★ 感想やまとめに見出しをつける


 学習の感想やまとめにも、見出しをつけた方がよい。見出しには、子供
たちの思いや考えが凝縮されるからである。
 3年生の社会科の「しょうゆ工場の仕事」で、「働いている人が気をつけ
ていることを、見出しをつけてまとめなさい。」と言ったことがあった。
 そうしたら、次のような見出しが出てきた。

 ■「いつもきれい、せいけつだ」
 ■「ぼうし、エプロン、みんな白」
 ■「きかいが作っても、けんさは人」


 確かにこのような見出しを見れば、その後の文章も一目で想像できる。
 ただ、見出しをつけさせる場合に、どうしても鉛筆が止まってしまう子がいる。
「いい見出し」をつけようとしているのである。これでは逆効果である。
 こういった場合には、最初に感想やまとめの文章を書かせる。そして、自分
の書いた文章の中からキーワードを抜き出すようにさせる。
 見出しにこだわって、かんじんの感想やまとめを書くことができないのなら本
末転倒である。

 見出しをつけるよさは、「自分の考えや感想を一言で表す」ことの他にもある。
それは、次の2点である。

 @ 発表の時に聞き手に分かりやすい。
 A 後でノートを活用する時に便利である。


 見出しを子供が発表する。そうすることによって、その子の発表内容が概括で
きる。発表に対する興味がわく。
 さらに、自分と似た見出しなら、共感を持って子供たちは聞くようになる。
 また、見出しがあることによって、後でノートを見る時に内容が一目でわかる。
 これは単元の学習のまとめとして、新聞やカルタといった表現活動をする時に
特に役立つ。
 自分の考えを早く検索できるだけではなく、その見出しをそのまま使うことがで
きるからである。


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