★都道府県3クエスチョンズゲーム
■指導のねらい
都道府県名を子供が質問をしながら当てるゲームである。次のの二つのねらい
がある。
(1) 楽しみながら、都道府県名およびその位置、形、特色等を覚える。
(2) ゲームをしながら、地図帳の資料活用の力を伸ばす。
(小学5年)
■ゲームのやり方
(1) 教師が画用紙に答えとなる都道府県名を事前に書いておく。
(2) 子供たちが答えの都道府県に関わる質問を3つする。
(3) 教師が質問に一つずつ答え、それを手がかりに子供はその都道府県を予想
して発表する。
(4) 教師が答えを発表する。(以上を3問〜5問程度繰り返す)
全問正解者に大きな拍手をする。
■授業のながれ
1 ゲームの説明をする(2分)
『今日は、都道府県3クエスチョンズゲームをします。やり方を説明します。
先生が画用紙に5つの都道府県名を書いてきました。それを当てるゲームです。
でも、何もないのでは、当たりませんね。みんなは、先生に3つだけ質問をしていい
です。質問は、私が指名した人です。それから、地図帳はもちろん使っていいです。』
子供たちはさっそく地図帳を開く。地図帳の1ページ名と2ページ目に全国の都道
府県一覧の地図が掲載されている。
『地図帳は、どこのページを使っても構いません。質問はありませんか。』
「どんな質問でもいいんですか。」
『都道府県がすぐに分かってしまう質問、たとえば「その都道府県の最初の漢字は
何ですか」といったものには「パス」と言って答えません。』
この答えで子供たちは質問の吟味をするようになる。
2 質問をする(1問3分程度)
『では一問目です。質問をどうぞ。』
最初なので、すぐに挙手をする子は3割ほど。
「それは何地方にありますか。」
『中部地方です。』
子供たちの目が一斉に中部地方に集中する。これで9つに絞られる。
「その県は、大きいですか。小さいですか。」
『大きいです。』
この質問で、今度は県の面積や形に注目する。「新潟かな」「長野かな」といったつ
ぶやきも聞こえる。
そして最後の質問。
「何で有名ですか。」
『りんごです。』
「わかった!」という声も出れば、すぐに細かい県の地図からりんごの絵記号を探す
子もいる。後ろの統計資料でりんごの生産量を確認した子は「間違いない」という
顔をしている。
3 答えを予想させ、発表する(1分)
『答えはどこですか。』
多数挙手する。一人の子を指名する。
「長野県です。」(大多数が「同じです!」)
他に二人の子が挙手をして、「岐阜県です。」「新潟県です。」と答える。
『正解はこれです!』
と言って、あらかじめ「長野県」と書いておいた画用紙を黒板に貼り付ける。
「ワー!」
という歓声が子供たちからあがる。
これを3回〜5回程度繰り返し、全問正解者に大きな拍手をする。
4 慣れてくると・・・・
先のものは、限定しやすい質問の例である。他にも子供たちから、
次のようないい質問の例が出てくる。
「それは東西南北のどちらにありますか。」
「そこは太平洋側に面していますか。日本海側に面していますか。」
「そこでよくとれるものは何ですか。」
「そこの伝統工芸品は何ですか。」
といったようにである。
質問に対する答えを言うたびに、子供たちは地図帳のあちこちを見てその関連の地
図や資料を見る。楽しみながら、地図資料活用の技能が育つ。そのためには、答え
のあとにある程度の時間を確保する場合もある。
時には、あまり限定されない質問も出てくる。たとえば、「それは都道府県のうちどれ
ですか」「県です」といったようにである。そのような質問は回数を重ねるたびに減って
いく。
また、慣れてくると班ごとにゲームを楽しむこともできる。子供どうしで「質問→回答」
というようになる。
さらに、「世界各国3クエスチョンズゲーム」も可能である。
■伝言板
このゲームは、なかなか覚えにくい47都道府県名を楽しく覚えさせようとして考え
たものである。
3つ質問をさせる活動は、『授業導入ミニゲーム集』(学事出版)の佐内信之氏論
文「簡単ゲームづくりのコツ・3ヒントゲーム・犯人をさがせ」から学び、応用したもの
である。
教師から3ヒントを出して都道府県を当てさせるクイズは以前からしていたが、そ
れよりもはるかに意欲的・積極的にゲームに取り組む。
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