★ 個性を出す子供たち
アメリカの子供たちと言っても、日本の子供たちと同じである。
明るいし、珍しいものがあるとみんなで大騒ぎをする。喧嘩だっ
てもちろんするし、幼稚園ぐらいでは、ちょっとしたことで泣き出す
子ももちろんいる。
ただ、決定的に違うところがある。
それは、おしゃれで自分の個性を表現しようとしている点である。
たとえば、女の子。
5年生になると、女の子でピアスやイヤリングをしている子が半
数近くいる。
指輪をしている子も数名。
メガネをかけている子にしても、個性的なものをしている。
こうやってみていると、女の子では何も装飾品を身につけていな
い子は数えるのみである。
そんな視点で見ていくと、教師のイヤリングも個性的である。特
に5年生のマーチン先生などは、「教育イヤリング」と名付けたい
くらいである。
ある日は、鉛筆のイヤリング、次の日は地球儀のイヤリング、そ
してハローウイ―ンが近くなると、パンプキンをくりぬいたお面のイ
ヤリングと楽しませてくれる。
そもそもこの国では、個性を出すべきということが暗黙の了解に
なっているようである。
「私はみんなと違う」というように。
それがよく聞く言葉である「インデペンダンス」の一つなのかどう
かはわからないが、とにかく一人一人が違うことは共通理解され
ている。
だから、黒人、白人、黄色人種と様々な人種が一つのクラスに
入り混じっても何も抵抗がないのである。
交じり合っているのが自然と考えているから、逆に日本のクラス
に来て同じ人種ばかり・・・ということに奇異を感じるかもしれない。
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