6年生ともなると教師のことをよく見ているものです。「見られている」というのを以前
はそれほど意識していなく、今考えるとだらしない恰好で授業をしていたものです。さす
がに今は・・・・。どうかなあ。ここ7、8年は授業で常にネクタイをしていますが。


学級通信 ロマン・シューレ 第110号 9月27日

   教師ウォッチング

 子供たちは大人をよく見ているものです。以前、「子供ウォッチング」というのをしました
が、今回は、私が子供たちに見られている部分を紹介しましょう。

■電話に向かって礼
 学級と職員室を結ぶインターホンがあります。
 ある時、教室にかかってきました。私のほうで、「はい、どうも。どうも。」と言ってインター
ホンを置きました。そうしたら、ある子が、「先生、どうして相手が見えないのに、手をふるん
ですか?」と聞きました。
 私には、無意識のうちに電話でも身振り手振りを交えたり、「ありがとうございました」とい
う時に、電話を耳にしながら礼をしてしまったりというくせがあります。そのくせを見ぬいてい
るわけです。(結構、そういう人は多いと思いますが・・・)
「人の心は言葉だけでは伝わらない時がある。電話をしながら礼をしていると、本当の心が
 伝わるものなのですよ。本当だよ。」
「ふ〜ん。」
 言ったあとでハッとしました。子供たちに言った手前、常にインターホンを片手に礼をしなけ
ればいけなくなってしまったことに・・・。

■「先生、ネクタイが・・・」
 よく見ているといえば、私の服装もそのターゲットです。
 特に女の子は鋭いです。男の子の場合は、まあどうでもいいやという感じです。(これは私
も男の子でしたからよくわかります。)
 何か言われることが多いのは、公開や授業参観のように、授業開始をじっと待っている時
です。
 県国語教育研究大会の時には、授業が始まる数分前に、「先生、今日のネクタイ、いつも
と違うね〜」なんて話しかけられました。(何、毎日きちんと変えているのに!)すでに、後ろ
に参観者が待っていて、こちらも緊張状態にいるというのにです。
 服装だけではありません。床屋に行けば、「先生、髪きった」、時計やワープロを新しいもの
にすると、「先生、変えたね・・・」。なかなか目ざといものです。

「指示の仕方がそっくり」
 「子供は親の言うことはきかなくても、することは真似するものだ。」
ということを以前聞いたことがあります。私も親になってみて、この言葉は実感しています。
 さて、学級担任と子供との関係も似た面があります。教師の授業での話し言葉が、子供た
ちの言葉遣いに大きな影響を与えます。
 特に感じたのが、社会科の子供たちの発表の時です。子供たちは、発表後に質問や意見
を聞きます。その時には子供たちに進行を任せているわけです。
 ある子の指示の仕方。
 「はい、次!」「しっかり聞いていなさい!」
 私の方は「ドキッ」です。何のことはない。私の指示の仕方にそっくりだからです。
 教師の姿をよく見ているものです。

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