★ 自分流で試し作り(6・7時間目)
「わたし、ぼく流」の方向性がだいぶ見えてきた子供たち。今度は、試し作
りの時間である。
これは、本番の調理活動の前に、試行錯誤ができる時間である。たとえば、
「炒め物もしたいし、オリジナルドレッシングも作りたい」という子がいれば、
その両方を試してみて、「よし、本番のレシピはこっちでいこう」と決定づける
時間なのである。
対象となる活動は大きくは次の3つである。
1 生野菜サラダをオリジナルドレッシングで
2 野菜を炒める
3 野菜をゆでる
(使う野菜は、キュウリ、ニンジン、キャベツ、トマト等で)
このうちオリジナルドレッシング作りは、必須内容ということで、全員が取り
組むことにした。それが終われば、あとは炒める活動でも、ゆでる活動でも、
はたまたオリジナルドレッシング作りを続けても構わない。いずれ、自分のし
たい活動にチャレンジである。
家庭生活でも取り組んだ子がない子が結構多く、失敗の子も珍しくなかっ
た。
たとえば、ドレッシング作りでは、第一声が「しょっぱい。塩の入れ過ぎだ。」
「味がない。」といった具合である。野菜炒めでも、油を入れすぎた子、炒め
すぎて焦げた子、太くニンジンを切りすぎて固いままで炒め終わった子と様々
でした。
しかし、今回は「失敗も勉強のうち」。成功すればそれでよしであるが、失
敗は失敗で学ぶところも多い。実際に失敗した子供たちは、次のように学び
を書いている。
・「野菜の切り方が大きすぎて、ゆでるのに時間がかかってしまった。本番で
はうすく切りたい。」
・「今回は油を入れすぎてしまいました。この次は量を減らしたいです。」
・「学んだことは、調味料の入れ加減で味が変わるということです。次の時間
にじょうずに入れておいしくしたいです。」
・「たまねぎにドレッシングをかけるとおいしくなることを学びました。次の時間
はコショウを多くかけすぎないようにしたいです。」
これらの経験が次の本番の調理活動で生きてくるのである。
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