★ 何が何でも執筆時間を確保する


 隣町に数年前にSF小説の賞をもらった先生がいる。中学校の美術教師である。
 知り合いではないが、その頃「時の人」になってマスコミに登場したので、こちらは
覚えている。

 一昨日、版画展の展示作業にZホールに行った時のこと。ロビーで分厚い紙をチェ
ックしている先生がいた。その小説家先生であった。待ち時間を利用しての校正だっ
たのであろう。私が知リ合いの先生と談笑している間もずっとチェックをしていた。

 作業に入る前、その先生から事務局の先生に質問があった。「明日の土曜日、展示
会の当番が1時間となっている。移動の時間を考えれば、2時間ぐらいの拘束と思わ
れる。その代休は?」。各学校から1人ずつ、版画展の間の受け付け当番があるのだ。
 これは組合的な発想からではないと思う。想像するに、自分の執筆時間の確保の
ための正当な主張である。
 家に帰ってから、その先生の「応援HP」(著名人になるとHPを作ってもらえるんだ!)
を見てみた。賞をもらったあと、立て続けに本を発刊していた。年間3冊のペース。教師
という仕事をしながらであるから、これは凄いことである。

 足元にも及ばないが私も執筆活動を行っている。そして、見習いたいのが、何が何でも
執筆時間を確保するということである。当たり前のことであるが、「学校の仕事は学校で
終わらせる」ということ。それも手抜きではなく、信頼されるような仕事をである。
                                       (2003・2・23)

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