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           ■□「子供たちに伝えたい・日本大好き5分間話」□■  

  第4号 H13・4・20     発行:佐藤正寿<fwnf1104@mb.infoweb.ne.jp>
           http://homepage2.nifty.com/masa555satou/index.htm

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    ★☆★ 「大災害の中から見えてくる私たちの精神」 ★☆★

  私たちに襲いかかる不慮の大災害。しかし惨事の中でも、自主的に規
律を守って、助け合ってきた。

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1 驚いた外国人

 今まで日本には数多くの大災害が起こっています。
 たとえば、大正時代の関東大震災もそうですし、6年前の阪神・淡路大震
災もそうです。
 この二つの大震災では、多くの死者が出ました。そのニュースはすぐに外
国にも広まりました。

 関東大震災はもう80年近く前のことです。その時に、フィルムにその惨状
を記録した外国人がいました。カメラから見て驚いたことがありました。
 大地震のあと、人々が規律正しく給水の列に並んでいたからです。災害の
あとですから、人々が必要な物を争ってもおかしくはありません。
 似たようなことが阪神・淡路大震災でもありました。災害後、人々が争わず
に助け合っている姿に驚いた外国人がいたそうです。「自分の国なら暴動が
起きている」と感じたそうです。

 二つの大震災の起きた時代は70年以上も違います。
 でも、外国人が共通して思ったことは同じです。それは、「大災害の中でも
日本の人々は、規律正しく行動しようとしていた」ということです。
 もちろん、人々の全てがそうだったとは限らないでしょう。でも、先のような
話が伝わっていることは、大多数の人々はそうだったと思われます。

2 チリ地震津波の恐ろしさと助け合い

 私の住んでいる岩手県宮古市でも、かつて大災害がありました。
 昭和35年のチリ地震津波です。
 この津波によって、高浜地区は大変な被害を受けました。

 そのことについて、以前担任していた4年生の子供たちと、津波を体験し
た人からお話を聞いたことがありました。そのお話の中には、想像を絶す
るようなものもありました。
 たとえば・・・

 津波で家が流されている。
 よく見ると(その方は高台にいました)、流されている家の窓から人の顔
が見える。
 (たいへん!)と思ったが何もできない。
 やがて、家が小学校に近づくと、何と流れている家の窓から、身を乗り
だし、思いっきり学校の屋根にジャンプ。その人は、その屋根から、学校
の中に入った。
 流されていた家は、役目を終えたかのように、ゆっくりと遠ざかっていっ
た。まさに危機一髪。
 その様子を見ていた高台の私たちは喜びの声をあげてから、泣いてし
まった・・・。

 この話を聞いて、子供たちだけではなく私も本当に体が震えました。大
災害では想像を絶することが本当にあるのだ、そう思いました。

 同時にその方は、大災害の中での助け合いのことについても、話して
くださいました。
 子供たちがある程度、エピソードを知っていたので、質問する形で答え
てくれました。

Q 「中学生や高校生はどんなふうに助けてくれたのですか。」
A 「5〜6人で1軒の家をそうじしてくれました。かべをふいたり、衣類を
   洗ったりしてくれました。子供たちが、がんばるのを見て私たちもが
   んばらなければと思いました。」
Q 「神父さんに助けてもらったと作文に書いていましたが、どんな感じだ
   ったのですか。」
A 「神父さんは、スイスから多くの衣類を送ってくれました。その時代に
   外国の物が届いたことに驚きました。その中に、ブルーのガウンが
   あり、ずっと大切に使わせてもらいました。ガウンと同じ色の目をし
   た神父さんの笑顔も忘れられません。」
Q 「助けてもらった時の気持ちはどのようなものでしたか。」
A 「本当にありがたいという気持ちでした。いつか恩返しをしようと思い
   ました。」

 「これらの事実をぜひとも伝えていきたい」と力をこめて話されていたの
が印象的でした。

3 私たちが伝えていくべきこと

 私たちの住む日本は、いろいろな災害を受けてきました。
 その災害に備えること、恐ろしさを語りついでいくことがまず大切と思い
ます。
 それと同時に伝えていくべきこと。
 それは、大変な中でも人々が規律正しく行動できること。そして、災害の
中で数多くのすばらしい助け合いのドラマがあるということ。これらは、「大
変な時だからこそ、よりよく生きるのだ」という私たちの精神の表れだと思
うのです。
 私自身もこの事実を伝えていきます。
 そのことは、私たちの先達の「精神」も伝えていくことにもなる・・・・・そう
思っています。

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