★提案・高浜のまちづくり


1 ねらい
 「まちづくり」という視点で改めて自分たちのふるさとを見直し、よりよいまちづ
くりをするというのがこの単元のねらいである。ふるさとの一員として自覚が増す
点、対象が身近なので調べ活動が具体的にできる点がこの学習のよさである。
(社会で・全8時間)

2 留意点
 ■まちづくりの視点の明確化
  まちづくりを空想的な夢物語風にしては意味がない。あくまでも現実の高浜と
 いうまちに立脚したものとする。
 ■提案のための情報蓄積
  まちづくりのための具体的な情報を子供たちに蓄積させることが大事である。そ
 うしてこそ、初めて子供たちからもアイデアが出てくる。
 ■よりよい発信方法の吟味
  提案内容に即した方法を考えさせる。よりよい発信方法が効果を生む。

3 学習の実際
 ■まちづくりに至るまで
  単元の導入で、写真やビデオから「まちづくり」という概念を教える。
  「君たちの住む高浜でも、こうなったらいいと思うことはありませんか」と聞くと、す
 ぐに「公園にもっと遊具があればいい」「車の音が大きいので静かなまちになるとい
 い」といった反応が出てきた。そして、「みんなもすてきな高浜のまちづくりを提案し
 ましょう」と最終的な目標を示す。
 ■まずは調査
  まずは実地調査である。
  今まで意識しなかった学区も「まちづくり」という視点でみると、いろいろと不便な点
 が見えてくる。「ここは歩きにくい」「ここは夜になると暗くて不便」といった発見をして
 いった。
  また、身近なまちづくりの工夫の情報を蓄積することが大切である。宮古駅前の中心
 地に行き、目の不自由な人のための設備、デザイン化された街灯等を見学してきた。
 特に、車椅子体験・アイマスク体験をした直後だったので、人にやさしいまちづくりに子供
 たちは興味を示した。
 ■いよいよ提案
  そしていよいよ「まちづくり」の提案である。子供たちから出たアイデアは次の5つである。
  ・安全なまちづくり
  ・美しいまちづくり
  ・便利なまちづくり
  ・楽しいまちづくり
  ・人にやさしいまちづくり

  それぞれの計画に応じて、「ここの歩道は段差をなくす」「バス停のほかにも、あちこちに
 休むためのベンチを置く」といったアイデアをそれぞれのグループで10個以上出した。
  発信方法も、カードにアイデアのイラストを書いて自作の画用紙地図に貼ったグループ、画
 用紙に木々や街灯の実物模型を作って、立体的になるようにしたグループと工夫が見られた。
  発表会が盛り上がったのは言うまでもない。「友だちのアイデアを見て、自分たちの住む高
 浜が本当にすてきなまちになるといいと思いました。」という感想からわかるように、子供たち
 のふるさとに対する意識は高まったのである。

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