱れさせたりするのです。
また、これらがバランスを崩すと体内の活性酸素を発生させて
肌老化を促進させたりします。
そして、先ほども少し触れましたが、ストレスの感じ方には個人差があり、
体質や性格、そして性別にも関係しているといわれます。
たとえば、男性より女性の方がストレス性の症状が出て、
体調を崩しやすいといわれるのです。
心療内科医の姫野友美さんの著書
「“疲れがなかなかとれない”と思ったとき読む本」によると、
それは“脳の男女差”が関係しているそうです。
鍵を握っているのが、脳の中にある“セロトニン”という神経伝達物質のひとつ。
セロトニンは、気持ちを安定させる作用があるのですが、
これが、男性よりも女性の方が低いそうです。
うつ状態は、セロトニンのレベルが下がった状態の時に起こりますが、
男性より女性にうつ病が多いのはこのためだと考えられているそうなのです。
もともと女性はセロトニンがが少ないので、ストレスが続けば続くほど、
どんどん消費されて、セロトニンの分泌が追いつかなくなります。
そうなると、ストレス反応を抑制することができなくなってしまい、
不安感やイライラ感を強く感じるようになってしまうそうです。
また、女性の月経の周期もセロトニンのレベルに大きな影響を与えるといいます。
月経は、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの
分泌のバランスの変化によって起きています。
前の月経から排卵までの間は、エストロゲンの分泌が多くなり、
排卵後からはプロゲステロンが多く分泌されます。
次第にプロゲステロンとエストロゲンの分泌が下がってきて、
また月経が起きるというふうに変化しています。
このエストロゲンの分泌が下がる時に、それにひきずられるように
セロトニンの分泌も下がってしまうそうなのです。
これは、エストロゲンがセロトニンンの受容性に
作用を持っているためだそうです。
このため、月経前になると、むくみなど身体の症状の他、
イライラや落ち込みなどの精神症状があらわれる
PMS(月経前症候群)が起きやすくなるといわれます。
まあ、それだけ聞いても、私たち女性って大変だなぁと思いませんか?(笑)
それなら、ある程度は仕方がないのかもしれない…なんて思ったりします。
さて、ここで、私たちの“心のメカニズム”のお話を少ししておきましょう。
心には“意識”と“無意識”の領域が
それぞれあることをご存知の方も多いと思います。
氷山の海面上にあらわれた部分は、
氷山全体のほんの一部に過ぎないのと同じように、
“意識”というものは、心のごく限られた小部分です。
つまり、残りの意識下の部分こそ、
人の行動や精神状態を支配する強力な心なのです。
たとえば、訳がわからず気分が憂鬱になるとか、
無性に自分に腹が立つとか、
いけないと思いながら良くない方向に引きずられるとか・・・
自分の思い通りになりそうでいて、
実は自分の思う通りに任せられないのが自分の心。
そして、この無意識の領域のために生きにくくなることもあります。
たとえば、意識の上では仕事など色々なことを頑張っていて、
それに満足している完璧主義の人がいたとします。
それがある日、何かのきっかけで挫折感を感じたら・・・
本人は「こんなはずではない!もっと頑張れるはず。」と思うでしょう。
ですが、もしかしたらそれは、頑張っている完璧でいたい自分の裏側に、
そんなに頑張りたくない自分がいるから…なのかもしれません。
頑張りたくない自分は抑制され、無意識に追いやられているので、
自分では気がつかないのです。
精神分析では、こうした意識の裏側に広がっている無意識を見ていくそうですね。
そう、人間の心は複雑でちょっとやっかいなものです。
つまり、私たちは、その複雑でやっかいな心と
毎日付き合っている…ということです。
女性は身体のしくみ的にストレスをたくさん感じてしまうのならなおさら…。
ですから、色々なことが起きた時に気持ちがとっちらかってしまったり、
自分で自分がわからなくなったりすることは、
めずらしいことでも恥ずかしいことでもないのです。
そして、人間が自分で自分の心をコントロールできるようになるには、
自分の心の無意識の領域をよ〜く探り当てて、
これを意識するようになることが大切なのだといいます。
これができるようになると、
自分のストレスに気がつきやすくなるかもしれませんし、
他人に対しても、表情や言葉ばかりにとらわれず、その奥にある無意識の心…
もっといえば、スピリット(魂)までにも
目を向けられるようになるかもしれません。
でも、これは言うほど簡単なことではないでしょう。
まずは、いつもお話しているように、寝る前などにヒーリングタイムを作って、
是非、自分をじっくり感じることから始めてみていただきたいと思います。
こちらは、
「2007年3月 じっくり感じる“セルフヒーリング”のすすめ」
http://homepage2.nifty.com/marea/beauty/beauty0703.html
「2007年9月 じっくり感じる“セルフヒーリング”のすすめ part2」
http://homepage2.nifty.com/marea/beauty/beauty0709.html
などをご参考にして下さい。
さて、ここで話は戻りますが・・・
|