建築知識

2004年6月16日更新しました

 マルサ企業-MRS建築研究所

このページは、お客様からの質問の多い事項について説明しています。


・柱について(木造) 

・筋違いについて(木造)  H15.6.11

宮城沖地震で改正された基準が、阪神大震災によってまた新たに改正されました。以前は計算によって得られた本数が入っていればよかったのですが、新たにバランスよく配置しなくてはならなくなりました。また以前は現在使われている筋違いプレートという金物を使用しなくてもよかったのですがプレカット工法が主流となったのと梁や桁や土台に掘り込まずに取り付けるといった簡易的な工法が用いられることによって上記にあげたプレートを使用しなくてはならなくなりました。掘り込んで取り付けていた大工さんにとっては迷惑な基準です。金物を使用しないで取り付ける場合は、込み栓という工法を使わなくてはいけなくなりとても面倒です。また金物を使用する場合はビスが太く本数が多いため筋違いが割れてしまうため当社ではできる限りきりでもんでからビス止めするようにしています。

・桁組、小屋組について(木造)  H.15.3.11

左記の写真のように桁方向と梁方向に段差をもうけて梁を組むことによって(社寺建築はこのようなしかたで造られています。)金物に頼らない強い構造となります。木材は乾燥してくるとやせたり、ねじれたりしてきます。また柱仕口や梁の継ぎ手に栓を使うというような工法を用いれば地震などで揺れても緩まずに逆にどんどんしまっていくという特徴もあります。現在一般的に使用されているプレッカット工法などは桁、梁方向ともフラットにして継ぎ手は蟻継ぎという簡単なものになっています。そのため金物はなくてはならないものとなっています。

・1階床組について(木造)  H.15.1.27

一般的に使用される工法は土台と土台の間を3尺ピッチの大引きを配置してその上に根太をながしていくという方法がとられます。しかしこの方法では大引きを支えるために3尺間隔で束を配置しその束を根がらみというもので緊結しなくてはならずまた床下の風とうしも悪くなります。また施工不良により床なりをおこす可能性があります。当社では上記の工法を使わず基礎を1間おきに配置しその上に土台を配置します。そうすると土台の上に直接根太を配置でき(ただし根太の材料は大きくなります。)風とうしが良くなりまた床下のメンテナンスも束や根がらみがないため簡単におこなえます。

・土台について(木造)  H.14.11.30

一般的に使用される樹種はヒノキ、台湾ヒノキ、ヒバ、米ヒバ、米栂、ケヤキ、栗等があります。一番多く使用されているものが価格が安い米栂です。ただ米栂は防腐および防蟻には弱いため薬剤を注入する方法がとられております。栗は防腐性が高いが防蟻性は低いです。ヒノキおよび台湾ヒノキおよびケヤキは防腐性は高く防蟻性は普通です。ヒバおよび米ヒバは防腐性と防蟻性はともに高いです。湿気の多い雨ざらしの場所でヒノキ、青森ヒバ、米ヒバ、米栂、米松、杉、ケヤキを長期間放置していたことがありますが米栂や米松は白蟻でぼろぼろでした。杉も赤身のところ以外はぼろぼろでした。ヒノキやケヤキは若干ではありますが被害がありました。ヒバに関しては被害はありませんでした。当社では建売住宅等で価格を抑えるものは注入の米栂を使い注文住宅の場合は予算にもよりますが最低米ヒバを使い予算がある場合は青森ヒバを使うようにしています。

・地層、地質について  H.14.10.22

硬質地盤
岩盤、洪積層の砂層または砂礫層の地盤でかなりの耐力が期待できます。
軟弱地盤
長年の間、海あるいは河の部分に流されてきた土砂が堆積し多量の水分を含んだ未だに圧蜜されていない状態の地盤。
中間地盤
硬質と軟弱の中間に位置する沖積層の地盤。ビル建築等の場合年を経るに従い不同沈下をおこしやすい地盤です。

・地盤調査について   H.14.10.22

標準貫入試験(ボーリング)
重量のある建築物、軟弱地盤に建つ建築物等の調査に使われ土質のサンプルも取れ耐力の信頼性は高いです。
オランダ式貫入試鹸
最大N値30位までの層の測定に使用でき信頼性は普通です。
スウェーデン式貫入試鹸
住宅等の軽い建物の調査に使われますが信頼性は低いため耐力を低減しなくてはならず、布基礎ですむものがべた基礎あるいは摩擦基礎となる可能性があります。
載荷試験
平板およびくいを支持地盤に短期に載荷して地耐力を直接求める方法の試験で設置に注意すれば精度の高い試験です。

・基礎構造について(杭基礎)  H.14.11.15

鉄筋コンクリート杭
既成杭(RC,PC,PHC杭)および場所打ちコンクリート杭がありいろいろな工法があります。ビル建築等の重量のある建物に使われます。
鋼管コンクリート杭
鉄筋コンクリート杭では耐力が不足な場合に使われます。
摩擦杭
比較的低層の建物に使われ浅い層の地盤の周辺摩擦力を利用する杭です。
木杭
住宅等の建物で地盤が悪い場合や盛土した場合で地下水位が浅い場合に使われます。

・基礎構造について(直接基礎) H.14.11.15

フーチング基礎
独立基礎や布基礎等があり住宅等の軽い建物に使われます。例外的に硬質地盤等の場合ビル建築等の建物にも使用できます。
べた基礎
独立基礎や布基礎にするには耐力がたりない場合に使用します。ただし地盤沈下をおこしている地域では摩擦杭などとの併用で使うという注意が必要です。

・基礎換気について

最近、基礎に換気口を設ける代わりに基礎と土台の間に金属製や硬質ゴムのパッキンをはさむ工法が使われだしています。土台と基礎(コンクリート)の間をすかせることで通気性をもたせ、土台の防蟻および防腐を考えた物ですが、耐久性は20-30年(このくらいの耐久でメーカーでは半永久的とい.)程しかなくこれでいいのかという気がします。それならば、従来の換気口を設ける方法で材料にこだわればいいのではないかと思います。たとえば、栗(昔線路の枕木に使用)とかヒバとか防腐防蟻に優れた材料です。また防蟻処理としてハウスガードシステムをもちいればさらに効果的と思われます。あと換気口に換気扇をはめこむというのもありますが、常に作動していないといけない為どうかなという思いです。

・既存建物の床下防蟻について

最近、いろいろなトラブルがおきています。先ずは保証制度ですが一律5年間です。ただし施工内容によっては保証できない場合もありますので施工業者とよく打ち合わせすることです。また基礎が低くて床下に入れない場合がありますが、もぐれない場合でも床に穴を開けそこから薬剤を注入するという方法を行っている業者もありますので業者の選定が必要と思います。また方法としては木材に穴を開けその穴から注入する工法が効果があると思います。そのような業者の選定が必要と思います。 

・瓦屋根材について

阪神大震災以降瓦屋根は重いので地震に弱いのではとよく言われます。 確かに他の屋根材に比べれば重いです。ただ地域を考えてみてください。関西地方は台風の通りみちのため瓦の下に土を入れて屋根を重くして台風に強い建物としているため関東地方の屋根に比べると、約2倍の重さとなっています。関西地方は台風に強く、関東地方は地震に強いというようなつくりかたをしています。日本は、地震が多くまた台風も多いためどちらかに比重をおいて造っています。