★仕事日記 2002年6月編

6月1日(土) 情報教育&総合
 注文した情報教育関連の本4冊を読む。数多くのアイデアに自分も実践し
たくなる。情報教育担当者として通信の発行も視野に入れたい。同時に次の
総合実践の下調べ。今回は研究授業も関わる。「水」で攻めてみよう。

6月2日(日) いろいろな仕事
 HP更新。総合メールマガジン編集。明日の地区学校経営研の授業の
準備。いくつかの文書処理。そして、「ネットワーク」原稿執筆開始。今回
は「ビデオ撮影、編集、発表での活用」がテーマ。「体験!メディアのABC」
の世界である。この分野に関しては文献豊富と思いきや、意外と少ない。
これからの世界と改めて実感。

6月3日(月) 地区学校経営研の授業
 指導案を立てた社会の授業を地区学校経営研で行う。まちの消防施設
調べに関わっての授業である。思いのほか、地図からの気づいたことが
子供たちにとっては難しかったようである。教師の予想の通りいかないの
が授業と実感。
 メディアリテラシー教育で一つの課題をいただく。ありがたいことである。
このような機会があるからこそ、自分も修業できるのだ。

6月4日(水) 情報教育担当者会議
 情報教育を担当しているのでこの会議で情報交換。我が校は22台の
パソコン。1クラス分にすると2人に1人分であるが、全校の900人近く
にしたら少ない台数であろう。おまけに我がクラスは移動が一番かかる。
その点、学級に1台あれば別なのだが、そのような時代はまだまだであ
ろう。それまで工夫して授業に生かしていくしかない。
 また、今回はパソコンのみの情報交換であったが、メディアリテラシー
教育といった部分も情報教育の分野で大切と考える。その面で学校に
広めていく作戦を考えよう。

6月5日(水) 総合発表会
 日高火防祭の発表会。150人がポスターセッションで行う。聞く時間の
確保のため、各学級6グループずつ×4を行う。今まで保護者に公開は
していないということだったが、学年で「今年の総合の発表会は原則とし
て公開」ということにして案内を出しておいた。平日の午前ということで、
20名も集まれば十分と思っていたが、40〜50名はいたと思われる。
(なんと3割!)
 これで親御さんへの布石はできた。総合でこれから「スクールボランテ
ィア」を依頼しようと考えていたので、扉が開かれた感じ。開かれた学校
にももちろん通じる。

6月6日(木) 久々、公開研究会に参加
 宮教附小の公開研究会に参加。隣の県といえども宮古よりはるかに近い。
総合、社会を中心に参観。本校のテーマ、意図している部分に近く参考に
なる。英語活動で子供たちが張り切っていたのが印象的。
 学校を一日あけたが、クマが市街地に出没し集団下校したとのこと。珍し
いこともあるものだ。ネットワークの原稿、8割方完成。締め切り日が延びた
ので、「教材開発」の原稿に取り掛かる。

6月7日(金) 教材開発
 「教材開発」誌原稿の構想のために、バックナンバーの有田氏のコメント
を読み返す。至言ばかりである。教材開発の楽しさが本当に伝わってくる。
 家庭訪問1日目。自転車で回る。皆さん、好意的。ただ、「その子だけに
通用する言葉かけ」をもっとしなくちゃ!と感じる。

6月8日(土) 無題
 終日「教材開発」誌の原稿に取り組む。なかなか一気に書けるものでは
ないなあ。
 教え子ではないものの、初任校の時の他学年の子の死を知る。まだ20
代前半。3月には、やはり初任校で担任した子の弟が亡くなっている。同じ
くまだ20代前半。親御さんは無念の思いでいっぱいであろう。合掌。

6月9日(日) 充実
 午前中に「教材開発」誌の原稿完成し、送る。HP更新。午後から次の原稿
に向けて文献を探す。再来週の校外学習に向けての準備も少々。久々に
充実。これから一週間あまりは原稿ウイークである。このリズムで行きたいも
のだ。

6月10日(月) ノート指導
 「授業研究」誌、メールマガジン原稿の構想をする。「授業研究」誌は、ノー
ト指導がテーマである。4年前にまとめた冊子が役に立つ。この冊子は結局
陽の目を見なかったのであるが、本一冊分の量を執筆したことは自分にとっ
て大きな力になった。当時は意識しなかったが。

6月11日(火) いいところ3つ
 「授業研究」誌の執筆。一気にする。
 家庭訪問3日目。好意的に迎えられる。どのお家も事前にお願いしていた「い
いところ3つ」を準備されていることに感心。「見つけるのが大変でした」と言い
ながらも、表情は笑顔である。学級で紹介をする時は一人一人がヒーローに
なっている。いい場面である。

6月12日(水) エトセトラ
 楽しい家庭訪問終了。子供たちのよさを知ったと同時に、親御さんの私の
評価も間接的に聞いた感じ。校外学習のしおり作り、胆沢地区図工研事務
局の仕事、そして「授業研究」誌原稿推敲。図工の事務局は初めてであるが
本校でずっと行ってきたものとのこと。校務分掌の一つである。

6月13日(木) パフォーマンス
 プール開き。しかし、気温・水温とも不足で入れず。学年ではパフォーマン
スということで「水の神」に扮して話をした。大受け。休み時間は他学級から
そのことを言われる。こんな遊び心も時にはよし。
 連載メールマガジン原稿に取り掛かる。

6月14日(金) ホープ21
 「ホープ21」は市教育委員会が主催する事業。学校単位で講師が講話を
してくださる。講師は岩手の社会科教育の先達佐瀬氏。原典を読むことの
大切を説いていたのが印象的。ご退職されているのに、文献のフィールド
の広さにも感心。以前雑誌の紹介で、お世話になった時に礼状を出したら
すぐに返信が来た。一流の証である。

6月15日(土) 教え子の結婚式
 朝、連載メールマガジンの原稿を仕上げる。すぐに4学年レク。今年から
土曜日が休みとなったため、各学級とも欠席者何人か。仕方のないことで
あろう。それにしても300人近くのイベントは大変なものと実感。

 学校の戸締りを他の先生にお願いして、すぐに教え子の結婚式に向かう。
K君。私が初任の時に受け持った子供だ。あの頃は教師としては未熟その
もので、K君にもよく叱咤したものであった。(激励もしたのかな・・・)そんな
彼が、直接自宅に来て「結婚式に出てくれ」と言ったのは1ヶ月前。もう、
小学校の時のK君ではなく、凛々しい若者だ。

 チャペルでの式のあと、披露宴を待っていると、13年前に担任した子の
保護者にばったり。「先生のように、しっかりと生活習慣を身につけてくれ
た先生はいなかった」と言われる。初めて1年生を担任した時の親御さん
である。リップサービスもあろうが、有難いことと感じた。K君たちを卒業さ
せた後の1年生担任。当時も未熟だった。若いだけの時代。それでもこの
ように評価してくださる方もいらっしゃるのだ。

 いよいよ結婚披露宴。今回も1年前のJ君と同じように、乾杯前の祝辞を
頼まれている。身に余る光栄である。昨日まで、小学校時代の学級通信を
眺めていた。眺めているうちに、その時におきたいろいろな出来事が思い
出された。このような会に出るということは当時の思い出と今をつなぐこと
なのだ。
 祝辞は小学校時代のエピソード、作文紹介と具体的に話した。聴衆反応を
見ると決していい反応はしていなかったが、教え子たちからは「先生、うまい
なあ」と言われる。うまくはなくても、子供たちをよく知っているのはやはり
担任だからだ。
 華やかな雰囲気、若者らしいパフォーマンス、泣かせる一言と宴は続く。教
え子たちと談笑。「先生、先生」と話しかけてくる。有難いことだ。つくづく教師
という仕事についている幸せを感じた日であった。

6月16日(日) ぎりぎり
 午前中はメールマガジン編集。HP更新。午後は「社会科教育」の原稿に
取り組む。原稿は明日が締め切り。ぎりぎりになってからの取り組み。明日
が勝負。

6月17日(月) 教え子の死
今日、衝撃的な連絡が入った。
昨年の12月に8年前に担任した子が、交通事故でなくなっていたというものだ。
私が宮古にいたので、連絡が遅くなってしまったようである。
5年生の途中で転校して、最初は学級になじめない子であった。日記に困り事
をよく書いていたことを思い出す。途中で私のアメリカ研修もあり、親御さんが心
配していた。それでも、無事卒業し、中学校で元気に部活をしているということ
だった。ソフトボールのユニフォーム姿が似合っていた。
この学級では卒業する時に私とひとつの約束をしていた。「20才の自分への手
紙を書き、それを佐藤先生がみんなが20才になった時に送る」というものだ。
その20才の手紙を送るのが、この8月であった。
改めてその子の「20才の自分への手紙」を読んだ。
「20才の自分はどうなんだろう。20才になるまであえないけどね。
それまでさようなら。20才になったらあえるから。」
今となってはこの言葉は天にしか届かない。無念である。
この手紙を読みながら、つくづく人生の不公平さを感じる。
もっともっと生きてほしかった。
親御さんにはのちほど、直接この手紙を届けにいくつもりだ。
それが自分の使命だ。

6月18日(火) 一時休止
 昨晩ぎりぎりで「社会科教育」の原稿を送る。それにしてもおもしろい
テーマだ。「これを止めるとよくなるトップ3 教科書の扱い」。これをやる
とよいというものではなく、「止めるとよい」だからだ。一流の編集者の発
想法、いろいろなところに通じる。
 今朝はメールマガジンを発行。この10日で4つの原稿。ここで一段落。
今日ぐらいは休んで、好きな本を読もう。校外学習も無事に終わったので。

6月19日(水) 斜め読み
 ようやく7月号の雑誌を斜め読み。一流の人はいい言葉で書いているな
あ。今、本当に学校でしなければいけないことは何かがよくわかる。改めて
我が学級目標「力をつける」の大切さを感じる。学級目標であるとともに、
教師自身の目標でもあるのだ。
 好きな読書も今日まで。また原稿を明日から再開。

6月20日(木) ネットワーク原稿執筆
 「ネットワーク」誌9月号の原稿を推敲。以前執筆しておいたものを修正
したものである。8月号を除き、ずっと掲載させてもらっている。ありがたい
ことである。今月7月号は「発見!ヘルシー野菜炒め」である。これは、昨
年度の大会に持っていったものである。何とか今年も大会に持っていく
レポートを作らねば。

6月21日(金) 本
 「水」の総合の授業構想に着手しはじめる。とりあえずは関連文献から。
ネットで本を注文。検索して翌日には届く。ちなみに研究授業は7月5日
である。

6月22日(土) 推敲
 「ネットワーク」9月号原稿を時間をかけて推敲。「粘った」という感じは
久しぶりである。他の仕事にも影響がでるが仕方なし。夜学級懇親会。

6月23日(日) 構想を立てる
 次の原稿は「TOSS社会」。昨日の原稿に時間がかかり、今日構想を立て
る。同時に研究授業の総合の構想も立てる。総合は「水・川」についての活動
例をネットで情報収集。しかしながら、課題設定までの例を見つけることがで
きなかった。実践上ではこのような情報が貴重なのに。

6月24日(月) フル回転のうちに・・・
 いつもより早く学校より帰る。5時台は久々。原稿を仕上げたいためだ。
朝の頭より、帰りの頭の方が当然フル回転している。元気なうちに帰って
元気なうちに重要な仕事をするのがベストなのだ。何とか一通り仕上げを
する。あとは明日推敲。

6月25日(火) 次は指導案
 あさTOSS社会原稿を推敲、送る。次は指導案にすぐに着手。金曜日
の朝が締め切り。おおよそは頭にあるが、今後の部会のために何を指
導案に盛り込むかがポイント。夜、地区懇談会。

6月26日(水) 指導案
 前日に続き、指導案。本時と単元の流れを書く。書きながらアイデアと疑
問が湧いてくる。残りの部分は明日。

6月27日(木) とりあえず
 一通り指導案完成。ただ、明日から単元に入るので、子供たちの興味・
関心の方向によって修正していく部分が出てくるであろう。日曜日まで
自分自身がフィールドワークしたり、文献を読んでチャレンジである。

6月28日(金)スタート
 研究授業の「さぐろう!水の世界」をスタート。今まで自分が感じていた
水の世界をウェビングによって広げる。班ごとにやったが、わいわいがや
がやと連想をしていった。感想は「楽しかった」「広がった」と大好評。これ
から先が楽しみ。

6月29日(土) フィールドワーク計画
 いくつもの公的な用事であちこちに行く。(平日はなかなか行けないので、
いきおい土曜日に集中してしまうことになる。)そのうちの一つは、市の埋蔵
文化センターの所長さんへの夏の市教育研究会社会部会のフィールドワ
ークのお願いである。10年以上も前に江刺市の社会科部会でご一緒に事
務局をさせていただき、お世話になった先生である。いろいろなところで今
までの縁を感じる。アテルイと古代のフィールドワークを計画。
 総合メールマガジン編集、総合の準備とめいっぱい。

6月30日(日) 終日仕事
 一日いっぱい仕事。研究授業の準備。遅れていた仕事の挽回。新たなプロ
ジェクトの文献読み。今日もめいっぱい。それでもやり残しがあり、明日の朝に
残す。


 5月日記  7月日記   トップに戻る