★ あいさつ
日本とアメリカの文化の違いを特に感じるのはあいさつの時である。
アメリカでは、まず初対面の時に握手をすることが多い。「ナイス・ミート・ユー」
と言って。「はじめまして」というのは、「ハウ・ドゥ・ユ・ドゥ」と中学校以来思って
いたが、あまり使わないようである。
その握手の時に、必ず相手の目を見ていること。目を見ていないと、逆に失礼
にあたるそうである。
というわけで、アメリカにいる間、たくさんの人と握手をすることになった。
それから知らない者どうしでも街角ですれ違う時には、「ハイ!」と声を掛け合う。
すべてのアメリカ人がそうするというわけではなく、歩いていて目と目が合った時
に、自然に「ハイ!」という言葉が出てくる人が多いようである。
はじめは、一方的に声をかけられる方だったが、ホームステイーをして2週間もす
るとこちらから自然に声が出るようになった。
こう考えると、アメリカ人のあいさつは我々日本人よりは接触度が高い。
ただ、私にはアメリカ式の「だきつく」「ほっぺたにキスをする」というあいさつは見て
いてとてもなじめなかった。幸いなことに、私はそのどちらもされることはなかったが、
アンが同僚の男の先生を家に招いてさよならをする時に、その先生のほっぺたにキス
をする時には、思わず目をそむけてしまった。
恥ずかしかったからではない。生理的に受け付けなかったのである。
日本式のあいさつが一番と考えた。
やはり私は日本人なのである。
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