低学年に時には下品な笑いも必要かな?

学級通信 ガリバー 第145号  11月19日

   ちょっと下品ですが・・・

 国語で「かみなりさまの手つだい」の単元に入りました。
 ここは、昔話の独特の言いまわしが多いので、音読に力を入れています。特
に会話文のところを、子供たちにどう読んだらいいか考えさせながら授業を進め
ています。
 この物語の中に「こやしを3ばいやると・・・」というくだりがあります。
 そこで、子供たちに「『こやし』とは何でしょう」と聞きました。
 手をあげたのは3分の1ほど。
 全員に発表させました。
 ほとんどの子が「ひりょうのことです」「くすりのことです」とといった発表をしまし
た。そんな中で大笑いしたものがありました。
「小さなヤシだから、『小ヤシ』というのです。」
 なるほど。考えています。しかも理由をつけた発表です。そのことをまずほめま
した。

 1年生に言葉についての発表をさせると、こちらが噴き出してしまうようなことが
たびたびあります。(子供たちには失礼なのですが・・・)
 いつだったか、「白」という漢字と「自」を間違えて書いている子がいました。いい
機会なので、「自」の漢字の読みがなを教えようと思いました。
 「自ぶん」と私は板書して、「これは、みんながよく知っている言葉だよ」といって
どう読むか聞きました。
 そうしたら、勢いよく手をあげたA君。
「『さぶん』です。」(そういえば、近所に「さぶんストアー」があるなあ・・・)
 続いてB君。
「『さくぶん』です。」(作文が好きだもんね・・・)
 さらにC君。
「『ぶんぶん』です」(さすが虫好き!)
といった調子で笑いが続きます。「小ヤシ」もその一例です。

 さて、「むかし」の「あるむら」のお話なので、私は「こやし」のことについて、さらに
つっこんで言いました。
「むかしの話ですから、今のひりょうとはちがいます。何を使っていたと思いますか。」
 これはむずかしかったらしく、4人目でようやく「ふんです」という言葉が出てきました。
「先生の小さなころは、人間の小便などを肥料のかわりに使っていたのですよ。」
 そう言ったら、「エー!」という反応。中には、「そんな下品な話をしないでください」
という声も。
 「野菜はお店できれいに売られているもの」といったイメージを持っていた子供たち
にとって、このことを意外だったようです。

 そういえば、4年前の国語の全国大会で、著名な先生が「低学年の子供たちに、下
ネタとダジャレを言うことは、授業を盛り上げるうえで大切だ」とけっこうまじめな顔で言
っていました。
 この「こやし」はまさにその典型例だったわけです。

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