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■□「子供たちに伝えたい・日本大好き5分間話」□■
第1号 H13・4・2
発行:佐藤正寿<fwnf1104@mb.infoweb.ne.jp>
http://homepage2.nifty.com/masa555satou/index.htm
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★☆★ 「桜の下で感じる心 〜お花見の由来とその歴史〜」 ★☆★
桜の下でのお花見。日本人ならではの風景である。しかし、その由来や歴
史については、あまり語り継がれていないのではないか。
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1 お花見する人々、日本人
四月。桜前線が日本を北上し、あちこちで風情のある桜が満開になります。
全国のニュースでも、「〇〇公園では、今桜の花が満開です。その桜の下
では、お花見のお客さんでいっぱいです。」といったアナウンスと共に、楽しそ
うにお酒を飲んだり、団子を食べたりする風景が写し出されます。
皆さんも、お花見をしながらおいしい団子を食べたこともあると思います。
「きれいな桜だ」「いい景色だな」と思ったことでしょう。
このような景色は外国ではあまり見られないようです。
日本ならではのものということが言えるでしょう。
しかも、「花」といえば数多くの種類があるのに、お花見といえばまずは「桜」
です。「タンポポを見てお花見」「菜の花を見てお花見」なんて言う人はいない
でしょう。
なぜ桜で、お花見をするようになったのでしょう。
いつころからお花見をするようになったのでしょう。
今日は、そのお話です。
2 「サ神」を信じる
今から千数百年も前に、日本人に信じられている神様の一つに「サ神」が
ありました。
この「サ神」は、もともとは山の神です。今、ふだんの生活で使っている「し
ゃがむ」という言葉は、「サ拝む(さおがむ)」が「しゃおがむ」になり、そして
「しゃがむ」になったと言われています。つまり、
『サ神』 をおがむところと関
係があるのです。
また、『サ神』 は、ふだんは山の頂上に近いところに住んでいて、
人々は
簡単に近寄れなかったと思われます。そこから、「サカイ(境)」という言葉も
出てきました。
昔の人々は、 「サ神」にお祈りする時にいろいろなお供え物をしました。そ
の中で大事なものだったのが 『サケ』(酒)でした。また、
『サ神』に山から下
りていただく月をのことを「サツキ」と言いました。ご存知のように、田植えの
行われる 五月(サツキ)の呼び名です。
ここで気付いたことがあると思います。それは、今まで「サ神」にまつわる
言葉が全て「サ」から始まっているということです。
「サクラ」も同じで、この「サ神」に関係してるという説があります。
その説によると、サクラの「クラ」は、神霊がしずまる座を意味していました。
雪国で有名な「かまくら」も「神クラ」から来ています。雪の中の室内そのもの
が、水神などの座とされてきたのです。
だから、サ神がいるサクラ(サ座・桜)の木の下で、サ神様に
サケ(酒)やサ
カナをいただくことは、昔からサ神様に対する大切な行事だったわけです。
「サクラの下でお酒を飲む」という行いにも、このような由来があるわけです。
3 江戸時代のお花見
そのような行いが、江戸時代に今でいう「お花見」のようになりました。特に
江戸(今の東京)には上野をはじめとする桜の名所がいくつもあり、ガイドブッ
クまでできたほどです。
その時には、金持ちも貧乏な人もそれぞれ仲間を作って、お弁当を持って
出かけました。桜の下では、飲めや歌えやの大騒ぎ。
「茶番」と呼ばれる劇をする人たちもいました。
こうなると、ほとんど今の花見と同じですね。
江戸時代の花見は、生活するのが大変な中であって、人々にとって大きな
楽しみでした。だから、花見の前日ともなると、着ていく服を準備したり、照る
照る坊主を下げたりと、一大行事のようでした。
たとえ、貧しい中でも、かまぼこのつもりの大根、卵焼きのつもりのたくあん、
そしてお酒のかわりは番茶で・・・というように楽しんでいました。
お花見を通じて知る、そのような人々の工夫や心の豊かさ。
その心が、現代の私達に知らず知らずのうちに受け継がれているのでしょ
う。お花見をしている人々の表情は、皆豊かです。
4 桜の木とそれに連なる心を育てる
お花見に欠かせないサクラは、自然に咲いているわけではありません。
美しいサクラを保存していくために、活動している人々もいます。
「日本さくらの会」では、「さくら100万本植樹・
愛護運動」を10か年計画で行
っています。
さくらを保存するだけではなく、桜を育てる運動を日本人の心を育む運動に
高めていこうとするものです。
確かに、このように花見の由来や歴史を知ることによって、「日本のよき楽し
み」を続けていきたいという気持ちになります。
それが日本人としての心を形作る一つになるのかもしれません。
★参考にしたホームページ
「酒と桜の民族」 http://www.potato.ne.jp/~manabu/sakura/
「おこよみ焼き」 http://www.nifty.ne.jp/forum/ffortune/calen/
「日本さくらの会」 http://www4.vc-net.ne.jp/~jsakura/
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