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Last Update:2003/07/13







「カシオは凄い!」(そこからはじまったカシオ党)

 そもそも大のカシオファンになったことには理由がある。
 学生時代の講義の中で、波動方程式なるものを解く計算をそれぞれが行っていたときのこと。
 当時、電卓といっても現在のように安価ではなく、ましてや関数電卓なども2万円以上はしたように思う。講義の時に使用していた関数電卓と言えば、シャープ、テキサス・インスツルメンツ、それにカシオ製に分れていた。
 みんなで試しに同時に計算実行してみたことろ・・・シャープの関数電卓は時間がかかったあげくERRORを出した。テキサス・インスツルメンツの関数電卓は時間がかかったが、答えを出した。カシオの関数電卓は一番早く正確に答えを出したのである。
(他メーカーを批判しているわけではありません。)

カシオのポケコンの流れ・・・PB系とFX系

 カシオのポケコンにはPB系とFX系の流れがある。カシオ計算機が「ゲリラ企業」と言われるように、その独創性と技術・コストパフォーマンスで電卓のシェアを獲得した実績と歴史は、関数電卓[FX]の流れをポケコンにも継承しており、さらにプログラム言語[BASIC]を簡単に入力するためにキーにコマンド群を配置するPB(PocketBasic?:わたしの勝手な解釈)に分かれている。

 カシオはもともとポケコンから手がけていたわけではない。シャープがMZシリーズ、NECがPC6000シリーズ、富士通がFM8を・・・と言うように、いろいろなコンピュータが世に出てきた頃、マイナーではあるがカシオも「FX−9000P」というZ80コンパチのパソコンを出していた。


Webから拝借したFX-9000Pの画像

 この名機の「売り」は、カシオらしい「電卓のノウハウ」が活かされていたことだ。そのころ、大型コンピュータでしか行えなかったBCD演算をパソコンに導入し、C−MOSRAMパッケージによるプログラムやデータの保護。内部処理による高速性を実現したものだった。電源ONで即、BASICが立ち上がり、テンキーに10分割可能なプログラムを直ぐに(ショートカットで)起動できる。
 しかし、あくまでマイナー機種なため、ソフトは自分で組むしかない。カナ文字だってオプションで数万円もかかった。さらに、C−MOSのRAMパッケージは高価で、内蔵リチウムは当時あまり市場になく、秋葉原で探していたら、周りを見ながら店員さんに小声で「お客さん、何に使うんだい?・・・盗聴器?」と言われた程だった。
 その後、このFX−9000Pは5インチFDDが2ドライブ搭載する拡張ユニットが登場したが、残念ながら私にはそこまでの投資はできなかった。(このポリシーはその後の後継機種FP−1100という名称で受け継がれて、科学技術計算を扱う部門では随分人気だった。)




我が愛機!(そのラインナップ)


 ここに所有するポケコンのラインナップを紹介しよう。ただし、一部は知人に譲ってしまったり、PB100のようにすでに動作しないものもある。(電卓代わりにはなる)

PB-100
 何と言っても初代ポケコン!RAM容量は約0.5KBと小さいものの、拡張で約1.5KBまで増設可能。FA3を用いてCMTとの接続、FP12プリンタとの接続が可能。

PB-300
 数代目のポケコン。内臓RAM1.5KBが標準で、プリンタが内蔵されているのが異色。しかもキーボードのスペースキーが長く設計されているのが、大きなパソコンを意識していることがおもしろい。FP12同等のプリンタが内臓しているので、FA3のみでCMTを接続できる。

FX-720P
 このころから、カシオのRAMカード方式を採用するようになる。プログラムとデータをそっくり入れ替えることとなる。RAMカードはリチウムバッテリーでバックアップされているので。SAVE/LOADを行う手間がいらないが、メディアは高い。
 このころのラインナップから機能追加されたデータバンク機能は、プログラムとは独立したMEMOとしての機能と、プログラムとの連携によるRAMファイルが可能となった。

FX-740P
 RAMカード方式ではないが、標準で約4KBRAMが内蔵されている。RAMカード機ではないので、本体はPB100系同様、薄型に徹している。キーボードのレイアウトデザインは、探しやすい配色となっている。新機能としての数式演算機能(FunctionMemory)は、プログラムなしに計算できるのが特徴。しかも、数式どおりに変数部分の入力を聞いてくる。データバンクにいくつ者数式を記録しておいて、必要により選択してこの数式演算機能に記憶させれば、面倒なプログラムは組まなくても計算が可能。画面が広くなったのはうれしい。PB100からのBASICは大幅に拡張、強化されている。
 FA3によるCMTFP12プリンタは今までと同様の周辺機器。

PB-500
 RAMカード採用機の最上位機。RAMカードが2基搭載されており、RAMカードをあたかもFDDのように使えるのが特徴。左側のスロットにプログラムを、右のスロットにはデータを・・と言うように、プログラムの配置とデータ領域の調整で、2スロットを活かした使い方ができる。データフォーマットを統一させることにより、データ側のRAMカードを入れ替えて、同一のプログラムを実行することが可能であり、またその逆に、同じデータを用いて、別のプログラムを利用する・・という使い方も可能である。

FX-780P
 今までのポケコンのフォルムを一新する折たたみ型。約4KBのメモリーは増設できずに固定であるが、新たな機能としてアセンブル機能があり、アセンブラ言語のシミュレーションが可能となっている。FX系の位置づけが強く、テンキー側には関数系のコマンド群、ディスプレー側にはアルファベットキーが並んでいる。I/Fがそれまでのシリーズとは配置が異なり、専用のI/Fが必要となる。FX継承機らしいキー配置。
 
FX-790P
 FX780Pの後継機であり、強化された部分はメモリーやアセンブラの強化。


PB-1000
 折たたみ型を活かしたキー配置。更に、今までにないポケコンを超えた拡張性を持つようになる。それまでのポケコンのメディアとして当たり前だったCMTからいよいよFDD採用。PB1000の本体を広げて、MD100に組み込めば、セントロニクスプリンタ、RS232CなどのI/Fが使用可能となる。専用のプロッタプリンタは、簡易CADとして、或いは円グラフなどで他のパソコンにない表現力を出してくれる。本体RAM64KBまで増設可能で、ディスプレーも一気に4行と仮想スクリーン8行。そしてタッチスクリーンはプログラムの可能性を広げてくれた。しかし、FDDは特殊なフォーマットが使われていて、1DD(320KB)という記憶容量。本格的な専用アプリケーションまで発売されたほどのカシオの自信作。

FX-860P/Pvc
 PB-1000以来、ポケコンにもパソコンに匹敵する数多くの拡張性が付加されるようになる。このFX860P2DD(640KB)FDD(MD110)がオプションで接続可能となる。公表こそ避けられてはいたが、このMD110MS-DOSフォーマット互換を持ち、パソコンとのデータ連携がスムースとなる。カナが使用可能となる。
 FX860Pの後継機種Pvc・・・特徴は科学技術計算のプログラムがライブラリーとして116種類も内蔵されていることである。それまで、技術計算をするためには、プログラムを打ち込んでいかなくてはならず、それぞれのユーザーが作らなくてはならなかった。せっかく手軽さが武器であるポケコンの利点の前に大きなプログラミングの壁が存在する。・・あらゆる場面で考えられる科学技術計算をプログラムライブラリー化させてプログラミングなしにそのまま利用できるこの機能はスゴイ。
 このころから、F.COMというファイル操作やデバイススィッチの設定変更などをメニュー展開で行えるようになった。

FX-870P
 これまでのポケコンの弱点である電源部分が見直され、電源と言えばもっぱらボタン型のリチウム電池が使われたが、寿命の点やコストの面、拡張機器による電力消費のポイントから乾電池が採用されるようになる。860Pvcに登載されたライブラリーなどはないが、F.COM機能の強化。ディスプレィの大型化。8行の仮想スクリーンはプログラムのエディット作業を効率的にさせてくれる。CASLC言語の登載も大きい。

FX-890P
 とうとうポケコンも16bitの領域へ・・処理速度とプログラムエリアが各段に広がる。基本はFX870Pと同様だが、さらにF.COM強化され、F.COMCASLC言語、BASICASMBLFX・・などを統括した新たなMENUを加えている。BASICの強化でFunctionMemoryとのリンクが可能で、BASIC上で演算した結果をFunctionMemoryに記述させ、てプログラムなしにその数式を利用できるようになった。

CMT
 今までに作成したプログラムCMTとデータCMT。何年分かは忘れてしまったが、いつの間にかこの数に。最近のカセットテープレコーダにはリモート端子がついていないので、データの保存と呼出には少々難あり。この苦労に比べるとFDDはなんて楽なんだ!・・・現在、CMTにしか保存できない機種のプログラムをパソコンでWAVE化し、CD−ROMに保存する作業を少しずつ進めている。





わたしの主な戦利品の数々・・・

ポケコンジャーナル(PJ)関連・・・

工学社主催のソフトウエアコンテスト入賞 (FX-PLAN Ver.3.1)
 賞金¥○○○○○ 原稿料¥○○○○○




 このソフトウエア「FX−PLAN」は、FX-860P以降の機種に対して作成した「ポケコンのデータ解析・表計算ソフト」である。
 多くの場合が、計算処理のために独自のプログラムを組まねばならないが、45×45の表に対して、「列」或いは「行」の項目に直接関数を割り当ててしまう方法で、計算の配置や設計は自由に行える。四則演算の他、最小、最大、平均、標準偏差、sincostan、自然対数、常用対数・・・などの関数も豊富。

 また、特徴としては、パソコンとの連携を意識して、FDDやRS232C、またはDISK上のファイルに対してデータ変換を行い、ポケコンで収集したデータはExcelやLotus1−2−3で利用できるようにしてある。

 さらに、今までいくつかのコンテストで仕上げた直線・対数・指数・べき乗回帰分析、重回帰分析のプログラムも組み込んであり、ポケコン上に配置したデータを元に計算が可能である。

 シートのファイリングはカシオならではのデータバンクを利用したRAMファイル機能で、内蔵メモリの許す限りファイリングが可能。リストも簡単。

データ解析・表計算システム FX-PLAN Ver.3.1・・・はこちら→ FXPLAN31.BAS

FX-PLAN Ver.3.1
 マニュアル・・・はこちら→ FXPLAN31.TXT (ただしAPPENDIXは添付してません)
                (マニュアルはワードパッドかIEで開いてください)
利用方法
1.ダウンロード後、640KBFDDにおとしてMD110経由でFX-860Pに読み込む(確実路線)
2.ダウンロード後、パソコンとFA-6を接続し、DOSCOPYAコマンドとポケコンのF.COMを使ってRS-232C経由で受信する(難易度高)




カシオソフト作家コンテスト関連・・・

CPC(CasioPocketComputerClub)ロゴ入りトレーナー×2着(2部門入選)
(このトレーナも夫婦おそろいで使っていたが、そのうちどっちが女房のでどっちが私のだかも区別がつかず、次第に大事にしなくなり、いつしか作業服に・・・今はなき一品)

デジタル腕時計(コンテスト入選)
(女房名義で投稿したプログラムにつき、女房へのプレゼントとする。バンドが特殊なため、交換できずに、いつしかおじゃん!)

カシオMSXコンピュータ(PV16)(コンテスト入選)

Webから拝借したPV-16の画像



(はじめはゲーム機であったが、後日、拡張ボックスとYAMAHAのミュージック・コンポーザを購入して、このころよりMIDIにはまる。徹夜で仕上げたデータもSAVEに失敗し、何度も挫折を経験しながらも曲の打ち込みに没頭。その後、パソコンでMUSIC PRO98/MicroMusician/Expert/XG-Worksにその道を譲り、このMSXは使われなくなってしまった。)

CPCロゴ入りカード型電卓(コンテスト佳作)
(戦利品の内で唯一今でも残っているのがこの電卓。今にも折れそうな薄さが自慢だが、電卓の作りはさすがにいいかげんではない。いまだに現役)


カード型FMラジオ(コンテスト佳作)
(大事に使って、旅行や出張の際には便利だったが、ボタン型電池が高価だったためランニングコストに難あり。・・・いつの間にか使わなくなって、いつの間にか聞こえなくなってしまった。)

原稿料¥○○○○
(カシオの専門誌などに何度か掲載されて、その都度原稿料は貰っていた。「プログラマーとして独立!?」・・・なんて夢は、年収数万円では無理無理)

月刊マイコンへの投稿

 「カシオ計算機さんから紹介されたんですが・・・」と編集担当者から電話があり、ポケコンユーザ紹介の記事に投稿する。その頃のわたしは病院勤めで、ポケコンでデータをぱちぱち入力しているところをH氏に写してもらい原稿といっしょに送った。つい最近まで記念として残っていたのだが、あの「マイコン」はカタログ部が多く、長期保存に耐えず「じゃま」の一言で処分することとなった。(ちょっともったいない)
原稿料¥○○○○



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