卒業の日、私からの贈り物は、子供たち一人一人への「贈る言葉」です。学級通信
4〜5枚になりました。特別に上質紙に印刷をして、白い封筒に入れます。
学級通信 ロマン・シューレ 第218号 3月18日
贈る言葉 @
卒業の日。最後の通信。君たちへの「贈る言葉」です。
■Aくん
音楽のテストで君が歌ったあと、必ず学級は「オーッ」という歓声につつまれた。もちろん
上手だからだ。何せ実力は市内一、県でも有数の君のこと。でも、それに至るまでには君
も努力したはずだ。何もしないで、歌がうまくなるわけがない。そういう点では、努力の意味
を君はよくわかっている。これからは、その努力を他のことに広げることが一番大切!
■Bくん
舞台は運動会、あるいは球技大会。がんばる選手たち。盛り上がる応援団。いつもその輪
の中心に君はいた。あらん限りの声をふりしぼり、「何やってんだ!」「いいぞー!」と仲間を
勇気づける励ましを君は言っていた。君の声や手拍子で、どれだけ学級がまとまったことか。
みんなもそれは知っている。「明るさの配達人」−それを中学校でも生かしてほしい。
■Cくん
何の授業の時にも、「熱心」という言葉があてはまる君。質問もしょっちゅうしていたし、発表
も積極的。跳び箱では「先生、みてください!」と言う。しかし、一番印象に残っているのは別
のことだ。歌を歌う時の君の表情がそれだ。意外と思うだろう。真剣な表情、真剣な歌いぶり
は人の心を打つものだ。そして、それはいつまでも人々の記憶に残っていく。
■Dくん
誰もが認める君の運動神経。運動会、陸上記録会、そしてミニバス。いつもトップを走り続け
ていた。しかし、それ以上に評価したいのは君が学校のリーダーになろうと思っていた点だ。
企画委員の仕事をやりとおした経験は、スポーツとはまた別の価値がある。自分たちで仕事を
考え、うまくいかない時には別の方法を考える。難しいことだけど、よくやり遂げたと思う。
■Eくん
「6年1組は楽しかった」とほとんどのクラスメートは答えるはずだ。その理由の一つに、「お楽
しみ会が多かった」ということがあげられる。そして、それらの活動は君抜きには考えられない。
企画力、仕事の段取りなどは、授業で教える機会は少ない。どこから、あんな力を得たのか。
そして、時間の使い方の上手さ。ビジネスマン顔負けだった。
■Fくん
君が自立していると思ったのは、図画の時間だ。文化祭の絵。多くの子たちが、2〜3人で同
じ場所で風景画を描くのに、君は学校の坂に一人でいた。自分だけの絵にするために、納得の
いく場所を選び、一人黙々と画用紙に向かう。考えてみれば、孤独な作業である。しかし、多く
の芸術は孤独の中から生まれたのだ。それを知っていた君は、もはや芸術家だ。
■Gくん
言葉遣いがきちんとできる人は信用される。この2年間で君の一番変わった部分は、その言葉
遣いである。ただ、丁寧というのではない。オアシス(オハヨウゴザイマス、アリガトウゴザイマシタ、
シツレイシマス、スミマセン)が完璧なのだ。こちらが元気になる挨拶はなかなかできない。そして、
感謝の気持ちを持っていても、それを態度に表さない限り人には伝わらない。君はそれができた。
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