★ 表紙に名前をつけて愛着のわくノートに


 私は新しいノートを購入する時に、次のことをさせている。

  表紙に自分の気に入ったノート名をつける

 これはちょっとした遊び心である。子供たちは工夫した名前をつける。

 と言っても、初めて表紙に名前をつけるときには、発想を広げる場が必要
である。
 私は社会科の時間に、次のようにしてノート名前を考えさせた。
 最初に子供たちに言う。
「『社会』という言葉から何を思い浮かべますか」
 連想ゲームのような形である。思い浮かべるだかなら、何でもいいわけで
ある。子供たちは次々と挙手する。

「たんけん」「大好き」「発見」「ウキウキ」「ドキドキ」「調べる」「発表」「ワクワ
ク」「まちのようす」「しつもん」「歩く」「見学」「ひみつ」・・・・


 このような具合である。私は、どんどん板書していく。
「では、この中から言葉を選んでノートに名前を付けましょう。ここにない言葉
 を使っても構いません。」 
 
子供たちは、黒板を見ながら真剣に考える。3分ぐらいすると、だいたいの
子が書き終わる。次のような名前が出てきた。

・発見、ワクワクノ―ト
・社会大好きノ―ト
・よしきの力・たんけん社会ノ―ト
・いろいろみつけようノート
・発見ランド


 この表紙のノート名に、子供たちの思いが表されている。「大好き」「発見」
「ワクワク」といった言葉自体が魅力を感じさせる。その表紙の名前を何度も
何度も見ているうちに、子供たちもノ―トに愛着を感じていくであろう。
 余談であるが、有田和正氏はかつて担任時代に、子供のノートに筆で大き
く、「教科名」「NO」「氏名」を全教科にわたって書かれていたという。
 私も学校公開の折に、かつての有田学級でノートの表紙を見たことがあった。
有田氏の心のこもった毛筆の文字が、表紙に鮮やかに大きく刻まれていた。
「これならば、子供たちはノートを大切にするだろうな」と感じたものである。

 ノ―トに名前をつけるだけではなく、余裕があれば、さらに「めあて」と「ペー
ジ数」もつけてみたい。そうすることによってより愛着は増すであろう。


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