★NHK教育テレビ「体験メディアABC」を活用した
メディア・リテラシーの授業「合成写真」 1・2時間目
この授業は「体験メディアのABC」というNHKの番組を使って行ったメディア
リテラシーの記録である。本校が、実践協力校に選ばれたことが縁である。
授業に関わっては千葉大学助教授の藤川大祐氏から助言をいただいた。
改めて感謝をする次第である。
■単元名 「作ろう!合成写真」(全4時間)
■単元の目標
・合成写真を作る体験を通して、合成写真は作成者の意図を反映したメディアであ
ることを理解することができる。
★授業記録(1時間目)
1 「体験メディアABC」(合成写真)視聴と感想発表
子供たちの反応に手応えがあった。興味をもって番組を見ていた。(笑いあり、
感嘆の声あり)
例示の写真が、「合成写真」とわかった時には「作るの?」「やってみたい」
という声が続出であった。北条時宗の合成映像の例の時には驚きの声が出た。
見終わった後、子供たちの感想を発表させる。
・合成写真を作っているなんて、すごいと思いました。思ったより簡単に作れ
るだなあ。ドラマで使っているなんて知りませんでした。
・合成はすばらしいと思いました。なぜかというと、困っている人も助けるから
です。
・合成写真はおもしろいことがわかりました。でも、それをだますことに使って
いる人がいることもわかりました。
・家にある身近なものを使って、合成写真が作れるなんて初めて知りました。
・最初合成写真は、どうやって作っているのかと思ったら、意外と簡単に作れ
るのをはじめて知りました。作ってみたいです。
・一番驚いたのは、コンピュータで合成写真ができることです。あと、よくテレビ
でみるリアルなのは、合成のもあることがわかりました。私も合成写真を作
ってみたいと思いました。
「合成写真」に圧倒的に興味を抱く感想であった。
2 テレビの合成映像の発表
「みんがテレビや写真などで見たことがある合成のものを発表しなさい。」
と聞く。
・マトリックス ・タイタニック ・ドラマで車とまわりの景色が別
・CMで一人の人が何人にもなってでてくる
といったものが出てきた。
3 合成写真のよさと困る点を発表
「よい点は何ですか」「困る点は何ですか」と聞く。
■よい点 ・楽しむことができる ・できない写真もできる
・リアルな写真になる
■困る点 ・悪いことに使われることがある(人をだます)
4 合成方法の確認と製作計画
・3種類を確認。このうちできそうなのは、ノリとはさみを使う方法と確認。
そのあと、一人一人が合成写真を作る計画をたてる。
・クモの巣にひっかかっている自分
・海の上を自分が歩いている
・ゴジラの横に自分がいる
・モー娘のメンバーに自分がなっている
・口を開いたぼくから、炎が出ている
・東京タワーの上に立っている
といったように発想をしていた。
5 感想発表
「おもしろい」「次の時間が楽しみ」といったものばかりであった。
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★授業を終えて
まずもって子供たちの反応に、嬉しい手応えを感じた。しかも、こちらが準備をした
のは、録画ビデオとワークシートだけである。このような授業の場合、資料の準備で
大変なのであるが、価値のある番組ということで、子供たちにとってもインパクトが強
かった。
ただ、実際に今度合成写真を作る時に、自分の写真はいいとしても、背景の写真を
どうやって入手するかが課題と感じた。教師が準備するのはわりと簡単にできそうだ
が、子供たちの力で準備するのが難しい。(本校は図書館の本も少なく、インターネッ
トの接続もしていないので。)
★授業記録(2時間目)
1 「体験メディアABC」の出演者(あかねちゃん)が作成した合
成写真をもとに話し合う
「合成写真のよさは何ですか。」
・楽しませることができる ・現実ではない世界が作れる ・簡単にとり
たい写真ができる(例・海外に行った写真) ・夢をかなえる
→合成写真はこのように作り手の意図が表されたものであることを確認
2 作成計画を立てる
・作り方の確認(はさみとのりの方法)
・テーマを決め絵コンテに表す
→図書館の本や自分の持っている写真をもとに考える
3 自分の写真をとる
「体験メディアABC」の出演者(あかねちゃん)と同様にコンテに基づいた
ポーズで写真をとる(一人3枚ずつ)
□子供たちが作ろうとしている合成写真例
・ミニモニのメンバーになっている自分
・松井選手を球場で応援している自分
・危険な崖で落ちそうになっている自分
・モアイ像を見ている自分
・溶岩に飲み込まれそうになっている自分
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