子供たちの言葉に注目した書いた通信です。

学級通信 ファンタジック・スピリッツ 第95号 9月6日

   「やさしい言葉」集め

 児童会の9月の目標は、「正しい言葉づかいをしよう」です。3年1組では、「やさ
しい言葉集め」をしようと決めています。たとえば、次のようにです。

■「だいじょうぶ?」
 朝。今日も元気にRさんは登校してきました。校庭を横切っていたら、たまたま
サッカーボールが当たってしまいました。あてた子はびっくりして、すぐに「ごめん
なさい」。そして、一緒にいたSさん、MさんがRさんに「だいじょうぶ?」と声をかけ
ていました。涙が出るくらい痛かったそうですが、友達にやさしい声をかけてもらっ
て笑顔になったようです。

■「ありがとう」
 日本語で一番美しい言葉は、「ありがとう」だと思います。いつだったか、テレビ番
組で「あなたの好きな言葉」という特集をしていました。その中で第1位が「ありがと
う」でした。響きも好きですし、言う方も言われる方も喜ぶ言葉だからです。だから、
一日に何回も子供たちに対して言っています。
 ところが子供たちは照れがあるのか、友達に親切にしてもらってもすぐには「あり
がとう」が出てこない場合があるようです。
 この間の学級会の時に、座席をコの字型の会議形式にしていました。この隊形に
なると、お互いに向かい合うのですが、狭くなります。Y君がその狭いところを通ろう
としたらU君がスッとよってくれました。思わず「ありがとう」。
 何げない行動にさりげない言葉。ほのぼのとしています。

 このような形で実際にあったエピソードを紹介しながら、教室に掲示しています。
9月に入ってから一日1〜2個ぐらいのペースで出てきています。
 今までに集まったものを紹介すると、「ありがとうございます」「ぼくがするよ」「どう
いたしまして」「すばらしいなあ」「いっしょにあそぼうよ」といったものが出てきてい
ます。
 子供たちが実際に話している中から私が見つけた言葉もありますし、子供たち自
身からの申告もあります。一種の「遊び感覚」で集めています。

 実は、これは私にとっても大切な「言葉集め」です。子供たちにとっての「やさしい
言葉」というものは、教師が子供たちを勇気付ける言葉でもあるからです。
 子供たちに対して、教師が先のような言葉かけをすることによって、子供たちはや
る気を持ったり、自信をつけたりすることでしょう。そう考えると「言葉」というのは、本
当に重要なものです。

「がんばろうよ。君たちは昨日よりちょっと大人なんだから!」

 これは今の小学校に来てから、他の先生が子供たちに投げかけた言葉です。とて
も印象に残っています。
 子供たちは毎日毎日成長しています。何かトラブルがあったとしても、それを乗り
越えて、一歩一歩大人へと近づいています。その辺を上手に言った言葉だなあと感
じました。
 3年生の子供たちも日々成長しています。9月全体でこの「やさしい言葉」がいくつ
集まるか楽しみです。

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