★学級内クラブを楽しもう
「学級の文化を創る」方法の一つとして、学級内クラブを作る方法がある。
クラブのない3年生以下でも、その活動を十分に楽しむことができる。
といっても、ただ「クラブをしましょう」といっても、子供たちの反応は乏しいであろう。
そこで、私は次のような方法で行った。(3年生)
1 したい活動を発信させる仕組みを作る
まずは、子供たちから「〇〇をしたい」という情報を発信させる仕組みを作ることである。
たとえば、「★提案ポスト」「★書き込み黒板」といったものである。
このようなものを設けた場合、最初は提案が多いであろうが、そのうちマンネリになって
提案もほとんど入らなくなる場合がある。そのような時には、「学級でしたいことをどうぞ。
ない人は書かなくても構いません」といった形で、朝の会で書いてもらってもよい。
いずれ大切なのは、「子供たちからの発信する」仕組みを作ることである。
提案ポストを設けると次のような希望が出てきた。
■休み時間に自由に工作をしたい。ぼくは工作が上手だから。
■毎日、お楽しみ会をしたい。
■虫とりをしたい。
■ゲーム大会をしたい。クイズ大会をしたい・・・・等。
2 クラブを作る
子供たちからのアイデアがそのままクラブになるわけではない。
出てきた中で、「係でした方がよいもの」「学級みんなでした方がいいもの」は別にした。
それ以外の中でクラブとしてできそうなものを決めた。
■工作クラブ(手作りペットボトルロケットを作る)
■研究クラブ(虫などを研究する)
■イラストクラブ(イラストをかく)
■おしばなクラブ(いろいろなおしばなを作る)
■アンケートクラブ(いろいろなアンケートをとる)
■4コママンガクラブ(4コママンガを作る)
さて、クラブ活動で問題になるのはその時間である。教科の授業時間を充てるわけには
いかない。休み時間は外で元気に遊びたいだろうし、放課後といってもそれぞれに都合が
ある。
でも週に1回は活動したいと、楽しみにしていた子供たちに期待を裏切ることにもなる。
そこで、朝活動で行ったり、ゆとりの時間を利用したこともあった。雨の日にはその昼休み
を利用した。
ただ、このような活動はあくまでも期間限定にする必要がある。活動にメリハリをつける
るためである。多くの場合、1ヶ月のみの活動にしていた。
3 学級内クラブ活動、その後
その後のクラブの活動の様子(1時間行った時)を記す。(当時の学級通信より)
■工作クラブ
クラブをすることが決まった次の日に、ペットボトルロケットが教室に現れました。聞くとT君
が家からもってきたとのこと。さっそくそれを真似てロケットを作り始めました。ペットボトルを切
って、テープでつなげてと、けっこう大変な作業ですが、「みんなで作る」を合言葉にしてがん
ばっていました。まだ未完成ですが、完成したら見事なものでしょう。
■研究クラブ
当初は虫の研究をするはずだったのですが、今回はリサイクルに関しての研究をしていま
した。図書館の本を参考に、模造紙にプラスチックのリサイクルについてまとめていました。
それも一枚では物足りず、2枚目にいきました。今学校で、紙とビニールを分別収集していま
す。アルミ缶の回収もしています。そのようなことも、関係あったのかもしれません。
■イラストクラブ
イラストですから、私などはてっきり今はやりのアニメを書くのかな?と思っていました。たと
えば「ポケモン」です。ところが、実際はなかなか風流な絵を製作していました。その題も「十
五夜」です。絵の具で画用紙2枚に書いた風景をさっそく掲示しました。1時間で書いたもの
とは、思われないような傑作ができあがりました。
■おしばなクラブ
どのようにして押し花を作るのか興味を持って見ていました。そうしたら、Mさんがまず和紙
を用意しました。なるほど、押し花には和風のものが合います。休み時間に、3学年の花壇か
らとってきたコスモス、マリーゴールドの花を、和紙にセロハンテープで貼り付けていました。
見ていたら、なかなかすてきなデザインになっていました。
■アンケートクラブ
学級のみんなにアンケートをとって、それを新聞にまとめるものです。アンケートをとる時間は、
他の子たちもクラブをしている時間です。だから、まさに突撃インタビューという感じです。「好きな
アイドル歌手はだれですか」「もしも100万円あったらどうしますか」となかなかいいアンケートで
す。集計し、新聞にまとめてさっそく掲示していました。
■4コママンガクラブ
4コママンガというのは、けっこう3年生には難しいと思います。4つのコマの中だけでお話を完
結しなければいけないからです。ところが、6人とも、黙々と作品作りに取り組んでいました。本当
のマンガ作家並でした。「ゆうれい」「だめなたんてい」「男子、女子のせいべつ」といったタイトルが
ありました。掲示して、他の人の注目を集めていました。
このクラブは好評で、1ヶ月だけではなく2ヶ月間行った。さらに、翌3学期も企画実行をした。教
師にとっても楽しいひとときであった。
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