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学生:いいえ。 丸山:それでは、簡単に説明しましょう。行政書士の「行政」というのは、行政機関のことです。行政機関というのは「役所」ですね。その役所にいろいろな手続とか許可の申請をする時に、いろいろな書類や、難しい法律の知識が必要な場合があります。それで、難しいな、面倒くさいな、心配だなという皆さんの代わりに、書類を作成したり、その相談に乗ったり、提出するのが行政書士の仕事です。行政機関は、国の役所、地方の役所、たくさんあり、それぞれ法律によってたくさんの手続がありますから、行政書士の仕事もたくさんあります。でも、普通、行政書士さんはそれぞれ得意な分野をもっています。私は、皆さんに一番関係の深い「入管」、これは入国管理局という国の役所ですね、その入管の手続を主にやっています。 私は、行政書士になる前は、北京に2年間留学して、中国語の勉強をしました。その後日本に帰ってきてから、日本語学校で3年間仕事をしました。日本語学校では、学生の募集や、入管のビザの手続きや、日本に来たばかりでまだ日本語がわからない、日本の生活に慣れていない学生さんのお世話などをしていました。学生さんが病気になったら一緒に病院に行ったりですね、一度、学生が歯医者さんで歯を抜く時、隣に座って通訳をしたこともあります。3年間毎日留学生の皆さんと接していましたので、今でも留学生、特に中国の留学生の皆さんにとても親しい感じをもっています。 皆さんは入管に行ったことはありますか? 学生:はい、あります。 丸山:何をしに行きましたか? 学生:再入国をもらいに。 学生:資格外活動許可をもらいに。 丸山:入管に行くのは好きですか? 学生:いいえ〜〜(笑) 丸山:入管に行ったことがない人はいませんか? 学生:はい。私は行ったことがありません。いつも学校の先生が行ってくれましたから。 丸山:そうですね。私も日本語学校にいた時、学生さんの代わりに入管に行っていました。学生さんのビザの手続は、学校の先生が代わりにやってくれますね。留学のビザのことは、学校の先生も詳しいし、自分の学校の学生の申請なら代わりに行けますが、行政書士は、留学だけじゃなくて、仕事のビザ、結婚のビザ、会社を作るとか、永住とか、そういう全てのビザの手続ができます。 さて、今日集まった皆さんは大学や専門学校の学生ですね。皆さんのビザは「留学」ですか? 学生:はい。 丸山:最初に日本語学校で勉強した人はいませんか? 学生:はい、私は日本語学校で勉強しました。 丸山:その時のビザは何でしたか? 学生:「就学」です。 丸山:そうですね。あなたは最初「就学」ビザで日本に来て、大学に合格したので、「留学」に変更したんですよね。 学生:はいそうです。 丸山:それでは、皆さんが学校を卒業して、就職が決まったら、どんなビザに変更しますか? 学生:就職ビザ。 丸山:そうですね。でも「就職」というビザはないんですよ。 学生:え、そうなんですか? 丸山:ええ。中国は何種類ビザがありますか? 学生:(笑)わかりませ〜ん。 丸山:私は中国に留学した時、Xビザというのをもらいましたよ。 学生:(笑) 丸山:Xはきっとxuexi(学習)のXですね。就職ビザはZビザというそうです。何でZなのかなあ。zhiyuan(職員)かなあ。それはさておき、日本には、「留学」や「就学」も含めて全部で27種類もビザの種類があります。就職ビザだけでも16種類あります。 学生:(驚) 丸山:今日は皆さんに、就職が決まったら、どんなビザ、正しくは「在留資格」といいますが、どんな在留資格に変更する必要があるのか、そのためにはどんな書類が必要で、どんなことに注意しなければいけないか、というお話をしましょう。 |