新鮮な一年生との出会い、その2です。

学級通信 なかよし 第2号 4月17日

    いつ「べんきょう」するの?

■やさしさがいっぱい
 1年生の子供たちの行動を見ていると実に楽しいです。
 集団生活をそれほど体験していないためか、実に様々な「個性」を発揮するか
らです。
 そんな中で目立つのは「やさしさ」です。たとえば、教室の戸があいているとし
ます。すると必ず誰かが戸をしめてくれます。それも、戸口に近い席の子供たち
だけでなく、窓際の子でもしめます。
 他にも、席をたって移動する時、いすがあいている子がいたとします。そうする
と、これまた必ず誰かが黙々といすを入れてくれます。
 教室内に、大きなゴミがある時、拾ってゴミ箱にすててくれる子、かさがランド
セルに入らない友だちを一生懸命に手伝い子・・・。
 実にやさしい心の持ち主が多いといった感じなのです。
 その様子を見ていると、こちらまで心が洗われる思いがします。
 一人一人の個性も集団生活の中では、埋没されることもあります。
 しかし、この「やさしさ」だけは、大切な個性として育てていきたいと思います。

■ひらがなをならっています
 先週から、教科書を使った学習に入っています。
 国語の最初の単元は、「はる」です。ここでは、絵を見ながら、物の名前や動作
を表す言葉をいうのが学習の目標となっています。
 先週の水曜日に、教科書の絵をみながら「さくらがあるね」「子供がいるね」という
ような話をしていたら、「いつ、べんきょうするの?」と一部の子に言われてしまい
ました。
 その子達にしてみれば、勉強イコールノートに鉛筆で字を書くことという感覚らしい
のです。
 教科書では、字を書き始めるのは1週間ぐらいあとからです。
 しかし、私は子どもたちの学習意欲を考えて(これは教師の私からすれば相当なも
ので驚いてしまいます)、国語の中で必ず1回は書く作業を入れることにしました。
 今までに習った字は「う」「つ」「く」「し」です。
 最初の「う」をノートに書かせた時のこと。ノートのマスの使い方を確認したくて、「う」
を一文字だけ書かせて、ノ―トを持ってこさせました。
 そして、正しく書くことができている子には丸をつけ、一行全部書くように言いました。
そして、ある子のノートを見たら、私の丸の下の「う」という文字全部に、自分で花丸を
つけていました。

 1年生の心理ってこのようなものなのかと私には、その黒い花丸がやけに新鮮でした。

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