★ 本番!わたし、ぼく流食べ方(8〜10時間目)
いよいよ「わたし、ぼく流野菜の食べ方」の本番である。
最初はレシピ作りである。それまでの学習活動を生かし、画用紙に作成
する。私からの条件は次の二つである。
・自分らしさがわかるように書く
・ネーミングを工夫する
1時間、じっくりかけてオリジナルレシピは完成である。
「生で(オリジナルドレッシングで)」「炒めて」「ゆでて」の区分で言えば、
「生で」が5割、「炒めて」が4割、「ゆでる」が1割程度の割合である。ネーミ
ングも「中山家の味・キャベツいため」「かなえ流スペシャルキュウリの生」と
いうようにこだわった。
他にも、次のようなものが出てきた。
■佳美流キュウリドレッシング ■中国の味・キュウリ中華風ドレッシング
■私流・せんぎりあんどあじつけ ■和弘流キュウリドレッシングとなりの家風
■とみた流コショウたっぷり玉ねぎ炒め
レシピ集を見るだけで食欲が出てきそうである。
一通りレシピ集が出来たら、その発表をする。発表を聞きながら「おいしそう」
といった声が自然に出てくる。発表した子の誇らしげな顔。
それはそうである。自分が今まで試して研究した自信作なのだから。
そして、いよいよ調理実習。試しの調理を事前にしているので、子供たち
に任せて大丈夫である。
ある子の様子を見て、「そんなにコショウを入れるの!」と私が驚いたら、「
ぼく流です。コショウたっぷりなんです!」と逆に言われてしまう。それぐらい
子供たちは、自分の調理に自信を持った。
「ジュー」という炒める音。「プーン」と匂う香り。共に食欲をそそる。20分ほ
どで完成である。
食べながら子供たちに感想を発表してもらった。
・前に作ったキャベツいためより、とてもおいしかったです。コショウと塩の入
れ具合で味が決まることがわかりました。
・前は油を入れすぎたけど、今日は成功してよかったです。
「わたし、ぼく流野菜の食べ方」は大成功であった。自然とお互いの交換会
が始まる。「おいしい!」「ちょっとしょっぱいかな」「いいの、これがわたし流だ
から」・・・ささいな会話の中にも、「わたし、ぼく流が見えてくる調理実習となっ
た。
■子供たちのレシピ例 (申し訳ありません。まだアップしていません。)
★ まとめ 「こだわり」のある活動を
初めての調理実習で、子供たちが意欲的に活動をしたのは、「わたし、ぼく流」
という「こだわり」があったからである。
そのこだわりを達成するためには、強烈な動機づけ、興味あることの調査活動、
実験観察的な活動、試行錯誤の時間の保証、個別的な支援等が必要である。
それらを今回は単元の中に組み入れて実践したつもりである。
教え込むよりも手間ひまはかかるが、その分一人一人のよさは見える。
この「わたし、ぼく流」は、これからの調理実習単元で可能である。今後も継続し
ていきたいと考えている。
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