★ 宮古の民話を伝えよう
国語で「吉四六」という昔話の学習がある。その学習の発展として、地域に
伝わる民話を扱うことにした。ふるさと学習の一環である。
最初に子供たちだけの手で調べさせようとした。しかし、お家の人に聞いて
も学校の図書館で調べてもなかなか見つからなかった。私自身インターネット
で調べても、岩手県のものはあるが宮古のものはなかった。
結局、「調べさせる」にではなく、私が市立図書館から借りた本を読み聞か
せることにした。
★扱った民話
「赤前は、まだ昼前」(江戸時代に赤前にクジラがきた時のエピソード)
「乞食坊主とサケ川」(津軽石川の名前の由来となった話)
『陸中海岸の民話・今野静一著)より』
この話を読みきかせたら、子供たちは「おもしろい」「初めて知った」と大いに
興味を示した。
さっそく子供たちに次のように投げかけた。
今度は君たちが語り部となって、この民話を工夫して伝えていくようにし
ましょう。班ごとに方法を考えて練習しましょう。
準備と練習に2時間をかけて発表会である。発表会の様子について、学級
通信から紹介をする。
■宮古の民話発表会(学級通信「トゥモロウ」64号より)
■ぼくたちの町にいっぱい民話があるなんて、初めて知りました。ぼくたちの町
がわかってすごいと思いました。
■自分がすんでいるところの民話ができて、民話のことがよくわかりました。
■民話の勉強をして、昔のことや津軽石とかまだ名前もついていなころのこと
がいろいろとわかりました。こういう風に自分たちのすんでいたところの勉強が
できて楽しかったです。
これは土曜日に行った「宮古の民話発表会」の子供たちの感想です。
自分たちのふるさと宮古に伝わる民話。それを自分たちなりに発表して、このよ
うな感想を持ちました。自分たちのふるさとに愛着を持ったことがわかると思いま
す。
私自身も宮古の民話は初めてです。読んでいて、なかなかおもしろい話と感じ
ました。
さて、子供たちの民話発表会は、この民話をいろいろな方法で自分たちなりに
工夫して発表するというものです。班ごとの発表でした。
★1班
「乞食坊主とサケ川」をペープサ―ト劇で行いました。事前にシナリオを書く場合
には、思いっきりカットしてと話していたのですが、その通りこの班は大胆にカットし
ました。だから、すっきりとした劇になりました。
★2班
「赤前は昼前」を劇で行いました。選んだ民話も方法も一つの班だけで、みんなの
注目をあびていました。劇では、クジラをまねていたところが大受けでした。
(以下、中略)
感想に見られるように子供たちは、宮古の民話に興味を持ったようです。いろいろ
な学習で郷土宮古に関心をもっともっと持つようになればいいなあと思っています。
この発表会で子供たちの民話に対する興味は高まったし、さらに郷土の民話の理
解にもつながった。
発表は学級内だけでしたが、より目的意識を持たせるには「〇年生に宮古の民話
を伝えよう」というようにすれば、よかったと思う。場合によっては全校の集会で行って
もよかったであろう。
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