子供たちの成長ぶり、やはり嬉しいものです。教師になってよかったと思う瞬間
です。
学級通信 夢工房・21 第127号 10月31日
爽やかな風
金曜日は、学級集会係企画の「ミニミニ集会」です。学級みんなで遊ぶので、私
は実にいい休み時間だと思っています。
先週もそうでした。
給食時間に、係の子が言います。
「今日の集会では、このごろサッカーでみんな楽しんでいるので、サッカーをします。」
多くの子供たちは、声には出さないけど、「わかった」という様子です。
しかし、今日は反対の声が出てきました。
「体育でサッカーばかりしているので、今日は別のががいいです。」(注:なるほど、こ
れは確かにそうだ。)
「たとえば何ですか」(注:この切り返しも見事。)
「たとえば、ドッジボールとかです」(注:ドッジボールもいいアイデアだ。みんなもこれで
いいと言うかもしれない。)
「もっとはっきりと言った方がわかりやすいです。『とか』ではなくて・・・」(注:ん〜、国語
の学習のようになってきたなあ。鋭いぞ。)
私が黙って見ていると、次々と手があがります。「賛成!」「反論!」という声も聞こえ
ます。給食時間なのに、まるで討論会、ミニ学級会になってしまいました。
意見がいくつか出た後、集会係が次のように言ってようやく決まりました。
「今日は、話し合う時間がありません。だからサッカーでお願いします。」(注:この「お願
いします」がみんなを納得させるポイント!よくぞ言ってくれた。)
これにてとりあえず一件落着。むろん、「ドッジボール」という希望はきっとこの次のミニ
集会に生かされると思います。
さて、この後、少し不安になりました。「反対した人たちはもしかして参加しないのでは・・」
ところが、ところが・・・。天気のよい秋風の下、反対した人も一緒に楽しんでいました。男
女混合で2チームを作って、ちゃんとサッカーのゲームをしていました。
男子がドリブルしているボールを女子がとったり、得点シーンでは思わず「ヤッタ―!」と
大騒ぎをしたり・・・。皆いい顔で遊んでいます。本当に楽しそうです。
「話し合いでは自分の意見を主張する、でも決まったことに従う」
というルールがみんなの心の中にちゃんと存在していました。そのことを感じた時、本当に嬉
しかったです。
おりしも、涼しい秋風がサッカーでかいた心地よい汗を乾かしてくれます。
私の心にも心地よい風が吹いていました。
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